◆毎日カレー◆と★タイ料理★ by エスニカン

☆コリアンダー=パクチー☆今日はインド系&カレー明日はタイ料理..毎日スパイシー。どうにもならないこのカラダ...。                      

午後1時ぐらいの時間に上野駅前は丸井裏手のタイ料理「シヤートムヤムクンポーチャナー」へ。店内に入るなり、「おおっ〜ほぼ満席!」。さすがの人気っぷりである。とりあえず「グリーンカレー」が食べたかったのだが、せっかくなのでタイ式チャーハン「カオパット」のランチセットをお願いし、中盛りの「グリーンカレー」をつけてもらった。

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写真のような豪華ランチになったが、添えられたすましスープの「トムジュー」も変わらず具だくさんだし、野菜サラダもたっぷりで、鮮度も良し。タイ式チャーハン「カオパット」も強火で上手に炒められており、パラパラな炒め加減のカオホムマリ(タイのジャスミンライス)が食べていて心地よい。「カオパット」には、調味料セット「クルワンプルーン」から、輪切りトウガラシ入りの「プリックナンプラー」を小さじ1杯まわしがけ。さらに輪切りトウガラシも数片加えてみれば、「チャーハンから、タイ式カオパットに大変身〜」である。

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もちろん自家製カレーペーストからの「グリーンカレー」は、サラサラな汁物ゲーン仕上げ。やっぱり「グリーンカレーと言うよりはタイ式ゲーンキョワーン」である。ほんのり甘くて、その後から青トウガラシの辛さが追いかけてくる。次の瞬間に辛さがスッとひいていく。それこそ、「ゲーンキョワーンを具だくさんスープとして単独で楽しみ、カオパットを箸休めに〜」の食べ方が理にかなうのが、「シヤートムヤムクンのゲーンキョワーン」なんだなぁ〜と「2017年初シヤートム」で堪能させてもらった。



成城石井の「 シンガポール風海南チキンライス」(税抜599円)がこのほど選考が行われた「お弁当・お惣菜大賞2017」のスーパーマーケット業態・弁当部門で、全国5万超の出品の中からベスト4となる優秀賞を受賞した。まだ未食だったので弁当を購入し、店内の電子レンジで加熱し、実食してみた。

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まず驚いたのは、この手の東南アジア系弁当では画期的な長粒種のインディカ米が使われていたこと。香りが感じられなかったので、タイのジャスミンライス「カオホムマリ」ではないようだが、「海南チキンライス弁当で長粒種のコメ」が採用されたことは素晴らしい。それも「税抜599円」なのだから、私の中ではコメだけで好印象。そして、チキンの香りとショウガが香る炊きあがりとなっていた。

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もうひとつのポイントである「鶏肉」は、「ゆで鶏」ではなく「蒸し鶏」を使っていた。シンガポールの「海南鶏飯」では、「蒸し鶏」を使う店も多いので、ある意味シンガポール式を採用したともいえよう。ここにダークソイソース(※中国醤油=シーユーダム)を使ったそうで、シンガポールではポピュラーなタイプのツユダク仕上げになっていた。「蒸し鶏」もジューシーだし、パクチーのトッピングも香りのアクセントになっていた。ここにもおろしショウガがウエットスパイスとして香味を出しており、「シンガポール風海南チキンライス弁当」としての完成度も高く、コストパフォーマンスも上々の印象をもった。

都営地下鉄三田線板橋本町駅そば(中仙道、大和町交差点)にある「牛めし 松屋」の松屋フード系のカレー専門の新業態「マイカリー食堂」に仕事帰りに寄ってみた。入口も「松屋」っぽくないし、一見わからない。

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店内には「マイカリー食堂」について、「50周年を迎えた松屋フーズの歴史のなかでも、カレーはこだわりの主力商品です。創業時から培ってきた多くのレシピの中から、新たに『マイカリー』専門のカレーソースを誕生させました」と説明書きがあった。その専門カレーが、「オリジナル」と「欧風」。今回は「欧風」で、具のビーフが2倍だという「スペシャル欧風ビーフカレー」を辛口、ほうれんそう+ゆでたまごのトッピングで食券を券売機で購入した。

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「欧風のビーフカレー」を選んだのは、なんとなく「牛めし 松屋」をイメージしちゃったからなのだが、具の「牛肉」のサイコロ状の肉片はそれなりに入ってはいたが、「牛肉」としての存在感はあまり感じられなかった。カレー自体はそれなりにスパイシーだし、確かに「松屋のカレー」とは別ものだ。某最大手チェーンのような独特のクセはなく、食べやすい「新しいカレーチェーン」の味とも感じられた。「旨いの?」と聞かれれば賛成はしかねるが、「マズイの?」と聞かれれば「不味くはない」。「また食べに行くか?」と聞かれたら、違うカレーソースもあるので、「また行ってみたい」わけで、近所にあれば何度かは行くだろう。


タイ料理の「グリーンカレー」とは、「日本のカレーとはまったく違うサラサラなタイプで、ココナッツミルクの香味とうま味、タイバジルのホーラパーのバジル香が潤沢、そしてグリーンの色合いはグリーンチリ由来であることからのストレートな辛さ」というのが本来あるべき姿だと思う。ただここは日本なので、どうしても「とろみがあり、煮込んで2日ぐらいがおいしいはずーでまったく辛くない」みたいな店にも当たってしまうことがある。


グリーン ハズレ1

こちらの写真は、とある全国チェーンのファミリーレストランでの「タイ風グリーンカレー」の姿だ。日本の過程で作るルゥカレーをじっくり煮込んだような、「これってタイ風?」とも名乗って欲しくないレベルであることがひと目でわかってしまう。それこそ「日本風グリーンカレーを作ったら、こうなりましたー」みたいな感じだろうか。ポイントであるココナッツやタイバジルは完全に不在だ(※もしかしてオクラだけタイ現地産だったりして=タイのオクラは日本向け輸出が多い)。

グリーン あたり

2枚めの「鶏肉のグリーンカレー」とは明らかに違う別ものであるのもおわかりいただけると思うが、2枚めはしっかりとタイ語でのグリーンカレー「ゲーンキョワーン」そのものだ。“ゲーン=汁物”であることは何度もこのブログでも書いてきたが、このサラサラな仕上げだからこそ、パラットした長粒種のタイ米との相性もピタッとくる。コkナッツミルク&ココナッツクリーム、タイバジルのホーラパーもふんだんに〜。茄子は日本なので、長茄子を使ってはいるが、「ゲーンキョワーン」である。




