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ガパオ1私のブログにリンクがある、博多のタイ料理「ガムランディー」の進藤オーナーが久々に東京にいらっしゃる〜とのことで、ご一緒させていただいた。

向かったのは大久保のタイ料理「クンメー1」。旧知の北村店長(※タイ料理講師のmayさんこと長澤 恵さんとタイ現地で共に料理を学んだお仲間で、タイ料理の知識は素晴しい〜)が迎えてくれた。

ガムランディー進藤さんからおみあげをいただいたが、それは自家菜園の採れたてタイ野菜だった。ガパオ(ホーリバジル)に、マクワ・ポッ(タイの丸型小茄子)、プリック(タイのトウガラシ)など。そこで北村店長に、「この野菜でなんかおすすめお願い〜」とタイ野菜を持ち込んでのわがままオーダー。厨房のコックさん達も、新鮮なタイ野菜の持ち込みに感激してくれたそうで、「豚肉と採れたてガパオ炒め」を自信作〜ということで作ってくれた。それが写真の「イサーン地方で食べられている、炒め油を使わないガパオ炒め」。バイガパオの香味が、ノンオイルなのでよりワイルドに感じられる。さらにはプリックの辛味もツユ全体に行き渡っており、辛くてうまい。このツユダク「ガパオ炒め」は日本のタイ料理店でも多々見かけるが、その大半がナムマンホーイ(オイスターソース)に頼った濃〜い味のツユがしみ出たスタイル。この画像のノンオイリータイプのものとは明らかに違う。ガパオとプリックがフレッシュなので、今日のは香り高い「ガパオ炒め」であった。

ガパオ2私も残念ながらイサーンでも、バンコクでも残念ながらノンオイル「ガパオ炒め」には出会っていないが、バンコクのイサーン料理店で、目の前で作ってくれた「ラープ・ガイ」(鶏肉のハーブ和え)は2枚めの画像の通りに思いっきりツユダクで、その豪快な作りっぷりに驚いちゃったことがあった。バンコク市内から車で1時間ほど出た郊外で食べたのだが、紫のホムデーン(アカワケギ)が利いていて、ツユダクなのにカオクワ(炒ったもち米の粉)もきかせてあり、刻んだサラネエ(フレッシュミント)の香りも立っていた。「ガパオ炒め」も「ラープ」も、お店や屋台が100軒あれば、当然ながら百人百様。それでも本質やベースの部分はやっぱり共通。安易に調味料に頼るような店は見かけない。ここが日本のタイレストランとは違うベクトルである。ノンオイル「ガパオ炒め」の香り。今日は新鮮タイ野菜とともに、すっかり魅せられてしまった。

(※クンメーのタイ料理篇は来週中に!)