2016年08月

2016年08月31日

「かしま」「あさぎり」「せとゆき」、NATOと演習し、マルタに入港

「かしま」「あさぎり」「せとゆき」の遠洋練習艦隊はNATOと8月25日に演習を行い、8月28日にマルタのヴァレッタを訪問した。海上自衛隊Facebookによる。


かしまNATOと演習その2























写真/海上自衛隊

「かしま」を先頭にNATO艦隊の2隻と演習。先頭から「かしま」、「あさぎり」、「せとゆき」、「シャロットタウン」、「カラビニエーレ」。

かしま Natoと演習2016.8.25
























写真/海上自衛隊

イタリア海軍の「カラビニエーレ」(右)とカナダ海軍の「シャロットタウン」(左)である。8月25日。

「カラビニエーレ」は2015年10月に第21次EU NAVFOR艦隊旗艦となり、2016年3月まで務めていた。

「シャロットタウン」はSNMG−2艦隊の02支隊として、2016年7月26日に黒海で、掃海艇艦隊のSNMCMG2艦隊や、ウクライナ海軍、ルーマニア海軍、トルコ海軍などとシーブリーズ演習を行い、ロシアのウクライナへの侵入に対し、抗議演習を行っている。「シャロットタウン」は「フレデリクトン」の任務を引き継いでいる。

かしまシチリア沖慰霊祭2016.8























写真/海上自衛隊

第1次世界大戦時の第2特務艦隊の死者に対する慰霊祭をシチリア沖で実施した。8月26日。

かしま、バレッに入港2016.8























写真/海上自衛隊

ヴァレッタに入港する「かしま」、8月27日。



かしまバレッタに入港2016.8























写真/海上自衛隊

マルタのヴァレッタに入港している遠洋練習艦隊、8月28日。



 

LCS「コロナド」、シンガポールに行く途中、またもエンジントラブルでハワイに引き返す!!

アメリカ海軍HP2016年8月30日より。

シンガポールに向かった三胴型LCS「コロナド」は、エンジン故障のため、ハワイへもどることとなった。

情報概要は以上。この「コロナド」は、大西洋からサンディエゴへの航海中にもエンジントラブルを発生させており、2016年1月からのシンガポール在駐であった「フォートワース」と同様なエンジントラブルとされている。

安易な判断は避けるべきであるが、どうもこのLCS、エンジンの運がないようである。 

しかし、この「コロナド」の今回の故障は、アメリカ海軍HPでは、「フリーダム」や「フォートワース」のエンジントラブルとは異なるようだとしている。 いや、「フリーダム」にもあったのかである。

中ロ海軍共同演習、2カ国の参加艦の推移

2012年から開始された中ロ海軍共同演習の参加艦、演習場所を記してみた。


第1回 2012年4月22日〜29日 青島沖
ロシア海軍/巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、同「マーシャル・シャポシニコフ」、同「アドミラル・ヴィノグラドフ」、給油艦「ペチェンガ」、航洋曳舟「MB−37」、同「SB−522」計7隻。

なお、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」はリムパック2012に参加で、その準備中。

中国海軍/051B級DDG「瀋陽」、052A級DD「ハルビン」、ソブレメンヌイ級DDG「福州」、同「泰州」、054A級FFG「徐州」、同「舟山」、潜水艦316号、ミサイル艇、補給艦「洪澤湖」、病院船「和平方舟」



第2回 2013年7月5日〜12日 ウラジオストック沖
ロシア海軍/巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マーシャル・シャポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラドフ」、ソブレメンヌイ級「ブイストルイ」など。

なお、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、地中海常設艦隊旗艦として地中海で航海中。同「アドミラル・トリブツ」は長期整備中。

中国海軍/051C級DDG「瀋陽」、同「石家荘」、052B級DDG「武漢」、052C級DDG「蘭州」、054A級FFG「烟台」、同「塩城」、補給艦「洪澤湖」、計7隻



第3回 2014年5月18日〜26日  上海沖
ロシア海軍/巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、ソブレメンヌイ級「ブイストルイ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、給油艦「イリム」、航洋曳舟「カラール」、計6隻

なお、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」は長期整備中、同「マーシャル・シャポシニコフ」は海賊対策警備中、同「アドミラル・ヴィノグラドフ」は宗谷岬を航行など単艦で行動中。

中国海軍/052C級DDG「鄭州」、ソブレメンヌイ級「寧波」、052A級DD「ハルビン」、054A級FFG「柳州」、同「烟台」、ミサイル艇2隻、補給艦「千島湖」、潜水艦など。



2015年第1回 地中海、2015年5月11日〜21日、海上演習は18日〜21日
ロシア海軍/巡洋艦「モスクワ」、フリゲート1隻、中国名「順利」多分「ブイトリヴイ」か、ミサイル艇1隻、大型揚陸艦2隻、航洋曳舟「MB−31」など。

中国海軍/054A級FFG「臨沂」、同「維坊」、補給艦「微山湖」(第19次海賊対策艦隊で、第20次に任務を引き継いだ後に、この演習に参加している)



2015年第2回 日本海 2015年8月20日〜28日
ロシア海軍/巡洋艦「ワリャーグ」、ソブレメンヌイ級DDG「ブイストルイ」など。

なお、「アドミラル・ヴィノグラドフ」は宗谷海峡などで航海中、「アドミラル・パンテレーエフ」は中東沖、東南アジアから帰港したばかり。「アドミラル・トリブツ」は長期整備中、「マーシャル・シャポシニコフ」は「アドミラル・トリブツ」と一緒に行動中。


中国海軍/051C級DDG「瀋陽」、ソブレメンヌイ級「泰州」、054A級「臨沂」、同「衡陽」、大型揚陸艦「長白山」、揚陸艦「雲霧山」、補給艦「太湖」、計7隻。

演習後、中国海軍の「泰州」と「雲霧山」以外の5隻は宗谷海峡を東進し、ベーリング海峡まで航海。 


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情報概要は以上。どうも、 ロシア海軍は、主要艦船の変化は無い。新規就役艦が無いのだから、当たり前か。それに対し、中国サイドは新しい艦船が出て来ている。

この中ロ演習、中味やレベルはどの程度であろうか。ロシア海軍サイドの評価を知りたいところである。



中ロ海軍演習が湛江沖で開催、9月5日前後に対馬海峡を通過か!!??