東京・湯島のスパイスカレー専門店「カレー clover(くろーばー)」。今回は看板メニューの「くろーばーカレー」のチキンカツのせ「チキンカツカレー」を頼んでみた。想像通り、スパイシーなのに食べ口が軽い「くろーばーカレー」は揚げ物トッッピングの「チキンカツ」との相性もなかなかだった。

クローバー1

目玉焼きトッピングを加えた「チキンカツカレー」がこちらの写真。チキンカツの揚げ具合もサクサクで、チキンもジューシー&肉厚も分厚い。「カレーも20種類のスパイスをブレンドしてオリジナルの『くろーばーカレー』になりましたが、結局チキンカツにもこだわってしまいました」とオーナーさん。

クローバー2

そんな食べ手にはうれしいこだわりが「チキンカツカレー」にはあった。「チキンカツ」単独で食べても充分に旨いし、ウスターソースとマスタードで食べたくなったほど。さらには大辛の「クローバーカレー」の、クローブがちょこっとだけ前面に出ているカレーもひかえているわけで、「揚げ物のカレーが食べたい」とご店主にリクエストしてくれたご常連さんに感謝したい。



今日は2016年秋に発売された「タイ料理スナック菓子の新商品2品」を取り上げてみたい。「カリッとカール マッサマンカレー味」(明治)と「暴君ハバネロ ハーブネロ・トムヤムクン味」(東ハト)だ。ともに16年秋のタイミングでの発売だったが、やはりなかなか存在感も出せないまま、目立たなかった感じだろうか。

カール1

まずは「カール」から紹介してみるが、パッケージには「マイルドな辛さとコクのタイカレー マッサマンカレー」とあり、さらに「40種類の香辛料を使用」とも書かれている。もちろんウリであり、商品化されたきっかけになったであろう「世界美食ナンバー1」に輝いたことも記されている。

カール2

「40種類の香辛料」の片鱗は食べてみてもあまり伝わってこなかったが、良しも悪しも「マッサマンカレー」の甘いような独特の香りばかりが前面に出ており、「カールのレギュラーのカレー味」とのギャップがかなりある。ロングタイプなのでサクサク食べれるが、逆に「マッサマンカレー本来の味」が香りだけで、あまり感じられない。まあスナック菓子なのでこんなものなのかもしれない。

池袋西口の台湾・中国料理「東明飯店」の「ルーロー飯(魯肉飯)」が食べたくなりランチ訪問した。メニューでは「台湾丼」と表記されているが、「五香とニッキの香りが旨味」と書かれており、「ルーロー飯」である。どうも普通盛りだと白米ばかりが余ってしまうので、頭のルーロー部分のみ大盛り(100円増し)で注文してみた。

台湾丼1

もちろん2017年お初の「ルーロー飯」である。もう少し八角の香りが強いと、台湾気分も盛り上がってくるが、まあそれなりの香味はあるので、ぼちぼち楽しめる。豚肉の肉片も食べやすい大きさのカットで、ややしょっぱい味付けではあるが、高菜漬けと混ぜ込みつつ味あわせてもらった。

台湾丼2

煮玉子の味加減も良かったが、器がもうひと回り、ふた回り小さければ、もっと「台湾風味のルーロー飯」気分も盛り上がったように思う。ただ、この肉の盛りで750円で「ルーロー飯」を楽しませてくれる店はなかなかなく、やはり大箱で気軽に入れ、食せる「東明飯店」ならではのランチ「台湾丼」である。

ちょうど汐留エリアでの仕事の帰りに、久しぶりに「インド式チャオカリー」に出かけてきた。現在、この「汐留店」「新宿野村ビル店」の2店舗だけになってしまったこともあり、昨年は未食に終わってしまった。未食だったのは(※「夢民」「旧夢民FC」を含む)、ここ30数年来初めてだった。今年は年初から行けるタイミングがあってラッキーだ。

チャオ1

そんな懐かしの(私の中での)の「チャオカリー」で注文したのは、かつての定番だった「ベーコン野菜エッグ」(辛さ20番)。これぐらいに辛さ増強すると、いい感じでカイエンヌペッパーの辛さがストレートにあらわれ、さらにコリアンダーの香味もビシビシっと主張してくる。「旧夢民FC」での時代から、この「ベーコン野菜」ばかりを食べ続けてきたが、たぶんキャベツのしんなりした炒め加減に、カレーソースが絡み、ベーコンとともに食すスタイルが好きなのだろう。
(※ライスを小盛りにしたので、カレーが多く見える)

仕事帰りに池袋西口のドライカレー専門店「火星カレー」に寄ってきた。午後8時前後だったが、カウンター席には女性のひとり客の方が多く、年代的にも大学生から、20代、30代が中心で、私のような「おじさん客」ってもしかしたら少数派〜なのかも。肉系トッピングがウリの店だが、今回はあえて「草(ほうれんそう)+焼きチーズ」(※辛さは上限の冥王星)で実食してみた。

かせい1

「たぶんカレードリアっぽい仕上がりなんだろうなぁ〜」と予想してみたが、いわゆる「トッピング式のドライカレーをピッツア用のシュレッドチーズで包み込み、ほうれんそうもたっぷり」となっていた。肉系だと旨みもある反面、おじさんにはちょっと重たいので、「肉系はベースの火星カレーのひき肉キーマ状だけでも充分」で、食べ口も軽く、スプーンがサクサク進んでしまう。「ドリアっぽく食べる」にはタバスコなどのホットペッパーソースが欲しくなるが、パウダースパイスの「冥王星の辛さ」でも表面を覆うだけのスタイルなので、思ったほどは辛くない。

かせい過去

以前、同じような「肉系はずし」のメニューで、「草+豆+辛さ冥王星」をチョイスした時はこんな感じ。「焼きチーズ」のあるなしで、こんなにもビジュアルが変わってしまう。ただ、一度「焼きチーズ」を食べてしまうと、これなしには戻れないほどのインパクトがある。

レイトランチの時間帯に東京・新富町のタイ料理「ピンク・エレファント」に出かけてみた。16年11月下旬にオープンした新店だ。場所は東京メトロ有楽町線新富町駅からほど近い裏通りで、築地駅からも歩いて5分ちょい。ブログコメントでカオマンタイさんから「フレッッシュガパオが美味なガパオライスが食べれます」とお墨付きをいただいていた。

