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タイ・ベトナムほか東南アジア料理 に参加中!

レモングラス1先週、伊勢丹新宿本店で開かれていた「大沖縄展」のエントリーをお届けしたが、実は同じ時期にタイ好き・タイ料理好きにちょっと気になるフェアが行なわれていた。

地下1階プラドエピスリーの「フェレッシュレモングラスティー」フェアがそれで、佐賀県武雄市産のフレッシュなレモングラスと、ドライタイプのレモングラスティーを実演販売していた。

実はこの武雄市では2007年から「レモングラス」の栽培に着手。行政主導で、なんと武雄市には「レモングラス課」を置いているほど、熱心に取り組んでいる。これには、地場農業の復興の意味合いがあり、着手する前の農業の問題点として、「イノシシ被害」「就労者の高齢化」「生産者の意欲減退」「遊休農地・耕作放棄地の増加」などがあった。(武雄市HPはこちら

レモングラス2問題を解決する糸口として「レモングラス」が脚光を浴び、「独特の香りをイノシシが嫌う」「栽培は比較的軽作業で、高齢者にも負担にならない」「遊休地が有効活用できる(棚田でも栽培されている)」〜などのメリットを生んでいるという。

ちょっといい話だなぁ〜とフレッシュのレモングラス葉で入れたお茶を試飲していると、「ちょっと待てよ〜レモングラス。レモングラスといえば、『タイじゃないの?』と、試飲しているお茶は『ナーム・タクライ』だよ〜と頭で整理しながら、うろうろしていると、私の隣でデジカメでパチパチ撮影している背の高い男性がいた。さらに「ブログに使うんだよ〜」とか大きな声で話している。

この方よくよく聞いてみると武雄市の樋渡啓祐市長だそうで、せっかくの機会なのでちょっと質問を浴びせてみた。「すみません。レモングラスは私の中ではタイのイメージなんですが、なぜ武雄で?」、「(市長)旅行が大好きでタイにも何度も行ったかな。あの香りが好きで、これを武雄でやってみようと。それも有機栽培でなので今年中には世界最大の有機レモングラス栽培地は武雄になるんじゃないかな〜」との事。市長とはいえ、いきなりのタメぐちには驚いたが(この方38歳らしい)、めげずに、「レモングラスティーもいいですが、タイ料理ではレモングラスをサラダにしたり料理に使ったりもするんですが?」、「(市長)私もね、あの、バンコクのオリエンタルホテルでタイ料理勉強したんですよ。だから詳しいんだよね。料理向けも福岡のタイレストランで使ってますよ〜」。

ヤムタクライまあ、市長さんだからこんなもんかもしれないが、レモングラスに着目し、地場農業の再生に取り組む姿勢。そしてそのきっかけが“タイ”であるということ。これは応援したくなってくる。

2枚めの写真のドライリーフのピロータイプで950円。左のフレッシュのリーフで700円(武雄のはタイのタクライよりも全体に細い)バンコクでの値段を知っているだけに、値段を聞いて顔が引きつりそうになったが、個人的にはハーブティーとしてだけでなく、「タイ料理」「アジア料理」にも利用できるような体制と、製品や料理への応用にもチャレンジして欲しいと思う。

たとえばこの写真はバンコクの観光名所「ジムトンプソンの家」に併設されている「トンプソン バー&レストラン」で食べた「レモングラスのサラダ」(ヤム・タクライ)。フレッシュなレモングラスはシャキシャキした歯ごたえでやわらかく、独特の芳香も口のなかで大きくふくらむ。都内では冷凍レモングラスやドライ(乾燥)を用いるしかないので、せいぜい「トムヤムクン」などには使えても、加熱しないヤム系にはかたすぎちゃって(たぶん噛み切れない)食べれない。メニューにあれば、女性には絶対的に受けるんじゃないか〜と私は思っているのだが。

【レモングラスのおさらい】

熱帯アジア原産のイネ科の多年草(※確かにイネに似ている〜)。

和名「コウスイガヤ」(萱のような細長い葉からきているのか。私のイメージはもちろんタイ語「タクライ」!)

独特の香り成分は「シトラール」。心身をリラックスさせるほか、タイでは消化機能を助ける作用や、新陳代謝を高めたり、風邪やぜんそくにも用いられている。また、うめさんにコメントいただいたように、「防虫効果」も広く知られている。イノシシも嫌うというからすごい。確かにウチのネコもレモングラスを持っていると、イヤ〜なニオイのときに出る仕草(目を細めながら、その場を走り去る。勢いあまって蹴りを受けることも〜)が出る。