2016年01月

2016年01月31日

西沙諸島アメリカ海軍DDG進入、「中国は監視した」、「アメリカは周辺海域におらず」と報道!!

1月30日にアメリカ海軍DDG「カーティス・ウイルバー」が西沙諸島の「トリトン」(中国名・中建)島に対し12海里内進入を行った。

このDDGの進入に対し、ワシントン共同電2016年1月30日は次のように報道した。


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中国外務省の報道官は30日、中国側の駆逐艦が監視などの措置を取った上で「中国の関連法規を尊重、順守するよう求める」との談話を発表した。

同省(アメリカ国防省)当局者によると、現地時間30日(アメリカ東部時間29日)に米海軍横須賀基地所属のイージス駆逐艦カーティス・ウイルバーがトリトン島の近くを航行した。当時、周辺海域に中国海軍の艦船はいなかたったとしている。

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ワシントン共同電情報は以上。つまり、中国は中国駆逐艦が追跡監視していたと言い、アメリカは周辺海域にはいなかったと発表している。

いずれがマコトなのか分からないが、2015年10月の南沙諸島進入時点も中国側から、アメリカ海軍DDGの進入写真は発表されていない。写真は世界への強力なアピールである。

10月時点も今回も「追跡監視」の重要ポイントである、写真撮影が無かったとすると、次のような考えが発生する。

つまり、中国の艦載ヘリ、航洋哨戒機、または輸送機は動いていないか、飛行していたとしても見つからなかったである。

中国の輸送機と記したが、これは、2014年3月に発生したマレーシア旅客機行方不明事件で、捜索に従事したのは、輸送機であったからである。

アメリカ海軍DDG「カーティス・ウイルバー」が西沙諸島で12海里進入

朝日新聞2016年1月31日より。見出しは《米、西沙諸島で「航行の自由作戦」 中国政府は非難談話》ワシントン=峯村健司、北京=林望


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  米海軍のイージス艦が30日、中国が実効支配する南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島の中建島(トリトン島)から12カイリ(約22キロ)内を航行したことを、米国防総省当局者が明らかにした。度を越えた海洋権益の主張に対抗するために米軍が展開する「航行の自由作戦」の一環だという。


 米軍は昨年10月にも、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島に中国が造成した人工島から12カイリ内に駆逐艦を送り込んでおり、今回の作戦は2回目。中国本土により近い西沙でも航行の自由作戦をしたことで、南シナ海のほぼ全域に「管轄権がある」と主張する中国に対抗する狙いがある。西沙諸島は、ベトナムと台湾も領有権を主張している。


 航行したイージス艦は、米海軍第7艦隊(神奈川県横須賀市)所属のカーティス・ウィルバー。米国防総省当局者は、外国軍艦が領海で軍事や経済活動などをしない場合に国際法上航行が認められる「無害通航」だと説明したうえで、「米国は、航行や航空の自由と権利を守るために断固とした立場を貫く」と述べ、今後も作戦を続けていく考えを明らかにした。


 これに対し、中国国防省は30日、「重大な違法行為で断固反対する」との談話を発表した。「米軍のいかなる挑発行為にも中国軍は必要な措置を取る」と警告。この日も中国軍艦が監視や警告措置を取ったとした。

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朝日新聞情報は以上。



2016年01月30日

NATO SNMG1艦隊3隻がロンドンを訪問

アルバロデバサンロンドンに入港2016.1




























Photo/NATO

魅力的な写真である。ロンドンに寄港した、NATO SNMG1艦隊である。2016年1月28日。

この艦隊は旗艦がスペイン海軍F100クラスイージス艦「アルバロ・デ・バサン」、イギリス海軍の23型FF「アイアン・デューク」、スペイン海軍補給艦「カンタブリア」である。

司令官は、スペイン海軍のJose Delgado少将。

艦隊は北海、バルト海諸国との交流を深めるとのこと。

NATO情報概要は以上。


上の写真は左が「アイアン・デューク」であり、真ん中が「アルバロ・デ・バサン」である。

アルバロデバサン ロンドンに入港カンタブリア
























Photo/NATO

こちらはスペイン海軍の補給艦「カンタブリア」。

この補給艦は、オーストラリアの補給艦不足に対応し、ほぼ1年間程度、オーストラリア海軍で運用されるなど、アジアでも活躍していた。


アルバロデバサン ロンドンに入港アイアンデューク




















Photo/NATO

艦尾から見た23型フリゲートも珍しいと言えよう。



日本に来航する「ウイニペグ」のこれまでの動き、ローマ、インド・ゴアに寄港

「ウイニペグ」はカナダ海軍のハリファックス級FFHの中で近代化改装されたFFHである。

「ウイニペグ」は2015年6月15日、西海岸のエスキモルトを出港している。その後南下し、太平洋東岸で、麻薬対策のカリブ作戦を実施した後、パナマ運河を通過(東進)し、大西洋に出て、欧州に向かった。