ピンク1

さっそく「鶏肉のガパオライス」を「辛口」で注文、待つこと10分弱で運ばれてきたのがこちら。おススメ通りに深いグリーンが活き活きしているガパオがたっぷりと使われている。私の「辛口」に応えてくれたプリックチーファーも存在を主張している。味付けはシーユーカオ、シーユーダムがベースで、ややツユダクのタイプ。

ピンク2

正直、パプリカやタマネギがせっかくの主役である「ガパオ」の足かせになっている気もしないではないが、このフレッシュ「ガパオ」の風味、香味はやっぱり素晴らしい。食べ終えてしばらく時間が経った後でも、身体の中から「ガパオ香」が出てくる。東京圏の「ガパオライス」でそんな気分になったのは久しぶりのことで、書いているこの段階でも「今日のガパオライスは当たりだった〜」とカオマンタイさんに感謝・感謝である。

タイ式チキンライス「カオマンガイ」。日本でもシンガポール式チキンライス「海南鶏飯」とともに、ここ数年は知名度や認知度もアップしてきている。もちろん食べれる店も増えてきているほか、イオンでの冷凍食品(こちら)やセブン−イレブンの「海南鶏飯おむすび」(こちら)などの貢献も大きい。ただ、その分だけ「とんでもない低いレベル」や「疑似スタイル」のものなども散見されるようになってきた。

スタンプカフェ

そのひとつがこちらの写真の「和風チキンライス」。過去にブログで取りあげたこともあるが、な、なんと「チキンの切り身に水菜をたっぷりとトッピングし、その上からあたかもドレッシングのようにガーリックチップとガーリックオイルをぶっかけた〜」というものだ。確かに、「カオマンガイ」のコトバの「マン」の部分はタイ語で「脂で包み込む」ではあるが、まさか添えた野菜にドレッシングのようにかけてしまうとは、びっくりの創作だった。

ワースト

まあそれでも、昨年の「ワースト・カオマンガイ」として紹介したこちらの画像の「日本米にガーリックオイル」「チキンのパサパサの切り身に、刷毛でタレのナムチムを塗る」のぶっ飛んだ「偽カオマンガイ」よりはマシかもしれないが、知名度や認知度が上がってくると“とんでもないアレンジ”に出合う頻度も上がってきてしまう。今年もそんな危険な「偽カオマンガイ」には充分に注意したい。私も過去に「ライス部分に円を描くようにガーリックオイルを回しがけしてある店」に当たってしまったことがあるが、できれば「2017年のワースト」のような店に出合わないまま、過ごしたいのもホンネである。

大阪駅前第3ビルにある「ダイヤモンドカリー」に出かけてきた。コンセプトは「1964年(昭和39年=東京五輪の年)に誕生し、大阪地下街カレーとして親しまれてきた手作り欧風カレーの味をベースに再現した、独特の甘みとコク=和牛の旨みが溶け込んだカレー」とのこと。さっそく「エビフライまぜカレー」を注文してみた。

えび2

個人的に関西系のカレーの「最初甘くて、後追いで辛さが広がる」独特のテイストが好きで、なおかつ「カレーソースがあらかじめライスと合わせてある混ぜカレー」も最近よく出かける「せんば自由軒御徒町店のインディアンカレー」ですっかり魅せられており、「ダイヤモンドカリー」の味でも充分に楽しませてもらった。


「せんば自由軒」ほど辛さはないものの、テーブル常備の特製辛みスパイスで調節ができる。「まぜカレー」で最初からライスに旨みが閉じ込められており、スプーンがサクサク進んでいく。玉子の黄身をある部分だけに混ぜ合わせてみたり、エビフライを箸休めで食べてみたり〜。

えび3

付け合せのキャベツのピクルスも、「インデアンカレー」のよりも食べやすく、このカレーソースにはぴったりだ。また刻みネギも、いい意味でアクセントになっており、東京・関東圏のカレーとはひと味違う欧風カレーはなかなかの味でした。


大阪駅前は阪急サン広場にあるスパイスカレー専門店「ポンガラカレー」に初訪問してきた。私も参加している「ジャパニーズカレーアワード2016」の新人賞候補に関西圏の審査員の方数名がノミネートされ、初めて店の名前を知ったのだが、今回午後3時過ぎのレイトランチで出かけてきた。

ポン1

正午前に軽く食事を摂っていたこともあり、おまかせカレー5種盛りの「ポンガラプレート」は断念し、「選べる2種のカレープレート(副菜3種付)」を選択。11種類の中から2種を選ぶのはなかなか難しいが、スリランカ&南インド料理の専門店なので、なんとなく「ラッサム(写真上)」と野菜スープカレーの「サンバル」をチョイスし、ライスはバスマティを選択、さらに辛さが弱い可能性も考え、青唐辛子もつけてみた。

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「ラッサム」はタマリンドの酸味はそれほどでもなく、カレーリーフよりもコリアンダーリーフの香りがたつタイプ。クセがない分だけ飲みやすく、万人向けか。ちょうど青唐辛子(グリーンチリ)もあるので、調節して辛さを増し、バスマティ米にかけながら食べ進む。副菜のココナッツサンボールとの相性も良い。



年始から関西出張に来ているが、この日はランチタイムに京都・四条烏丸あたりだった。そこで向かったのがタイ料理「四条パクチー」。京都・大阪で数店舗展開している人気店だ。初めて訪問したが、店内の雰囲気は「タイ現地の食堂」そのもの。麺類クイティオはタイから持ってきた麺屋台そのもののスタイルで目の前で調理しているし、いきなりのタイっぽさにテンションも上がる。

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オーダーしたのは、7品セットの「ビジネスランチ」。ベースが「ガパオライス」で、「トムヤムスープ」「グリーンカレー」「ガイトード(鶏の唐揚げ)」「ミニサラダ」「デザート(タピオカココナッツ)」付で、なんと790円!。驚くべきコスパである。また「ガパオライス」に添える目玉焼き「カイダーオ」はオプション(70円)だが、これもタイ現地と同じスタイルである。さすがに辛さ増強リクエストはできないが、その代わりにこちらもオプションの「生のトウガラシ片」(100円)があり、追加した(※トムヤムスープやグリーンカレーにもちょい足し)。

