◆毎日カレー◆と★タイ料理★ by エスニカン

☆コリアンダー=パクチー☆今日はインド系&カレー明日はタイ料理..毎日スパイシー。どうにもならないこのカラダ...。                      

平日の仕事帰りにJR板橋駅前のミャンマー料理&麺処の「ミョーミャンマー」に出かけてみた。ブログでの紹介はほぼ2年半ぶりとなる(こちら)。店看板も以前の「日本のラーメン屋」ではなく、「アジア料理」をメインに推すものに変わっている。「アジア料理」となっているが、タテ看板にはコテコテの「ミャンマー家庭料理」ズラッと紹介されている。

ミョー4

以前から、日式ラーメンメインの「麺処」ではあったが、ミャンマー料理のメニューも相当に充実している。店内表記でも「ミャンマー料理は夜のみで2階で楽しめます」とあったが、普通に1階に通された。店内にはミャンマーのコック兼ホールの方が3人で、基本日式ラーメンは男性、ミャンマー料理は女性が担当しているようだった。

ミョー1

まずはミャンマービールを飲みつつ、「シャン州の発酵豚肉のソーセージ・ワッターチン」を。シャン州はミャンマー東端でタイと国境を接しているだけに(※シャン州のシャンは「シャム=タイ」をあらわしており、シャン族はタイ系民族である)、見るからにタイの発酵豚肉ソーセージ「ネーム」とウリふたつ。味も発酵がひかえめなのと、タイではネームの中央部に赤や緑のトウガラシが入ったりするが、添えられた薬味も針ショウガ、赤トウガラシ、パクチーなどなど、ミャンマー・シャン州とタイとの料理のつながりを改めて実感した。

ミョー3

お次は魚ベースの出汁が特徴的なライスヌードルの「モヒンガー」。めんは極細ビーフンで、タイ料理でいうところのカノムチーンのめんに似ているが、食感はこちらのめんの方が強い。ホール担当のミャンマーの方も、「私たちみんな大好きモヒンガー」と話していたが、全体的なスープの味わいは、タイではなく、インド亜大陸の香りもプンプンと感じる「魚カレー風味」。その割には左上のトッピングはミャンマーの魚「ンガベ」を使ったすり身揚げで、それこそ「タイ式さつま揚げのトートマンプラー」にもウリふたつ。バイマックルー(こぶみかんの葉)の代わりにターメリックとニンニク&ショウガの風味がミャンマー式なのだろう。

デリー上野店の週初めの日替わりカレーといえば、「月曜日は牛ほほ肉のカシミールカレー」、「火曜日は牛ほほ肉のコルマカレー」と、ともに「牛ほほ肉のカレー」だ。3月に久しぶりに「月曜日のカシミール」を味わってみたら、いつもの鶏肉、豚肉の時とは違った「牛肉」ならではの旨みと香りがカシミールカレーソースにぴったりとフィットし、「たまには牛ほほ肉」もいいなぁ〜と実感した。

牛ほほ カシ1

画像からも「カシミールと絡む牛ほほ肉」のおいしさが伝わってくるが、こうなれば気になるのが「火曜日の牛ほほ肉のコルマカレー」ということになる。「そういえば、火曜日の日替わりカレーってたべたことあったっけ?」とあまり記憶になかったので、改めて火曜日に出かけてみた。

牛ほほ コル1

こちらの画像が「牛ほほ肉のコルマカレー」。サラサラな「カシミールカレー」とは異なり、「濃厚なコルマカレー」らしさが伝わってくる。デリーの「コルマ」は、タマネギ由来の甘さが余韻として感じられる「デリーならではのコルマカレー」で、独特の風味はやっぱりクセになる。「コルマと牛ほほ肉」もやっぱりベストマッチングであり、結局のところ、「牛ほほ肉はカシミールでも、コルマでもおいしい組み合わせ」であり、この2年ほど「毎週水曜日の『タンドリーチキンドライカレー』狙いが多かった」ことをデリー好きの自分の中でちょっぴり後悔した。

2017年初の「ガパオライスの当たりとハズレ」をお届けしてみたい。とりあえず、つい前週に当たりの「豚肉のガパオライス」に出合ったので、タイミングは良いかも〜である。そう、もちろん当たりは飯田橋のガパオライス&カオマンガイ専門店「ピピテーブル」の「豚肉のガパオライス」である。

ピピ2

主役のガパオのボリューム自体は都内平均ちょい上ぐらいだとは思うが、豚肉片の粗みじん加減、辛口オーダーにもしっかりと応えてくれており(辛さ調整有料なので当然ではあるが 4辛=50円プラス)、このガパオのもつスパイシーなバジル香とトウガラシの辛さが、濃すぎない味付けとともに「日本のガパオライスはこうあって欲しい」ぐらいの優良さだった。もうひとつの看板が「カオマンガイ」だが、やっぱり次回も「ガパオライス」を頼んでしまいそう〜。

ガパオ 上々

また、ガパオのボリューム自体であれば、上野駅ビルの「マンゴツリーカフェ」もあなどれない。チェーン店であり、駅ビルアトレ上野内のロケーションでありながらこのガパオのてんこ盛りは素晴らしい。ガパオに関しては日本では季節的に冬場のガパオ葉の手当てがどうしても難しくなってしまうが、そんなことはおかまいなしの青々とした「豚肉のガパオライス」には文句なし〜である。「ほかの料理には突っ込み処満載」な同店ではあるが、「ガパオライス」ならばおすすめ店からは外せない。

タイ料理の炒めめん「パッキーマオ」。タイ語で「キーマオ」は酔っ払いの意味だが、タイ料理での「パッキーマオ」の語源には諸説あり、「酔っ払いが、酒の酔いが覚めちゃうぐらい(目が飛び出すぐらいに)辛いめん」が一般的で、もうひとつは、「酔っ払いの屋台の店主がテキトーな具の組み合わせで作った思いっきり辛い炒め麺だから」というもの。ともに共通するのは「激辛」であることだ。

パッキーマオ1

そんな話を想い出しつつ、一昨日紹介した赤羽の「タイかぶれ食堂」で、メニューになかった「パッキーマオ」をその名の通り酔っ払い状態で注文した。それもさらなる辛さ増強、そして選んだめんは春雨の「ウンセン」にしてみた。結局のところ、飲んだ〆となると、普通のビーフン中細めん「センレック」や太めん「センヤイ」だと「食べるとちょっと重たいかなぁ〜」などと思い、軽めの食べ口の「ウンセン」でリクエストしたもの。

