2014年02月

2014年02月28日

中国海軍、リムパック演習、次回海賊対策艦隊、中ロ共同演習参加艦は??

中国海軍の今後の増勢を客観的に見ていくと、アメリカ海軍との共同演習しかない。

今回の中国海軍南海艦隊のインド洋遠洋航海は、東南アジアのどこにも寄港しなかった。特にインドネシアの近くを航海してである。この航海が中国にプラスだったかマイナスだったかは、中期的視点が必要であろう。自国の廻りを訪問なしで航海されて、面白い国はないであろう。

アメリカ海軍とのCARAT演習の頻度と歴史を見ていくと、東南アジア諸国は中国に対し、貿易のこともあり、友好関係を高めたいものの、中国海軍と演習を増加させるには、まだまだ多くの年月が必要であろう。何しろ南シナ海の領土問題がまったく解決の目途がついていないからである。

さて、今年はリムパック演習が6月から7月にかけて開催される。参加艦は5月には出港するであろう。

また中ロ海軍演習が中国において5月から6月に1週間前後の期間で開催される。

さらに、第17次(2014年3月出港)、第18次(2014年8月前後に出港)が派遣される。

現在、第16次海賊対策で「塩城」(現在、シリア化学兵器破棄輸送護衛活動に従事)、「洛陽」、補給艦「太湖」が参加している。

シリア化学兵器輸送では、「黄山」が追加派遣されている。

というわけで、中国艦船は2014年も忙しいと言える。

日本の護衛艦運用より、中国の艦船運用の方が公開されている。これは、望ましいことと言える。

やはり、ここ数年大活躍するのは054A級フリゲートであろう。



シリア派遣の「黄山」、スリランカを訪問!!

こちらも中国国防部2014年2月27日発表である。

中国海軍2月27日電。

中国海軍第2次シリアの化学兵器廃棄輸送船の護衛部隊に南海艦隊の「黄山」が派遣されたが、「黄山」は2月25日午前にスリランカのコロンボ港に寄港した。

情報概要は以上。

黄山スリランカを訪問














向こうに見える赤いガントリークレーンは、艦船ファンにはおなじみであろう。コロンボ港を象徴するものである。


黄山スリランカを訪問2014.2.25
















写真提供は、2枚とも中国海軍。



朝鮮日報、北朝鮮のミサイル発射を報道


朝鮮日報2014年2月27日日本語版は、聯合ニュース配信として以下の北朝鮮ミサイル発射について報じた。

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が27日午後、短距離弾道ミサイルと推定される発射体を発射したことが確認された。


 韓国国防部関係者によると、北朝鮮は同日午後5時42分から江原道・旗対嶺一帯で北東方向の海上に向けて短距離弾道ミサイルと推定される発射体4発を発射した。


 同関係者は「発射体の射程距離は200キロ以上と判断される。韓国軍は北朝鮮による発射体の追加発射や挑発の可能性に備え監視を強化し、万全の態勢を維持している」と述べた。


 韓国軍当局は発射体の射程が200キロを超えることから、スカッド系列の弾道ミサイルではないかと推定している。北朝鮮はスカッド系列のミサイルを2009年7月以降、一度も発射していない。


 韓国軍関係者は「北朝鮮が発射した発射体はスカッド系列と推定しているが、新型の地対艦ミサイルKN02の改良型、または300ミリ以上の新型放射砲の可能性も念頭に置いている。さらなる分析が必要だ」と説明した。


 また、24日から始まった韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」に合わせて、改良型の短距離弾道ミサイルを試射したとも推定されるという。




中国海軍北海艦隊の演習、久方ぶりの旅大級駆逐艦

中国国防部2014年2月20日より、写真提供は中国海軍。

対潜演習中の写真とのこと。旅大型駆逐艦北海艦隊2014.2

























近くに見えるのは旅大級駆逐艦である。海外、南西諸島にも姿を見せてくれないが、懐かしい艦影である。

この旅大級の艦船は北海艦隊所属の艦は現役であると、「開封」、「大連」、「桂林」である。しかし、上の写真ではよく分からないが、艦番号が2けたである。この二桁番号は中国海軍の場合、練習艦などに用いられている。ちなみに「鄭和」は81である。写真も不鮮明のため、間違っている可能性多々あり。

その向こうに見えるのは、053H3級と思われる。

この演習中の艦隊は北海艦隊であり、北海艦隊には「洛陽」「綿陽」があり、現在、「洛陽」はソマリア沖海賊対策で活動中である。であるから、この艦は「綿陽」と思われるが、こちらも確証は無い。

中国海軍056級軽フリゲートの雄姿

軽フリゲート581北海艦隊2014.2
























中国国防部2014年2月27日より。写真提供は中国海軍。

北海艦隊の某護衛艦大隊が編隊訓練を行ったとのこと。この581は、056級軽フリゲートで、053H級フリゲートの代替艦であり、急速に建造が進められている。

これまで、就役式典の写真は、中国国防部発表であったが、このような訓練時の写真は、小生には初めてである。

満載排水量1,440トン、全長89mである。軽フリゲートとは言え、要目では、76mm単装砲1基、HHQ−10近接防御SAM8連装発射機1基、YJ−83SSM連装発射機2基、30mmCIWS2基、324mm3連装発射管2基、Z−9哨戒ヘリ1機(露天係止)と、対空、対艦、対潜装備が整っている。

連続航海日数は45日と比較的長期の航海が可能であり、乗員は60名(特別戦闘員30名が乗艦可能)、最大速力25ノット、ディーゼルエンジン。

写真の艦番号581は、「営口」である。

軽後フリゲート北海艦隊2014.2
























この砲塔は76mm単装砲と思われる。054A級において初めて採用された砲で、それまでは100mmが多かった。

艦首までの形状が054A級とは違うと思われ、この艦も056級であるなら、北海艦隊にもう1隻配備されている「大同」(580)かも知れない。


軽フリゲート北海艦隊その3


























この写真で見ると、76mm砲の前に、054A級では配備されている6連装対潜ロケット発射機が見えない。多分、この艦も056級軽フリゲートと思われる。