2019年06月14日

「トリブツ」「ヴィノグラドフ」編隊が対馬海峡北東進、空母「レーガン」艦隊追跡監視は事実

統合幕僚監部2019年6月13日より。

6月12日午前8時頃、ミサイル艇「しらたか」およびP−3C(鹿屋)が、下対馬の南西約150キロの海域を北東進するロシア海軍ウダロイ亀藏鄰犂錬伽鼻▲疋ゥ屮糞虔箋覺錬雲匹魍稜Г靴拭

その後、これらの艦艇が対馬海峡を北上し、日本海へ向けて航行した。

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情報概要は以上。

北上したのは、564「アドミラル・トリブツ」、572「アドミラル・ヴィノグラドフ」、補給艦「イルクト」である。

この編隊の572「アドミラル・ヴィノグラドフ」がフィリピン海海域(沖縄本島南西海域、沖縄本島から南西約160海里の海域)で、空母「ロナルド・レーガン」直衛のCG62「チャンセラーズヴィル」とあわや衝突の超近接行動を実施したのは、6月7日午前11時45分のことであった。

「ヴィノグラドフ」と「トリブツ」は3日東中国海を南進し、その後太平洋入りし、北大東島、南大東島海域を航行した後、沖縄本島と宮古島の間の海域を往復航行し、どちら側が急接近で舵を切ったのかは分からないが、6月7日に、あわや衝突の事件を起こし、8日に2隻で同海域を北上している。 

対馬海峡を北東進するにあたり、補給艦も同行しているので、補給艦「イルクト」は6月3日頃から8日あたりまでの間、東中国海を単独で航行していたのであろう。 

今回のあわや衝突事件が、中国への援護射撃なのか、それともロシア艦船によるアメリカ空母への挑戦なのかは分からないが、二つの意味の両方かも知れない。繰り返すがあわや衝突へ急速に舵を切ったのはどちらかは分からない。

しかし、ロシア海軍太平洋艦隊の主要艦船2隻が空母「ロナルド・レーガン」の動きに対し、追跡監視しようとしたことは、「2隻が沖縄本島と宮古島の間の海域を往復航行し」たことから間違いない。

このあわや衝突事件に関し、中国メディアは6月10日に「太平洋」で発生したとして、アメリカ海軍が報道したフィリピン海、ロシア海軍が報道した東中国海ではなく、太平洋としている。中国近海で発生したことは払拭しようとしたのであろうか。

なお、中国のメディア「多維新聞」は、ロシアの衛星通信社発として、中国東海(東中国海)としている。ロシア海軍は東中国海で発生しており、それを報道したのであろう。

太平洋におけるロシア艦船によるアメリカ空母の追跡監視はこれまで、聞いたことがない。すると、アメリカ、日本、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、さらに間接的にインド海軍が、南中国海における航行の自由、台湾海峡北進を実施または支援していることに対し、アメリカ空母の追跡監視を実行することにより、中国への援護射撃を行ったととも言えよう。

この後、アメリカ空母「レーガン」艦隊は喧噪中の南中国海で、へり空母「出雲いずも」、DD「むらさめ」、同「あけぼの」と共同演習を実施しているのである。


 

ma2221 at 07:30│Comments(0)

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