ガテモタブン▼最寄駅:代々木上原▼ブータン料理、ダイニングバー
昨日に引き続き代々木上原にオープンした日本でここだけでしか食べれないブータン料理が楽しめるお店「ガテモタブン」でのブータン小宴〜。
まずは「ホゲ」。ニホンゴだとホゲ〜って響きは???だが、ブータン料理における「ホゲ」は煮込み料理が多い中で生で楽しめるひと品となっている。
見かけはサラダに近いが、きっと現地では漬物のような、インド系料理でいうアチャ〜ルのような存在ではないだろうか。こちらでは、キュウリ、トマトをカッテージチーズ、塩で和えたようなもの。味の最大のポイントは山椒。四川料理のようなシビレ系の使い方ではなく、山椒でピリリっと〜の和食に近い使い方。チーズと山椒って不思議と合うなぁ。
続いては「モモ」。ネパール料理でもおなじみだが、チベットを含めたエリアでは定番メニューのようだ。
今日は前々からお願いしたので普段メニューにはないのだが、これが素晴しかった。
やはり手造りの皮だとモチモチした食感がまったく違う。
ブータンの「モモ」でのブータンらしさといえば、「モモ」につけて食べる「エゼ」にあるだろう。
写真の左上の小皿にあるのが「エゼ」。真っ赤なのがブータントウガラシと山椒に食用油を加えて練ったもの。柚子コショウに近いような山椒がきいたさわやか系のトウガラシ。
そして左側のが生野菜の「エゼ」。タマネギなどの生野菜にトウガラシ&山椒などを和えたもの。「モモ」に使うだけでなく、ご飯にかけて食べても旨かった。手前の小皿にはタイの最強トウガラシ「プリッキーヌ」を輪切りにしたもの。これは私が持ち込んで、辛さ補強のアイテムとして使った。「エゼ」にプリッキーヌ〜。困った小宴だったかもしれない。
ご飯は昨日も紹介したが、手に入ったという赤米を混ぜて炊いていただいた。
この模様がキレイな籠もブータン製のもの。お店の方によると、「水筒代わりにも使えるほど頑丈で丈夫です〜」。
確かにキメが細かく頑丈な作り。色鮮やかなところもブータンらしくて絵になる。
今回の小宴はタイ料理つながりの方々が多かったので、辛さにも普段からなじんでいる面々〜。ブータンの辛さには皆さん驚きながら、山椒やチーズを多用する日本食との共通点や、素朴ながら味わい深い料理の数々を楽しんだ。グループのわがままオーダーにも応えていただいたお店の方にも感謝したい。
(※辛さの特別注文は、一度試す意味からもノーマルを食べてからの方が懸命です。通常レベルでも「辛い」という方も多いそうなので。どちらかといえば、タイ系の辛さとは異なるベクトル、四川系・雲南系の辛さに強い方ならば大丈夫ではないでしょうか)
コメント
コメント一覧 (4)
連日のブータン料理レポを楽しませていただきました。
野菜感覚の唐辛子にアテも唐辛子。さすがに世界一辛いとも評される料理ですね。
チーズとトウガラシの相性、チーズと山椒の相性などなど。未知の世界のオンパレードにあらためて驚きました。
アジアンエスニックは実に奥が深いですな〜。
ブータンは思いっきり辛いのは確かですが、味わいも深く、日本人にはなじみやすい料理も多いようです。
スパイスといえるのはトウガラシ各種と山椒。この山椒マジックには驚きの連続でした。
おっしゃる通り「奥が深い〜」ですね。
TB送っちゃいました。
もし、ご迷惑でしたら削除してかまいませんので〜
エゼはホントに柚子胡椒みたいでしたよね。
柚子なんか入ってないのに、不思議。
山椒のさわやかさってことなんでしょうか。
エゼ〜。自宅で作ってみたいと思います。
四川やタイ、イタリア、メキシコのトウガラシで試してみよう〜。タイのは冷凍と乾燥で試そう〜って何種類トウガラシがあるのか〜。
山椒も花椒と和山椒でそれぞれ〜。バリエーション楽しめそうです。