2007年01月01日
2007年の第一弾!東京・南砂町の南インド料理「デリーダルバール」
デリーダルバール▼最寄り駅:東京メトロ南砂町▼インド、南インド料理
昨年11月下旬に復活オープンした南砂町の「デリーダルバール」。元々この地でインド料理レストランとして営み、インド大使館にスパイスを納入するほどの名店だったが2000年春に突如閉店〜。
そんな名店が11月に復活オープンした。それもシェフにスブラ・マニアンさんを迎えて、新たに「南インド料理」メニューも加わって〜とあっては行かねばなるまい。
スブラ・マニアンさんは御徒町「シャンティ」でしばらく腕をふるっていた。コック氏やホール担当スタッフが目まぐるしく変わる店だったが、氏の作る「ラッサムスープ」(※南インド料理のベースとなるスープで、ストレートな辛さとタマリンドの酸味、カレーリーフの香りが特徴。トマトベースのものが多い)や「サンバル」(豆と野菜のスープに近いカレー)は文句なく旨く、一気にお店のレベルも上がり、人気も急上昇。それが、「おいしくなかった」、「そんなに感動しない」なんて声も私の耳に入るようになり、「おかしいなぁ〜」と思って再訪したところ、スブラ・マニアンさんがコックではなかった〜なんて真相があったのである。くしくもdanchuやオールアバウトで取り上げられたのがマニアンさん後〜だったり。
私も「デリーダルバール」の再開についてはまったく知らず〜。ブログへの書き込み(有さん、はぴいさん、ありがとうございました)で知り、それもコック氏は「シャンティ」出身の方〜との事で、楽しみに出かけたものだ。
「シャンティ」出身のコック氏も、入れ替わりが激しい店だったので、10人超を数える。内心、「マニアンさんならばいいなぁ〜」ぐらいの気持ちで訪問。
キッチンは1階、客席は2階(席数は30ぐらい)で、オーナーの藤田さんご夫婦が出迎えてくれた。「シャンティ出身のコックさんがいらっしゃるとのお話で、南インド料理を楽しみに伺いました」とお伝えすると、そこに登場したのが写真のマニアン氏だった。思わず無言で握手。「元気そうでよかった〜」、「わざわざ来てくれてありがとう。あなたも元気そうね」ぐらいのあいさつだったが、彼の笑顔で私もなんだかとってもうれしい気持ちになった。
マニアン氏は、日本でも表参道、品川駅ナカにインド料理を出店している「シターラ」のオーナーでもあるインドの巨大ホテルチェーン、「ジ・オベロイ」をはじめ、日本でも関西圏の「アショカ」に在籍していた経歴をもつ。
早速、「ラッサムスープ」を辛口オーダーでお願いし、写真の「サンバル ワダ」も同時にオーダー。
ドーナツのようで、がんもどきのような見かけのものが「ワダ」。食感はおからドーナツのような感じで、ほっこりした食感、外はサックリ。この食べ応えがたまらない。ワダはウルンド豆のペーストを揚げたものなのでおからと親戚といっても差し支えないだろう。日本人にも食べやすいと思う。これを豆と野菜のカレー「サンバル」とあわせながら好きなように食べる。「そうそう、この味この味♪」と期待通りのしっかりした南インドの味わいである。
そして「マサラドーサ」もオーダー。焼き色が薄めではあるが、パリっとしたドーサとフィリングされているマサラ(じゃがいもなどの野菜とスパイスをあわせたもの)もしっかりと辛口。
このじゃがいももほくほく。「ドーサ」自体は南インド料理店が増えてきたこともあり、都内では珍しさもなくなっているが、単なる「クレープ包み」になっていたり、ひどいケースではやや大きめの「八つ橋」みたいなものが出てきたときには逆に驚いてしまったぐらい。また、danchuやオールアバウトなんかで情報を得たのだろう〜と思われる女性のグループがその大きさゆえ、食べるのに悪戦苦闘している姿を最近はよく見かけるように(※両手でドーサの筒をつかんで、端からかぶりつき〜。こんな猛者ならぬ猛娘もいました。すごい!)。
中のマサラはこんな感じで入っている。
惜しむなくはトウガラシが日本の鷹の爪だったことだろうか。カイエンヌペッパーをドーサの内側全体にかけてもらうマイソールスタイル(※これもブログへの書き込みで以前教えていただいたもの)か、自分でタイのトウガラシ「プリックチーファー」(鷹の爪と見かけは似ているが、辛さは5倍以上強い=タイのトウガラシではそれでも中辛レベル)を持ち込んでみようか〜などと思った次第。店ではご飯は日本米を使っているとのことで、タイ・ジャスミンライスを炊いてもらって「ミールスを食べたい〜」などと夢は膨らんだ。