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「ガパオライス」自体にも、主役たるタイのホーリーバジル「ガパオの葉」もしっかり使われているほか、鶏肉片も粗みじんだし、タイ米カオスワイのやや堅めの炊き加減もいいし、目玉焼きカイダーオの堅焼き(揚げ)加減も上々で、「こういうタイ料理食堂が東京のビジネス街にも欲しい〜」とついつい京都がうらやましくなってしまった。

料理も、「ガパオライス」に続き、「グリーンカレー」も、タイ語名の「ゲーンキョワーン」と呼びたくなる汁物(ゲーン)の仕上げだし、ココナッツミルクのサラッとした使い方もタイ仕様。「トムヤムスープ」もレモングラスの香りが漂うくどくないタイプだし、「上手に料理を組み合わせたタイ料理セット」であることに感激してしまった。

2017年も年初から関西出張に来ている。行きの新幹線車内でランチ弁当として購入したのが、東京駅ナカの「タイ料理マンゴツリーキッチン 東京駅グランスタ」の辛みビーフン「パッキーマオ」だ。タイ現地では、「キーマオ=酔っぱらいも酔いからさめちゃうほどの辛さの炒め麺」としてポピュラーなメニューでもある。

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これまでこの東京駅グランスタの「マンゴツリーキッチン」では、「ガパオライス弁当」「シーフードと玉子のカレー粉炒め弁当」などを購入したことがあるが、味的には今回の「パッキーマオ」が当たり!。中細ビーフンのセンレックがもしかしてオイリーな仕上げになっているんじゃないか〜も杞憂に終わり、「マンゴツリーといえば自家製ビーフン」がウリなので、「この独特のコシはもしや〜」と(※確認していないが)、期待したくなる食感。

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さらには、「パッキーマオ」のウリである辛さも、パッケージ表面に「大辛シール」が貼られていたが、他店も含め、このスタイルのこれまで食べたタイ料理弁当の中では確かに一番辛かった。まあ弁当仕様なので、電子レンジでの加熱スタイルなども含め、店で作り立てを食べた方がよりおいしいのだろうが、この味ならばぜひぜひリピートしてみたいと思う。



新年を迎えても、まだまだ続く「2016年の振り返り」シリーズ。昨年はそういう意味でも「???」をつけたくなってしまう「日本のアレンジタイ料理」に結構出合った年だった。大晦日に紹介したナゾの「ガパオライス」も強烈だったが、ほぼ同列に見ていたのがこちらの「蟹と玉子のカレー粉炒め」、そういわゆる「プーパッポンカリー」である。

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なにが驚いたって、主役であるはずの「蟹」が「蟹缶詰のほぐし身」が使われていたこと。さらにトッピングに大量の「刻み白ネギ」。玉子の絡み加減もへったくれもあったものではない。単に「カレー風味の玉子汁炒め、蟹肉入り」ぐらいの感覚だった。タイ料理の「プーパッポンカリー」の旨さのポイントであるチリインオイル「ナムプリックパオ」が使われていないし、カレー粉もたぶん普通の日本スタイルのものだろう(※タイのカレー粉「ポンカリー」には五香粉も入っている)。この料理自体がチャイニーズ・タイ由来であるのに、味自体も「新しい料理」になっていた。ランチで1300円超とられた記憶〜(※マンゴツリーカフェ上野店)。

最近タイカレーでめっきり見かけることが少ないのが「イエローカレー(ゲーンガリー)」。タイカレーと聞けば、日本での一番人気は「グリーンカレー(ゲーンキョワーン)」、続くのはもちろん「レッドカレー(ゲーンペッ=デーン)」で、3番目はいつの間にか、世界美食ナンバー1で知名度を揚げた「マッサマンカレー(ゲーンマッサマン)」で、これに続く存在はたまにしか見かけない「イエローカレー(ゲーンガリー)」である。

ゲーンガリー

タイ現地でも具に鶏肉や豚肉、タマネギにじゃがいもが入るし、ターメリックの黄色っぽい色合いからしても日本人にはもっともなじみやすいのがこの「ゲーンガリー」のはず。日本人がイメージするようなスパイスが入るインド系カレーにココナッツミルクが加わったような味〜だ。
(※写真は上野「シヤートムヤムクンポーチャナー」の自家製ペーストによる「ゲーンガリー」。現地よりも甘くなく食べやすい)

2017年最初のカレー紹介は、池袋西口の中華料理「味楽来」(みらくる)の「鶏肉のエスニックカレー」。日本ではあまり味わえないタイプのエスニックカレーで、“オイリーなのに、オイリーさを感じない”不思議な東南アジアテイストの逸品だった。

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店に入ったのは偶然で、池袋西口でタイ料理を食べようかと「クンヤー」前を通りがかり(※2階にある店で外から混み具合が確認できる)、宴会客でにぎわっており断念〜。ほかでもあたろうかと対面の店看板で目に入ってきたのが「味楽来」。「担担麺」とか店前に書いてあったが、四川料理店っぽくなく、外のメニューに「鶏肉のエスニックカレー 辛口」とあり、気になって入店した。

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聞けば、ご主人はカンボジアの方で、「鶏肉のエスニックカレー」もカンボジアベース(※オイリーなスタイルなのはここが縁か)で、味付けにはナンプラーやタイ食材、ベトナムのエッセンスも加えているとのこと。

「鶏肉のカレーなのに、魚系統の深い香り」なのが不思議で、単なる中華系の味わいではなく、東南アジアの香りたっぷりなのはそんなところから来ている。どおりで、「食べたことがあるようで、そんなにはないような気がした」わけだ(※私もカンボジアカレーの経験は片手ぐらい。隣国なのでタイ・バンコクにも何軒かはカンボジア料理の店もあるが、相当にオイリーだった記憶〜)。

思えば昨2016年は、タイのチリソース「シラチャーソース」がアメリカ発の形で話題になった年だったが(※亀田製菓の柿の種「シラチャーソース味」も人気だった こちら)、この「シラチャーソース」が欠かせないタイ料理メニューはといえば、玉子焼き「カイジャーオ」だ。それこそ「ケチャップ代わりにシラチャーソース」とでも置き換えてもらえればわかりやすいだろう。

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写真はタイ・バンコク「ロングテーブル」での朝食での「カイジャーオ・シラチャーソース」。「シラチャーソース」の原料となるのは、タイの乾燥赤トウガラシ「プリック・ヘーン」。辛さのレベルはさまざまだが、一般的なのはややオレンジがかった色合いのもので、辛さ+酸味と旨みなので、玉子焼きとの相性もピッタリ。

