2015年04月

2015年04月30日

フランス海軍、2隻のDDGはオリエンタル地中海にあり!!

フランス海軍の主力駆逐艦・フリゲートは意外に少ない。

多目標DDG2隻(「フォルバン」「シュヴァリエ・ポール」)、DDG2隻(「カサール」「ジャン・バール」)、ジョルジュ・レイグ級DD7隻および駆逐艦「ド・グラース」(現在アキテーヌ級8隻を建造中で、就役するにつれ、徐々に退役)、ラファイエット級FF5隻である。

フランス海軍の運用状況は実は良く分からない。2011年のリビア民主化戦争でも当地がフランスから近いこともあるのかしばしば変わり、2009年からのアデン湾ソマリア沖海賊対策でも海賊対策は短期で交替していることが多かった。

アデン湾ソマリア沖では海賊対策終了後、CTF150艦隊に転属したりすることもあり、他の任務に転属もあるようであるが、ドイツ海軍イギリス海軍のように動きがはっきりしないのである。この分からないのは、フランス語の壁と小生がアナログ派のためであろう。

カサードレバノン2015.4















Photo/French Navy

2014年4月28日フランス海軍HPより。レバノン沖でレバノン軍の2隻の警備艇と演習を行うDDG「カサール」である。「カサール」はUNIFIL(フランス語ではFINUL)任務についている。

フォルバン2015.4ラブーン








Photo/French Navy

2015年4月28日フランス海軍HPより。4月26日フランス海軍の多目標DDG「フォルバン」とアメリカ海軍DDG「ラブーン」である。海域は上のレバノン沖と同じオリエンタル地中海となっている。

フォルバンその32015.4

















Photo/French Navy

「フォルバン」の艦上にいる「ラブーン」の乗員。さまざまな職種の乗員が訪問したとのこと。濃青の制服はフランス海軍乗員と思われる。


フォルバン2015.4ラブーンその2















Photo/French Navy

向こうにあるのは「ラブーン」。一方、「フォルバン」の乗員(代表者)も「ラブーン」に乗艦し、交流を行った。

「フォルバン」と同級のDDG「シュバリエ・ポール」は空母「シャルル・ド・ゴール」に随伴し、ペルシア湾であり、「カサール」と同級のDDG「ジャン・バール」は2014年12月から1月頃までアメリカ空母「カール・ヴィンソン」の護衛を行っていた。





アメリカ海軍LCS=航洋哨戒艦、オランダなどの先進海軍国でも採用

アメリカ海軍LCS=航洋哨戒艦と記して、そういうものも必要だよねと納得したのであるが、オランダのホラント級航洋哨戒艦も満載排水量約3,800トンで、76mm単装砲1基、30mm単装機銃1基、NH−90ヘリ1基で、乗員50名であるから、速力を除けば、その建艦思想は似ていると言える。

もともと、このホラント級はオランダの海外領地警備(カリブ海)や北海の漁業警備が目的であるから、日本の巡視船を強化したものと考えると分かりやすい。もっとも、電子産業の国であるから、そのレーダーは優れたものとなっている。

確かに、空母などを直衛するなら、それなりの装備が必要であり、対潜、対空装備は充実していなければならない。しかし、海賊対策、麻薬警備、テロ対策などであるなら、軽度の装備で充分である。ただし、広い海域捜索、長期任務、遠距離航海、居住性を考慮するなら、日本の巡視船のスペックとは自ずから異なってくるであろう。

ホラント級はオランダ本国から中央アメリカまでの航海が必須条件である。

アメリカ海軍LCSをそう見ていくと、先の「フリーダム」、続いての「フォート・ワース」の運用は、航洋哨戒艦と似ており、そう考えると、この艦の動きが読めてくる。フォート・ワース平沢に到着2015.3.4




















Photo/US Navy

2015年3月4日韓国平沢に到着した「フォート・ワース」


フォートワース中国海軍と演習2015.2


















Photo/US Navy

2月23日、中国海軍054A級フリゲート「衡水」と演習を行う「フォート・ワース」。訓練内容は「海上意外相遇規則」である。

LCS「フリーダム」、空母「ステニス」と演習、このLCSの有効性は??