パッキー2

この「ウンセン・パッキーマオ」は、以前仕事関係のタイ人の皆さんと飲んだ際に、〆でビーフン極細麺「センミー・パッキーマオ」を頼んでいたのを想い出し、思いのほか食べ口が軽く、その割に味だけワイルドだったりするミスマッチな感覚が、個人的にハマった経験からだ。さらにはタイ現地での写真のタイの即席袋めん「ママー」を使った「ママーパッキーマオ」もオイリーさとは無縁の食べやすさ+生胡椒プリックタイオーン(写真中央の山椒の実のようなグリーンの粒と房)の青臭いスパイシーさに一発で魅了されてしまったことも、脳裏のどこかに残っていた。
色合いや具のバリエーションなど、写真の2皿はまったくの別ものだが、ともに「パッキーマオ」なのである。

17年3月末にオープンした「ヴェヌス サウスインディアンダイニング御徒町店」にランチ訪問、これで3食めとなる。3度ともにレイトランチの時間帯の訪問なので、ホール&キッチンのスタッフさんとも話ができるので、さすがに顔も覚えてもらったようだ。今回は注文した瞬間に、「あなたの料理は全部ホットにします。楽しみにー」と返ってきた。

ヴェ1

今回も、チキン、マトン、フィッシュの3つのカレーが入る「Cセット」をオーダー。ブレッド類はナン、プーリ、チャパティからのチョイスのはずが、「ドーサでもOK!」とのことで、喜んで「プレーンドーサ」にしてもらった。カレーは「チキンとジャガイモ」「マトンと野菜」の日だったが、フィッシュは「揚げた魚」がなぜだかそのまま盛り付けられていた?が、まあ細かいことは気にせずにー。

ヴェ2

また、この日のベジ系は右から「ダイコンとカリフラワー」、下「カリフラワーとしめじ&グリンピース」だったが、しめじの下からはスターアニスが形ごと登場。そして全体的にグリーンチリが散りばめられていて、辛さ調整をそれぞれで施してくれた。「ラッサム」にもグリーンチリが浮遊しているのが見える。「ヴェヌス」の「ラッサム」はトマトベースながら、そこからの酸味とタマリンドからの酸味、そしてカレーリーフの香味、ブラックペッパーからの香味とそれぞれのバランスが絶妙。思わずライスにぶっかけ〜で「ラッサムライス」にさせてもらった。

平日の仕事帰りに赤羽のタイ料理「タイかぶれ食堂」へ。午後7時前の時間帯に入店したが、その後は次から次へと女性グループが入店、私が帰る午後9時近くにはかなりの混み具合だった。とりあえず、東北部イサーン出身のコックさんの辛い料理が食べたくて、豚ひき肉のハーブ和え「ラープ・ムー」をタイ人の辛さでお願いした。

かぶれ1

赤いトウガラシとともに、砕いたピーナッツのような粒々が見えるのが、炒ったもち米の粉「カオクワ」。「ラープ」の味の決め手はこの「カオクワ」で、香ばしさとともに、全体の味を調えてくれるもので、こぶみかんの葉「バイマックルー」などタイハーブとの相性もぴったり。そして見るからに「タイ人向け仕様の辛さ」が伝わってくるが、辛い料理が大好きなコック氏は、「これでもまだまだイサーン人仕様の辛さではない!」と目の奥がギラついていた。

かぶれ2

そんな流れで青いパパイヤのサラダ「ソムタム」も、発酵した小魚「ソムタム・パラー」をやはりタイ人仕様の辛さでお願いした。いいタイミングで「パラー」があったそうで、「クサすぎず、ほど良く食べやすいソムタムパラー」に仕上がっていた。このクサミがクセになる。日本人だと好き嫌いがはっきりわかれるが、ここに塩漬けの沢蟹が入る「ソムタム・プー・パラー」よりは食べやすく、個人的には「置いてあれば食べたいイサーン料理」のひとつだ。

飯田橋の「ガパオライス」&「カオマンガイ(チキンライス)」専門店、タイ料理「ピピテーブル」にランチ訪問してきた。「ピピ島」と聞けば、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」で知られる美しいタイのリゾートである。タイには50数回出かけているが、残念ながら「ピピ島」には行ったことがない(※タイ南部)。そんな事を考えつつ、「鶏肉のガパオライス」(普通盛りで790円)を具だけ大盛り(100円増し)、辛さ4倍増し(50円増し)で注文した。

ピピ2

写真の粗みじんの鶏肉片はタイ式そのもの!。主役のガパオもまずまずの分量で、東京都内平均を上回っている。具はインゲン(ササゲではなさそう)、タマネギ、ピーマンに辛さ増強の赤トウガラシ。味付けも調味料に頼りすぎないガパオの香りが引き立つタイプで、日本人コック氏ながら好みのものだった。

ピピ1

サイドメニューから「ミニグリーンカレー」をつけてみたが、写真でもおわかりの通りの汁物「タイ式ゲーンキョワーン」で供してくれる。ガパオライスといい、グリーンカレーといい、タイ風でなく、ベースにタイ式がしっかりと感じられる。辛さもまずまずで、次回は150円増しという5倍の辛さでお願いしてみようと思う。

JR新橋駅前の「カレーの店 スマトラ」にレイトランチの時間帯に出かけてきた。ザ・昭和のノスタルジックなカウンターカレーの店だ。「学校給食」とか「小麦粉ベース」の1970〜1980年代の古き良き時代のカレーを今も供してくれる店といえばわかりやすいだろうか。ひと口食べれば懐かしさが脳裏に蘇ってくるー。

スマトラ1

カウンターには「紅ショウガ」「サクラ漬け」「福神漬け」「赤しその実漬け」など薬味の小皿が取り囲んでいるのも「スマトラ」らしさ。写真は「カレー」のみ大盛り、ライス普通の別盛りセパレート。ここに「紅ショウガ」「赤シソ漬け」を選んで添えたもの。この漬物添えも昭和っぽくって琴線にグッとくる。

スマトラ2

カレーをスプーンでライスに数回盛ってみたのがこちらの写真。このうすい黄褐色の色合いが昭和だよね。ついついウスターソースが欲しくなっちゃうような、なつかしいおばあちゃんのカレーのような、食べ進んでいくうちにスプーンの進みが速くなり、もっともっと食べたくなってくる。ポークベースのもったりした味わい、溶け込んでいるじゃがいも、ホワイトペッパーのスパイシーさ。問答無用な昭和テイストそのものだ。
最近は食べたくてもこのスタイルのカレーには「レトロ食堂」「街中華の老舗」などの店を探さないと出合えない。それが「カレーの店スマトラ」で、今現在も楽しめるのである。


最近上野エリアのランチでインド料理が食べたくなると行きたくなるのが「ハリマケバブビリヤニ」。もちろん出かける人の多くのお目当てはガッツリ本格テイストが魅力の「ビリヤニ」だが、実はカレー3種が楽しめる「アプサナランチ」もカレー好きには満足度が高い。ナンも選べるが、ライスだと「ビリヤニ」同様にインド米のバスマティで供してくれる。

ハリマ1

この日のカレー3種で選んだのが右から「エビとトマト」「ダール(マメ)」「日替わりのチキンとほうれん草」。カレーのベースが3つとも違うのが見た目からわかるが、辛さ調整もひとつひとつ可能なので、「エビとトマトがベリーホット、ダールは普通、ほうれんそうはホットぐらいの辛さ」などと細かいリクエストに応えてもらえる。