タイ現地では目玉焼き「カイダーオ」の時もそうだが、たっぷりの食用油で揚げ焼きする感覚で供してくれるので、外側がうす茶色の焼き色で、中がやわらかい。ここに「シラチャーソース」をたっぷりつけて味わう。豚ひき肉入りの「カイジャーオ・ムーサップ」でも美味だし、このパターンで「パクチー」添えの相性も良く、日本でも「シラチャーソース」さえあれば、手軽に再現できるタイ料理といえるだろう。

「単なる玉子焼きじゃないか?」と思われるかもしれないが、タイ式チャーハン「カオパット」も、炒飯にナンプラーとトウガラシを加えるだけで「カオパット」に変わるのと同じで、身近なタイ料理だといえよう。


2017年『新年あけましておめでとうございます』。今年もタイ料理やカレーを中心に、シンガポール料理、台湾料理、インド料理などのネタを中心に「◆毎日カレー◆と☆タイ料理☆」を毎日連続更新でお届けできたらと思います。このブログも14年目を迎えまして、昨年も365日更新ができました。まもなく記事数も「4300台」に突入しております。今年もよろしくお願いいたします。

2017新年

今年も毎日のように「カレー」な日々を過ごしていくつもりですが、昨年は「パクチー」が今年のひと皿に選ばれるなど、「パクチー」が大いに話題となりました。タイ現地でも好意的に受け止められているようですが、タイ現地での「パクチー」の位置づけはといえば、『薬味』であり、料理をひきたてる名脇役です。それが日本では『主役』となり、「なんでも、かんでもパクチー」なのが現況ではないでしょうか。

これが実はタイ料理には悪い流れになっており、料理には使われないはずの「パクチー」が、「ガパオライス」や「グリーンカレー」「レッドカレー」などにも加えられたり、お客からの要望で「ガパオライス、パクチー爆乗せで!」とか、わけのわからない方向に進んでいるような話も聞かれます。チキンライス「カオマンガイ」でも、タイ現地では「パクチー」を添えない店も多く、タイ旅行に出かけ、「日本のカオマンガイと違うタイのカオマンガイ」にびっくり〜なんてケースもあるようです。なんとか「タイ料理ではパクチーは薬味です!」を今年はブログを通じてアピールしていきたいと考えています。

2016年も大晦日を迎えたが、恒例の「タイ料理ガパオライス ワースト1」を取り上げてみたい。驚いたのはここ数年のワーストの中でも異質で、今も心のどこかでひっかかるものがある。「これはガパオライスなのだろうか?」というものだ。ますは写真をご覧いただこう。

ガパオ ハズレ

目の前に運ばれてきた瞬間に感じたことは、「あれっ?。グリーンカレー頼んじゃったかなぁ?」。まあ「グリーンカレー」にしても変なのは写真から伝わってくるが、「ガパオライス」なのでさらにナゾなのである。うすいグリーンのツユダク汁の中に鶏肉、ピーマン、レッドパプリカ、最後のトッピングはパクチー。日本米のライスにはフライドオニオンがかかっている。目玉焼きも型抜きのさびしいビジュアルなのが今となっては物悲しい。

肝心の主役であって欲しいタイのホーリーバジル「ガパオ」だが、たぶんツユダク汁の中のモスグリーンのような、出がらしのお茶っ葉のようなものなのだろう。スイートバジルを冷凍保存して戻したのかのような感じ。それこそ「出がらしの茶葉」と変わらず、香りがほんのりとしか残っていないので定かではないが、そんなところだろう。

ワースト15


ご参考までに、昨15年のワースト1の「ガパオライス」(※シーフードのガパオタレー。エビが見えるのと、タマネギがここまでザク切り、たっぷりなのは「ガパオ風」でもあまり記憶がない)と比べてみたいが、まったくタイプが異なるし、15年のものは「タイ現地(スワンナプーム空港駅)」でのものなので、一概には比較しにくい。ただ2つとも「相当なガパオ風」で、見た目だけでは「ガパオライス」とは思えない。

私も選考に参加させてもらっている「Japanese Curry Awards 2016」(ジャパニーズカレーアワード2016)がこのほど決まり、イチ推しさせてもらってきた東京・大森の南インド・ケララ州料理「ケララの風2」もメインアワードの1店として選ばれた。私のほか名誉賞に推している選考員が複数いたのだが、この願いは叶わず〜。来年ももちろん名誉賞推しでいきたいと思う。

アワード16

なぜに「ケララの風2」の受賞から入ったかといえば、私が選んでいる店では唯一アワード受賞となったから。浦島太郎状態なのか、単に年をとってしまったからか、最近オープンした店は確かにあまり知らないし(行かないし)、名誉賞の東京・東銀座「ナイルレストラン」に異論はないが、何十年も行ってないのでやっぱり「浦島太郎」なのかもしれない。

ケララ1

メインアワードを受賞したのは以下の店舗。
 ◆メインアワード
 「ケララの風2」(東京・大森)◆「和魂印才たんどーる」(東京・初台)◆「カルパシ」(東京・千歳船橋)◆「スパイス」(東京・幡ヶ谷)◆「ピキヌー」(東京・駒沢大学)◆「ネパリコ」(東京・渋谷・駒沢大学)◆「ロッダグループ」(大阪・九条)◆「香川」(大阪・北新地)◆「渡邊カリー(漢字)」(大阪・北新地)

 ◆新人賞 
 「クヮッチースパイス ユクル」(福岡・茶山)◆「青い鳥」(東京・幡ヶ谷)

 ◆名誉賞
 「ナイルレストラン」(東京・東銀座)


東京・神田北乗物町の小さなタイ料理「プリックプリックタイ」にランチで再訪してきた。テイクアウトで人気の「ガイヤーン(鶏の炭火焼き)」や「ムーデーン(焼き豚)」「コムヤーン(豚の喉肉炙り焼き)」などを宴会仕様でお願いしつつ、豚肉のガパオライス「ガパオムー」を〜。このタイミングで柴オーナーさんから、「来年からの新メニューなんですが、『ガパオロール』を作ってみました」とのことで、こちらもテイクアウト。

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タイ料理をベースにした豚肉料理がウリの店だけに、ジューシーな粗みじんの豚肉片、ほどよい辛さ、ガパオのスパイシーなバジル香が ローストしたロールの生地に包まれており、「ガパオライス」の時とはまた違う美味しさが楽しめるアレンジメニューに仕上がっていた。ガパオ好きの私はすっかりハマってしまい、あっという間に1本たいらげてしまった(※写真は3本分)。17年の早い時期に新メニューとして加えたいと話していたが、これならば2本ぐらいでランチメニューにしちゃっても、満足感は高いように思う。

