◆毎日カレー◆と★タイ料理★ by エスニカン

☆コリアンダー=パクチー☆今日はインド系&カレー明日はタイ料理..毎日スパイシー。どうにもならないこのカラダ...。                      

12月8日のTBS系「櫻井・有吉のTHE夜会」で東京・日暮里のインド料理「チャミヤラキッチン」が紹介されたが(※「チャミヤラキッチン」がテレビ紹介されたのは初めてのこと=これまで取材は受けなかった)、実は「チャミヤラキッチン」の姉妹店というか、本店的な筋になるのは秋葉原「アールティー」であることを改めて紹介したい。

アールティ 12

「チャミヤラキッチン」は、「アールティー」のオーナーであるアヌさんが、故郷のインドガルワール地方の料理を日本で紹介したいーとしてオープンした店で、奥さまの綾子さんの想いも入って、「ベジタブルカレー」ならぬ「サブジ」(野菜のスパイス含め煮)をランチ、ディナーともレギュラーメニューに置いている。

アールティ 120

ランチでは基本の「日替わりサブジ」以外は、本店の「アールティー」と同じカレーのメニュー構成になる。たとえば「アールティー」の日替わりカレーは、写真左の「チキンとブロッコリー」のように、「サブジ」ではないが、日本のインド料理店ならではの素材の組み合わせで楽しませてくれる。辛さ調節なども気軽に応えてくれるので、「相当なベリーホット感があるチキンとブロッコリー」が味わえた。

日本国内でも希少なタイ料理メニューと言えるのが、タイ式ビリヤニ「カオモッガイ」。まれにタイ南部料理店などで、ディナーメニューや要予約で食せることはあるが、東京圏でも片手で足りるほどの軒数でしか見かけない。そんな「カオモッガイ」がランチから食べれるのは、たぶんこの店1軒だろう〜の兵庫・尼崎「タイカフェ マジデハマル」で実食してきた。

カオモ1

あえて「カオモッガイ」の料理説明はこの写真を見ていただければ不要だろう。完璧なタイ式「カオモッガイ」を再現しているほか、ヘタすれば日本ではコメにジャスミンライス「カオホムマリ」を使うので、タイ現地のものよりもアッパーな「カオモッガイ」かもしれない

カオモ2

私が「タイカフェ マジデハマルのカオモッガイ」を知ったのは、オーナーシェフの鴻山さんから、このブログにコメントをいただいたのがきっかけだ。それも「バンコクのフードコートでのカオモッガイ編」へのコメントだったので印象に残った。関西出張時のタイミングでディナー時訪問したが、骨付きチキンのうま味、スパイシーさのベクトル、ナムチムの適度なサワー感は、「これまで日本で食べた『カオモッガイ』は片手間感アリアリだったのに、『マジデハマル』のは専門店ならではの本場感」だったのである。食べ口も軽いので、ペロッと平らげてしまった。鴻山オーナーさんは、「試行錯誤を繰り返して、なんとかこの味までこぎつけました。タイと同じ食材がなかなか手に入らず、特にカルダモン(写真)には苦労しましたし、まだ安定した仕入れは途上かと思います」とのことだった。

カオモ4

同じカルダモンでも、私になじみのあるインド系料理で多用する華やかさと上品さをもつ爽快系の「グリーンカルダモン」や「ホワイトカルダモン」とも形が違うし、ホールのままかじってみても、爽快感の共通性はあるものの、香りは別のものだった。確かに言われてみれば、タイで食べた「カオモッガイ」でも見かけたし、「マッサマンカレー」にもこの形の「カルダモン」が使われている。

そういう意味では、タイ式ビリヤニではあるが、ホールスパイスも東南アジア系(マレー、タイ)であるのも希少だし、タイ料理にホールスパイスを多用すること自体が珍しく(ハーブなど生が多い)、そんな「カオモッガイ」に着目し、看板メニューに仕上げた「マジデハマル」に、マジでハマった〜であった。

飲み会の二次会で池袋のタイ料理「ピラブカウ」へ出かけてきた。夜9時過ぎの入店だったが、店内はほぼ満席に近い状態で、予約なしではギリギリ入れた感じ。軽く飲み食べした後に「ピラブカウ」の楽しみである「タイスイーツ」を頼んでみた。同行者が「本格タイ料理はほぼ初めて〜」の2名だったので、私自身は「ひと口ずつ味見」したぐらいだったが、さすがの「自家製タイスイーツ」だった。

ピラ1

まずは、カボチャ入りのココナッツミルクプディング「サンカヤー・ファクトーン」。タイ現地で見かける「カボチャ丸ごとくり抜き、そこにココナッツミルクプディング」なのが「ファクトーン・サンカヤー」。「ピラブカウ」のは、ココナッツミルクプディングがメインでカボチャは刻んで使ってあるタイプなので、名前が逆になっている。まあ日本だと「カボチャくり抜き」より、こちらのタイプの方が食べやすいと思う。

ピラ2

お次はタロイモベースの焼きプリンケーキのような「カノムモーゲン」。ココナッツミルクの風味、ヤシ砂糖のナムターンピープのやさしい甘さとあひるのタマゴの濃厚さがポイントだが、東京エリアのタイ料理店で「自家製」で出してくれる店はほとんどなく、「ピラブカウ」ならではの逸品だ。タイ式を実感するのは、トッピングに揚げたアカワケギの「ホムデーン」が散らしてあること。これにナムターンピープのぜいたくな甘さが広がり、これだけでもシアワセな気分になってくる。

12月5日にぐるなび総研が「2016年の今年の一皿にパクチー料理」選んだと発表した。昨日今日とこの話題で持ちきりで、ワイドショーやニュース番組でも大きく取り上げられた。

もしかしたら、「パクチーというタイ語が日本語に同化した」記念日なのかもしれないし(※パクチーがタイ語であることが日本に広まった記念日)、そんな「今年の一皿授賞式」にタイ大使が招かれ、「受賞はタイ国民の励みとなる」と語ったという。(※ちなみに12月5日は、故プミポン国王陛下の御誕生日です)
個人的には大使が仰るように励みになる部分(タイ語が日本語に同化したり、タイに注目が集まる)もあるとは思うが、実のところ快く思われていない部分もあるようだ。

カオマンガイ

それは、「日本のパクチーブームは、基本的に日本国内産のパクチーでまかなわれており、本場タイ産の輸出が増えているわけではない」ことだ。「パクチーブーム」で、タイ料理店に多少の恩恵はあるかもしれないが、微々たるものではないだろうか。そう、「タイ王国にはまったく貢献していない」。
なお、タイ現地での「パクチー」の位置づけは、薬味や香りづけの名脇役であり、日本のように「パクチーサラダ」みたいな主役扱いの料理は存在しない。