日本語ブログ「ロシア海軍情報管理局」2016年8月30日6時59分配信より。見出しは【太平洋艦隊艦船支隊は9月初頭に国際演習の為、中国へ向かう】。
ウラジオストク、8月30日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

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太平洋艦隊艦船支隊は、9月初頭に南シナ海での中国人民解放軍海軍との大規模演習『海洋協同-2016』へ参加する為、中国へ向かう。
火曜日、タス通信は東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

「9月初頭、大型対潜艦アドミラル・トリブツ、アドミラル・ヴィノグラードフ、大型揚陸艦ペレスウェート、海洋曳船アラタウ、給油船ペチェンガで構成される支隊は、太平洋艦隊将兵が9月11日から19日まで南シナ海の海上エリア及び沿岸で実施される中国人民解放軍海軍との大規模演習『海洋協同-2016』へ参加する為、湛江(中華人民共和国)へ進路を取ります」
マトヴェーエフは伝えた。

彼は、艦船乗組員が、合同機動、組織的な対水中工作、対潜、対空、対艦防衛の課題へ取り組み、空中及び海上目標への統制砲撃を実施する事を指摘した。
更に、海軍歩兵部隊は、無防備の海岸への揚陸部隊の上陸の為の全ての戦闘訓練複合活動を実行する。

マトヴェーエフは、このような演習がロシア海軍と中国海軍との間で定期的に実施されており、既に5回目となる事を指摘した。
それは、両国海軍の実地的な協力の強化と、様々な海上での脅威への対抗を目指すものである。
2015年の演習は8月に日本海で実施された。

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情報概要は以上。

この「中ロ海洋協同−2016」 演習開催期間に関しては、ロシア側は9月11日から19日までとしている。ところが中国国防部の記者会見発表では、9月16日から21日と発表している。

この演習期間に関しては悩ましいところがある。開会式、海上での演習の打ち合わせ期間、スポーツ交流、その地の観光見学期間を入れるかである。また終了時では、閉会式、その後の打ち合わせ、海上での演習後の出港への整備補給期間を入れるかである。その解釈により、期間は異なってくる。

であるから、中国国防部が発表した9月16日から21日の期間は、日にちが短いので、海上フェーズでの演習期間とその後の行事期間と思われる。

ロシア海軍が発表した9月11日から19日までは、ロシア艦隊が湛江を訪問している期間と思われる。 つまり、ロシア艦隊は9月11日に湛江港に到着するのであろう。

となると、9月初頭にウラジオストックを出港したロシア艦隊は9月5日前後に対馬海峡を南西進するものと思われる。その後、中国大陸と台湾島との間の台湾海峡を通過するか、台湾島とルソン島とのバシー海峡を通過するか、は興味あるところである。

なお、ロシア艦隊がこの湛江に寄港するのは、小生がこのブログを連載し始めた2009年頃からでは、2009年4月6日にアデン湾ソマリア沖海賊対策帰りの「アドミラル・ヴィノグラドフ」が湛江を訪問している。「チャイナネット」2009年4月7日より。

「チャイナネット」では、「ロシアの軍艦が湛江を訪問するのはこれが初めて」としている。 



2016年08月30日

「ゆうだち」「ゆうぎり」、インドネシア海軍との演習写真

海上幕僚監部は2016年8月24日に。ソマリア帰りの「ゆうだち」「ゆうぎり」はインドネシア海軍のコルベット「イマン・ボンジョル」と共同演習を行ったと発表した。

そしてその演習写真が海上自衛隊HPのFacebookに掲載された。

イマン・ボンジョル2016.8























写真/海上自衛隊

このクラスの特性は良く分かる写真である。艦首から、30mm連装砲、12連装RBU−6000対潜ロケット発射機が視認される。後部にあるのが57mm連装砲であろう。向こうを行くのは「ゆうだち」。


インドネシア大統領 軍艦に乗る静岡新聞2016.6 













写真/インドネシア大統領府

ジョコ大統領が中国漁船の不法侵入に対処し、インドネシア艦船を見学し、激励しているところ。2016年6月。

小生、この砲を57mmとしていたが、40mm連装砲であるようだ。艦尾の方が57mm連装砲であるようだ。

上の演習写真を見ると良く分かる。 

イマン。ボンジョル2016.7その2























写真/海上自衛隊

演習を終え、別れの敬礼をしている第23次アデン湾ソマリア沖海賊対策艦隊指揮官の井上高志1佐、第7護衛隊司令。 


イマン・ボンジョルマスコミ2016.8























写真/海上自衛隊

インドネシアのマスコミ取材をうける井上高志海賊対策指揮官、その右は肩章からみてインドネシア駐在武官であろう。間違っていたら訂正します。 


イマンボンジョル2016.8カリバタ英雄墓地























写真/海上自衛隊

カリバタ英雄墓地に献花する