- ブログネタ:
- タイ・ベトナムほか東南アジア料理 に参加中!
先日、近所のフルーツ屋の前を通りがかったら、『梨』が並んでいるのを見かけた。
(東京でも下町に住んでいるので、恐ろしいことに街にスーパーマーケットが存在しない。野菜は八百屋、肉は肉屋、魚は魚屋に行って買う。もちろんお茶はお茶屋だし、味噌は味噌屋、豆腐は豆腐屋。すごいのが、めんは製めん屋、おでん種はおでん種屋で買う。古きよき〜に見えるかもしれないが、買い物袋ばかりがたまってしまう。「エコ」なんだから、買い物袋持参で行けばって、いいトシのオヤジがスーツ姿で会社帰りに「エコバック」。ホントはあんまり気にしないで4つも5つも袋をぶる提げて帰ったりする。ちょっとヒトと違うとすれば、ポリ袋から頭が出ているのがネギじゃなくってパクチーの束だってことぐらいか)ハナシが最初から全然違う方向になってしまったが、そういえば『梨が旬なんだよなぁ〜」とか考えていたら、「前にタイでも食べたっけ!」と過去の画像を探してみたら、「タイの梨」がありました。写真右下のがタイの『梨』。タイ語ではサリーというらしい。「梨がサリー。インドのサリーは女性の服だし、魔法使いでもないし、錦糸町のインド料理店もサリー。あんまり好みの店じゃなかった」と思い浮かぶのはどうでもいいものばかりだったが。
タイの『梨』は日本の豊水などと違いあまりジューシーでなく、甘さよりも、渋みのある甘さであった。懐かしい長十郎っぽい渋みがあったのを想い出した。
もちろんサイアムパラゴンや伊勢丹などでは日本から輸出された『梨』も売っていたが、1個が150バーツぐらい(※約465円)した。最近バンコクに出店した「ココ壱番屋」の「カツカレー」や、熊本ラーメン「桂花」がだいたい1杯150バーツと同じ値段。もともと高い日本食(※やよい軒の「天ぷら定食」は105バーツなので、「カツカレー」よりも「天ぷら定食」のほうが安い。だったら、カレー君といえど、「天ぷら定食」えらんじゃうかも)と比べて『豊水』1個が同じ値段ってのもスゴイ。それだけの高級品なのである。
そして『梨』とともに目立っていたのが『ザクロ』。タイ語では宝石のルビーの意である『タプティム』と呼ばれる。おおっ〜ルビーかタプティムか。タネばっかりで食べるところがないじゃない〜なんてついつい思ってしまうが、それだけ珍重される高級フルーツ(ポラマイ)なのだろう。
そして1枚めの写真で『梨』と『ザクロ』を両脇にしたがえているのが『ドラゴンフルーツ』。タイ語でケオ・モンコン、英語でピタヤ。サボテン科といわれれば、妙になっとくしてしまうが、ケオ・モンコンよりも、ドラゴンフルーツの響きの方が、似合う気がする。
2枚ともバンコクの高級生鮮市場オートーコーでのもの。この市場がありがたいのが、観光客や外国人にとってもやさしいこと。タイがフルーツ王国であることのPR市場みたいな役目もあるそうで、気軽に試食もさせてくれる。
マンゴーやマンゴスチンもわざわざ試食のためにむいてくれたり、マンゴスチンは丸ごと1個くれちゃったり。
さすがにせいぜい1週間から10日の滞在なのでキロ単位で買うのはためらっちゃうが、そんな時にも、写真のように剥いて切り分けた小分けパックも売っていたりする。
写真奥が『ソムオー』(ポメロ)、2段目の手前が『ソム』(みかん。高級ミカンはショーグンというブランド名)、手前がのオレンジ色のが、『マラコー』(パパイヤ)、右が『サッパロ』(パイナップル)。こんな風に売ってると、あれもこれもついつい欲しくなっちゃって、ホテルの部屋の冷蔵庫はフルーツだらけ〜なんてことも多い。でもタイならではのささやかなぜいたくなのかもしれない。
コメント
コメント一覧 (2)
まだ小学一年生だったのもありますが、はじめて見る不思議な光景で、『玉子黄身二個入り』とか書いてあると、なぜ黄身が二つ入ってるかわかるのだ?と不思議でした。
昔話すみません。
おでん種屋さんはとっても便利でちょくちょく買いに行ってます。「カレーボール」「ししとう揚げ」や、タイ料理の鶏肉すり身団子ルークチン・ガイとまったく同じものがあったり(※家でタイのめん類食べるときの具にしてます)、みているだけでも楽しいです。
隣町には手作りおでん種をぐつぐつ煮込んでその場で食べれる立ち飲み兼立ち食べ屋があり、おばああちゃんと孫が一緒につまんでいたり。古きよき光景です。