こちらの写真は、タイ・バンコクの専門屋台でのチキンライス「カオマンガイ」。センターに濃いグリーンの「パクチー」がトッピングされているが、黄緑みたいなうすいグリーン色も多い日本産に比べ、「グリーンの濃さが違う」のがおわかりいただけるだろう。

ヤムウンセン

さらには、パクチーを使うタイ料理で日本でもポピュラーな春雨サラダ「ヤムウンセン」でも、パクチーはあくまでも脇役的にサラッと加えられている程度。タイ現地産のパクチーだと、せいぜいが香りづけ程度でないと、香りが強すぎてそのまま大量に食べることなど論外なのである。

16年12月4日(日)のTBS系「ピラミッドダービー」では、「台湾&タイ限界弾丸旅行!」が放映されたが、台湾編でも、「魯肉飯」(台北の金峰魯肉飯)や「牛肉麺」が登場、テンションが一気に上がったが、タイ編で紹介された「トムヤムクン」が、なんと行ったことがある「スパトラーリバーハウス」のもので、「たしかにあの1杯は旨かった」のを改めて想い出した。

スパトラー1

写真が「スパトラーリバーハウス」の「トムヤムクン」。味付けがくどからず、しつこからずで、それでいて「すっぱ辛いワイルドさ&ココナッツミルクのまろやかさ」のバランスが素晴らしかったことが印象に残っている。タイ料理の中ではベタな定番である「トムヤムクン」だが、だからこそ「おすすめ店」の推奨ポイントが難しい。そんな中で、仕事関係のタイ人グループが選んでくれたのがこの店で、「生搾りのココナッツミルクの旨み、新鮮なエビの旨み」は写真を見るたびに思い出してしまう。

平日ランチで東京・大森の南インド・ケララ州料理「ケララの風2」に出かけてきた。時間は午後1時手前だったが、店内は毎度ながらのほぼ満席。女性客が7割強・男性客3割弱ぐらいの感じで、確実に女性客が増えている。定食の「ミールス」をいただく前に店中央の手洗い場にて「手洗い」を〜。今回はオール手食ではないが(※休日の訪問なら手食だが)、「ミールス」では手食したほうが楽なケースが多々あるので、まずは準備体制を。

ケララ1

この日の「ミールス」は、写真左上から時計周りに、マメせんべい「パパード」、キャベツの削りココナッツ炒め蒸し「キャベツのトーレン」、スパイシーなトマトのヨーグルト煮「トマトのカーラン」、ジャガイモのココナッツミルクシチュー「イスデュー」、南インドを代表するスープ(タマリンドの酸味と自家栽培カレーリーフの香味)「ラッサム」、プレーンヨーグルト「カードド」、冬瓜、茄子、オクラ、タマネギ、シャロット、トマト入りのマメ野菜汁「サンバル」、マメカレー「ダール」がかかった「インディカ米」、「アチャール」、「ココナッツチャトニー」。

ケララ2

いつもながらのやさしい味わいで、食べ口が軽い。周りのお客さん達も食欲旺盛で、おかわりする方が圧倒的に多い。私も「サンバル」と「ラッサム」を2杯いただき、ついでに写真の「オニオンドーサ」(※運ばれてきた時には2つに折りたたまれている。写真は開いたもの)もいただき、「ココナッツチャトニ」も追加させてもらった。小さめなので、「ミールス」後にも軽く食べれちゃう。やはりオールベジの組み合わせなので、胃にもやさしく、その後2日間ほどはかなりの快腸ぶりだった。

セブン‐イレブンが11月上旬から「鶏の旨味たっぷり! 海南鶏飯(ハイナンジーファン)おむすび」を関東・新潟・北陸で発売している。味の感想から書いちゃうが、130円(税込み140円)のおむすびだと思えば、「日本人向けに食べやすくアレンジしたシンガポール風海南鶏飯」が最大限再現されているし、コスパも上々だと思う。

とりめし セブン1

正直なところ、セブン‐イレブンがシンガポールのチキンライス「海南鶏飯」をおむすびを再現してくれたこと自体がとってもうれしい限りで、写真でもわかる通りにしっかりと「ゆでた鶏肉片」がトッピングされているし、ごはん部分もガラスープで炊かれ、醤油味がついているのにも感心してしまった。

とりめし セブン2

もちろんこの値段なので、ごはんはタイのジャスミンライスではなく、国産のうるち米。さらには3種ダレ(ダークソイソース、チリソース、ネギ&ショウガ)と一葉のパクチー添えが欲しいところだが、ダークソイソースっぽく、辛み醤油ダレがチキン片の下側にされていた。この部分はかなりの創意工夫が感じられた。

ちょうどランチ時に東京・大森駅前にいた。明日紹介予定の南インド・ケララ州料理「ケララの風2」に出かけようと歩いていたら、駅前エリアでこれまで気づかなかったアジア料理の小さな店を見つけた。「カオマンガイ」「海南鶏飯」「ガパオライス」などがランチメニューでそろっていた。「試しに入ってみよう!」と先客ゼロの店内に。鶏肉だという「ガパオライス」に目玉焼きを堅めでリクエストするも、「堅めで半熟ですね」との答えにハッと気がついた。「たぶんタイ料理はあまり詳しくない感じかなぁ?」。もちろん辛口リクエストも、「テーブルのトウガラシ(もちろん粉トウガラシのプリックボン)で調整してください」と断られ、さらにイヤな予感が走る。

ニンジンガパオ

悪い予感は当たってしまうもので、待つこと5分で登場したのが「ニンジンとピーマン&パプリカの鶏ひき肉炒め」。スイートバジルとなぜかバイマックルーらしいものも確認できる。私もブログエントリーで460食超の「ガパオライス」を紹介してきたが、東京はおろか、日本全国食べ歩いてきたが、「ニンジンメインのなんちゃってガパオライス」に出合ったのは初めてだ。もちろんトウガラシの辛さもゼロに近い。

「いやぁ〜16年も師走を迎えたのに、1月ぐらいに食べた強烈な汁だくガパオライスに次ぐ強烈なひと皿」にこのタイミングで対面することになるとは〜。ツキがないのか、なんなのか。とりあえず前向きに「大当たりに当たっちゃった」とでも表現しておこうか。

味付も不思議なしょう油味で、少し質問してみると、「すみませんアルバイトなので、当店のコックが作ったもので、これを温め、目玉焼きのみ作っています」とか返ってきてしまった。「アルバイトだろうが、なんだろうがそんなの関係ねぇ!」と言いたいのをこらえ(※言ってもアルバイト感覚の方に意味はないし)、大半を残し授業料800円也〜を支払い、早々に失礼した。まあ1年365日、たまにはこんな日もあるわけです。