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店内では写真の「ガパオムー」(豚肉のガパオライス)を辛口、目玉焼き堅焼きのタイ仕様でリクエスト。同じように粗みじんの豚肉片はガパオとの相性がお見事!。私自身が「ガパオライスなら、鶏肉(ガイ)よりも豚(ムー)が好き」なのもあるが、豚肉のジューシーさと豚脂の旨みは、鶏肉では感じえないもので、「16年最後のガパオライス(予定)」にふさわしいひと皿となった(※半ライスでお願いしたのでライスは少なく見える)。

16年11月25日開業の「京橋エドグラン」(東京メトロ銀座線京橋駅直結)にタイ料理「ブルーパパイアタイランド」が入居している。店舗は黒を基調としたモダン・タイのスタイルでとても雰囲気がいい。てっきり神田駅近くにあるピンクの象が目印の「ブルーパパイヤ」と同系列化と思いきや、「お客さんにも良く聞かれるんですが、当店は『ブルーパパイア』で、神田の店は『パパイヤ』なんです。ですので違うお店です。ウチの本店は恵比寿なんですよ」とタイ人の日本語が上手なホールスタッフが説明してくれた。

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入店したのが午後1時過ぎ。以前正午前に通りがかったら、かなりの行列ができており、すでに人気店となっているようだ。ロケーションの特徴なのか、意外にも男性のグループ客や仕事の流れでの男女グループが多く、客層はやや高めに見えた。

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注文したのは「鶏肉のガパオライス」(※店内メニューでは「ガパオ カオ ラーカオ」になっている。ん〜。その割にはガパオがひかえめ〜!)。「辛口」「目玉焼きタイ式堅揚げ」のリクエストも添えた。カウンター席からは、厨房の中が見えるが、油たっぷりの中華鍋の中に私用のタマゴが割られ、揚げ焼きしている様子がー。つい見入っていたらタイ人コックの兄さんと目が合ってしまった。「タイ式オーダーでニヤリ〜」といった感じか。

鶏肉片のひき肉こそ細かめだが、味付けがシーユーダムベース(タイの白醤油)で食べやすく、辛口のリクエストにもしっかり応えてくれている。タマネギ、ピーマン入り。目玉焼きの加減もタイ式で申し分なく、「ガパオライス」はまずまず。

16年12月18日に東京・秋葉原にオープンした「フジヤマドラゴンカレー」に出かけてみた。場所は秋葉原よりも都営地下鉄岩本町駅そばで、書店の書泉グランデ近く、昭和通り近くの「インド料理アールティ」の対面少し先で歩いて2分ぐらい、雑居ビルの2階だ。

フジ1

チキンカツ、エビフライ、とんかつなど揚げ物などの多彩なトッピングがウリのようだが、初訪問なので店名と同じの「フジヤマドラゴンカレー」を注文することにした。ライス250g(200g〜300gまで同じ値段)、辛さ10の超辛口(1〜10まで選べる)、無料のサイドメニュー「ニンニク」「ねぎ」「たまご」がつけられるが、「ニンニク抜き、ねぎあり、フライドエッグ(50円増し)でお願いし、トッピングから「ほうれんそう」、「ミンチ増量」したのがこちらの写真だ。

フジ3

どうやら外周のカレーとキーマのようなミンチカレーのダブルカレーのスタイルで、混ぜ合わせながら食べるらしい。カレーは超辛口なので確かにジワジワと襲ってくるホット感があり、カレーの下にはところどころダマになったようなうすいターメリックイエローのライスが敷かれている。フライドエッグを崩しつつ(半熟堅揚げ)、テーブル常備のキャベツのピクルスとともに食べ進む。見た目ほどにはしつこくなく、食べやすいカレーだが、スパイシー感はそれほどでもなく、確かに揚げ物トッピングの方が相性が良いだろう。

2016年の東南アジア式チキンライス(海南鶏飯&カオマンガイ)は、タイ料理の「カオマンガイ」人気がやや下火となり、逆にシンガポール式「海南鶏飯(ハイナンチーファン)」に再び脚光が当たり、ついに秋にはセブン−イレブンから「海南鶏飯おむすび」が関東などで発売されるほどだった。

ハイナン1

そんなシンガポール式チキンライスを東京でリードしているのが、写真の「ウィーナムキー」(威南記海南鶏飯)だ。シンガポール現地の人気店が東京に上陸して2年超。1号店の田町でのたくさんの丸鶏が並ぶ姿は壮観だし、銀座店(イグジットメルサ)も東京を代表するエリアのロケーションもさることながら、「海南鶏飯はチキンが命!」であることを再認識されてくれるレベル(写真)だった。

ハイナン2

あまり日本のシンガポール料理店で「海南鶏飯でチキンを堪能した」ことは少なかったが、それも再認識させてもらった。年末には中野に3号店をオープン、これからの展開も楽しみだ。
(※チキンは美味だが、海南鶏飯のもうひとつの楽しみであるタレにも、できれば工夫をしてもらえればうれしい。チューブ入りで出てくるとチキンに比べて、ついつい陳腐さがあるような)

ハイナン3

続いては東京・向島から亀戸に移転した「僕の鶏飯」を推してみたい。オーナー氏ひとりですべてをこなし、毎日写真のレベルで仕込みをすること自体が大変だと思う。そんな中で、「エリアで海南鶏飯を知ってもらいたい〜」とする真摯な姿勢が、オレンジ色のシンガポールスタイルの食器に盛られたそれぞれのパーツから伝わってきた。最初は料理そのものを理解してもらうのにも時間がかかるかもしれないが、亀戸に移ってさらにレベルが上がっているような気もした。麺類もメニューに加えはじめたそうで、来年はそのあたりも楽しみにしてみたい。




今回は2016年の「想い出のタイ料理」を3品紹介してみたい。まずは先日エントリーしたばかりの12月のものだが、兵庫・尼崎のタイカフェ「マジデハマル」のタイ式ビリヤニ「カオモッガイ」を〜。日本でランチも含めてレギュラーメニューにこの「カオモッガイ」を載せているのはたぶんこの店が唯一の存在だろう。

