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タイ・ベトナムほか東南アジア料理 に参加中!

生春巻きまずはおいしそうなタイ料理のオードブルの写真(六本木「ジャスミンタイ」)をご覧いただきたい。

左には最近紹介したタイのさつま揚げ「トートマンプラー」。バイマックルー(こぶみかんの葉)がしっかり使われており、後をひくおいしさに3個〜4個と食べ進み。中央奥のエビすり身のはさみ揚げ「ポーピアサワン」もいい感じ〜でそれぞれスイートチリソースがベースのタレにつけて食べると美味いのなんのって〜。

そして右側には生春巻き「ポーピア・ソッ」。女性が大好きなメニューで、都内のタイレストランでは置いていない店はほとんどないんじゃない?ってくらいにポピュラーな存在だ。しか〜し。これって『タイ料理』だっけ〜?。というのが今日のテーマである。

揚げ春巻きそう、バンコクではベトナム料理店やクーポン食堂(フードコート)じゃないとお目にかかれないのが生春巻き。

一方で、ほとんどのタイレストランや中華系料理の店に置いてあるのが私たちにもなじみがある「揚げ春巻き」(写真はバンコクのホテルでも朝食ビュッフェのもの)。

なぜか具は春雨やひき肉だったり(高級店だとエビが中から出てくることもある)するのだが、スイートチリソースにつけて食べる。そうタイ人にとって「春巻き」は「揚げ」であって、「生」ではないのが一般的だ。確かにタイの北部や東北部イサーン地方の一部にはベトナム系の方もいるそうで、「生」春巻きがタイ国内になかったわけではない。それでもバンコクでは見かけることさえ少ないし、前出のクーポン食堂(フードコート)でも外国料理の扱いで、私のブログでもおなじみのMBK(マーブンクローンセンター)6階の巨大クーポン食堂でも「ベトナム料理コーナー」で食べることができる。値段はなんとなんと60〜70バーツ(約200円〜230円)と思いっきり高く、「クイティオ・ナーム」(汁ビーフン麺)が2杯食べれるし、おかず惣菜ご飯(カオ・ラート・ゲーン)の店のご飯+おかず3品と変わらない高級メニューとなっている。

揚げ春巻き2実際に都内のタイレストランでも「なんで生春巻きなの?」と聞いた回数は数知れず〜(皆さん寂しそうに答えたり、怒っている=聞かれたくない話題〜こともあった)。

その答えは「日本人が好きだから。流行っているし」って感じなのが多い(※作ってはいても自分では食べないコック氏が多い)。

まあ、おいしく楽しく食べるのが一番なのでマイペンライ(いいんじゃないの〜問題ないよ〜)と同調したい気分もないわけではない。しかし、「あなた達はタイの料理と食文化を日本に紹介する大事な役割があるはず〜」という、「ガパオ(タイのホーリーバジル)が入っていない『ガパオご飯』」の時と同じように黙ってはいられないのが本音だ。5月10、11日(土、日)に迫った「タイフェスティバル2008」の会場でも(公式HPはこちら)きっと「生春巻き」を出す店が多いだろう。「おいしければタイでもベトナムでもなんでもいいんじゃないの〜」という声も聞こえてきそうだが、「タイ人も食べないのに『生春巻き』はタイ料理」って思われちゃうのは、安易には受け入れることはできない。「ガパオなしガパオご飯」の悪質さに比べればかわいいものかもしれないが。