2014年12月

2014年12月31日

韓国海軍 救助艦「統営」も12月30日に就役

中央日報日本語版2014年12月31日より

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見出しは「韓国海軍の水上救助艦「統営」、ソナー装備せず来年4月に実戦配備」である。

 性能未達のソナー(HMS)と水中無人探査機(ROV)の超音波カメラを装着し防衛事業不正捜査の導火線となった3500トン級水上救助艦「統営(トンヨン)」が30日に海軍に引き渡された。海軍のユ・ヨンシク政訓公報室長は、「このほど実施した作戦運用試験再評価で統営はHMSとROVを除いたすべての装備の性能が正常と判定された」と話した。主要装備であるHMSとROVはない状態だが、ひとまず統営を運用するというのが海軍の計画だ。

  ユ室長は、「統営は3カ月間の戦力化過程を経て来年4月から実戦で活動することになるだろう」と話した。


  戦力化過程といは造船所から引き渡された艦艇の性能を改めて確認し、乗務補助員が装備作動法などを熟達することを言う。これにより予定より引き渡し日程が1年以上遅れる曲折の末に来年上半期にも実戦に投入されることになった。


  だがHMSのような主要装備がない状態でまともに作戦ができるかとの指摘も出ている。海軍関係者は、「救助艦は通常、機雷除去を行う掃海艦と一緒に行動して作戦を展開するため、有事の際に合同作戦を行えば救助作業に問題はないだろう。最大限早期に完璧な装備を備えられるよう努力する」と話した。


  防衛事業庁によるとROV超音波カメラはすでに商用化された製品があり、来年ごろには搭載することができる。しかしHMSは既存の業者と契約を解除して新しい製品を購入しなければならないため装着するには2年ほどの時間が必要とされるという。 .



韓国海軍、3隻目の新型フリゲート「全北」が就役

見出しは「3隻目の次期護衛艦「全北」 海軍に引き渡し=韓国」である。聯合ニュース日本語版2014年12月
31日より。
 

 【ソウル聯合ニュース】韓国防衛事業庁は31日、3隻目の次期護衛艦(FFX)「全北」(2300トン級)を海軍に引き渡したと明らかにした。


 同艦は2010年10月に現代重工業で建造を開始し、試運転評価や国防技術品質院の政府品質保証を得た。


 今後、4カ月間の戦力化過程を経て来年5月に実戦配備される。


 同艦は責任海域監視や防衛戦力として運用され、戦闘能力や生存性が大きく向上したと評価されている。


 最大速度は30ノット(時速55.5キロ)、乗務員は約120人。


 艦対艦ミサイルやソナー、最新の兵器システムを搭載している。


 同庁は、韓国で研究開発された戦闘体系やソナーを備え韓国の優れた国防科学技術能力を示すものだと説明した。

情報概要は以上。2番艦「京幾」は2014年11月3日に就役式典を行ったばかりであり、ようやくこのインチョン級フリゲートも活躍するようになってきた。

訂正/小生、就役と記したが、本文どおり引き渡しで、就役は1月5日であった。



なお、SeaWavesPortVisitsによると、ウルサン級フリゲートの1番艦「ウルサン」が12月30日に退役している。1981年1月の就役である。こちらは満載排水量2,215トン。インチョン級は満載排水量3,251トンである。

これまでNLL防衛で、広開土大王級(就役は1998年から2000年)が対潜戦の主役として担っていただけに、今後はこのインチョン級と交替し、広開土大王級はソマリア沖海賊対策や他の任務にもつけるのであろうか。




日独海軍が共同演習、ソマリア沖で!!

リューベック日本艦隊と演習2014.12





















Photo/EU NAVFOR

EU NAVFOR本部HP2014年12月29日発表。

9月初めに日本の第6護衛隊支隊の司令官大川努大佐が招待されてことに続いて、EU NAVFOR艦隊のドイツ海軍「リューベック」の艦長Peter ChristianSemrauセムロー中佐は、9月初めの返礼として、日本の駆逐艦「おおなみ」に12月16日に招待された。

セイシェル島の200海里北方の海域でランデブーした後、大川大佐は、セムロー中佐とそのスタッフを招待した。
航海中、「たかなみ」も一緒であった。この後、日本の2隻は海賊対策任務を終え、日本に向かう。

