2018年04月

2018年04月30日

イギリス海軍FF「サザランド」は4月30日から5月上旬まで北朝鮮に対する瀬取り監視活動を実施

海上自衛隊と英海軍が初の共同訓練
TBSニュース2018年4月29日

 防衛省は、北朝鮮問題での連携を強化するため、海上自衛隊とイギリス海軍が初めて、共同訓練を行ったことを発表しました。

 防衛省によりますと、今月27日と28日の2日間、海上自衛隊の護衛艦「すずなみ」や補給艦、潜水艦などが関東の南の海域で、イギリス海軍のフリゲート艦「サザーランド」と共同訓練を実施したということです。海上自衛隊と

 イギリス海軍による共同訓練はこれが初めてで、北朝鮮問題に対して、日英の防衛当局が連携を強めていく一環として行われました。

 また、「サザーランド」は4月30日から5月上旬まで、北朝鮮による洋上での違法な物資の移し替え、いわゆる「瀬取り」の監視業務に就く予定だということです。


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海上自衛隊DD「すずなみ」など、イギリス海軍FF「サザランド」との共同演習を終了

海上自衛隊は2018年4月29日、次のように発表した。

4月27日、28日に関東南方海域で、イギリス海軍のFF「サザランド」は、護衛艦DD「すずなみ」、補給艦「ときわ」、P−1航洋哨戒機、潜水艦との共同訓練を実施し、終了した。

情報概要は以上。

イギリス海軍「サザランド」は4月11日にアメリカ海軍横須賀基地に到着していた。その動きを追ってみよう。

1月10日、「サザランド」は7カ月任務でプリマスを出港。オーストラリア、極東、湾岸任務で。

ジブラルタル、クレタに短期寄港。

2月4日インド洋のイギリス領ディエロ・ガルシアに寄港。

2月15日オーストラリア西岸のフリーマントル(パース)に寄港。19日出港。

2月23日、オーストラリア・アデレードに寄港。

メルボルンにも入港? この後、バス海峡周辺で5日間、オーストラリア海軍と演習。

3月9日オーストラリアのシドニーに寄港。シドニーへの寄港は、オーストラリアではパース(フリーマントル)、アデレード、メルボルンを歴訪していた。シドニーには1週間以上寄港する。3月16日出港予定。

その次にこの「サザランド」の動向が確認されたのは、イギリス海軍HPが報道した、グアムで乗員が亀と遊ぶであった。4月9日発表。

そして4月11日にアメリカ海軍横須賀基地に到着。 

4月11日以降、4月27日海上自衛隊との共同演習まで2週間以上が経過である。横須賀基地で短期補修を行っていたのであろうか。

毎日新聞2018年4月29日付けでは、「サザランド」は北朝鮮に対する経済制裁の瀬取り監視で警備中とあったが、それは今後とのこと。
 

ma2221 at 07:34|この記事のURLComments(0)

2018年04月29日

東南アジア、南アジアの多国間演習は「コモド」「アマン」だけではないのだが!!??

東南アジア、南アジアで開催される単独国家主催の継続的な多国間演習は、インドネシア海軍主催の「コモド2018」演習、パキスタン海軍主催の「アマン(平和)」演習であると記した。

しかし、この多国間、二国間演習ではでは先進的に開催しているシンガポール海軍、マレーシア海軍、インド海軍が主催しているのではと疑問に陥った。

シンガポール海軍は、ASEAN単位の演習、アメリカとの二国間CARAT演習、インドとの二国間演習、オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・マレーシアとの5カ国演習、さらに多くの国との演習を行っている。加えて、多国間演習IMDEX(International Maritime Defense Exposition)を行っているのである。この演習は西太平洋海軍シンポジウムも同時に開催している。2017年5月ではシンガポール海軍創設50周年記念観艦式もあり、シンガポール海軍を除く、20カ国の28隻が参加している。

このIMDEX演習は2015年5月にも開催され、11カ国から16隻が参加であった。このシンガポール海軍の多国間演習はExpositionの名称が示すごとく、武器展示会も開催している。この点ではマレーシア海軍が開催しているLIMA演習に似ている。このLIMA演習もExhibitionも開催している。

LIMA演習では2015年3月に開催され、おおよそ12カ国が参加している。2017年にも3月に開催され、こちらも12カ国が参加している。

インド海軍は1995年から隔年で開催し、2018年3月開催のMilan演習は第15回目であった。今年は大規模に挙行され、インド海軍から17隻、外国8カ国から11隻が参加し実施されている。

小生が指摘したパキスタン海軍主催の演習「アマン」、インドネシア海軍主催の「コモド演習」としたのは間違いであった。訂正してお詫びすべきであるが、インド海軍のMilan演習は、「現在でもまったく小規模な演習」と、The Diplomatに指摘される現状であり、IMDEX演習とLIMA演習は、どちらも奇数年に開催され、3月と5月なのであるから、これは参加国にとってはキツイであろう。

であるから2015年、2017年のIMDEX演習、LIMA演習に4回とも参加した国は、アメリカ、オーストラリア、インド、インドネシア、タイの5カ国である。日本、韓国、中国、ロシア海軍は都合がついたらであり、ミャンマー、フィリピン、ベトナム、バングラデシュ、ブルネイ、スリランカも参加出来たらすると言う様相である。

つまり、シンガポール、マレーシア、インド海軍の演習はそれほど「刺激的」ではないのである。「アマン」演習は中国海軍は常時参加であり、インドにとっては大変刺激的である。コモド演習は2014年に開始された新しい多国間演習であり、2018年5月に開催される同演習への参加艦は興味が深い。現に、イギリスの「アルビオン」、フランスの「デズミュド」とFF「シュルクフ」、日本の「おおすみ」、さらにオーストラリアの3隻の参加はそれだけで、艦船ファンには関心が湧くのである。 

ma2221 at 17:40|この記事のURLComments(0)

イギリス海軍の強襲揚陸艦「アルビオン」も北朝鮮「瀬取り」監視活動に参加する!!

