2018年11月

2018年11月30日

日本が米国の早期警戒機を導入 空母打撃群を初歩的に形成/チャイナネット

日本が米国の早期警戒機を導入 空母打撃群を初歩的に形成
中国網日本語版チャイナネット2018-11-30

 「日本政府はヘリ空母『いずも』を空母に改修する方針を固めた」日本のシーパワーの発展に注目する観測筋は、日本の空母保有がついに実現されると見ている。共同通信の27日の報道によると、日本は空母化の方針を新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」に明記し、さらに米国から導入するF-35Bステルス戦闘機を搭載する方針だ。

 日本経済新聞によると、日本政府は米国からE-2D早期警戒機「アドバンスド・ホークアイ」を9機調達する方針だ。同機は米空母に標準配備されている。同機はいずもから発艦できないが、その探知距離が550キロに達し、かつ日本が同機が陸地から離陸できるよう後続能力の改良を米国に求めていることから、日本周辺の海と空の状況を広範に監視できるようになる。同機とF-35は成熟した整ったデータリンクを持ち、その配備により艦載早期警戒機を持たないいずもの不備をある程度補える。また海上自衛隊が持つ複数のイージス駆逐艦も、いずもを護衛できる。日本版空母打撃群がすでに初歩的に形成されたと言える。

 米国から先進的な装備品を提供され、日本版の空母打撃群が間もなく形成されるように見えるが、日本側にも不満がないわけではない。共同通信は26日、日本政府が米国製の軍機とミサイルを大量調達するのは、日本に防衛負担を求めるトランプ政権の圧力によるものと報じた。日本経済新聞は、日本がF-35の追加購入を決定したのは、トランプ氏が日本に対して武器装備品の調達拡大を何度も要請してきたためと認めた。

 米ディフェンス・ニュースは26日、「米国製武器の販売を受け、日本の防衛産業はどうするのか」という困った問題を取り上げた。記事によると、日本は戦後も独自の防衛装備品の開発力を維持しようと試み、主力戦車、軍機、ミサイルなど各種武器装備品の開発と配備に成功しているが、調達が小規模であるため単価が高額だ。日本政府は自主開発した武器の海外輸出を試みたことがあるが、現在も大きな成功は手にしていない。今や米国の圧力を受け、日本は限りある経費を米国製武器の調達に充てなければならず、日本の防衛産業の生存空間がさらに狭められる。日本はステルス戦闘機の自主開発を諦め、米国と欧州に援助を求めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月30日


ma2221 at 16:36|この記事のURLComments(0)

アメリカ艦船2隻が台湾海峡を南進、DDG「ストックデール」が参加/NHK

台湾海峡を米艦艇2隻が通過 中国けん制の狙いか
NHK2018年11月29日 

アメリカ海軍の2隻の艦艇が台湾海峡を通過し、台湾への軍事的圧力を強める中国をけん制する狙いがあるとみられます。
アメリカ太平洋艦隊が明らかにしたところによりますと、アメリカ海軍の艦艇2隻が、28日台湾海峡を通過しました。

2隻はアメリカ海軍のイージス駆逐艦「ストックデール」と補給艦「ペコス」で、台湾の国防部によりますと、台湾海峡の公海上を北東から南西に向けて航行したということです。

アメリカ軍の艦艇はことし7月と先月にも台湾海峡を通過したことが明らかになっていて、太平洋艦隊は「開かれたインド太平洋へのアメリカの関与を示すものであり、アメリカ海軍は国際法で認められた場所であればどこであれ航行や飛行を続ける」としています。

中国は台湾周辺の海域で軍事演習を活発化させるなど、独立志向が高いとみなす蔡英文政権に対して軍事的圧力を強めていて、アメリカとしては台湾海峡に艦艇を派遣することで中国をけん制する狙いがあるとみられます。

またアメリカ軍は、ことし9月、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の人工島の周辺で艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を実施したほか、南シナ海の上空で繰り返しB52爆撃機を飛行させるなど中国への対抗姿勢を鮮明にしていて、中国側の激しい反発が予想されます。

「台湾海峡の安定損なわないよう」
これについて中国国防省の任国強報道官は29日の記者会見で「アメリカの艦艇が台湾海峡を通過した際の状況ははっきりしていて動向はすべて把握している」と述べました。

そのうえで、「アメリカには『1つの中国』の原則を守り台湾に関わる問題を慎重に処理し、中国との関係と台湾海峡の安定を損なわないよう求める」と述べアメリカをけん制しました。

さらに、任報道官は「中国軍は、高いレベルの警戒を続け国家の主権と領土を断固として守る」と述べて台湾をめぐる問題で妥協しない姿勢を改めて強調しました。

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NHK情報は以上。DDG「ストックデール」は10月19日に空母「ステニス」機動艦隊の一員として、 出港し、11月16日には、「ステニス」、「レーガン」、CG53「モービルベイ」、CG62「チャンセラーズヴィル」、DDG111「スプールアンス」と共に、フィリピン海で共同演習を行い、PhotoExerciseを行っていた。

