2014年08月

2014年08月31日

ブログ「SeaWavesPortVisits」で世界に広報、「こくりゅう」が公試から帰港

こくりゅう最新鋭潜水艦2014.8

























                                Photo courtesy of Johnny Nagae


ブログ「SeaWavesPortVisits」より。

2014年8月22日神戸の建造所に公試で帰ってきた、蒼龍クラスの最新鋭潜水艦「こくりゅう」。これらのAIP潜水艦は世界でもっとも進んだ潜水艦とされており、オーストラリア海軍は次期潜水艦に、オーストラリアで共同生産したいと考えている。

情報概要は以上。


9月11日練習艦隊3隻はシドニーに、12日「はたかぜ」はダーウインに寄港

日本の遠洋練習艦隊「かしま」「せとゆき」「あさぎり」は2014年9月3日、ニュージーランドの「オークランド」に寄港する。さらに11日にはオーストラリアのシドニーに寄港する。さらに9月19日に国名「ソロモン諸島」の首都ホニアラを訪問する。ソロモン諸島は、ガタルカナル島がある国である。

一方、DDG「はたかぜ」はカカドウ演習を2014年9月12日に終える。12日にはオーストラリア北のダーウイン港に寄港し、帰りの準備をする。フィリピン海軍の「ラモン・アルカラズ」の帰航ルートと途中まではそれほど違わない。もし途中まで航海を共にしたら、その写真を見たいものである。

いずれにしろ、寄港先は遠く離れていても、4隻の自衛艦がオーストラリアの地にいるということは珍しいと言えよう。



中国報道官が発表、「アメリカ空母艦載機偵察活動は事前に知らせるべき」

この話を聞いて、それじゃ、中国空軍にとって訓練にならないのではないかと思う人は、小生のブログを見る人には多いのではないだろうか。

新華社日本語版2014年8月29日付けより。見出しは「国防部報道官:米軍艦機の中国に異常接近した偵察活動は中国側に通過したことはない」である。

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【新華社北京8月29日】中国国防部の楊宇軍報道官は28日に、米国側のいわゆる接近した偵察活動が一貫して公開、透明であるという言論は、「事実と一致していない。米軍艦機の中国に対する異常接近した偵察活動が中国に通報したことはない。」と語った。


 当日開いた国防省の定例記者会見では楊宇軍報道官は、もしある行為は間違っていたら、それは透明であるかどうか、他の国に通報したかどうかに関わらず、その行為自身の間違っている性質は変えられないと述べた。


 中国国防部が米国側に中国に対する異常に接近した偵察活動を停止するよう要求したことに対して、米国国務院は25日、米側の接近した偵察活動は一貫して公開、透明であり、また前もって中国側に知らせており、この事件で米中関係の前に向ける発展を妨害することになることを望まないと伝えた。


 楊宇軍報道官は米軍艦機の異常に接近した偵察活動が海空のハプニングを引き起こす恐れがあり、中米両軍の相互信頼にも不利だと述べた。


 「もし米国側は本当にこの事件が中米関係に影響を与えないよう望んでいるなら、一番良い方法は異常に接近した偵察活動を減少し、ひいては停止するのみだ。」と楊宇軍報道官が述べていた。(翻訳・編集/呉寒氷)

(新華網日本語)


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この中で、米国国務院が「米側の接近した偵察活動は一貫して公開、透明であり、また前もって中国側に知らせており、この事件で米中関係の前に向ける発展を妨害することになることを望まない」は、アメリカサイドの常識では、アメリカ艦船(空母)は中国に近付いた場合、常に事前に連絡している。であるからアメリカの行動は公開しており、透明であるということであろう。しかし、それは、当然のごとく、偵察活動を伴う、それは相手にとってもこちらにとっても訓練の一環であり、世界のどこの海軍でも実施している。

しかし、中国側は、アメリカが偵察活動を事前に知らせないので、中国側は警戒を強め、アメリカ軍機に異常接近したのだ、が中国サイドの考えた方である。

まあ、これで、中国の考え方が分かったので、日本軍機または自衛艦への異常接近も、これと同じ手法であろう。相手の考え方が分かれば、話はしやすい。良く話し合って欲しいものである。




2014年08月30日

カカドウ演習、31日から海上訓練に

カカドウダーウイン2014




























オーストラリア海軍HP2014年8月29日より。

艦番号03は「シドニー」、153は「スチュアート」、向こうの埠頭にいるのはフィリピン海軍の「ラモン・アルカラズ」。「シドニー」の後ろにいるのは、3次元レーダーで目立つ「はたかぜ」である。

31日から海上訓練が開始され、オーストラリア、日本、フィリピン、パキスタンからの8隻の艦船がダーウインを出港し、行われる。

「シドニー」「スチュアート」には、バングラデシュ、カンボジア、マレーシア、韓国、タイからのオブザーバーが乗艦する。

また、パプア・ニューギニア、東チモールおよびバヌアツからのオブザーバーはオーストラリアのアルミダール級警備艦に乗艦し、観察する。

初めはニュージーランド海軍も参加の予定であったが、どうも参加しないようである。

この5隻の他にオーストラリア海軍から「アララト」、「ニューキャッスル」が参加する。パキスタン海軍からの参加艦は未判明である。




中国海軍が甲午戦争120周年追悼式、なぜ8月27日か?

既報ではあるが、こちらは人民日報日本語版2014年8月28日より。見出しは「中国海軍が甲午戦争120周年追悼式」である。

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中国海軍は27日11時半頃、山東省威海市劉公島沖で、国歌が高らかに響き渡る中、甲午戦争(日清戦争)120周年海上追悼式を実施し、国のために身を捧げた北洋海軍将兵を追想した。追悼式に参列した軍と地方の指導者、将兵代表は頭を下げて1分間黙祷した。南沙(英語名スプラトリー)諸島から渤海まで、東中国海の前哨から黄海まで、万里の領海の軍港内に停泊する艦艇が一斉に汽笛を鳴らした。礼砲分隊が19発の礼砲を撃ち、将兵は花を撒いたうえで「歴史を銘記し、国恥を忘れない」「軍事力を強化し、訓練に励み、祖国のために尽力する」「海洋を経略し、シーパワーを維持する」「海軍を整備し、中華の夢を叶える」ことを厳粛に誓った。



 解放軍本部機関、海軍、軍事科学院、済南軍区、瀋陽軍区、国の部・委員会(省庁)、山東省、遼寧省など軍・地方の指導者、および甲午戦争を研究する専門家や学者の代表約600人が参列した。甲午戦争120周年シンポジウムも同日開幕した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年8月28日

甲午戦争追悼式典人民日報























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しかし、8月27日なのか良く分からないのである。

口火を切った豊島沖海戦は明治27年(1894)7月25日、宣戦布告は8月1日(宣戦布告前に衝突は当時は良くあるケースであった)、制海権を得た黄海海戦は9月17日、威海衛占領は1895年2月2日などなど、8月27日とは直接関係無いのである。

120周年記念式典であるから、対象は1894年であろう。中国サイドの動きを追っていきたい。