2014年03月

2014年03月31日

中国海軍、高度な広域捜索探知能力があるか!!??

今回のマレーシア旅客機不明事件で、明らかになったのは、中国海軍には広域における高度な捜索探知能力が無かったということである。

このことは艦船ファンならとうに知っている当たり前の事案であるが、しかし、「世界に冠たる中国海軍」と自称しているのであるから、それでは捜索範囲の特定など朝飯前でしょうと言いたくなるわけである。

今回の情報提供はイギリス筋が多く、その特定位置も2転3転している。しかしその初情報は中国からでは無い。

中国の軍事衛星からの位置特定情報は無く、情報をここではと指示されて、そこに漂流物があったというのがこれまでの実績である。であるから、中国の艦船は、初めタイ湾、次はマラッカ海峡北部海域とジャワ島南部海域に2隊に分かれ、さらにオーストラリア・パースの北西2500キロの位置に移動し、さらにパースの西方沖1850キロの地点に移動しているのである。

司令部からの指示で、現場をあちこち動き回るパトカーみたいなものである。

さらに中国の広域洋上哨戒機は、まだ試験機程度であるから、今回の捜索には派遣されていない。であるから輸送機から目視程度で捜索である。

日本は軍事衛星からの捜索はいかがとなると、かなり疑問符であろう。

今回の事案でアメリカが、なぜしゃしゃり出ないで、ブラックボックスを探知する機械を提供するというかなり後退した参加であるのかは、いまだ公的な具体的発言が無いだけに、分からない。

日本の旅客機またはアメリカの旅客機が今回のような事件に遭遇したら、より早期に探知されているような気がするのは小生だけであろうか!!??

空母「トルーマン」はNATO海賊対策艦隊を訪問!!

トルーマンとスペインSNMG2艦隊



















NATO海事部隊HP2014年3月25日より。向こうを行くのは「コロン」。

アメリカ海軍「トルーマン」空母機動艦隊の司令官、ケヴィン・スイーニー少将は、NATO海賊対策艦隊司令官のエウゲニオ・ディアズ・デル・リオ少将を訪問した。スイーニー少将は、先週、オマーン湾のNATO海賊対策艦隊旗艦の「クリストバル・コロン」に乗艦したのである。


トルーマンとスペイン艦船























「コロン」から見た「トルーマン」、スペイン海軍の「アルバロ・デ・バサン」級の近影は珍しく、興味深い写真である。

「トルーマン」は2014年3月19日にアフガニスタン任務を終了し、3月22日にその任務を「ジョージH.W.ブッシュ」が引き継いでいる。

「トルーマン」は2013年7月22日に出港であり、任務開始は8月27日であり、近年に見られなかった長期任務であった。これはアメリカの財政圧縮のためであろうか。




マレーシア不明旅客機、中国艦船「井岡山」が新捜索海域に到着

井岡山新捜索海域に到着2014.3.29



























新華社通信2014年3月29日より。3月29日にオーストラリアのパース西沖に捜索地点は移動したが、その新捜索海域に29日に到着した揚陸艦「井岡山」である。

何とも振り回され続きの中国艦船であるが、乗客のうち150名以上が中国人である。

韓米演習は浦項地域で開催中!!

アシュランド、韓米演習2014.3




















韓米演習である。向こうにあるのはドック型揚陸艦「アシュランド」、揚陸車群が「アシュランド」に戻りつつあるところ。

アメリカ海軍HP2014年3月29日より。会場はPohang。浦項か。

アメリカ海軍情報概要は以上。

この演習は3月27日に始まり、4月7日まで行われる。この演習名は「SsangYong」と言い、その意味は「二匹のドラゴン」とのこと。韓国の南東海岸で開催されている。

この演習には韓国側は200名の海兵隊、1,000名の海軍乗員、アメリカからは7,500名の海兵隊、2,000名の海軍乗員が参加である。

先に紹介したアメリカ海軍HPでは、韓国側の参加艦は、「独島」、「聖人峯」、李舜臣級駆逐艦であった。

「独島」の乗員は約400名、「聖人峯」は約170名、李舜臣級は約200名である。合計は770名。もう1〜2隻は参加しているようである。

全体の演習「フォール・イーグル」は4月18日までである。

新華社、不明マレーシア旅客機捜索情報!!

【新華社パース3月30日】中国空軍の大型輸送機「イリューシン76」が29日、新たに確定したオーストラリアの捜索海域で三つの不明機のものとみられる浮遊物を発見した。

新華社通信からである。この種の情報は結構入っているが、では確かに行方不明のマレーシア旅客機のものであるとの情報はさっぱり入って来ない。乗客乗員のご家族の苦痛はさぞかしであろう。

中国空軍オーストラリア




















新華社提供。オーストラリアで捜索に従事している中国空軍「イリューシン76」である。

【新華社北京3月30日】国家海上捜索救助省庁合同会議招集者の楊伝堂交通運輸相は29日、マレーシア航空不明旅客機海上捜索救助第4回専門家諮問会議を招集した。中国側艦船は現在、南北の両方向から目標海域に向かいながら捜索を続けている。

こちらも新華社情報である。