久しぶりにタイ料理の空芯菜炒め「パッ・パックブーン」を食べる機会に恵まれたが(※1枚めの写真。福岡のタイ料理「ガムランディー」で自家農園産。鮮度が違うので大感激!)、タイ旅行に出かけ、辛さやハーブが苦手な日本人にもすんなり入れるタイ料理といえば、この「空芯菜炒め」ではないかと改めて実感。

パックブーン2

アルコールとの相性もいいし、クセがなく食べやすく、さらに栄養価も高い。野菜料理が意外に少ないタイでは、日本人にとっては貴重な万能料理ではないだろうか。写真のガムランディー産の「空芯菜」はグリーンの色合いがとっても鮮やか。この濃いグリーンはクロロフィル(葉緑素)が豊富だからこその発色なのだという。
この「空芯菜」、実はびっくりのヒルガオ科サツマイモ属だそうで、たしかにサツマイモの近親だと葉が似ていることでもわかる。


パックブーン1

なお、タイ現地では日本でポピュラーな「空芯菜」の種類である「パックブーン・チン」ではなく、2枚めの写真の茎が太い種類の「パックブーン・タイ」が使われることが多い。茎のシャキシャキした食感と、葉のぬめっとした食感とのミスマッチな感じが、「パックブーン・タイ」の大きな特徴だ。この写真の店は、かの「カニと玉子のカレー粉炒め」で知られる「ソンブーン」のもの。チャイニーズ・タイ料理の名店だけに、これも絶品でした。

(※パックブーン・タイは日本ではあまり使われません=見かけません。日本人好みの葉の炒めっぷりはパックブーン・チンなので、基本タイ現地で楽しむパックブーン・タイということになります)


レイトランチの時間帯に東京・西早稲田(東京メトロ副都心線西早稲田駅近く)のタイ料理「コムローイ」に出かけてみた。今秋オープンしたばかりの新店で、藤井支配人は神保町エリアで20年近くのキャリアを積み、晴れて「コムローイ」を立ち上げた。

コム 外観

ランチで「ガパオライスセット」(※この日は鶏肉)をいただきながら、店の特徴やコック氏のプロフィールなどを伺ったが、「ガパオライス」も本格タイ仕様でなかなかの味わいだった。濃すぎず、しつこからずの味付けとともに、私の辛口オーダーにもしっかりと応えてくれている。

コム1

(※ライス少なめでお願いしたので、本来はもっと多い)全体的な赤の色味はトウガラシ片(プリックチーファー・デーン)によるもの。ガパオのボリューム加減も都内平均ちょい上ぐらい。炒め加減が心地良く、目玉焼きカイダーオの堅焼きもしっかりとリクエストが通っていた。

コム2

「ガパオセット」には、トムヤムスープとひき肉のハーブ和え「ラープ・ガイ」ベースのミニサラダ、タピオカココナッツミルクのミニデザート付き。トムヤムスープもボリュームがたっぷりで、うれしいサービスだ。

1910年(明治43年)から続く大阪「せんば自由軒」の名物「インディアンカレー」が唯一東京で食べられるのが、JR御徒町駅前の吉池本店ビル8階飲食店街にある御徒町店(※吉池本店ビルは地下は鮮魚メインの吉池、ほかのフロアはユニクロやユザワヤなどが入居)。店名は「バルテラス マゼル」という肉バルなのだが、ランチタイムは「せんば自由軒御徒町店」となっている。

せんば大盛り

この百年超の歴史ある「名物インディアンカレー」は、写真のようにセンターに生たまご、その周りを円をあがくようにウスターソースを2周ほどまわしがけして食べるのが、お店推奨の“おいしい食べ方”だそうだ。今回はボリュームを大盛りにしてもらったので、もう1周多く、3周まわしがけ〜してみた。

関東にはないカレーのスタイルだし、ウスターソースの文化も関西圏がメイン(※関東は中濃かとんかつソース)なので、いつ食べても新鮮な味わい。このところ確実に月1〜2は食べに出かけている気がする。

せんば普通

ちなみに、普通盛りだと2枚めの写真のボリュームとなる(※この時はインディアンカレーではなく、ハイシライス)。大盛り感もハンパないし、なにより満足感があった。インディアンカレーは、独特のカレー粉風味のベースが、絶妙なノスタルジック感も楽しませてくれるし、カレー粉と火か通った刻みタマネギのアクセントもたまらない。「カレー専門店というか、洋食やのカレー」というのにも納得だ。
(※セットでの注文だと、海老フライやチキンステーキなどがサラダとともにプラスアルファされる)

まだ2016年を振り返るのには1ヵ月ちょい残っているが、本日紹介するタイのチキンライス「カオマンガイ」の強烈なニセモノ、うすっぺらさを上回るモノは出てこないだろう〜ということで「ワースト1」に認定したいと思う。まずは写真をご覧あれ。

カオマンガイ ワースト1

なんと、これが「カオマンガイ」らしい。ボイルした「鶏の切り身」に、ナムチムと言いたかったらしいタレをハケでおざなりに塗り、トッピングに「刻んだ青トウガラシ」を散らしただけ。「鶏肉」からはジューシーなんてコトバはかけらも出てこないし、さらには「普通の日本米(注=ニンニクオイルがけ)」って、なんちゃって加減にもほどがある。

まだ許せる範囲だったのは、この写真がとある外食産業向けのメニュー提案会でのひとコマだったことか。とはいえ、これを試食しちゃった飲食関係者が「よし!ウチの店でも使ってみよう!」となるわけがない。逆効果極まりなく、「カオマンガイへの名誉棄損」ぐらいに怒りを覚える。

カマンガイワースト3

過去には1枚めの写真ほどではないが、「最初から刻んだチキンが混ぜ込まれている、よくわからないチキンライス(※これもニンニクオイルがけ)」にもぶったまげたが、過去のワースト1は2016年に塗り替えられた。あんなペラくって、うす切りの「カオマンガイのチキンが店で出てきちゃったら〜」と思うとゾッとする。

東京・赤羽の小さなインド料理食堂「マヒム」が11月中旬にリニューアル、業態転換した。インドカレー弁当税込み500円、ケバブ丼500円、ケバブ380円など基本テイクアウトで、店内でもイートインできるスタイルになっていた。店のインド人コック氏も新しい人になったほか、オーナーもチェンジしたという。

マヒム 新1

10月中に店前に出かけた際に「近々リニューアルします」の貼り紙を見かけたが、店名の「マヒム」は同じでも、まったく違う店に変わっていた。オーナーも隣のインド食材店(※変わらず営業中)から、対面の鯵料理専門店「鯵屋」系列になったのだとか(※「鯵屋」は生の鯵を使ったアジフライが美味〜)。

