2016年06月

2016年06月30日

空母型強襲艦「キャンベラ」、ヘリ空母「ひゅうが」がパールハ−バーに到着

アメリカ海軍HP2016年6月28日より。

27357889514_a64b2d7e7a_z 






















Photo/US Navy

パールハーバーに到着した空母型強襲艦「キャンベラ」。今回のリムパック演習2016の目玉の艦船と言えよう。英語では、Landing Helicopter Dock Shipとなっている。

27951094646_692d5273d1_z 






















Photo/US Navy

こちらはヘリ空母「ひゅうが」である。艦容の違いが興味深い。

「キャンベラ」は初の遠洋任務である。2014年11月就役。

ヘリ空母「ひゅうが」は2009年3月就役。2013年6月のアメリカ西岸で行われたドーンブリッツ演習が最初の遠洋任務であった。DDG「あたご」、全通型揚陸艦「しもきた」と共に参加した。実配備されたばかりであったオスプレーが着艦したのは記憶に新しいところ。

2015年ドーンブリッツ演習にもヘリ空母「ひゅうが」は、DDG「あしがら」、全通型揚陸艦「くにさき」と共に参加している。

ヘリ空母「いせ」は2011年3月に就役。2013年11月にフィリピンを襲った台風被害支援に派遣された。全通型揚陸艦「おおすみ」、補給艦「とわだ」と共に参加した。

2014のリムパックにはDDG「きりしま」と共に参加。2016年にはコモド演習、ADMMプラス海事演習に参加したばかりである。

ヘリ空母「いずも」は2015年3月就役であるが、まだ遠洋任務には参加していない。 

中国海軍SSN編隊がマラッカ海峡を通過、その航海目的は!!??

この情報は、中国の軍事専門ブログ「新浪軍事」6月27日などに既にアップされていた。

今回、新華社日本語版2016年6月28日で報道した。見出しは「インドネシア軍艦、マラッカ海峡を通過する中国潜水艦を撮影」である。

ただし、中国国防部HPは、この編隊の出港、航海先などを報道していない。

*****************************

中国人民解放軍南海艦隊の潜水艦隊が25日、マラッカ海峡を通過した。艦隊には攻撃型原潜「409艇」、ミサイル護衛艦「運城艦」、引き揚げ救助船「永興島号」が含まれていた。インドネシアメディア「Metro TV」が25日に伝えた。

運城、インドネシア軍艦 マラッカ海峡を通過2016.6 





















写真/中国国防部

情報概要は以上である。

新浪軍事は、かなり長い記事を報道したが、ただしその内容は、ナツナ諸島への中国漁船の領海侵入操業に対抗するインドネシア軍艦に搭乗し、激励したインドネシア大統領の動向であって、このSSN編隊がどこへ行くのかなどは紹介していない。







 



BMD演習「パシフィック・ドラゴン」記念編隊行動写真がアップ!!

単純に自慢するほどのことでもないが、現在、世界でイージスDDGを保有する国は、アメリカ、日本、スペイン、ノルウエー、韓国、オーストラリアである。その1番艦就役年はそれぞれ、アメリカ1991年、日本1993年、スペイン2002年、ノルウエー2006年、韓国2008年、オーストラリア2016年である。

うち、スペイン、ノルウエー、オーストラリアは満載排水量約6,000トン前後であるから、アメリカ、日本、韓国の満載排水量約10,000トン前後のタイプとは大きさが違うが、各国の主力艦であることには違いが無い。

その1万トンイージス艦が東アジアにあるということを、単純に自慢するほどのことでもないのだが、やはり、東アジアは「世界的には暑い地域」であるからであろう。 

さて、リムパック演習開始前に、ハワイ沖でアメリカ、日本、韓国のイージス艦が集結し、大陸弾道弾ミサイル防御のBMD演習「パシフィック・ドラゴン」が開催された。アメリカ海軍HP2016年6月27日発表によると、6月20日から28日にかけて行われたとのこと。


その記念編隊写真がアメリカ海軍HPに多数アップされた。

27706093700_fed6361688_z 
























Photo/US Navy

アメリカ海軍HPの写真では、この5倍程度の拡大写真が見られる。ミサイル・セルの違いが了解され、興味は尽きない。

世界最新艦船の編隊行動である。

手前からDDH979「カンガムチャン」、DDG991「世宗大王」、DDG86「シャウプ」、DDG176「ちょうかい」、DDG53「ジョン・ポール・ジョーンズ」である。

27951868016_3e173811a3


























Photo/US Navy

逆の位置からの撮影である。手前から2番目が「ちょうかい」。

VHSのセル数を、比較すると、「カンガムチャン」は32セル、「世宗大王」はSAMが80セル+SLCMなど48セル、「ちょうかい」90セル、フライト汽織ぅ廚痢屮献腑鵝Ε檗璽襦Ε献隋璽鵐此廚錬坑哀札襦▲侫薀ぅ鉢僑船織ぅ廚痢屮轡礇Ε廖廚錬坑競札襦ただし、戦闘システムバージョン、ミサイルの違いはここでは問わない。

中国のDDG「蘭州」などの052C級は、48発VLSであるから、オーストラリア海軍のアデレード級DDGとほぼ同じである。


27706597510_1c0aa9b980_z






















Photo/US Navy

27985442965_b769fd3150_z
























Photo/US Navy











 