フリーダム空母ステニスと併走2015.4.27


















Photo/US Navy

アメリカ海軍空母「ジョンC・ステニス」と併走するLCS「フリーダム」である。2015年4月27日アメリカ海軍HPより。

しかし、この沿海域戦闘艦、対潜、対空能力は少ない。装備は変更可能とは言うものの、そう容易・短期間には変えられない。変えたとしても習熟するには時間がかかる。

現在装備しているのは、RAM近接防御SAM21連装発射機1基、57mm単装砲1基、30mm単装機銃2基、搭載ヘリである。

まあ、東南アジア諸国のコルベット、いやコルベットでも対艦ミサイルを有する場合が多い。であるから航洋哨戒艦並みと言える。

このLCSは現在「フォート・ワース」がシンガポールを拠点に活動している。上の「フリーダム」に次ぐ、2度目の展開である。

かつての軽巡クラス(戦前)の大きさであるDDGアーレイ・バーグ級は、対空を初め、マルチパーパスの汎用型艦船とすると、このLCSは何を主目的としているのであろうか。

元々は、海岸近くまで入り込み、揚陸戦、機雷戦を含む高速な艦艇を目的としていた。しかし、海岸近くまで入り込む必要は無くなった。

全世界の海域を対象としているアメリカ海軍は、スタンダードSAMを降ろした後のO・H・ペリー級を麻薬警備、各国との交流、共同訓練に多用してきた。これらの運用は重要であり、今後もより活発に行う必要がある。

CG22、DDG62隻ではとても対応できない。であるから、少ない員数で稼動できるこのLCSは、このO・H・ペリー級(スタンダードSAMをはずした後の)の後釜として、有効なのかも知れない。

そう言えば、O・H・ペリー級の装備は、以下のようであった。76mm単装砲1基、20mmCIWS1基、324mm3連装短魚雷2基、搭載へりであった。LCSと結構似ているのである。


2015年04月29日

ベトナム海軍、キロ級3隻目の潜水艦を受領

ベトナム海軍、3隻目の潜水艦を受領






















Photo/USNI News

USNIニュース2015年2月3日より、上の写真は、1番艦の「ハノイ」である。

キロ級3番艦「ハイフォン」がオランダの重量物運搬船「ロールドック・スター」でカムラン湾に到着した。

「ロールドック・スター」はロシアのセント・ペテルブルクの造船所で潜水艦を搬入した。

ベトナムは全6隻を購入予定である。

情報概要は以上。

ベトナム海軍もフィリピン海軍も中国海軍南海艦隊と比較すると、まったく非力であるが、ベトナム海軍の場合、この潜水艦の存在は頼りになると言える。

24次期ヘリ空母の艦名は「ひたち」!!??

24DDHは2015年8月に進水式が開催され、艦名が命名される。

16DDHがヘリ空母「ひゅうが」、18DDHがヘリ空母「いせ」であり、22DDHはヘリ空母「いずも」であり、いずれも旧国名から名付けられている。

何時も地域的にはバランスをつけ、東西からとなっている。つまり、「日向ひゅうが」は西国であり、「伊勢いせ」は東国である。「出雲いずも」は西国であるから、次は東国である。

このバランスは、第1次DDHも同じであり、イージス艦も同一である。つまり、「榛名はるな」は東国、「比叡ひえい」は西国、「白根しらね」は東国、「鞍馬くらま」と西国。

イージス艦「金剛こんごう」は西国、「霧島きりしま」は西国、「妙高みょうこう」は東国、「鳥海ちょうかい」は東国。

続いてのイージス艦「愛宕あたご」は西国、「足柄あしがら」は東国である。

「ひゅうが」「いせ」「いずも」も神社がらみである。となると、「常陸ひたち」しか見つからないのである。

個人的には、伊吹、生駒、浅間、吾妻なども捨てがたいのであるが、いずれも著名な山であり、国名では無い。