「ステニス」は「モービルベイ」、「スプールアンス」と一緒に11月24日にシンガポールに到着している。

また「レーガン」は「チャンセラーズヴィル」とDDG54「カーティス・ウイルバー」と共に、香港に11月21日に寄港している。 


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海兵隊創設が必要な島嶼防衛、ヘリ空母「出雲(いずも)」がF−35B搭載空母になる日/自衛隊の大転換期

日本のメディアは報道していないが、「いずも」級F−35B搭載の件、さらに陸上自衛隊水陸機動団の島嶼防衛に揚陸艦(輸送艦と称している)「大隅(おおすみ)」級の常時運用は、自衛隊の根本を変える出来事であり、国民に深く知らせる必要がある。

まず、揚陸艦「おおすみ」級と言うより、最近の島嶼防衛訓練(自衛隊では水陸機動団演習などと称している)については、2018年5月8日海上幕僚監部・陸上幕僚監部合同で、次のように発表した。

海上自衛隊はヘリ空母「日向(ひゅうが)」、輸送艦「下北(しもきた)」(LCAC2隻を含む)

陸上自衛隊は、水陸機動団、第1ヘリコプター団、西方航空隊など約450名。

装備は120mm迫撃砲、中距離多目的誘導弾、水陸両用車(AAV−7)、輸送ヘリコプター(CH−47)など。

実施時期/5月8日から24日。

情報概要は以上。つまり、島嶼防衛、または攻撃された島嶼を奪還するためには、「ひゅうが」 または「しもきた」に水陸機動団などの乗員および120mm迫撃砲、対艦・対地ミサイル、水陸両用車、輸送ヘリなどを乗艦、荷揚げし、ある島嶼に向かう必要がある。

であるから、この演習は、陸上自衛隊、海上自衛隊が合同で実施した。当然、この際は、航空自衛隊の航空機による対地、対空戦闘も必要であろうが、まだそこまでのレベルには到っていない。

ここで重要なのは、このような演習を実施する場合、海外では、海兵隊の仕事と言える。アメリカの海兵隊を見れば了解されようが、LHD級空母型強襲揚陸艦(F−35B、オスプレー、揚陸へり搭載)、LPD、LSDなどの揚陸艦と海兵隊員の仕事である。日本では陸上自衛隊と海上自衛隊とに別れているが、このところ活発にこの両自衛隊の共同訓練が行われている。 

もう少し、これらの共同演習内容を見てみよう。

1)日米共同訓練(ブルークロマイト)では「おおすみ」が参加し、陸上自衛隊は水陸機動団第2水陸機動連隊、第1ヘリコプター団など約230名が参加。10月5日から19日にかけて鹿児島種子島周辺で実施された。

アメリカは第3海兵師団第4海兵連隊の約90名が参加している。

2)また、10月15日から24日にかけて総合水陸両用作戦が実施された。位置は佐世保から種子島に到る周辺海空域である。

演習内容は、ボート、AAV、ヘリによる着上陸、LCACによる揚陸支援から沿岸支援地域開設までの演習。

陸上自衛隊は陸上総隊の約300名、CH−47JAヘリ2機。海上自衛隊は「しもきた」 など約200名である。


情報概要は以上。であるから、何時かはこの部隊は海兵隊創設へと収斂せざるを得ないであろうということである。

このさきがけの一つと言えるのは、2017年5月3日から22日にかけてグアム周辺海空域で行われた日仏英米演習であろう。イギリスの60名の海兵隊員が乗艦しているフランス海軍の空母型強襲揚陸艦「ミストラル」の来日に合わせて実施された。この演習には日本の揚陸艦「国東(くにさき)」、アメリカ海軍LPD20「グリーンベイ」が参加した。

イギリスの60名の海兵隊員は日本の220名と共に、フランスの揚陸艦に乗艦し、実施された。(JapanTimes2017年4月29日より)

いずれにしろ、揚陸艦と水陸機動団は一体化がいずれは必要であろう。


さて、空母いずも級2隻のF−35B搭載であるが、戦闘機は航空自衛隊の装備であり、海上自衛隊が戦闘機を有するのはとの問題が起ころう。いや、そんなF−35B搭載の艦は攻撃型空母であり、日本になじまない、まして日本の巨大メディア、進歩系政党が激しく抗議するとの声が聞こえそうであるが、「防衛に徹したF−35B搭載」というお声に日本のマスコミは準ずるであろう。

いや、核心の論点は、日中の在り方であろう。日本がF−35B搭載空母の防衛が必要な、そういう状況なのか、日本人はこれまで真剣に問いたことが無い。保守も進歩も、さまざまな層が一度マジに一堂に集まって話した方が良いし、今まで、ある層が同じ意見を持った人だけが集まって集会をしていた。もうそういう時代は終わったのである。
 

ma2221 at 10:28|この記事のURLComments(0)

2018年11月29日

アメリカ海軍DDG「ジョンS・マケイン」はドライドックを離れる!!