ハリマ2

また別の日には、右から「シーフード」、中央が「日替わりのチキン団子」、左が「ダール」。2回ともに「ダール」が入っているのは、「ハリマ」の「ダール」はシンプルだけどマメの香りが芳醇で、それでいてスープ代わりにもなるし、カレーというよりはつなぎの箸休め的に味わっている感じだろうか。もちろんバスマティとの相性も良いので、「ビリヤニもいいけど、アプサナ3種カレーも!」という個人的な推しもある。





先日久しぶりに御徒町の「タイ料理イムアロイ」で、タイの即席袋めん「ママー」を使ったシーフード和え物サラダ「ヤムママー」を食べる機会に恵まれた。「タイの即席袋めんの和え物サラダ『ヤムママー』って、日本だと『サッポロ一番』や『出前一丁』のふにゃふにゃめんを使ったサラダってこと?」と聞かれたことがあるが、「だいたいそんなところ〜」と答えたい反面、「日本の袋めんのめんと、タイの袋めんの麺質がちょっと違うんで、食味は違う。日本のだとタイのおいしさには感じないんだよねー」と真っ直ぐな答えになってしまう。

ママー1

タイの袋めん「ママー」のめんは、パーム油でしっかりと揚げられており、日本の袋めんのめんよりもしっかりとしており、写真のようにシーフードと和えても食味の存在感もあるし、なぜだか違和感がないおいしさで楽しめるのが不思議でならない(※日本の袋めんのめんを使うとあまり美味でない)。

ママー3

そしてタイの袋めん「ママー」でも、「ヤムママー」に適しているのが写真中央のタテ向きになっている「トムヤム味」で、添えられた粉末スープも「ヤムママー」に加えるのもポイントで、「チープだけど、充分に1食になるボリューム」も魅力である。

タイ現地のフードコート(クーポン食堂)でも、「ヤムママー」の名前の響きから想像できるが、青いパパイヤのサラダ「ソムタム」などのヤムコーナーで楽しむことができる。外屋台でも「ママー」の袋めんが置いてあれば、「作れる屋台」だと思って間違いないだろう。


今週平日に東北方面に日帰り出張してきた。JR大宮駅からの利用だと、駅ナカ「エキュート大宮」には、マンゴツリー系の「タイ料理カオマンガイキッチン」に寄ることができる。今回は午前中にて店内喫食ではなく、チキンライス「カオマンガイ弁当」を新幹線車内で楽しむ事にした。

カオマンガイ弁当2

牛丼チェーンなどでもおなじみのセパレートスタイルの容器に、1段目が主役のカオマンガイの頭部分となる鶏肉片、2段目がタイのジャスミンライス「カオホムマリ」をチキンスープで炊き上げたライス部分となっている。さすがは専門店を標ぼうする同店だけに、「カオマンガイ」を引き立ててくれるタレのナムチムをミニカップでつけてくれる。ひとつはタイの液状みそ「タオチオ」ベース、もうひとつがタイの白しょうゆ「シーユーカオ」ベースのトウガラシ入りスパイシーソース、さらに「パクチー」盛りのカップもあるのがうれしい。

カオマンガイ弁当3

1段目、2段目をスライドさせるとこんな感じ。チキン片は皮付きジューシーだし、もちろんクサミもなく食べやすい。電子レンジ加熱はしてもらったが、10分ほど時間が経過したせいかライス部分の水気がやや多かったのが気になったが、全般的にはまずまずの「新幹線車内カオマンガイ」だったと思う。幸い混雑手前ぐらいの車内だったので、ぼちぼちタレの香りを充満させながら食べちゃったが、満席ぐらいだとどうしても気を使っちゃうかもしれない(※やっぱり日本のニオイでなく、東南アジアのニオイなので)。




平日の仕事帰りに池袋西口のオリジナルスタイルのドライカレーが楽しめる「火星カレー」に出かけてみた。券売機で購入したのは、「草カレー+豆+焼きチーズ+辛さ冥王星×2倍」。オープン以来3度目の「冥王星×2倍」のオーダーだったと店長さんから伺った。「店のオーダーで冥王星の辛さはせいぜい1日1回ぐらいしか入らないので、お客さんの顔は覚えてますよ」と言われてしまったが、「冥王星の辛さ倍がけ」で、辛党も満足の辛さレベルで楽しむことができた。

かせい2

焼きチーズでカレードリアのような旨さも感じられる仕上げになるが、今回たまたま伺った「火星カレー」の大きな特徴は、「実はキーマカレーではないんですよ」ということだった。「鶏、豚をオーブンで焼き上げてから火星式のスタイルでキーマっぽく仕上げている」そうで、先に鶏・豚に熱を入れているので、独特の旨みや香りが生まれることをはじめて知ったのだった。

かせい3

そんなカレーベースに、ほうれん草の「草」、レッドキドニーや茶豆などの「豆」、さらに「焼きチーズ」でコーティング。ライスは加減無料の「300g」で選んだが、いやいや食べ応え充分。肉系トッピングをひかえてもこのボリュームである。辛さを2倍マックスにしたことで、ホット感がワイルドに広がっていく。店長さんと話しながらでも、スプーンは止まらない。「辛さのバランスどうですか?」とも聞かれたが、タバスコなどのホットソースでの辛さ増しよりはヘルシーだし、カイエンヌペッパーでのマジメな辛さ倍増は辛党にはありがたい仕様だと思った。

ランチでJR新大久保駅前。ヒトの数の多さにびっくりしたが、それも日本人でも中国、韓国の方ではなく、すれ違うのはアジア系の若者が圧倒的に多い。日本語関連の専門学校などが多く、こちらも入学の時期なのだろう。新大久保駅の裏通りもいつの間にか「ネパール料理」の店が多くなったが、この日向かったのはエリアの老舗タイ料理「クンメー本店」だ。

クンメー1

午後1時を回っていたが、店内はほぼ満席状態。新大久保駅改札に近い「クンメー1」も混んでいたが、本店もにぎわっている。日本人グループ客と東南アジア系のグループが数組。なぜだか、タイ語ではないコトバが聞こえてきたのはエリア特性なのだろう。

クンメー3

注文したのは「豚肉のガパオライスセット」(800円)+「ミニ・クイティオ(汁めん)」(100円)。「ガパオライス」の辛口、「目玉焼きカイダーオ」のタイ式堅焼きのリクエストもしっかりと添えた。この組み合わせだと、ビーフンめん中細めんセンレックとはいえ、麺延びが気になるので「ミニクイティオ」から食べてみる。普通の「クイティオ」だが、ここに添えるとスープ代わりにもなるし、100円ならばコスパも上々だ。