マヒム 新2

やむなく「チキンカレー弁当」をイートインしてきたが、それなりにスパイシーではあるけれど「インド人コックが作る、インドカレー寄りの日本人向けカレー弁当」なので、まあコスパ並みな感じ。味はいい意味で普通ではあるが、これまでのインド料理のメニューを小さな食堂スタイルで提供してくれたパターンではなくなった。



ランチでJR上野駅・アトレ上野にあるタイ料理「マンゴツリーカフェ」に出かけてきた。改札外ながら、上野駅構内なので雨の日などにはとてもありがたいロケーションだ。今回は「本日のガパオライス+クイティオ(汁めん)」のコンボセットを注文した。

コンボ1

「本日のガパオライス」は鶏肉(レギュラーメニューには豚肉もある)だったが、辛さ調節なっども可能なので、辛口でリクエストした。こと「ガパオライス」に関しては、「マンゴツリー」系各店のタイ式仕上げは徹底しており、主役のガパオ(タイのホーリーバジル)もしっかりとしたボリュームで使われているほか、肉片の粗みじん仕上げや余計な具材が入らないこと、目玉焼きの堅焼き(揚げ)のカイダーオといい、「ガパオライス初体験」という方にもお勧めできる出来栄えだ。

コンボ3

まあ、ガパオ自体はフレッシュではないが、寒い季節を迎えてもこのボリュームで使ってくれるのはうれしいし、ガパオ=タイのホーリーバジルであり、スイートバジルとは違うバジル香であることが舌で味わえる。さらにはタイ米カオホムマリ(ジャスミンライス)の炊き加減にもブレがない。

仕事帰りに御徒町は春日通りを歩いていた。もちろんカレーライスが目的だったが(サカエヤ予定)、その手前で不思議な店看板が目に飛び込んできた。「大衆食堂シックダール」とあり、さらには「やきとり」の暖簾も見える。その割にはインド系料理っぽいし、新店なので(11月14日オープン)とりあえず入店してみることにした。

シック1

「やきとり」のメニューを見ると、「もも、むね、レバー、かしら、ネギ間」など普通の鶏焼きに加え、「マトン、ラム、鹿、牛」なども書かれていた。そして味付けの表記には、「しお、タレ、スパイシー、タンドリー」とある。この店(シックダール)では、日本式の「やきとり」を、スパイシーやタンドリーチキンの味付けでも提供してくれる店だった。

シック3

さっそく、「もも」「むね」などをタンドリーチキン味で注文してみれば、オーナーさんの奥さまが肉片に串を入れ、タンドリーチキンの下味をつけ、焼き工程に入った。オーナーさんも奥さんもともにバングラディシュの方だという。また厨房でカレー&タンドールを担当するのはインド人コック氏だ。

シック2

焼きあがった鶏「もも」「むね」のタンドリーチキン味がこちらの写真。もちろん見た目はやきとりなのだが、味はタンドリーチキン味。見慣れた「やきとり」のはずなのに、味はインド系。このミスマッチ感についついワクワクしてしまった。

シック6

さらに追加で、「ネギ間」「マトン」「ししとう」を頼んでみたが、「ネギ間のタンドリーチキン味」も斬新。ネギがどんな味になるのか興味津々だったが、違和感なく食べられた。「マトン」「ししとう」はスパイシー味で。塩系なのだが、スパイス各種の複雑な味わいで、これも新鮮な風味だった。

久しぶりにタイ料理「スワンサワン赤坂店」にランチ訪問してきた。ちょうど一昨日のエントリー(タマリンド編)の時のこと。池袋サンシャイン通りの「池袋店」の時代には何度か寄らせてもらっていたが、コック氏の絶妙な味付け加減は変わらずで、おいしい「鶏肉のガパオライス」が楽しめた。

スワン1

タイ人オーナーのユーさんも、「あっ、ブログのヒトですよね。どっかで見たことあると思ったら、想い出しました」なんて感じ。まあ会話したのが2年ぶりぐらいなので、よく覚えていてもらった感じである。そんな食べ手の私の方も、コック氏のしょっぱからず、しつこからず、もう少し味付け強めでもいいような、ギリギリちょい手前の加減とでもいうべきだろうか。さらに辛さのリクエストもしっかりと〜である。

目玉焼きカイダーオのタイ式揚げ焼きのリクエストも、厨房からの食用油がハネるパチパチとした音が聞こえてきたが、そう作ってもらえると写真のような仕上がりとなる。

11月下旬なのに東京都内でも降雪〜と本日11月24日は極寒に襲われているが、こんな日には身体もホカホカに温まるカレーうどんが恋しくなる。数日ほどタイミングが早くなっちゃったが、池袋西口のカレーうどん人気店「ひかりAND楽酒」に仕事帰りに寄ってきた。

ひかり1

ロケーションは、池袋西口の「蒙古タンメン中本」「キッチンABC」の通りを直進し、「火星カレー」を通り過ぎ、さらにインド料理「GARA」を超え、「マレーチャン」の手前。写真のビル入り口を抜けると地下通路があり、その先の古民家が「ひかりAND楽酒」だ。入口にも、店内にも「池袋迷物カレーうどん」と書かれていたが、「入店までの道のりもまさに迷物かもしれない〜」。

ひかり2

夜は「楽酒」とあるように、居酒屋業態となるため、お通し・ドリンク・おつまみなど+カレーうどんの注文が必要となる(※ランチはカレーうどんのみでも可)。注文したのはレギュラーの「大人のカレーうどん」の辛さ15倍バージョンの「夢辛カレーうどん」。メニューには18種類のスパイスを使っているとあったが、ここに醤油やカツオだしなどの和の素材が加わっている。感想から先に書くと、「スパイシーだけど、日本のうどんの範ちゅうにある、初めて食べるベクトルのカレーうどん」であった。

写真はタイの料理でも重宝するフルーツ「タマリンド」(マカーム)を砂糖煮した「マカームワーン」。東京・赤坂のタイ料理「スワンサワン」に久しぶりにランチ訪問した際に、イケメンのタイ人オーナー(シェフもこなす)のユーさんから、「タイ人の友達に、私が大好きなので買ってきてもらいました。よかったら食べて下さい」といただいたのが「マカームワーン」だった。

タマリンド マカームワーン

ユーさんは、「タネは抜いてあるので食べやすいですよ。少し甘くてすっぱくて、それがおいしい〜」と話していた。確かに「甘くてすっぱい」。見た目のビジュアルはイマイチなのだが、持っているポテンシャルがでっかいのが「タマリンド」。

タマリンド0

茶色いそら豆のサヤのような感じだが、植物学的にもマメ科タマリンド属なので近い感じである。ドライフルーツやジュース(※缶入りのが日本にも輸入されており、タイ料理店でも見かける)のほか、独特の酸味を調味料代わりに使ったり、石鹸や化粧品にも使われている。