そして7月7日に前任のFFH「フレデリクトン」と東大西洋の洋上で交替した。「フレデリクトン」は7月12日に母港ハリファックスに帰港した。


ここからはNATO SNMG艦隊のHPによる記録となる。カナダ海軍のHPはアナログ派の小生ではその細かい情報をキャッチできないのである。

さて、6月25日にキールにて、NATO SNMG2艦隊司令官・旗艦は、アメリカのブラッド・ウイリアムソン少将からドイツのヨルグ・クライン少将へと引き継がれ、新旗艦も多目標FFG「ハンブルク」となった。

この「ハンブルク」は7月8日に出港した。

「ハンブルク」は7月15日にスペインの地中海にあるパルマ・デ・マリョルカに入港した。

そこでは、カナダ海軍のFFH「ウイニペグ」、スペイン海軍のFFG「サンタマリア」、スペイン海軍の補給艦「カンタブリア」と一緒となった。

艦隊は、地中海における対テロ対策「アクティーブ・エンデヴァー」任務を遂行するべく7月22日に出港した。

8月6日に艦隊はトルコのアクサズ港に入港し、SNMG1艦隊と会合した。SNMG1艦隊は、ポルトガル海軍のFF「フランシスコ・デ・アルメイダ」とオランダ海軍の多目標FFG「トロンプ」で構成されていた。

そこで良く分からないのであるが、「ウイニペグ」はSNMG1艦隊に転属したのである。

転属したのは、「トロンプ」の艦名がその後の動きでは見当たらないので、基幹となる構成艦、つまり、巡航の都度、その地の艦船が参加するが、ずーとお付き合いする艦船が、「アルメイダ」以外にもう1隻は欲しいためであろう。

ということで、SNMG1艦隊に転属した「ウイニペグ」は12月18日にスペインのカルタヘナで、ポルトガルからスペインに司令官・新旗艦が交替となるまで、お付き合いした。


ウイニペグ 表彰2016.1






























Photo/Canadian Navy

ここからは、カナダ海軍HPによる。

上の写真は、1月9日にNATO Article 5 medalを「ウイニペグ」の乗員は受章したという記事である。この受章式典は、インドのゴアに寄港した際、行われた。

カルタヘナ(12月18日)からゴア(1月9日)までの航路で、12月23日にはローマに寄っているようである。まあ、クリスマスである。

「ウイニペグ」の後任は、またも「フレデリクトン」であり、2016年1月5日にハリファックスを出港している。

この際の交替は、「ウイニペグ」は1月9日にインドのゴアであり、1月5日ハリファックス出港の「フレデリクトン」は大西洋を東進中であるから、洋上はるか離れての交替となったものであろう。

カナダ海軍の来航は1年ぶりで31回目、東京への寄港は1年ぶり13回目とのこと。

前回の訪問は、やはり同じ任務の帰航時で、FFH「レジャイナ」が2014年9月に東京・晴海に寄港している。来日は30回目、晴海へは12回目であった。









カナダ海軍FFH「ウイニペグ」が31日に東京・晴海に到着

海上幕僚監部2016年1月26日発表。

カナダ海軍のFFH「ウイニペグ」は31日から2月3日にかけて、東京・晴海埠頭に寄港する。

寄港時の予定は、1月28日補給艦「ときわ」と親善訓練
1月30日「きりしま」と親善訓練を行う。

1月31日11時に東京入港
2月3日東京出港

ホストシップは「きりしま」

カナダ海軍の来航は1年ぶりで31回目、東京への寄港は1年ぶり13回目とのこと。


情報概要は以上。しかし、「きりしま」は北朝鮮の長距離ミサイル発射準備に対処し、任地に向かっているので、ホストシップは他の艦となろう。

28日の「ときわ」との親善訓練は、言わずもがなであるが、食糧品、真水などの補給であろう。