東京など首都圏のインド料理界に大きな変化がもたらされていると個人的に感じているのが、インド米バスマティを使った「ビリヤニ」がよりリーズナブルに、おいしく気軽に食べれるようになったことだ。ランチから1000円も出せば、「本格ビリヤニ」が食べれるようになるとは、ほんの5年前までは考えられなかった。

ビリ1

こちらの写真は上野駅前の「ハリマケバブビリヤニ」でのランチ「マトンビリヤニ」。骨付きマトン+しっかりと炊きあげられたバスマティ。そしてスパイスプレーンヨーグルトの「ライタ」付きだし、盛り付けも美しくバナナの葉を使っており、ウエットスパイスには「刻んだフレッシュコリアンダー」。こんなひと皿がランチから味わえるとは、「いい時代になったなぁ〜」と実感する。

ビリ2

「1000円でバスマティ仕様のビリヤニ」が増えてきている一方で、「おいおい、ドライカレーなの?」と目を疑いたくなるような、「1200円で日本米使用のカレー炒め」で素知らぬ顔で出してくれちゃう「インドっぽいインド風料理
店」もまだまだ存在する。こちらも「1200円も出しているんだから、当然バスマティだろう」と思いこんじゃっている(信じている)が、まさか写真のような「ビリヤニという名前の炒め物」が来るとは〜。

ビリヤニのビリ1

さらに上を行くのが、こちらの写真。4分の1カットで飾られた「ゆでたまご」とどうみても「器で型をとったカレー炒めに、後からマトン片を埋め込んだような、なんちゃってマトンビリヤニ」である。「日本人なんて、ビリヤニなんて知るわけないし、こんなんでもいいだろう」的な悪意が伝わってくる。当然ながら、この2枚の写真の「偽ビリヤニのカレー炒めごはん」を喜んで食べるはずもなく、「この店でビリヤニを頼んだ自分があさはかだった。この店を選んだ自分が悪い」と、ひと口も食べずに会計して帰ってしまう。私のわがままだし、作ったコック氏にも失礼なのかもしれないが、正直、悲しくなり、一気に食欲もなえてしまうので、食べようと努力しても結果的に大部分残してしまうことになるだろう。


仕事帰りにJR赤羽駅前の一番街商店街へ。赤羽人気なのか、飲み屋街の「OK横丁」だけでなく、「一番街」に面した飲食店もどこもにぎわっている。そんな通りの「まるます屋」の手前に対面にあるのが「台湾屋台料理 満龍」。台湾料理が手軽に楽しめる「街中華」の店だ。

トムヤム1

腸詰「香腸」をハイボールでツマミながら、「台湾焼きビーフン」か「新竹焼きビーフン」にしようかメニューを見ながら迷っていたが、「東洋風泰国麺」(トムヤムクンラーメン)の文字に妙に魅かれてしまい、こちらを頼んでみた。確か「満龍ラーメン」という店名がつけられたラーメンが「トムヤムクンラーメン」だと聞いたことがあったが、「東洋風泰国麺」とはさてさて〜。

トムヤム2

見た目の通り、トムヤムクンペーストとチリインオイルの「ナムプリックパオ」から「タイ国スタイルのトムヤムラーメン」である。残念ながら、エビの姿が見当たらないので、「トムヤムクンラーメンならぬ、トムヤムラーメンの表記」とさせてもらったが、スープを混ぜるとうっすらと白濁する。そしてタクライ(レモングラス)の香りがたつ。手打ちの細めん(小麦麺)もスープに良く絡み、「さすがの看板メニュー」といったところか。いい意味で「無難でクセがなくおいしい」。具は焼き豚に青梗菜、台湾メンマなど。このメンマから台湾料理店らしさも感じられた。


「タイ料理に合うタイのアルコール」といえば、神鳥ガルーダが描かれた「シンハー」、象ラベルの「チャーン」などのビールが思い浮かぶが、「辛いタイ料理には甘いアルコールを」とおすすめしたいのが、タイ産RTD(ワインクーラー、甘味果実酒)の「SPY」(スパイ)である。タイ現地でもポピュラーなRTDで、日本のタイレストランでも見かける機会が増えている。

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そんな「SPY」の新商品が今年から日本上陸を果たしている。ピンクラベルが「マイタイ」、ブルーが「カミカゼ」で、タイ現地では2年ほど前から発売されている新しいシリーズだ。「マイタイ」は、タイワインをベースにストロベリーの風味でカクテル風。「カミカゼ」はカクテル「カミカゼ」のフレーバーで、タイワインをベースにライムの風味がきいている。

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また、すでに日本で発売されていた「SPYゴールド」も、昨年半ばから「SPYゴールドモスカート」としてリニューアルされている。同じようにタイワインをベースに「シャルドネ&マスカット」のフレーバーが特徴で、とても飲みやすい。

「SPY」はこのようにワインをベースに作られているが、醸造者はタイ最大、東南アジアでも最大規模のワイナリーである「サイアムワイナリー」である。日本でも輸入販売されているワイン「モンスーンバレー」が看板商品。ワインを使ったRTDでは世界的に見ても「SPY」は独自性があるのではないだろうか。

週末の夜の飲み会二次会でタイ料理「イムアロイ」(上野・仲道通り)に出かけた。この日はタイ・バンコクに出かけると必ず滞在時に飲み歩いていた仕事関係の知人と久々に「東京」で飲み、流れで「イムアロイ」へ。今日紹介する「なまずのもしゃもしゃ揚げ(プラードックフー)」はその知人がバンコクで頼んでいた料理で、ビールやハイボールなどにぴったりな、珍しく「アルコールと相性が良いタイ料理」だ。

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まずは見た目が「なまず」感たっぷり。ギョッと一瞬ひいてしまうのが「プラードックフー」。なまずを揚げ、ほぐした身(すり身の場合もある)を青いマンゴーがベースの甘酸っぱ辛いタレのナムチムと一緒に食べる。このナムチムがヤムになっているバージョンもあり、「ヤム・プラドックフー」にしても美味なのだ。見た目は天かすみたいだけれど、このバリバリを割りほぐし、干しエビやホムデーン(アカワケギ)なども入ったナムチムをつけて食べると、タイ料理としては珍しいタイプのアルコールにぴったりなアテとなる。

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「イムアロイ」のナムチムも青いマンゴーそのものがベースなので(※もしかしたら漬けてあるマムアンドーンかもしれないが)、ほどよいプリック(トウガラシ)の辛さと、ナンプラーなどとのしょっぱ甘い仕上げで、「プラードックフー」のもしゃもしゃと不思議なぐらいに合う。そして確かにバンコクの夜系でアルコールも楽しめるレストランや屋外食堂などでも意外にポピュラーな存在でもある。その知人がバンコクに駐在していた、7〜8年から10年ぐらい前はこの「プラードックフー」をツマミに、氷入りのジョッキでビールを流し込んでいた記憶もよみがえってきたのだった。