カオモッガイ

実はこのエントリーの後に、さっそく食べに出かけてくれた方から、「カオモッガイがあんなにおいしい料理だと初めて知った。それぐらい美味でした〜」という声も関西の方からいただいたり(※ただ比較対象がバンコクはMBKでのものだったが)、「カオモッガイが常時食べれる店があるんですね〜」という驚きの声も複数の方からいただいた。

私自身もそれぐらい日本では希少な「カオモッガイ」を堪能させてもらったが、しっかりタイ現地の味だったとともに、「現地屋台の味ではなく、レストランの上品な一品料理の味」として印象に残った。


ラープ

続いては、博多・大名のタイ料理居酒屋「ガムランディー」でのハーブ和え「ラープ・ガイ」を。鶏肉片とパクチーやサラネー、ホムデーンなどのタイハーブと、トウガラシ、そして炒ったもち米の粉カオクワを和えたイサーンを代表する料理のひとつで、日本のタイ料理店であれば、どこの店でも置いているポピュラーなメニューだ。

この「ラープ・ガイ」をなぜに選んだのかといえば、「ガムランディー」では「ラープ」の料理全体の香りの大事なポイントである「サラネー」(スペアミント)を自家栽培して使っていること。機会があったら確認してもらいたいが、日本のタイ料理店では80%超の確率で、「ラープにサラネェを使っていない」のが実情だ。これはタイ現地ではあり得ない話で、「ラープにはサラネェ」なのだが、たぶんコスト的な問題と日持ちしない「サラネェ」なので、省いているんだと思う。なのであえて、「タイ式ラープ」として取り上げさせてもらった。


今回は2016年タイ料理「グリーンカレー」(ゲーンキョワーン)のベスト1&ワースト1でお届けしたい。ベストに関してはここ数年同じ店のものになってしまっているが、「タイ式グリーンカレーを日本で可能な食材で再現している」という見方だと、どうしても自家製グリーンカレーペーストにこだわる店として、東京・上野の「シヤートムヤムクンポーチャナー」を選んでしまう。

グリーン ベスト

写真からでも私のそんな想い入れも伝わるような見事な仕上げである。グリーンカレーの色の深みだけでも「シヤートムヤムクン」のモノだとわかるような美ジュアル〜。全体に香りと味の深みを加えてくれるプラスアルファ素材のタイバジル「ホーラパー」もたっぷり使われている。そして仕上げのココナッツクリームがこれまた美しい。

最初に、「日本で可能な素材で〜」と書いたのは、本来はタイ茄子マクアプロや苦みの小茄子マクアプーンでも使ってもらえるとタイ現地の本場感がさらに出てくるが、日本では手に入りにくい事情や季節もあったりするので、「日本の長茄子でもおいしく代用している」部分から、そんな表現にさせてもらった。

午後1時半近くのレイトランチの時間帯に御徒町の南インド料理「アンドーラキッチン」へ。この時間帯でもかなりのにぎわいだ。そして今回の訪問時に一番びっくりしたのが、「ナンを食べている方はゼロ。ドーサを食べている方2人、残りは全員チャパティー」というもの。「アンドーラキッチン」のランチでの魅力のひとつが「手ごねチャパティー」ではあるが、「ドーサの2人以外は全員チャパティー」だったのが、東京圏のインド料理店らしからぬものだった。

アン1

私が選んだのは3種の日替わりカレー全部が味わえる「Bランチ」(1090円、ラッシー付)。この日の日替わりカレーは時計回りで上から、「なすカレー」「マトンとたまねぎ」「ジンジャーチキン」。「なすカレー」は、キーマ状なので「なすキーマ(ベイガンキーマ)」でもいい感じのスタイル。チャパティーとの相性もぴったりで、「アンドーラのカレーはスパイシーなんだけどくどくなく、オイリーでもなく食べやすい」いつもの味だった。

アン2

結局、カレーもチャパティーも美味いので、チャパティーのみおかわり(200円)。写真の見た目からでも伝わってくる香ばしさもあり、ナンよりも食べやすく、なによりヘルシーさもある。ランチから「手ごねチャパティー」があたり前のように食べられる店は「アンドーラ系」以外はあまり浮かばないが(※既製品でのチャパテイーの店も、そう多くはない)、食べ口の軽さも心地よい。


ふと食べたくなる時があるのが、今日紹介するタイ料理の麺類クイティオ「イエンターフォー」。ショッキングピンクのスープの色合いは日本人にはNGな感じかもしれないが、この紅腐乳由来のスープの独特の酸味があとをひく。以前何人かの日本で働いてるタイ人(タイ料理店以外)に、「今一番食べたいタイ料理は?」と聞いてみたことがあるが、「イエンタフォー」と返してきた人が複数いたほど。私が「食べたい症候群」に襲われると「ゲウチャイ新宿店」に寄ってしまう。

イエ1

「ゲウチャイ」では、麺の種類が選べる(ビーフン極細麺のセンミー、中太麺のセンレック、太麺のセンヤイ、中華めんのバミー)のもうれしい。私は太麺センレックでお願いした。写真のように、タイ式練り物ルークチンが数種類、イカ、しろキクラゲ、厚揚げ、タイ式焼き豚ムーデーンなど具だくさん。

イエ2

これにショッキングピンクのスープが絡む。初めてタイ現地でこのスープを見た時には一歩ひいてしまったが、“酸味はうま味”ぐらいの後をひくスープは本当にクセになる。日本に同じ系統の味の麺類は見当たらないし、見た目のピンクはトウガラシではなく、紅腐乳由来なので、「辛くないタイ料理の麺類」としても、日本でももう少し注目されてもいいような気がする。







2016年のタイ料理「ガパオライス」をふり返るシリーズ。本日はワースト2&3&4の3皿を紹介してみたい(※ワースト1は強烈すぎるので週末に取り上げる)。今年は持ち帰り弁当チェーンの「ほっともっと」でも430円で「ガパオライス弁当」が販売され、関東主体の「オリジン弁当」でもガパオたっぷりな「ガパオ弁当」(こちら)が人気となるなど、タイ料理「ガパオライス」がより身近に感じられた年だった。それでも未だ「ガパオ不在(未使用)」だったり、「ほぼ未使用」なタイプも幅を利かせている。

ニンジンガパオ

今年のワースト2に選定させてもらったのが、東京・大森のアジア・エスニック系バルでの「ニンジンたっぷりのガパオライス」。主役のガパオ(タイのホーリーバジル)は不在で、イタリアンでおなじみのスイートバジルの欠片が数片。あとはレッドパプリカと、な、なんとニンジンがたっぷりと使われていた。厨房では作り置き(調理済み)してあるこの「ニンジン&ガパオ風」が一人前ずつ小分けされ、ビニール袋で保管。アルバイトの調理スタッフがこれを加熱し、目玉焼きのみその場で作っていた。