私が好きなカレー粉風味でカニ&玉子が豪快に炒められたタイ料理「プーパッポンカリー」。カニもたっぷり味わえるほか、カレー粉の玉子炒めが絡まるので、ごはんとの相性もぴったりで、タイ現地だと食べ口が軽いタイ米なので、ついつい食べ過ぎてしまう。

パッポン1

写真はバンコクの人気店「ソンブーン(建興酒家)」の看板メニュー「プーパッポンカリー」。カニと玉子、そしてクサミの少ないタイのネギ・トンホームが見事に絡み合っている。辛そうに見えるのはチリインオイルのナムプリックパオを使っているためで、タイのカレー粉ポンカリーと一緒になるとまさに「ほんのりスパイシーで辛さもやや辛」ぐらいで、日本人が好むカレーの辛さレベルにも合致する。タイ料理のストレートでワイルドな辛さが合わないお父さん世代の男性からも、「このカレー粉味なら大丈夫&カニもがっつり〜」で人気も高い。

パッポン2

ところが〜で、ここからが本題だが、日本のタイレストランでは同じ「カニと玉子のカレー粉炒め」を頼んでみれば、な、なんと「カニ缶のカニフレーク」を使われちゃって、白髪ネギって〜とついつい突っ込みを入れたくなるナゾのひと皿に出合ってしまったことがある。

本場タイの「プーパッポンカリー」では、マッドクラブや泥蟹(前出のソンブーンは泥蟹)を使うので、ガニフレークバージョンは初体験だったが、それにしてもちょっと違いすぎるし、身が細かすぎる。これで「580円、650円」ぐらいなら許せる気もしないではないが(※その値段でも、この仕上がりを知っていたら頼まないだろう)、これで「1280円」である(※マンゴツリーカフェ上野店)。


東京・湯島の小路地にあるスパイスカレー専門店「カレー clover(くろーばー)」に再訪してきた。今回が3回目となるが、店の名前にもなっている看板メニューの「くろーばーカレー」は初めてとなる。スパイシーなのに食べ口が軽い特徴が、「くろーばーカレー」だとどんな感じなのかが楽しみだ。

くろーばー1

「カレーには20種類超のスパイスを使っている」とのことだが、「くろーばーカレー」からは、クローブが全体から少しだけ背伸びしたように出ている感じがした。「大辛」の辛さでリクエストしたが(無料サービス)、器全体からのスパイシーさと辛さのバランスが主張し過ぎず、軽い食べ口もあってスプーンが止まらない。

くろーばー2

クローブの香りも、強すぎず弱からずの加減も、慣れてくると心地よくなってくる。「クローブがガツンと来そうでこないところが好きな味です」とオーナーさんに話をふってみると、「これ以上使うとクローブばかりが出てしまうので、これぐらいがギリギリです」とのこと。ついつい「エチオピアのガツンとクローブ」が脳裏に浮かんだが、この「もう少し欲しいけど〜」ぐらいの感覚がちょぅどいい。

「銀座古川」といえば、私の中でのイメージは「海老フライとドライピラフ クリームカレー添え」になってしまう。「イグジットメルサ」内に移転したことを忘れていたが、このところシンガポール発の海南鶏飯で知られる「ウィーナムキー(威南記海南鶏飯)」に出かける機会が複数回あり(ブログ紹介はこちら)、同じ飲食店街フロアに「銀座古川」があることに気がついたもの。(※写真の奥の赤系の看板が「ウィーナムキー」)

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そんな「海南鶏飯実食帰り」に、「そういえば海老フライが突き刺さったカレーピラフ、しばらく食べてないなぁ〜」と食べたいモード全開になってしまい、ついつい出かけてしまった。「海老フライ」は大人になってからは食べる機会も少ないが、小学生の頃は大好きだった。何十年経ってもそんな鉄板「海老フライ&カレー」だとテンションが上がってしまう。

えび3

「そうそう。これだよね〜」と久しぶりのビジュアル感に感激。ピラフ皿にカレーの痕跡があるのは写真を撮る前にカレーをピラフのくぼみに入れそうになってしまったため(※気がはやっている)。「銀座古川」のカレーは欧風ながらもスパイシーさのバランスも良く、辛さの調節リクエストにもある程度応えてもらえるのがありがたい。

前日紹介の博多・大名のタイ料理居酒屋「ガムランディー」で、鶏ひき肉とタイハーブ和えの「ラープガイ」も楽しませてもらったが(写真)、この「ラープに欠かせないタイハーブのフレッシュミント・サラネーとパクチー」のバランスの良い和え合わせに、改めて「ラープにはサラネーとパクチーだよね!」と実感させてもらった。

ラープ1

日本のタイ料理店では、たぶん「ラープ」のメニュー化率は90%超えぐらいなポピュラーさだが、実際にタイ式「ラープ」で供してくれる店はせいぜい1〜2割ではないだろうか。なにが足りないのかといえば、タイ現地では100%使われているフレッシュミント「サラネー」(主にスペアミントを指す)が使われていないのだ。

「サラネー」は「日本でのラープのレシピが掲載されているサイト」でも、極々少数派に過ぎない。料理全体から出てくる爽やかな香味はこの「サラネー」が握っていることは間違いなく、レシピサイトの方はタイ現地で食べたことがあるのか否か?とついついうがった見方をしたくなる(※タイでも東北部イサーン料理なので、実際に行ったことがあるヒトは極々少なくなるが)。
「サラネー」は日本でも手に入るわけで、なおさら「なぜに使わないのか?」がギモンだ。


ラープ3

もちろんトッピングだけでなく、和えの工程でも「サラネー」は欠かせない。2枚めの写真はバンコクのデパ地下での「ラープ・ガイ」。ちょっと雑多な作りだが、大ぶりの「サラネー」が、乾燥赤トウガラシ「プリック・ヘーン」とともに、目立った存在感を出してくれている。

福岡出張時の夜はといえば、今回も大名の「タイ料理居酒屋ガムランディー」にお世話になった。まずは大好きなメニューのひとつである「プラー・タイ・ヌン・マナオ」(真鯛のライム蒸し)を。この「プラー・ヌン・マナオ」は魚のうま味とタイライム「マナオ」の酸味のバランスが出来栄えを左右するが、日本国内では「レモン蒸し」の店が圧倒的に多く、「タイ式の味」はおろか、「タイ風」でさえなかなか味わえない、意外にハードルが高い魚料理なのだ。

ガムマナオ

「ガムランディー」では、タイから輸入したマナオ果汁を使っているので、香りも含めて「タイ式テイスト」。それも「真鯛」なので、これだけでシアワセな気分になる。合わせたアルコールは「自家製レモングラスハイ」なので、飲み口も軽く相性も良い。久しぶりの「プラー・ヌン・マナオ」にはテンションが上がった。