17年3月末オープンの「ヴェヌス サウスインディアンダイニング」にランチで再訪してきた。さすがに今週2回目なので、入店するや否や「お店の看板ができました。どうですか?」とホール担当に聞かれた。確かに看板がなかったら通り過ぎちゃいそうな外観だったが、これで店を探して迷うお客さんはいなくなるだろう。

ヴェヌス 看板

訪問したのは午後1時半ちょい前。ランチの混雑が一段落した段階で、1階はすいていた。今回はランチメニューから「ドーサ」を選び、プレーンでは腹持ちが悪いので、具入りの「マサラドーサ」(100円増し)にしてもらった。もちろん「マサラ部分の辛口仕上げ」のリクエストも忘れずに〜。厨房からも「見たことがあるお客」的な反応で(※追加メニューだったり、「ラッサム好き」で覚えてもらっていたようだ)、みなさんフレンドリー。

ヴェヌス ドーサ1

今回もわがままといえば、その通りで「日替わりのエビカレー」を追加で添えてもらった。主役の「ドーサ」はさすがにオープン間もないタイミングなので、鉄板の火の加減がまだまだなのか、焼き色が甘い感じがするが、思えば「ダクシン八重洲店」「アンドーラダイニング(銀座)」などでもオープン直後は確かに似たような色合いだった。1ヵ月ぐらいでこなれてきそうだが、「ランチではオーダーする日本人はいないねぇ。お客さんは珍しいよ。本当に日本人?」と聞かれた。タイ人、台湾人とか、好きな国で答えようかとも考えたが、「辛いの好きなニホンジン」と返してみた。

久しぶりにランチで四谷しんみち通りのアジア大衆料理「稲草園」に出かけてきた。店内に入ると同時に、時がタイムスリップしたような、不思議なノスタルジックのような感覚に襲われる。そして一瞬でまったりとした独特な空気感に包まれる。そう、「アジア大衆料理」を掲げる「稲草園」独特のもので、1年前の入店が昨日の事だったような居心地の良さだ。

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メニューを見るまでもなく、「鶏肉のガパオライスをお願いします。辛口にしてください。あと、目玉焼きも堅めでお願いします」と注文した。ラオス系のママさんは厨房に居るのか、姿は見えないが(厨房は2階)、ホールのお母さんも変わらずで、動きがスローなのも「いつも通り」だった。

とうそう2

周りを見てみれば、先客の方も「ガパオライス」、後から来たカップル客も「ガパオライス」を注文している。そう、「稲草園のガパオライス」は、見た目も派手じゃないし、主役のガパオがたっぷりなわけでもない。けれども、熟練の技とでもいおうか、シーユーカオがベースの濃すぎない味付け、しっかりと炒められた鶏肉片、そしてベーシックなスタイルのカイダーオ(目玉焼き)の加減。このバランスの良さは、ここ15年でせいぜい20数回ぐらいの喫食回数ではあるが、最初に食べた15年ほど前とほぼ同じ味なのである。



東京メトロ&都営浅草線人形町駅至近のタイ料理「ワンチャン」にランチ訪問した。13年のオープン以来4年が経過したが、ランチ人気も変わらずで、12時台だと入店できないことが多く、私自身も店前で断念し、別の店(旧カイラスヴィラとか、エベレストキッチンなど)に流れることもしばしば〜。さすがは軍鶏の親子丼で知られる「玉ひで」の姉妹店「江戸路」系列というアドバンテージもあるのだろう。

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オーダーしたのは、「鶏肉のガパオライス」。「辛口」「目玉焼きカイダーオの堅揚げ」のリクエストも添えた。ガパオ葉(タイのホーリーバジルの葉)は刻んで使っているタイプだが、ボリューム的には都内平均を上回っている。「辛口」もまずまずだし、「鶏肉のガパオライス」としてはいい意味で「普通においしい」。

ワンチャン3

特に光ったのは、目玉焼きカイダーオが「完全フライド揚げ目玉焼き」で仕上げてくれたこと。強い揚げ加減に見えるかもしれないが、実は黄身は半熟手前のとろとろ仕上げ。山盛りライス(もちろんタイのジャスミンライス)に黄身を浸透させ、主役の鶏肉のガパオ炒めとも合わせつつ楽しませてもらった。


ランチ時に田町・三田の慶応仲通りへ。近隣のタイ料理2店舗も気になったが、入店したのは「カリーキッチン コロンブス」。いわゆる「夢民インスパイア系」と呼ばれる炒め系カリーの店だ。先週、「チャオカリー新宿野村ビル店」のクローズ前に合わせ食べ納めをしたばかりのタイミングになったが、個人的な「コロンブスカレー」の印象は、「夢民・チャオカリー」というよりは、さらなる元祖「ボルツ」の味に近いように感じられた。

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券売機で購入したのは「ベーコンエッグキャベツピーマンナスカレー」に、「オニオントッピング」、「5辛(激辛)」。写真でもおわかりのように、カレーソースは「夢民」スタイル。盛り付けも同様で、食べる前からワクワク感があったが、ベースのカレーソースは「夢民・チャオカリーに比べると、スープカレー状で粘度が薄め」。似ているかと聞かれれば、「それなりに似ているけどコロンブスのオリジナルカレー」である。

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それこそ先週「夢民DNA」(※チャオカリーはかつて夢民のFC店のチェーンだった)を食したばかりだし、「ボルツ」歴もさかのぼれば1980年ちょいの頃からなので、相当に長い自負はあるので、「夢民よりもボルツ寄りのオリジナルカレー」ということだろう。キャベツが季節により水気が変わってくるだろうし、炒め加減やエッグの意味合いも若干異なる感じがした。

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ちなみに、先週の「チャオカリー新宿野村ビル店のベーコン野菜エッグ」だとこんな感じ。「粘度が違う」のが一目瞭然である。「コロンブス」では、「サラサラなスープ系カレー」とメニューでうたっているので、このあたりが「夢民・チャオカリー」と異なるのかもしれない。

17年3月末にオープンした「ヴェヌスサウスインディアンダイニング」(台東区台東4−8−9)にランチ訪問してきた。このエリアのインド系料理店から、「また新しいサウスインディアンの店がオープンする」という話を聞き、さっそく出かけてみたもの。東京メトロ日比谷線仲御徒町1番出口(秋葉原寄り)から徒歩1分ほどのロケーション。写真のように小さなビルで、1階が厨房と3卓、2階席がメインとなっている。

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人気の錦糸町店とは趣も異なるが、聞けば厨房もホールも皆さん南インドはタミル・ナドゥ州の出身とのことで、東京・八重洲・京橋エリアに負けず劣らずの南インド料理激戦地である御徒町・台東界隈に強力新人登場〜である。