念のため、「ガパオライスってどんな料理だかご存知ですか?」と聞いてみると、「私はアルバイトで作り置きしたものを温めているだけなので〜」と返ってきた。そんな答えっぷりでは続けるのも無駄である。人生二度目の「ニンジンガパオライス」(※過去画像からもう1皿この手のを発見した)は悪いけど食べる気にならなかった。

ガパオ エディーズ

ワースト3は「ガパオライス」ではなく「ガパオサンド」。東京・池袋駅地下通路にあるカフェ系の店でのものだ。ガパオっぽいグリーン色が見当たらないが、バジルオイルで調理してあるような、独特の香りがあった。せめて一葉でもいい。ホンモノのガパオの葉っぱが添えてあれば、それだけで印象も違ってくるし、私もワーストとは思わなかっただろう。ひき肉とトウガラシの欠片、タマネギをペーストに近いぐらいな微細なみじんにしてはさんであるようだった。「ガパオサンド」をメニューに加える姿勢は、タイ料理ファンとしては願ったりだが、この「名前だけガパオサンド」の体たらくっぷりには、喝を入れたい。目玉焼きがはさんであるところもタイ風なのだろうが、「ガパオが入るからガパオサンド」ではないのか?。これなら「ひき肉のトウガラシ炒めサンド」と呼びたい。



2016年も残すところ10日あまり〜ということで、恒例のタイ料理「ベスト&ワースト」の記事ネタ企画をスタートしてみたい。まずは「ガパオライス ベスト3皿」を。そして続く写真の“てんこ盛りガパオ”っぷりのハンパなさは、「自家農園産ガパオ」を自分の店で使える「タイ料理居酒屋ガムランディー」(博多・大名)ならではの“ぜいたくガパオライス”だといえるだろう。

ガパオ ガム

粗みじんの鶏肉とガパオを炒め、最後の仕上げに素揚げのガパオをトッピング〜。このスタイルはタイ・バンコクの一軒家レストランなどで出てくる仕様で、私もテンションが上がった。これぐらいガパオの葉が入ると、ガパオの葉が持つ、「スパイシーなバジル香」がハンパない。もちろん私がリクエストしてガパオをたっぷり使ってもらったオリジナル仕様なのだが、普通のタイ料理店ではなかなかここまで対応してもらえない。

ガパオ ガム2

これは、自家農園でガパオを栽培し、自店舗で使っている強みが背景にあるからだ。今の季節の冬場はガパオ栽培の季節ではないので“自家農園産ガパオ”は味わえないが、初夏から晩秋あたりまで限定の「ガムランディーでの楽しみ」でもある。タイ現地でも「自分で育てたガパオを自分の店で使う」自産自消ができる店はあまりないだろう。(※写真左が自家栽培ガパオ。右はグリーンカレーなどに欠かせないタイバジルのホーラパー)

日本式の焼き鳥をインド・バングラ系の味わいで楽しめる「大衆食堂シックダール」(御徒町、春日通り)に仕事帰りに再訪してきた。タンドリー味、スパイス味の焼き鳥も日本人のお客さんに少しずつ知られてきたようだ。
(初訪問はこちら 16年11月)

シック2

そんな話を伺いながら前菜代わりに注文したのが写真の「パクチー ボールター」。バングラディシュのおふくろの味のような和え物とのこと。パクチーとタマネギにグリーンチリの輪切りを、マスタードオイルと塩の味付けで和えたもの。口に入れた瞬間にマスタードオイルの刺激的な香りが広がる。続いてグリーンチリの尖ったホット感、その後にパクチーの香りが追いかけてくる。シンプルな組み合わせなのに、初めて食べる味。ちょっとクセになりそうな〜。

シック1

もちろん今回もタンドリー味の焼き物も数本オーダーした。写真はエビ(120円)とつくね(90円)。つくねのタンドリー味は初めて。なんだか不思議な感覚だったが、エビはタンドリープローンと比べると火の通り加減が違うので、やっぱり炉端焼き屋のエビ焼きの香りで、味だけがタンドリーっぽい。これもリーズナブルだ。私が頼んだ「男梅サワー」とも相性がよかった。同じように「ビーフ串」「ネギ間」もお願いしたが、この味付けの焼き物は充分にアリだろう。

池袋のタイ料理「パッポンカリー特集2」は、西口「ピラブカウ」での海鮮ベースの「タレーパッポンカリー」。先日は食後のデザート編で手作りの「ファクトーンサンカヤー」と「カノムモーゲン」を紹介したが、この時メインでオーダーしたのが「タレーパッポンカリー」。

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「タイと同じ辛さ」でリクエストしたが、まあほどほどのレベル。基本タイ式カレー粉が味のベース&甘さもあわせ持つので、グリーンカレーなどとは辛さそのもののベクトルが異なるが、チリインオイルのナムプリックパオでの調節ではなかったのが助かった。

シーフードはエビとイカ、野菜はセロリとタマネギ、プチトマト。これに玉子とカレー粉が絡んで「タレーパッポンカリー」。白米ライス(カオスワイ)と合わせると、それだけでタイ気分も盛り上がる。


平日のレイトランチの時間帯に「銀座デリー」へ。午後1時半近かったが、ほぼ満席状態で次から次へと来店客が〜。変わらずのにぎわいとともに、幅広い年齢層が利用しているのも「銀座デリー」らしいところで、私の左右隣りのお客さんはともに「アラ還」ぐらいの方とお見かけした。

ぎんざ1

この日私が選んだのは、2種カレーとタンドリーチキンやサモサなどが1プレートになっている「コンボセット」。
カレーは好みのものが選べるが、手前の「カシミール」と奥の「カラヒ」の辛さ2トップをそれぞれベリーベリーホットの辛さにリクエスト。さらに2つともチキンがデフォなので、「カシミール」はポークに変更してもらった。

デリーオリジナルドレッシングが美味のグリーンサラダ、この日はキャベツだったスパイス含め炒め煮のサブジなどを前菜に、タンドリーチキンにかぶりつき、その後カレーへと移る。「チャパティとカラヒ」「ライスとカシミール」のように食べ進み、「銀座デリーの味」を堪能した。