ガムパック

お次は「タイ式空芯菜の炒め物」(パッ・パックブーン)。空芯菜は「ガムランディー自家農園産」で、進藤オーナーによると、「自家栽培のものはそろそろ終わりです。今年は夏場の酷暑と渇水で厳しかったです」とのこと。9月からは雨が続いたりと、天候に恵まれなかった。それでも「自家栽培した空芯菜を自分の店でタイ料理として提供する」という「自産自消」をお客として味わえるのは素晴らしいことで、これってかなりの贅沢なことではないかとも感じる。

空芯菜は最後でも、真冬の主役「カナー」(カイラン菜)の季節がやってくるわけで(※カナーは寒さで甘さが増すので、タイ現地よりも日本の方がおいしい〜とも言われる)、もう少し季節が進むと楽しみだ。


週半ばから福岡出張に来ている。夜向かったのは初訪問になる「タイ料理アイヤラー」(西新)。出かけるのは初めてだが、オーナーシェフのレーさんは旧知なので(※09秋〜12年夏まで旧店舗のタイ料理ガムランディー」で働いていた 当時のブログ紹介はこちら)どんな店なのか楽しみ〜。それも「ガムランディー」の進藤オーナーご夫婦とお邪魔したので、レーさんの緊張っぷりはハンパなかった。


あい1

私もレーさんと会うのは4年半ぶりぐらい。「覚えてる〜?」と聞くと、「覚えてます。久しぶりです。こんばんは〜」みたいなあいさつの流れ。ただタイ料理に関しては、「ていねいさが光る作りに、全般的にうす味仕上げ」は、「ガムランディー」在籍時と変わらず。変わったとすれば、オーナーシェフらしい自信と貫録といったところか。

あい2

1枚めの「鶏肉のガパオライス」は、レーさんから「ガムランディーの時にまかないで作っていた『私のお母さんの味のガパオライス』でいいですか?」とふってきたので、進藤さんも「久しぶりに食べたい〜」という流れで、タイ北部ウタラディット出身の「レー家」の「ガパオライス」をいただくことに。特徴は、ガパオ(タイのホーリーバジル)+バイマックルー(こぶみかんの葉)で、複雑な香味感覚な味わい。レーさんは香味重視は知っているので、この「ガパオ+バイマックルー」の味も繊細だ。目玉焼きカイダーオのタイ式揚げっぷりも、文句なしだ。
(※ウタラディット県はタイ北部でも南に位置し、スコータイの北〜北東になる。東側はラオスと国境を接している。レーさんも、サイウアやカノムチーンナムギョウなどの北部料理が好きだが、お母さん仕様のガパオライスは大好物とのことだった)

2枚めの写真は、豚肉片のハーブ和え「ナムトック・ムー」。炒ったもち米の粉カオクアの香味加減がさすが。「ガムランディー時代」の下積みがしっかり生きている。

平日の仕事帰りに「デリー上野店」へ。最近、水曜日は先日も紹介した曜日限定の「タンドリーチキンドライカレー」狙いで出かけるので悩まないのだが、その他の曜日だと「カシミールにしようか、コルマを食べようか?」で毎度毎度この2択を余儀なくされる。適度に並びの行列がある方が、考える時間があったりして覚悟を決めるのだが(※大げさではなく、デリー好きにこの2択は酷である。我慢できないと2つ頼んじゃうが、毎回毎回そうはいかない)、今回は頭の中では「カシミール」のつもりが、発していたのは「コルマカレー」だった。

コルマ1

結局はどちらにもハマっているので「どっちでもアリ」なのだが、オーダーした「コルマカレー、ポーク、辛さベリーベリーホット」だと写真の感じになる。やはり「コルマ」はタマネギが凝縮した甘さあっての味であり、ここに辛さ増強+スパイシーさが加わると、急にライスが欲しくなる。

コルマ2

そう、「カシミール」だと時にスープのように飲んでしまい、そのままの味を楽しみつつ、ライスとも合わせていくが、「コルマ」だと、ポークの肉片にがっつりとカレーソースを絡めそのまま食べる。合い間にタマネギ&ダイコンのアチャールを箸休めに〜。その後に「ライスとコルマカレーのコンビで食べ進む」。今さらだけど、「ライスとコルマって合うなぁ〜」としみじみ。ジャガイモ片にかぶりついた後には、一度リセットされた「コルマ」の旨さがまた広がるし、私の場合はベリーベリーホットでお願いしているので、コリアンダーシードの爽快なスパイシー感も後追いしてくれ、ライスが進むこと、進むこと。

平日のディナー時、千葉・八千代方面に近いエリアにいたので、久しぶりに京成勝田台駅から徒歩3分ほどの南インド料理「葉菜」に出かけてきた。吉田オーナーさんとも1年半ぶりぐらいにお会いする。さっそく「ベジタリアンミールス」をオーダー。この日のベジタリアンカレーはトマトベースの「焼きナスとタマネギのコロンブ」。

はな1

写真の通りの「葉菜 ベジタリアンミールス」なので、運ばれた瞬間に胃袋が食べるモードで全開。メインのトマト系カレーも、トマトの酸味が強すぎず、それでいて後を引く旨さ。タマネギの甘さもトマトの酸味とのギャップで、よりおいしく感じられる。ここに焼きナスも入り、それぞれの食感の違いも心地よい。サフランライスの山を平らに崩しながら、野菜とマメのスープカレー「サンバル」、タマリンドの酸味&カレーリーフの香味の「ラッサム」、主役の「トマトカレー」をおもむろに混ぜながら、スパイスヨーグルトの「ライタ」を端に添えながら食べ進む。

サンバルワダ

そしてほっくりした食感がたまらない豆ドーナツの「ワダ」を「サンバル」に無理やり浮かしてみる。やりたかったのは以前「葉菜」でリクエストして作ってもらった写真の「サンバルワダ」。この時のおいしさが忘れられず、ミールスの中でそれっぽく再現。「葉菜」は野菜へのこだわりがハンパない店だが、有機野菜の旨みは野菜達の本来の特徴を味あわせてくれる。吉田オーナーも、「冬場は野菜の種類は少ないですが、その分冬野菜は甘みもたっぷりです。箱積みの『さつまいも』は現在追熟中なんですよ〜」と笑顔が弾けていた。

千葉方面に出かけた際に、JR総武線稲毛駅前の「カレーハウス シバ」にランチ訪問してきた。実にブログ紹介は5年半ぶり〜(11年5月 こちら)。「そんなに出かけてなかった?」と半信半疑だったが、店の外装が小奇麗に変わっていて、時の流れを事実として受け止めた。ただ店内の雰囲気は前のままのような気もするが、メニューを見ながら「組み合わせの『ラムスパイスカレー』をさらに辛さ増強」で注文した。