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写真はランチのCセット(チキン、マトン、魚の3種カレー)。このボリュームでラッシー付で税込み1000円とリーズナブル&高いコスパである。3種カレーは、左中央下の「チキンカレー」、左下「マトンカレー」、中央下の「フィッシュカレー」。右下が「ラッサムスープ」、右中央がオクラの「ビンディーマサラ」、右上がチーズとグリンピースの「パニールマタール」、「ミニサラダ」、「ワダ」にライス(日本米)とブレッド類(ナン、プーリ、チャパティからのチョイス)。

4月に入って「ドライカレーってどっち?」的な比較を行っているサイトを見かけたが(こちら)、そこには「ピラフ風の喫茶店のカレー粉味のドライカレー」か、「トッピング式のドライキーマカレー」のどっちが「ドライカレー」か?というものだ。驚いたことに、平成29年(2017年)時点で「日本でドライカレーといえば、ドライキーマのタイプ」を指すもののイメージの方が強いのだという。

ドライキーマ2

個人的には意外といえば意外なのだが、確かに昭和期からの「喫茶店の定番のチキンライスとドライカレー」(※ともに炊き込んだピラフではなく、炒めたスタイルである)は、まだまだ食べれる店も多いが、いつの間にかスタンダードではなくなりつつあるのかもしれない。
(※チキンライスもシンガポール「海南鶏飯」のイメージが上がって来たかもしれないが)

ドライキーマ1

ってことは、1枚めの写真の「カフェハイチのドライカレー(新宿)」やこちらの2枚め「火星カレーのドライカレー(池袋)」のようなドライキーマをトッピングした「ドライカレー」が世間一般での「ドライカレー」に変わりつつあるということだ。



日本のタイ料理店でこのところ増えているのが「タイ式チャーハン」(カオパット)のバラエティー化。レギュラーの「カオパット」だけじゃなく、「トムヤムチャーハン」「グリーンカレーチャーハン」が新採用の2トップだろう。ただ、ありがちなのが「トムヤムペースト」「グリーンカレーペースト」を単に味付けと炒めで使っただけのパターンで、これだと「ありがたいようで、ありがたくない」し、結構オイリーさ満載で「うっ!。胃もたれしそうー」なガッカリしちゃうハズレに当たることも多々あったりする。

グリーン1

そう、せっかくの「グリーンチャーハン」ならば、とことんタイ式にこだわって、写真のような「カオパット・ゲーンキョワーン」と呼びたくなる出来栄えであれば大歓迎だし、チャイニーズ・タイ料理の「カオパット」ではなく、タイ料理の「カオパット」と文句なく言えちゃうはずだ。

なにがタイ式「カオパット・ゲーンキョワーン」なのかといえば、グリーンカレーに欠かせないタイバジル「ホラパー」がトッピングされ、やはり必須で苦みが特徴のスズメナスビ「マクアプワン」もしっかりと使われている。ごはんはもちろんインディカの長粒種のタイ米だし、これなら見た目からも食べたくなってくる。

平日の仕事帰りに池袋西口のタイ料理新店「タイダイニングバーR」にディナー訪問した。前回の初訪問時には王道タイ料理をオーダーしなかったので(こちら)、今回は「豚肉のガパオライス」をとりあえず注文した。もちろん「辛口」「目玉焼きカイダーオのタイ式揚げ」のリクエストを添えた。

アール1

主役であるガパオ(タイのホーリーバジル)のボリュームはなかなかのもの。やや細かめの豚ひき肉がメインではあったが、強火でしっかりと炒めてくれており、見た目よりも味付けは濃すぎない。赤トウガラシ片もまずまず使われている。タイの白醤油シーユーカオの味付け加減も好みのベクトルで、満足度も上々。そしてリクエストに応えてくれた「カイダーオ」も写真のレベルなので、うれしさもあった。

アール2

お次は「チェンマイラープ」。揚げたバイマックルーが見た目に特徴的だが、この香りとともにタイの花山椒であるマックエンの香味もビシビシ利いており、バイマックルーとともに「爽やか系の香りの二重奏」的な味わいだった。「通常のひき肉と、揚げたひき肉片」でこちらもダブル肉片で、これも上々だった。

オーナーのオーンさんはタイ中部(アユタヤの北)ナコンサワンの出身とのことだが、「チェンマイラープが好きなのでメニューに入れました。マックエンにもこだわりました」と話してくれた。私も以前、ナコンサワンにも近いスパンブリー県のオーガニックファームでマックエンに出合ったことがあるが(ブログ紹介は
こちら、15年5月)、現地の香りが脳裏から蘇ってきた。

秋葉原のインド料理「アールテイ」にランチ訪問してきた。狙いは週末(金・土・日)ランチ限定の「チキンビリヤニ」。写真のサイズでもボリュームたっぷりだが、これでも少なめでお願いしたほどだ。骨付きチキンも食べ応え充分だし、なによりもインドの香り米バスマティーライスの炊き加減が素晴らしい。「もしかして、食べるたびにおいしくなっているー」と持ち上げちゃいたくなるぐらいの満足度。

アールビリ2

食べはじめちゃうと、それこそスプーンが止まらない。黙々と「チキンビリヤニ」と向き合ってもまったく飽きが来ない。それどころか勢いがついちゃって、先に食べていた周りの方よりも早く食べ終えてしまったぐらい。



最近、関東圏だけでなく、関西や九州でも増えているのが、「ネパール・インド・タイ・ベトナム料理店」などの多国籍エスニックをうたう店だ。日本人オーナーの多国籍なんでもありのエスニック料理店がこれまでも???で存在自体は珍しくなかったが、ここで取り上げたいのは「ネパール系コック氏による多国籍エスニックの店」で、あまりの「ガパオライスのガパオ不在加減」にびっくりすることも多くなった。

ガパオなし1

写真は前勤務地がアラブ首長国連邦のドバイの「インド、東南アジア料理店」だったというコック氏作の「鶏肉のガパオライス」だ。不思議なことに、ところどころは「タイ料理のガパオライス」のツボを押さえているものの、肝心の主役たるガパオの葉(タイのホーリーバジルの葉)が不在で、この方の作品は「こぶみかんの葉(バイマックルー)」が手でちぎったような葉片で加えられていた。くやしいのがバイマックルーの香りによって、「ガパオライスではないけど、タイ料理の香りが漂う炒めごはん」に仕上がっていたことだ。まあターメリックライスの時点で、「なんだかなぁ〜」ではあるのだがー。

ガパオ なし

まあ、昨16年の「ワーストガパオライス ナンバー2」に選ばせてもらった、「ガパオ不在のひき肉タマネギピーマン炒め」よりも、1枚めの方がまだ「なんちゃってガパオライス」っぽいが、1枚めの店側の説明によると、「ガパオの葉っぱも刻んで入れてます」とのことで、冷凍保存してある「ガパオの葉」みたいな塊を見せてくれたが、とても「ガパオの葉」には見えず、「なんだかなぁ〜」。この店に次回は本物のタイ産ガパオの葉を持ちこみ、香りの違いを実証してみたい。大きなお世話だし、嫌がらせではないかと受け取る方もいるかもしれないが、ドライリーフといえど、本物のガパオの葉を使って同じ調理をしてもらいたいーというのが願いだ。