オーナーの藤田さんはしっかりとしたポリシーを貫いており、「デリーダルバート」を再開したのもマニアンさんの腕があったからだという。マニアンさんの頑張り次第では、店もそのまま任せたい〜など熱く語っていただいた。これだけインド料理店が氾濫している東京圏〜。その数は500軒は軽く超えるだろう。
流行る店、そうでない店があって当然で、オーナーさんとコックさんとのトラブルも各所で絶えないという。コックが「インドに帰ってしまった」、「ギャンブルにはまった」、「3日で行方不明」、オーナー氏の「給料未払い」、「突然の閉店」なんてケースも耳にする。マスコミをにぎわす老舗人気店でさえも、「ガス代未払いでランチ休業」なんてことも実際に起きている。
藤田さんは、このようなトラブルをみずからも体験・経験し(※コックさん達はラマダンなどで里帰りしてしまう。コックが変わると味が安定しなくなり、お客さんからもクレーム。みずからも悩む〜そんな理由で)前の店舗をクローズせざるを得なくなり、その間スパイスの販売などをしながら、インド料理界の橋渡し的な役割をなさっていた。「デリーダルバートをその集大成にしたい」〜コトバの端々にそんな情熱を強く感じた。2007年は「デリーダルバート」に注目!である。
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この記事へのコメント
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
これは新年第一弾にふさわしい期待大な店ですね。
今月中にも出かけてみたいと思います。
寝正月だったので、カレー初めはデリーレトルトになってしまいました。
こちらこそおめでとうございます。
今年もインド料理開拓を一緒に楽しみましょう。
「デリーダルバール」はビーフもメニューにあるんでええっ〜って思われるかもしれませんが、昔からの名物メニューだそうでこれも思いのほか旨かったです。
南インド料理もコック氏が楽しそうに作ってくれます。当分北と南の融合メニューでいくそうです(※南単独では厳しいエリアです。私以外はほとんどの方がナン食べてました)。
この時いくつかのカレーを食べましたが、エスニカンさんのレスにあるようにビーフカレーがすばらしく美味しく、久々に感動するカレーに出会いました。残念ながら、現在のデリーダルバールで出されるビーフカレーはスパイスの配合が微妙に違うようで味が若干違います。この辺はリニューアルにあたって日本人が食べて美味しいインド料理に舵を取り直したのかな..と想像しています。(リニューアル前は日本人の口に合わせるのではなく、インド人が食べて美味しいカレーを目指すという口上が店頭に書いてありました)。
別記)私もこのレスを書いていて読み直したら、お店の名前を”デリダルバート”と誤記していました(笑)。エスニカンさんもダルバート好きですか?
「デリーダルバール」でマニアンさんの南メニューを食べれて大感激でした。
ビーフはどうかな?と思いましたが、マニアン氏と旧知ということで小ポーションで味見〜。ビーフカレーはめったにクチにしませんが、とても美味でした。
〉ダルバート
ネパ飯〜では「ダルバート」が好物ですね。書いているうちに混同したようです。失礼しました。
エスニカンさん同様ラッサムとサンバル・ヴァダを最初にオーダー。酸味辛味のバランスが良いラッサムと、スパイシー&ヘルシーなサンバルが大いに胃に活力を与えてくれました。これにチキンココナツカレーとライスを頼んで、残ったラッサムとサンバル、ココナツチャトネも混ぜながら〜大満足でありました。
そういえば、川を挟んでお隣の西葛西「カルカッタ」の2号店でも、ドーサなど南メニューもあるそうですね。
私も日常カレー食は断然「南インド料理」派になってしまいました。
食べれるお店は増えていますが、なんちゃってドーサなども現れ始めてますね。
その点、「デリーダルバール」は安心できますので、頻度は高くなりそうです。駅から近いのもうれしいですね。
うくれり庵さんも好みが同系なんで、きっと気に入っていただけるはず〜と思ってましたので、よかったです。
パリパリでなめらか〜な生地にはとにかく感動しましたよ。
あれだけうまいドーサが都内で手軽にいただけるなんて、本当にいい時代になったもんです。
またまたうまいもんを教えていただきありがとうございました!
確か今は旧知のコックのマニアンさんがインドに帰省中とのことで、助っ人さんが厨房にいらっしゃるとか。それでもオーナーの藤田さんも妥協されない方なので、ウデのいい方が来ているはず〜。
私もドーサが食べたくなってきました。今週中に行っちゃいそうです。