シバ1

写真左上が「ラムスパイスカレー」、上中央左が梅風味のアチャール「カチュンバー」、右隣がサイドメニューから追加した「ヒンアチャール」、右隣「ベジタブルカレー」、右隣がムングダールの風味がやさしい豆スープの「ダル」、右下が「コールマンラム」、左が「ターメリックライス」の充実セット(1600円)。

シバ2

それにしても、「ラムスパイスカレー」の旨みは学生時代に初訪問した当時の味の感動と変わりない。さらに辛口にしても、辛さが尖りすぎないし、カルダモンの広がりも絶妙なやさしさで、「スパイシー過ぎないけど、しっかりと存在を主張してくれる」この加減がたまらない。食べながら初めて食べた当時のことも想い出してきたが、昭和期から変わらぬ味と、当時からの繁盛ぶりはすごいのひと言。

このところ昨日のように、タイのチキンライス「カオマンガイ」やシンガポール「海南鶏飯」を紹介する機会が増えているが、最近食べてないが、本当は食べたいもうひとつのタイ式チキンライスがある。それが今日の主役の「カオモッガイ」だ。

カオモッガイその2

写真のように、タイ米カオカオにターメリック加えたライスも特徴だが、骨付きチキンが添えられることから「もうひとつのチキンライス的な存在で、タイでは南部料理の「イスラム風チキンライス」として広く知られている存在で、バンコクあたりでは同じ南部料理にくくられることもある「マッサマンカレー」よりも、フードコートなどで見かける機会が多かったぐらいのポピュラーさだ(※さすがに「マッサマン」も世界美食ナンバー1以降は注目度とともに食べれる店が増えている)。

カオモッガイその1

見た目でお気づきかもしれないが、インド料理の「ビリヤニ」に似ている。ただ、「ビリヤニ」がホールスパイスなどをたっぷり使って炊き込むのに対し、「カオモッガイ」ではライスそのものはターメリックぐらいしか使わないし、チキンにも「タイのカレー粉(ポンカリー)」を使って味付けし、代わりにタイハーブが使われる感じである。「タイのカレー粉・ポンカリー」は、蟹と玉子のカレー粉炒め「プーパッポンカリー」でもおなじみだが、基本チャイニーズ・タイ料理の文化から来ているので、八角(スターアニス、タイ語でポイガック・ポイガッ)が入るので独特の香味がある。



平日の夕方、アイドルタイムの時間帯にJR大宮駅ナカ「エキュート大宮」にあるタイ料理のチキンライス「カオマンガイ」の専門店「カオマンガイキッチン」に寄ってみた。夜の仕事宴会に備え、軽く腹ごしらえ。さすがに中途半端な夕方5時過ぎなので店内も空いていたが、女性のひとり客が意外に多いのが目についた。

キッチン1

今回は「揚げたチキンのせ」の「カオマンガイトード(トーッ)」をオーダー。チキンのジューシーさもさることながら、フライドチキンでもオイリーさはまったくなく、食べやすいのが印象に残った。タイのジャスミンライス「カオホムマリ」を使っているライス部分も、「チキンスープで炊き上げ、しっとり感がある仕上げ」で、カオマンガイ専門店らしさが充分に感じられた。

キッチン2種盛り

ちなみに、前回訪問時の「ゆでチキン&揚げチキンの2タイプのせ」の写真がこちら。ビジュアル感含めさすがに「2種盛り」の方が食べ応えや満足感もあるが、今回は軽めに食べたかったので納得済みだ。こちらの「カオマンガイキッチン」は専用ダレの種類も豊富なのがうれしい。

4種類は、ジンジャーソース(ネギとショウガの爽やか系)、タオチオソース(タイ現地の液状みそタオチオをベースに、ニンニクとトウガラシが入る。タイ現地のカオマンガイはこのタレが基本)、スゥイートチリソース(ダークソイソースのシーユーダムにトウガラシと食酢を加えた)、スパイシーサワーソース(タイの醤油シーユーカオにタイのライム「マナオ」と唐辛子入り)で、自分の好みで自由に組み合わせる。

私は「カオマンガイといえば、タオチオ+辛さのタレ」が好みで、あとはジンジャー&ネギ系ソース。また、シンガポール式「海南鶏飯」でもおなじみの「ライスにダークソイソースまわしがけ」用のダークソイソースも常備なので、これもクセになる食べ方だ。

神田北乗物町のタイ惣菜弁当&食堂の「プリック プリックタイ」にランチで再訪してきた。今回は「ローストチキン&焼き豚&ガパオ専門店」とチラシにあったことから、気になった「焼き豚ライス」(カオムーデーン)を注文。待つこと5分ほどで登場したが、オーナーシェフの柴さんが、「奥がムーデーン、手前はコムヤーンになります〜」と個人的にはサプライズなコトバが聞けた。

コム1

なにがサプライズ化といえば、トントロと和訳されやすい「コムヤーン(コームーヤーン)」は、「豚の首&喉肉炙り焼き」のことで、タイ現地では人気の豚肉の部位で、「コムヤーン」「コムヤーンナムトック(ラープと同じ味付)」などで大好きな料理のひとつだから。「コムヤーン」はタイ料理の中では辛さなどとは無縁で、アルコール類のツマミとしても相性が良い。

コム2

目の前で炙ってくれる工程も楽しいし、このボリュームで700円なのはとってもうれしい(※パクチーは別でトッピング100円)。写真だけ見ていると肉バルにでもいるみたいだが、これもれっきとしたタイ料理だ。焼き豚「ムーデーン」も、カットは大ぶりだし、満足度も高く「肉系ガッツリのタイ料理ランチ」となった。

タイ料理「ガパオライス」。スパイシーなバジル香が特徴のタイのガパオ(ホーリーバジル)を主役に、粗みじんぐらいに刻んだ肉類(鶏、豚、牛、あひるなど)を、生のトウガラシとガパオを加え、タイの調味料シーユーカオ(白醤油)、シーユーダム(黒醤油、中国醤油)、ナムマンホーイ(オイスターソース)、ナンプラーなどを加えて炒めたもので(使う調味料の種類は店によりさまざま)、仕上げにソープーカオ(シーズニングソース、ソースプルゥンロッ)を若干量。この調味料の加減などで、強火で「汁なし」に仕上げるパターンが好みだが、中国料理の炒め料理の感覚で「ツユダク」仕上げて供してくる店も多い。これは日本だけでなく、タイ現地でもフードコートや屋台系での「ガパオライス」だと「ツユダク」に出合うことも多々あったりする。