アメリカ海軍HP2018年11月27日より。

DDG58「ジョンS・マケイン」は今週、主要なマイルストーンを成し遂げた。艦はドライドックから離れ、波止場に停泊した。今後は、横須賀工廠で補修を続ける。

ジョンS・マケインドライドックを離れる2018.11















Photo/US Navy

ドライドックを離れる準備をする「ジョンS・マケイン」


ジョンS・マケインドライドックその2

















Photo/US Navy

海水を注入する。

ジョンS・マケインドライドックその3

















Photo/US Navy

曳舟に引かれてドライドックを離れる。


ジョンS・マケインドライドックその4


















Photo/US Navy

埠頭に停泊した「ジョンS・マケイン」


ジョンS・マケインカフェを再開2018.11
























 Photo/US Navy

アメリカ海軍HP2018年11月20日より。

11月19日に「マケイン」はMaverick Cafeを再開したと報じた。 このMaverickは、それなりの英訳があるが、当てはまらない。アメリカ海軍HPはNormalFoodService任務が再開した最初の日であると報道している。いずれにしろ目出度いと言える。


 

ma2221 at 17:31|この記事のURLComments(0)

2017年に韓国海軍はEU NAVFOR艦隊に転属、されど2018年はEUで動かず!!

韓国海軍は、アメリカが主導で2009年1月に発足した海賊対策部隊、つまりCMF(Combined Maritime Forces)傘下のCTF151艦隊に、第1次部隊である2009年出港時から参加していたとは、何回も記してきた。

そして、パキスタン、トルコ、シンガポールと同じように、CTF151艦隊の主要チームであり、CTF151艦隊を2016年までに4回司令官に就任している。

しかし、何の理由かは定かではないが、2017年にはEU NAVFOR艦隊に参加すると転属し、2017年2月〜3月にかけて、DDH「チェヨン崔瑩」がEU NAVFOR艦隊と共同訓練を実施した。さらに4月に「チェヨン」が、6月にも「チェヨン」が、さらに8月には「大祚永Dae Jo Young」が、さらにさらに12月に新たに赴任した「李舜臣」を歓迎する旨のニュースがEU NAVFOR艦隊のニュースで報道された。

しかしである。EU NAVFOR情報では、2018年に入ったら、韓国海軍との共同訓練はさっぱり報道せずとなってしまったのである。当然、古巣のCMFのHPにも登場してこない。 

この2018年の韓国海軍の動向に関してはアナログ派の小生が間違っているかも知れないので、ご指摘いただければ幸甚です。

2018年の韓国海軍関係は次のようである。

1)2018年1月にアラビア海で、海賊行為を失敗させる。UAEからスリランカに向かった商船(ケミカルタンカー)への海賊行為を失敗させ、21名の船員を救助し、8名の海賊を殺害し、5名の海賊容疑者を逮捕した。 

2)2018年4月にインド・コーストガードと韓国のコーストガードはベンガル湾で海賊対策演習を行った。

3)2018年4月1日のscmp.com記事は、やや興味深いので、記す。見出しは、「韓国海軍は文武大王をガーナへ派遣する。海賊が船員を誘拐したため」。

韓国政府は、多くのアフリカ諸国と一緒に海賊行為と戦っている。アメリカやEUと同様に。 韓国海軍が海賊対策任務の艦船をガーナ沖に派遣した。3名の韓国の船員が海賊によって誘拐されたため。500トンのMarine711号は、3名の韓国船員、40名のガーナ船員と共に、海賊に乗船させられた。海賊たちは3名の韓国船員をつかまえ、高速船で逃げた。そこでアデン湾にいた「文武大王」をガーナに派遣した。

4)韓国海軍はリビアで人質となっている3名のフィリピン人と一緒に人質となった韓国人を助けるべくリビアに向かった。特別チームはギリシアで待機している。韓国の駆逐艦「文武大王」はアデン湾から北アフリカの国に向かった。 

情報概要は以上。3)の3名の人質は4月27日に解放されている。交渉で解決したため、武力は行使されていない。

4)のその後の動きは、分からない。

いずれにしろ、2018年の韓国海軍海賊対策艦隊の動きにEU NAVFORは登場してこない。また、繰り返すがEU NAVFOR艦隊HPにも韓国艦船は登場してこない。

そして、EU NAVFOR艦隊とCMFの連携は強まっており、日本のCTF151艦隊派遣艦とEU NAVFOR部隊とはしばしば交流、演習を実施している。EU NAVFORとCTF151艦隊は共に動くようになってきている。 

ma2221 at 16:54|この記事のURLComments(0)