17年3月30日に東京・大手町にサービスレジテンス「アスコット丸ノ内東京」が開業する(※大手町パークビルディングの22階〜29階)。その22階にメインダイニングとして、シンガポール&チャイニーズ料理「トリプルワン」も同時オープン、宿泊客だけでなくビジターも利用でき、ランチビュッフェでは「シンガポールチキンライス」「ラクサ」をメインにしたシンガポール料理も各種盛り込まれる予定だ。

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写真はシンガポール名物「サテー」(鶏、豚)。小ぶりの焼き鳥にも見えなくはないが、ここに濃厚なサテーソースをつけつつ、ひとりで数十本たいらげちゃうのがシンガポールスタイル。現在のホーカーセンターでも人気だが、1990年後半ぐらいまでの「屋外型ホーカーセンター」でも、1回の注文で50本ぐらい持ってこられ(※それもビールの大きめの紙コップに刺しただけの盛り付けで)面喰ったことがあったが、それぐらいの本数はいけちゃうんで、ビュッフェでも大人気となるだろう。

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チキンライスはこのようなスタイルになるようだ。オープニングのレセプションでは屋台コーナーが設けられ、1人前ずつ盛り付けてくれたが、このタイミングでちょっとしたサプライズが。「あれっ?エスニカンさんじゃないですか〜」とそこには旧知のシンガポール料理店の見慣れた方が。それも1人、2人、3人とたくさんいるではないか。

トリプル2

なんのことはない。水道橋、赤坂、汐留、日本橋の「シンガポール海南鶏飯」が「アスコットグループ」から「トリプルワン」の運営を受託したそうで、サービスレジテンスの重要なポジションであるレストラン部門を担うそうだ。そういえば「アスコットグループ」の本社はシンガポールだし、そこで見えない線もつながった。

「インド式 チャオカリー新宿野村ビル店」が17年3月31日のランチ営業で閉店する。ブログコメントでそんな悲しいクローズの事実を知ったのだが、最終営業週のランチで食べ納めが叶った。不思議なもので、めったに行かない「新宿野村ビル」に、このタイミングで出かける用事ができたのだった。同ビルに入居している得意先企業の方も、「昼夜問わずお弁当までお世話になっていたのにー」と残念な声が聞かれたし、店内でも「今週で閉店なんだって?」とホール担当に何人ものお客さんが声をかけていた。

チャオ1

ラスト訪問となる新宿野村ビル店で注文したのは、同店1番人気の「ベーコン野菜エッグカリー」。ライスは普通盛り300g、辛さは30番にしてみた。オーソドックスなカレー粉の風味がいい意味で一番の特徴である「チャオカリー」のカレーソースに、ベーコンとキャベツがメインの野菜。ここにスクランブルエッグが加わる。カレー粉の香りは万人を魅了する魔力があると常々感じているが、この昭和スタイルの「具材をチャオ(炒め)するカリー」も、いつの日も色あせずに、私の琴線にビビッと触れてくれる。

チャオ2

薬味のさらしオニオンもふんだんに、時おりキュウリも箸休めにしながら食べ進む。この「ボルツ」「夢民」「チャオカリー」とつながる具材とカレーソースを炒め合わせるスタイルは、「インド式ならぬ、コテコテの日本式」だろうし、昭和から平成30年近くまで受け継がれ、今流行りの「Camp」もこの流れから派生した「平成式じゃないかなぁ〜」とか考えながら、新宿野村ビル店の店内を改めて見渡してみる。「この場所からチャオカリーがなくなるなんて、ありえない」。

半年ぶりに東京日本橋タワー飲食店街のスリランカ料理「キャンディロイヤルフード」にランチ訪問してきた。午後のレイトランチの時間帯だったが、ロケーションもあるのか適度な混み具合だった。東京都内、それも都心部では希少なスリランカ料理専門店で、最近増えてきたスリランカ系の店でも「現地5ッ星ホテル出身のスリランカ人&モルジブ人コック氏が常勤している店」は「キャンディ」ぐらいではないだろうか。

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選んだのはカレー2種セットで、魚カレー(カジキマグロ)と野菜カレー(ダイコンなど)をチョイスした。インディカ米のライスには、ポルサンボールとマンゴーチャッネも添えられており、ポルサンボールのほのかな辛さとカツオの香り+ココナッツファインの食感が心地良い。

キャンディ2

カジキマグロの魚カレーは、ワイルドな辛さとスパイシーさ。そしてカラピンチャ(カレーリーフ)の香味が食欲をそそる。一方のダイコンベースの野菜カレーはダイコンならではの甘みが出ており、魚系との甘辛折衷なミスマッチ感もなかなか良いものだ。

今回は、「日本のパクチーとタイのパクチーの違い」を用途の違いから考察してみたい。日本では現在旬なブーム状態にある「パクチー(※タイ語です)」(英名コリアンダー、中国名香菜(シャンッァイ)、胡菜(フースイ)、和名コリアンダー、中国パセリ、カメムシソウ)。「パクチー山盛りのサラダ」「パクチー山盛りのつけ麺」など、タイ料理業態ではなく、カフェやファミレス、ラーメン、そばなど様々な外食シーンで注目を集めている。そのまま葉っぱを食べるスタイルが一般的で、日本向けに品種改良した香りが弱いものが全国各地で栽培されている。

パクチー 葉と根

タイ現地では「パクチー」は主役ではなく、料理の香りづけに使われたり、薬味として欠かせない存在だが、「葉っぱをサラダとして生食」することはない。またタイハーブが食べ放題のめん料理カノムチーンでもホーラパー(タイバジル)やキャベツ、ツボクサ(ブアボック)などを見かけることが多いが、この中にも「パクチー」を見かけた記憶はあまりない。それぐらいに生食はしない。たとえば、そばやラーメンで日本人が「刻みネギを薬味」として使うような感覚で、「生のネギをサラダで食べる」日本人は少ないのと同じような感覚だ。

パクチー ヤムウンセン

タイ料理の中でも、「パクチー比率」が高い料理として春雨サラダ「ヤムウンセン」のタイ現地画像を載せてみたが、あくまでも脇役として少量使われている程度である。また、タイ料理で「パクチーを多用して飾る」ことを、「香り&飾りとして使ってごまかしちゃう=上辺だけの善行=パクチー・ローイナー」と呼び、意訳したコトバとして使われちゃうぐらいなのである。
タイでの「パクチーは基本薬味で生食でバリバリ食べない」のがあたりまえである。

池袋西口のカレー専門店新店「本気カレー」(※「本気」と書いて『マジ』と読む)に再訪してきた。看板メニューのひとつである「ドライキーマカレー」を単品で食べたくなり、仕事帰りに池袋西口をとことこ歩いて約10分。川越街道にほど近いロケーションだ。前回はもうひとつの看板メニュー「骨付きチキンつき 本気カレー」を「辛口」でお願いし、「ドライキーマ」とあいがけしてもらったのだが、今回はシンプルに「ドライカレー」単独でお願いした。