マリカ1

こちらの写真のように、「粗みじんの肉片とガパオの葉片を合わせて炒めつつ、最後に素揚げのガパオをトッピング」してくれる「本場タイ式のガパオライス」だと個人的にうれしい。これぐらいの「ガパオ」のボリュームがあると、スパイシーなバジル香がしっかりと楽しめる。

ガパオ弁当

実際にタイ現地でも、スワンナプーム国際空港内での「ガパオ弁当」でもこんな感じの「汁なし」だった。まあ空港内での弁当なので、「ツユダク」だとライスの「カオカオ」部分にしみ出てしまい、「時間が経っても美味い!」とは言い難くなるので、当然のこと「汁なし」なのだろう。それにしても、タイ現地らしく「ガパオがリーフのまんまたっぷり入っている」のがわかる。

「あれっ〜こんなところにカレー店がー」と秋の大久保公園でのイベント帰りに気づいたのが「レインボウスパイスダイナー」。大久保公園から数十秒、西武新宿線新宿駅北口改札からも数十秒のロケーションだ。入口にはおもむろにスパイスの大袋が置かれている。後付けで調べたものだが、「スパイスにこだわる立川の人気店」とのことで、胃袋のテンションも上がってきた。

レイン2

写真はカレーの2種盛り(写真右「ポークビンダルカリー」、左「野菜マサラカリー」、ごはんはM200gとL300gの中間の250g)。センターにはアメリカ・カリフォルニア産米の中粒種「カルローズ」がターメリックをまとって存在感を出している。カレー専門店で「カルロース」を見かけるのは珍しいが、「カルローズ」自体は食べ口が軽いので、こちらのオイリーさひかえめのスパイスカリーにはぴったりの相性だったことにまずは感動(※いつもタイのジャスミンライス「カオホムマリ」やインドの「バスマティー」などを紹介する機会が多いが、加州産「カルローズ」も好きなコメのひとつだ)。

レイン1

カレー自体も、左の「野菜マサラカリー」も、やさしいスパイシーさとニンジンや茄子など野菜の旨みがバランス良くかみ合っており、重すぎないスパイシー感が心地良い。

そして「ポークビンダルー」は、想像していたよりも酸味は抑えめ。辛さも店の中では強いカレーとのことだったが、全般にリトルホットぐらいの感じであり、「クセがなく食べやすいポークビンダルー」だった。お店の方に「ポークビンダルーは珍しいですね〜」と振ってみると、店では人気のカレーだそうで、辛さよりもスパイシーさを重視している様子が伺えた。個人的には「北千住 カリー山」(
こちら)の辛くて酸味が強い「ポークビンダルー」が好みだが、「レインボウスパイス」のスパイス加減&酸味ひかえめのタイプもあり〜だと実感した。

東南アジアのチキンライス(シンガポール式海南鶏飯&タイ式カオマンガイ)は日本でもだいぶポピュラーになりつつあり、日本式チキンライス(ケチャップ炒めライスの鶏肉入り)と比較しても最近では知名度もだいぶ上がってきた。東京ではタイの人気店「ラーン・ガイトーンプラトゥーナム」、シンガポールの人気店「ウィーナムキー」がそれぞれ上陸しているほか、タイ料理店、シンガポール料理店でも身近に食べられる。

カオマン2

(※写真は亀戸のシンガポール式「僕の鶏飯」の「海南鶏飯」)
この東南アジアのチキンライスの主役は、シンガポールでもタイでも「鶏肉」であることに違いはないが、「このチキンのゆで汁を使って炊いたライス(タイ米などの長粒種)」の美味さも実は大事なポイントである。「鶏肉だけ」ならば、広東式の「白切鶏」や「海南鶏飯」の原型とも言われる海南島の「文昌鶏」という結論になる。

カオマン3

(※写真は銀座のシンガポール料理「ウィーナムキー」)
このチキンの旨みたっぷりのゆでスープで炊き上げるタイ米あってこそ、「チキンライス」と呼べるのではないだろうか。最近たまに見かけるのが、見た目に妙なしっとり感とオイリーさ&つやつや感がある割には味がうすっぺらく、ライスがまとわりついてくるタイプの「チキンライス」。どうやら炊き上げ時に、ファットスプレッドを投入して、ライスにオイリーさと見た目のツヤだしを行なっているタイプ
のものだ。

ランチで「ビリヤニ」が食べたくなり、JR上野駅からほど近いインド料理「ハリマ ケバブ ビリヤニ」に出かけてきた。ただ、この日は胃袋がそこまで空腹ではなく、なんとなく「旬野菜のベジタブルビリヤニ」を初めて注文した。

ベジ2

炊き込んだ「ビリヤニ」に後からトマト、インゲン、ニンジンなどを加えて和えたタイプのようだが、インドのアロマティックライス「バスマティ」とホールスパイスが融合した旨さはいつもの「ビリヤニ」だ。そしてウェットスパイスとしてフレッシュミントもアクセントを加えてくれていた。

ベジ1

とにかく食べ口が軽い。チキンやラムの「ビリヤニ」もこの店で食べたことがあるが、具のメインが野菜類だと、「これだけ食べ口が軽くなるのか〜」とびっくりしたぐらい。スパイスヨーグルトの「ライタ」も、ベジ系と合わせると、より相性がいいようで、スプーンが進むこと、進むこと。スターターで毎度出してくれる「ラッサムスープ」もこの「ベジタブルビリヤニ」としっくりくる組み合わせだった。

世界美食ナンバー1に輝き、一躍注目を浴びたのがタイ料理の「マッサマンカレー」(ゲーン・マッサマン)。ところが、ちょっとしたブームはあったものの、日本ではイマイチというか、結局パッとしないまま2016年は見かける機会さえ少なくなっている。これは個人的な見方かもしれないが、「日本ではおいしいマッサマンカレーが再現されていない!」のではないかと思っている。

マッサマン1

「マッサマンカレー」では、タイ料理のカレー系では珍しくスパイスを多用するが(カルダモン、クミン、コリアンダー、シナモン、ナツメグ、カイエンヌペッパーなど)、味全体を引き締める隠し味的な役割をしてくれる、タマリンド(タイ語でマカーム)、こぶみかんの皮(ルーマックルー)が使われていない〜と思うことが多々あった。

マッサマン2

こぶみかん(マックルー)は主に葉っぱ部分(バイマックルー、カフィアライムリーフ)を料理に用いるが、「マッサマンカレー」では写真のこぶみかんそのものの皮を使う。これはタイ料理ではとても珍しい。
(※こぶみかんは強烈な香りで、その特徴を生かし、ミカン用のネットに入れられて芳香剤用途で化粧室に置かれているのをタイの地方都市で何度か見たことがある)