イギリス海軍の強襲揚陸艦「アルビオン」が2018年2月6日に出港した際の報道では、NATO SNMG2艦隊旗艦となって活躍すると報じられた。

この艦が旗艦となったかは不明であるが、その後4月11日にイギリスのギャビン・ウイリアムソン国防相は「3番目の艦船、アルビオンをアジア太平洋の安全任務のために派遣する」と発表した。

そのことを報道する多くの海外メディアマスコミは、「北朝鮮制裁で」と報じた。しかし、小生はこの制裁活動とはいかなる動きをするのか理解できずにいた。だが、具体的な制裁活動とは、北朝鮮に対する「瀬取り活動の監視」であると、防衛省は2018年4月28日に発表した。

しかし、この瀬取り活動の監視は、イギリス国防相は4月11日にそれなりに発表していたのである。いや、もう少し述べれば、例えばイギリス海軍HPなどは、「アジア太平洋地域の海上の安全を支援すべくアルビオンを派遣する。さらにこの地域の海軍と共同訓練を実施する。アルビオンとサザランドはアジア太平洋地域の幾つかの港に寄港する」であるから、具体的な活動については触れていないのである。

しかし、The Independent4月11日は、「アルビオンはサザランドと一緒になり、北朝鮮に対する国連制裁を支援(サポート)する。パートナー国、同盟国との共同訓練や演習にも参加する」と記し、具体的活動としては、「禁止されている海外との通商を監視する(Monitor Prohibited Sea Trading)」と報道し、いわゆる「瀬取り活動」を監視するとしている。

さらに世界各国の海軍情報を報道しているNAVAL TODAYはかなり詳細にこの「アルビオン」のアジア太平洋地域派遣を報じた。以下その概要。

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イギリスの国防相は水曜日(4月11日)に強襲揚陸艦「アルビオン」を北東アジアに、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する国連制裁を支援すべく派遣すると発表した。

「アルビオン」はこの年2月にイギリスの母港を出港した。そしてその際、NATOのStanding Maritime Group2(SNMG2)艦隊の旗艦として地中海で5カ月任務すると発表された。

海軍も国防相もこの任務の変化は何で発生したかは語らなかった。中略

タイプ23のフリゲート「サザランド」は既にこの地域に到着し、その任務を遂行中である。つい最近日本の横須賀に寄港した。もう1隻のタイプ23の「アーガイル」は今年の1/4の2期遅れて参加する。

国防相のギャビン・ウイリアムソンは語った。「北朝鮮がその言葉を具体的動きで示すまで、イギリスはパートナー国や同盟国と密接に圧力をかけ続け、制裁を実施し続ける」

近い時期に、「アルビオン」は「サザランド」と共に、北朝鮮による海上での禁止されている通商(瀬取り活動)を監視する国際活動に貢献する。後略

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このNAVAL TODAYはどこからの情報であると明記しないことが多く、小生はその姿勢は正しくないと思っているが、この記事は気持ち良い。「アルビオン」は5月9日まで実施されるインドネシア海軍主催の「コモド2018」多国間演習に参加し、その後、日本方面に向かうと思われる。

 

ma2221 at 09:31|この記事のURLComments(0)

イギリス海軍FF「サザランド」は北朝鮮制裁で監視活動に参加中!!

毎日新聞2018年4月29日によると、来日しているイギリス海軍のフリゲート「サザランド」も北朝鮮制裁の「瀬取り」監視活動に参加しているとのこと。これは防衛省発表によるものと思われるが、興味ある動きである。

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「瀬取り」けん制 豪とカナダも監視
毎日新聞2018年4月29日 東京朝刊

 
 防衛省は28日、海上で北朝鮮の船が他国の船舶に横付けして物資を移し替える「瀬取り」と呼ばれる制裁破りの行為の監視に、カナダ軍とオーストラリア軍の哨戒機各1機が新たに参加すると発表した。海上自衛隊や米軍と連携し、東シナ海などで監視にあたる。

 27日には初めて日米両国のステルス戦闘機F35が参加する共同訓練の実施も発表。北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動をとるまでは、圧力を維持するとの姿勢を示し、北朝鮮をけん制する狙いがあるものとみられる。

 防衛省によると、カナダ軍と豪軍の哨戒機は米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)を拠点に、海自の護衛艦や哨戒機などと連携して不審な船舶を監視。共同訓練のため、日本近海に派遣されている英軍の艦船も既に監視活動に参加している。【秋山信一】

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補遺/毎日新聞2018年4月30日では、「共同訓練のため、日本近海に派遣されている英軍の艦船も既に監視活動に参加している」とあるが、この監視活動は、今後とのことである。 


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