2019年10月

2019年10月31日

環球時報が、中国艦船、中国軍機の日本海入りを報道/ただし統合幕僚監部公表として

何回も記しているが、中国国防部は、中国軍機、中国艦船がほぼ同時期に多少時間をずらして日本海に入って何らかの訓練を実施しているのを公表(報道)していない。また、韓国のメディアは中国軍機が韓国の防空識別圏に進入するのは報道しているが、朝鮮半島近くに韓国艦船が遊弋しているであろうことは報道していない。

この二つのことは小生には謎である。そこでそれを検索していたら、下記の事案が出て来た。

*******************

また!中国の軍艦3隻が海自艦艇に追跡監視される―中国紙
Record china2019年2月26日(火) 11時20分

▼写真見出し/25日、中国紙・環球時報(電子版)は、中国海軍の軍艦3隻が対馬海峡から東シナ海に入り、日本の海上自衛隊の艦艇が追跡監視したと報じた。写真は中国の護衛艦「臨沂」。

2019年2月25日、中国紙・環球時報(電子版)は、中国海軍の軍艦3隻が対馬海峡から東シナ海に入り、日本の海上自衛隊の艦艇が追跡監視したと報じた。 

記事は、「日本の統合幕僚監部が25日、中国海軍艦艇の最新動向について発表した」とし、対馬海峡付近を航行する中国の052D型駆逐艦「烏魯木齊」(ペナントナンバー118)と、054A型護衛艦「臨沂」(同547)、「日照」(同598)の写真を公表したことを伝えた。 

記事によると、統合幕僚監部は「2月23日(土)午後9時ごろ、海上自衛隊第14護衛隊所属『せんだい』が、上対馬の東北東約110キロメートルの海域を南西進するルーヤンIII級ミサイル駆逐艦1隻およびジャンカイII級フリゲート2隻を確認した。その後、これらの艦艇が対馬海峡を南下し、東シナ海に向けて航行したことを確認した。これらの艦艇は、2月16日(土)に対馬海峡を北上した艦艇と同一である」と発表した。 

記事はその上で、「注意すべきこと」として、「同じ23日、統合幕僚監部は、中国軍のY-9情報収集機1機が東シナ海から対馬海峡の公海上を抜け、日本海を飛行した後、同じ経路で東シナ海へ戻ったことを受け、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させ対応したと発表している」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

********************
中国軍機と中国艦船がほぼ同時に日本海入りしているのは、統合幕僚監部情報とは言え、中国の環球時報に報道されているのだから、それなりに公表されているということであろう。

この中国艦船の南西諸島通過や対馬海峡通過は、統合幕僚監部発表を新浪軍事なども報道しており、中国の軍艦ファンなどはそれなりに動きが把握されていることであろう。しかし、この環球時報でも、その共同訓練の内容などに関しては、まったく記していない。

これが「報道の自由」のある国であるなら、さらに取材して、その訓練内容を報道するであろうが。 



ma2221 at 15:31|この記事のURLComments(0)

オーストラリア海軍イージス艦「ホバート」が東アジアで展開、FFH「パラマッタ」も日本に来訪

オーストラリア海軍のイージス艦「ホバート」は海上自衛隊の10月14日に開催予定であった観艦式に参加するべく来訪した。

しかし、観艦式は10月12日に来襲した台風19号により中止となった。そこで、海上自衛隊では、15日以降、関東南方海域で、観艦式に来訪してくれたオーストラリア 、中国、カナダ、イギリスの艦船と共同演習を行った。観艦式にはアメリカ、シンガポール、インドも参加する予定であったが、アメリカはともかく、インドとはマラバール日米印演習を実施しており、シンガポールとはグアム沖で長期のパシフィック・グリフィン演習をアメリカ海軍と実施していたためであろうか。インド、シンガポールとは実施していない。

さて、オーストラリア海軍は関東南方海域で、イージスFFG「ホバート」と海上自衛隊イージスDDG「愛宕」と15日から16日の期間、共同訓練を実施した。

多分、台風を避け、横須賀を出港、その後、共同訓練を行ったものと思われる。共同訓練終了後、「ホバート」は韓国に向かった。

韓国の中央日報日本語版2019年10月29日によると、10月22日に釜山に入港、さらに29日から31日まで、浦項(ポハン)沖で、韓国海軍のDDH「チェヨン崔瑩」、インチョン級フリゲートFFG「全北」、潜水艦など6隻、P−3海上哨戒機、リンクス海上作戦ヘリなどの6機の航空機と共同訓練を行うとのこと。

また、オーストラリア海軍のFFH「パラマッタ」は日本で共同訓練をした後、北朝鮮の瀬取り監視を実施すべく
北朝鮮に向かったと中央日報は報じている。


パラマッタ 北朝鮮2019.10

















Photo/Australian Navy

オーストラリア海軍Twitterより。10月24日、北朝鮮に対する瀬取り監視任務に向かうFFH「パラマッタ」、向こうにあるのはイージスFFG「ホバート」である。 

ma2221 at 09:13|この記事のURLComments(0)

日本海で航海していた中国海軍フリゲート2隻が対馬海峡を南下

統合幕僚監部2019年10月30日。

10月28日午前9時頃、ミサイル艇「しらたか」(佐世保)が、上対馬の北東約60キロの海域を南西進する054A級フリゲート1隻を確認した。

また、10月29日午後8時半頃、掃海艇「とよしま」(下関)が、上対馬の北東約50キロの海域を南西進する054A級フリゲート1籍を確認した。

その後、これらの艦艇は東中国海に向かった。

なお、これらの艦艇は10月25日に対馬海峡を北上した艦艇と同一である。

+++++++++++++ 

中国国防部HPは10月26日発表として、10月25日に第33次アデン湾ソマリア沖海賊対策のDDG「西寧」がサウジアラビアのジッダに寄港し、5日間の補給休養を行うと報じた。