情報概要は以上。上の写真で艦番号「111」は「おおなみ」、であるからその向こうは「たかなみ」である。その向こうを行くのが「リューベック」。

リューベック日本艦隊と演習記念品交換






















Photo/EU NAVFOR

記念品を贈る大川1佐(右)。


リューベック海賊対策に出港2014.9















Photo/German Navy

2014年9月に母港を出港する時点の「リューベック」である。

韓国、中国、エアアジア機不明事件で哨戒機、艦船を派遣と発表

韓国の朝鮮日報日本語版は2014年12月30日、28日に不明となったインドネシア発マレーシア行きのエアアジア所属のQZ8501機捜索に30日にP−3C1機を派遣したと発表した。P−3Cはジャカルタの空軍基地に31日午前6時頃到着の予定。

また、中国国防部は12月29日、現在南海海域にいる艦船を派遣し、中国空軍機を派遣する準備をしていると発表した。

しかし、機体の1部と3名の遺体は12月30日に発見された。発見場所は旅客機がレーダーから同機が消息を絶った地点に近いとの由。

アメリカ海軍HPによると、DDG「サンプソン」はマレーシアのチャンギ基地におり、この捜索に参加すると発表している。インドネシア政府からの要請およびアメリカ海軍からの指示であるとのこと。

サンプソン エアアジア旅客機捜索に2014.12


















Photo/US Navy

チャンギ港におけるDDG「サンプソン」



2014年12月30日

朝鮮日報が「中国海軍、初の日本列島包囲演習」を報じる

中国海軍、初の日本列島包囲演習
 
朝鮮日報日本語版2014年12月29日による。見出しは「中国海軍、初の日本列島包囲演習」。

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28日付台湾紙、中国時報によると、中国海軍がこのほど、日本列島を南北から包囲する演習を初めて実施した。


中国海軍の北海艦隊に所属する艦船5隻は今月4日、鹿児島県の大隅海峡を通過し、西太平洋に進出した。その後、航路を北に取り、日本列島沿いをオホーツク海まで北上し、25日に北海道とロシアのサハリンの間にある宗谷海峡を通過し、ロシア沖に達した。北海艦隊は東海(日本海)を経て帰還する予定だ。5隻は日本列島の周囲を一回りした格好だ。


同様の時期に中国海軍の東海艦隊に所属する艦船6隻も沖縄県の宮古海峡を通り、西太平洋に出た。同紙は「中国の主力である北海艦隊、東海艦隊がそれぞれ日本の北側、南側を包囲する演習を実施したものだ」と伝えた。


中国海軍は昨年7月にも宗谷海峡を通過したが、合同演習を実施していたロシア海軍の誘導を受けた。台湾の海軍専門家、張競氏は「北海艦隊が単独で宗谷海峡を通過したのは、日本周辺の海路を熟知したという意味がある。中国が最近、日本周辺の海峡を頻繁に通るのは、自衛隊の偵察・監視能力を試す狙いもある」と分析した。


中国の戦闘機も今月に入り4回、宮古海峡などを通過し、西太平洋に飛行した。広州軍区は最近、日本を「仮想敵」とし、戦闘機100機余りを動員した実戦訓練を行った。


中国が最近、海軍・空軍の演習を強化したのは、総選挙で圧勝した安倍晋三首相の右傾化をけん制するのが狙いだとの見方もある。同紙は米日の中国包囲戦略に対応し、中国が西太平洋での軍事演習を日常化するのではないかと伝えた。


一方、日本の産経新聞によると、中国と日本は両国海軍の偶発的な衝突を防ぐための「海上連絡メカニズム」の構築に向け、来年1月に国防当局間の専門家会議を開く方向で検討している。

北京=アン・ヨンヒョン特派員

日本包囲航海2014.12












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既報のとおり、12月27日に北海艦隊は27日に対馬海峡を通過している。上の航海図は、日本の統合幕僚監部から発表されたものでは無い。しかし、12月4日南西諸島通過、12月6日から12日にかけて沖大東島周辺で
演習、13日東海艦隊5隻東シナ海入り、15日北海艦隊「石家荘」東シナ海入り、24日宗谷海峡西進の日程を見ると、この北海艦隊の航海図、それほどずれているとは思えない。

むしろ、千島列島の北側寄りの島々の間を通過など、良くできていると言える。