2016年06月29日

韓国マスコミとアメリカ海軍発表で内容が異なる日米韓ミサイル防衛演習

聯合ニュース日本語版2016年6月29日より。見出しは「北朝鮮ミサイル想定した探知・追跡演習 韓米日が初実施」。

**************
 
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国、日本の3カ国が米ハワイ沖で29日午前(現地時間28日)、北朝鮮の弾道ミサイルを探知・追跡する演習を初めて実施した。北朝鮮が22日に実施した中距離弾道ミサイル「ムスダン」(北朝鮮名:「火星10」)の試射が事実上成功したとみられるなど、北朝鮮の核とミサイルの脅威が増す中、3カ国はこの演習を機にミサイル防衛(MD)協力体制を一層強化することになりそうだ。


 韓国海軍は29日、「北のミサイル発射の挑発に対する情報交換能力を高めるための演習を実施した」と明らかにした。

 警報なしに陸上から弾道ミサイルが発射されたと想定し、3カ国のイージス艦が模擬標的を探知・追跡、米国の陸上中継所経由でミサイルの軌跡などの情報を共有した。米国の高高度軍用無人機もMQ9も参加した。

 韓国海軍関係者は「今回は追跡・探知だけに焦点を合わせ、迎撃訓練は実施しなかった」と説明した。

 韓米日は2014年末に北朝鮮の核・ミサイル関連情報を共有する覚書を交わしており、これに基づき構築されたネットワークを介し情報を共有した。ただし、米国経由の共有であり、韓国と日本は直接やりとりをしなかったとされる。

 この演習が定例化される可能性もあると指摘されるが、海軍関係者は「決まったことはない」とした。

mgk1202@yna.co.kr

***************************
アメリカ海軍HPは次のように発表している。

見出しは「3カ国のパシフィックドラゴンBMD(Ballistic Missile Defense)演習が終了した」。

第3回目の隔年の「パシフックドラゴン演習」が6月20日から28日にかけて、ハワイのカウアイ島の大平洋ミサイル射爆施設の沖合で行われ、終了した。

パシフィックドラゴンは3カ国によるBMD追跡演習であり、アメリカ海軍、海上自衛隊、韓国海軍で行われている。

隔年の演習であり、探知、追跡、そして大陸間誘導弾の情報を得ることである。

この演習にはアメリカはDDG52「ジョン・ポール・ジョーンズ」、DDG86「シャウプ」、DDG176「ちょうかい」、DDG991「世宗大王」、DDH979「カンガムチャン」が参加している。

情報は、韓国の聯合ニュースとまったく異なる。また、「全部の参加者は情報を共有化した」とあった。

韓国のDDGが迎撃に大陸間誘導ミサイルに参加しないのは、このブログの艦船ファンなら、当たり前と了解されるであろう。「世宗大王」は、SM−3ミサイル戦闘システムを搭載していないからである。

第一、日本と韓国が「直接やりとりはしなかった」はどういう意味であろうか。理解に苦しむ。

韓国マスコミの日本嫌悪は理解できるが、この情報の誤りはいかがであろうか。
 


「ジョン・ポール・ジョーンズ」はハワイ駐在のこのBMD演習専任艦である。 

演習は3回目とのこと。2012年には日本はDDG「みょうこう」(DDG「しらね」、「ぶんご」も参加)、韓国はDDG「ユルゴク・イ・イ」、DDH「チェヨン」が参加(潜水艦も参加)であった。

2014年には、日本はヘリ空母「いせ」、DDG「きりしま」であった。韓国はDDG「柳成龍」、DDH「王建」が参加(潜水艦も参加)であった。

2016年も韓国は潜水艦「リー・オッギ」を参加させている。 


2016年06月28日

不法漁業の中国漁船対策の模範例は、韓国である!!

聯合ニュース日本語版2016年6月17日。見出しは「中国漁船2隻 韓国側水域に再び進入=排除作戦再開
」である。

*********************** 

【ソウル聯合ニュース】南北軍事境界線に近い黄海上の漢江河口の中立水域に17日、再び中国漁船2隻が進入したため韓国軍と海洋警察、在韓国連軍司令部が排除作戦を再開した。軍関係者が伝えた。

 同関係者によると、2隻は同日未明に漢江河口に進入し、1隻は退去したもののもう1隻は北朝鮮沿岸に逃走した。

 排除作戦を行う隊員らは1953年の朝鮮戦争休戦協定の合意書に基づき、北朝鮮の沿岸から100メートル以内に進入できない。

 軍当局は北朝鮮沿岸に逃走した1隻も満潮になれば漢江河口水域を出るとみている。

 同水域に中国漁船が進入したのは14日以来。

 韓国軍などは14日、同水域に進入した中国漁船2隻を拿捕(だほ)。乗組員14人を逮捕して取り調べを行っている。

 韓国側が10日から排除作戦を進めているものの中国漁船が同水域にたびたび出没するのは、まだ韓国側の排除作戦を知らない中国漁船が多いためとみられる。

 韓国側が排除作戦を行っていることに対し北朝鮮軍は今のところ特別な動きは見せていないとされる。

 韓国は中国漁船が同水域から完全に退去するまで作戦を続ける方針だ。

韓国、中国漁船排除作戦2016.6
















写真/聯合ニュース

中国漁船排除作戦の様子(資料写真)


****************** 
情報概要は以上。


記事中の「韓国側が10日から排除作戦を進めているものの中国漁船が同水域にたびたび出没するのは、まだ韓国側の排除作戦を知らない中国漁船が多いためとみられる。」 は、韓国の自信のほどを語っている。

海域が狭い地域の警備活動とは言え、韓国にはヘリ、さらに必要なら哨戒機(P−3C)もあり、捜索能力は、他の東南アジア諸国とはレベルが相当高いものとなっている。