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「ドライキーマカレー」をメニューには書かれていない「辛口」でのリクエストを添えた。洋食出身の店長が作る「ドライキーマ」は「辛口」でお願いしても、トマトベースの酸味がほど良く、ひき肉の加減も粗みじんで、肉汁とスパイスが見事にマッチしており、なにかのスパイスの角が立つようなことはなく、とてもバランスがいい。それこそ食べ始めるとスプーンが止まらない。

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ゆでたまごはサイドメニューからのトッピング(100円)だが、この「ドライキーマ」との相性は鉄板級。横からの画像では、ライスとドライキーマの比率がおわかりいただけると思うが、たっぷりキーマがうれしいボリュームで、ライスと混ぜ合わせて食べ進む事自体が楽しくなってくる。

久しぶりに南インド料理「ダクシン 東日本橋店」(※最寄りは都営地下鉄東日本橋駅、馬喰横山駅)にランチ訪問してきた。2009年のオープン以来(※当時のブログ紹介こちら)丸8年超が経過したが、「南インド人シェフによる魅惑の南インド料理」はその当時とまったく変わらない。そればかりか、メインコックのマニーさん(2010年から勤務)の料理はやっぱりランチから魅力的だった。

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そんなマニーさんから、「ヒサシブリですね。オゲンキデスね」と声をかけられ、どことなく気恥ずかしくなったが、長らく通っていた店だけに、「忘れられてなかった」ことになんとなく安堵した感じ。注文したのは「日替わりカレー3種」のセット(980円)。今回改めて「ダクシン」ならではの旨さを再確認したのが、「プーリ」の加減だ。オイリーでなく、ふわふわ&もっちり感のある仕上げで、思わずカレーと合わせる間もなく食べきってしまった。どうも「揚げたチャパティー」そのもののように、「具のないカレーパン」ぐらいで供されちゃうオイリーさ満載の店が多い中での「ふわふわ&もっちり」は素晴らしい。

ダクシン2

カレーは写真左から辛口で海老がメインの「ゴアプローンカレー」、中央が中辛で、ミントとパクチー(コリアンダー)の爽やかなチキンカレー「チキン・ニルギリ・クルマ」、右がマイルドでカリフラワーとグリンピースのカレー「プーコス・パタニ・サール」。チキンカレーの香り華やぐ爽やかさと、「ゴアプローン」のホット感&サワー感のある味わいは、「やっぱりダクシンはダクシン!」と実感するオリジナリティーのあふれるもので、3つともあっという間に完食してしまった。



先週、「ここはタイ東北部イサーンの食堂か!」として、ディナーの濃〜い訪問記で紹介した大阪・曽根崎のタイ料理「タイヤータイ」に、実はその翌日のランチで定番料理の「豚肉のガパオライス」「ゲーンキョワーン(グリーンカレー)」を実食してきた。

タイヤー ガパオ

写真がランチセットの「豚肉のガパオライス」。一緒にミニサイズの「ゲーンキョワーン(グリーンカレー)」も追加オーダー。ちなみに「豚肉のガパオライス」セットはデザートもついて、なんと700円の良心価格。JR大阪駅から徒歩10分圏でこのコスパは素晴らしい。「豚肉のガパオライス」が全体的に赤い色合いが強いのは、私の辛口オーダーに応えてくれたもので、さすがは辛さをものともしない東北部イサーンの心意気が伝わってくる。

その上に主役のガパオ(タイのホーリーバジル)もほど良く使われており(※東京都内平均ははるかに上回る使用量)、目玉焼きカイダーオもタイ式堅焼きのリクエストが伝わっている。豚肉片の粗みじん加減もいいし、タケノコがやや多めをご愛嬌とすれば、添えられた澄ましスープの「トムジュー・サライタレー」(タイの岩海苔入り)もイサーンっぽいし、「ポーピア・トード」(タイ式揚げ春巻き)も、他店では安易でありがちなタイ料理ではない「生春巻き」じゃないのが、個人的には好感度大だった。

ターヤー ゲーン

次回いつランチ利用が叶うのかがわからないので、一緒にミニサイズの「グリーンカレー」も追加してみたが、写真から伝わってくるように、しっかりと汁もの「ゲーン」で供してくれている。それこそスープ代わりに楽しませてもらったが、このサラサラ加減がちょうどいいし、タイバジル「ホーラパー」へのこだわりも感じられ、やっぱりゲーン系統にもハズレなしである。

「カライライス(辛来飯)」といえば、1946年(昭和21年)創業の「銀座ニューキャッスル」の名物カレーである。カレー好きならずとも、「大井」「大森(大盛り)」「蒲田」と京浜東北線の駅名がつけられたメニューと名物マスターの店といえばピンと来る方も多いだろう。2012年7月に建物老朽化などから閉店、そして13年6月に銀座2丁目で復活を遂げている。そんな「銀座ニューキャッスル」の2号店が東京・神田駅前にオープンした。

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訪問したのは平日の午後2時手前の時間帯で、天気もあるのか先客なしで「カライライス」をひとり占めしてきた。ご店主に、「ニューキャッスルと関係あるんですか?」と聞いてみると、「銀座ニューキャッスルの2号店になります。銀座の店の3代目と知人で、なおかつこの場所の焼き鳥『バードメン』の店主とも知人で、流れでカライライス1メニューで店を出すことになりました。先週オープンしたばかりで、店前の『カライライスが神田に登場!』のノボリも今日届いたぐらいです」と話していた。

カライ1

メニューは、「普通盛り800円(※銀座でいうところの“ツン蒲”)」と「ちょっと少なめ700円(※同じく大森)」の2種類のみ。カレーは銀座から持ってきており、神田店内では加熱調理で提供している。肝心の味はといえば、旧店舗の味と変わらない「昭和テイストなニューキャッスルのカライライス」そのもので、ちょうど10年ほどまえのブログに載せたコトバをそのまま引用すると、「まず最初にフルーツ系の甘みが口の中に広がります。2口目からは和風の味わいが感じられます。醤油やみりんの風味でしょうか。後味にはニンニク、ショウガの風味も強く出てきます。また、食べ進むうちに辛さも度合いを増してきます。これが覚醒作用なんでしょうか、旨いんです」。

カライ2

特に、ショウガとニンニクの残り香が「銀座ニューキャッスル」そのもので、目玉焼きを崩して混ぜて食べた方が辛みが増す〜という不思議な感覚も変わらない。ご店主にも、「3代目さんのカレーの出来がすばらしいのか、初代の名物マスターの時の味とほぼ一緒だと思いますよ」と伝えてみた。今年で71年目を迎える老舗のカレーが「神田駅前」で食べれるシアワセに浸れた。