また、10月30日発表で、訓練艦「威継光」は10月30日、ニュージーランドの首都ウエリントンへの訪問を終えて、出港したと報じた。次の寄港地はフィジー。 

しかし、この月末の中国艦船の日本海入り、および中国軍機の日本海入りは一度も中国国防部HPでは報道していない。中国国防部は近海での訓練はそれなりに報道しているのにである。

 

ma2221 at 07:35|この記事のURLComments(0)

2019年10月30日

中国偵察機、韓国防空識別圏進入前に通知…合同参謀本部「初めて」/中央日報

中国偵察機、韓国防空識別圏進入前に通知…合同参謀本部「初めて」
中央日報日本語版2019.10.30 07:39 6  
 
中国軍用機が29日、韓国防空識別圏(KADIZ)に入る過程で異例にも韓国側の交信に応じた。KADIZ進入前に交信に応答してKADIZ進入を事前に知らせたということだ。韓国軍合同参謀本部によると、この日午前8時57分ごろY−9偵察機と推定される中国の軍用機1機が西海(ソヘ、黄海)の済州(チェジュ)西側からKADIZに進入し、午前9時31分ごろ離於島(イオド)の東側に抜けた。

この軍用機はその後、日本防空識別圏(JADIZ)を飛行した後、逆の経路で午後12時25分にKADIZに再進入し、午後1時8分に最終的に抜けた。空軍は中国軍用機がKADIZ近隣に現れると、領空侵犯に対応してKF−16など数機の空軍戦闘機を投入し、監視飛行をした。中国軍用機はこの日、KADIZと中国航空識別区域(CADIZ)が重なる上空を含めてKADIZ内を1時間17分ほど飛行した。

中国の今回のKADIZ進入で注目されるのは通知をしたという点だ。今年に入って20回以上もKADIZを進入している中国は今回初めて軍当局の警告通信に応答した。合同参謀本部の関係者は「中国がKADIZ進入後に(KADIZ進入事実を)通知したことはあるが、KADIZ進入の動きを見せながらわが軍の通信に(進入)応答をしたのは初めて」とし「自発的な事前通報とは見なしがたく、識別過程で進入前に(通知を)した」と伝えた。

キム・ヒョンチョル元空軍参謀次長は「中国が偵察機1機を飛ばしてKADIZ、JADIZ、CADIZと移動しながらわが軍の通信に応じたのは、周辺国の対応状況を点検するという意味と解釈される」と述べた。一方、中国軍用機はJADIZに進入する際、日本政府に事前通報しなかったと、共同通信は報じた。 



ma2221 at 09:36|この記事のURLComments(0)

今度は日本近海に接近した中国軍機、前日に中国艦船が日本海入り

中国海軍のFFG2隻、つまりFFG539「蕪湖」、FFG547「臨沂」が日本海入りしたのは2019年10月26日のことであった。(25日午後11時頃、ミサイル艇「しらたか」が下対馬の南西約250キロの海域を北東進するのを確認)

この2隻がその後、どのような動きをしていたかは、海上自衛隊は把握しているであろうが、報道はない。

統合幕僚監部2019年10月29日発表。

10月29日、中国のY−9情報収集機が東中国海および日本海における防空識別圏に進入したため、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させた。

++++++++++
情報概要は以上。これまで、中国軍機が日本海入りしていた場合、朝鮮半島近くの海域を飛行していた。中国軍機2018.8.30飛行経路 































飛行図/自衛隊

これは2018年8月29日、Y-9情報収集機が日本海を飛行した飛行経路である。この際は8月28日にFG577「黄岡」が日本海入りしていた。上図のように、対馬列島の北側を飛行し、朝鮮半島の東側(東経130度の東)あたりを飛行しているのが了解されよう。

この地点は韓国海軍の軍港、浦項(ポハン)からおおよそ100キロの距離である。であるから当然、韓国空軍戦闘機はスクランブル発進をしている。

この飛行は、中国艦船と連動しているのは充分推測出来、この周辺海域に「黄岡」がいたのであろう。しかし、これまで何回も指摘してきたが、韓国国防部はこの中国海軍の艦船には無関心というか、報道していないのである。


中国軍機2019.10
































飛行図/自衛隊

上図は2019年10月29日の中国軍機の飛行経路である。対馬海峡の南側を飛行し、日本海入りしている。であるから、韓国空軍はスクランブル発進はしていない模様である。日本海でも日本寄りの飛行をしているのが了解されよう。▼補記/失礼しました。やはり西部の空域で、韓国の防空識別圏に進入したため、スクランブル発進をしているとのこと。西で韓国の防空識別圏にかかっているなと思ったら、やはり入っていた!!

韓国はロシア軍機や中国軍機に10機前後の韓国空軍戦闘機を発進しているとのことで、かなりマジに対応している。その点、日本はロシア軍機や中国軍機の飛行に「慣れているため」、日本近海に??


中国軍機2019.10その2

























写真/自衛隊

中国海軍のY−9情報収集機である。前方の「中国海軍」の国旗とペナントが鮮やかである。しかし、これまでこのペナントは無かったのである。

Y-9z情報収集機2018.12


















写真/自衛隊

2018年12月14日撮影のY-9情報収集機である。念のため、同一方向の写真を紹介した。機体番号は尾翼に記されているが、今回の機体ではパイロット室下に記されている。



   
 

ma2221 at 09:28|この記事のURLComments(0)