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アヒルくちばし写真はタイ東北部イサーン地方料理店や街角屋台で見かける「あひるのクチバシ揚げ」(パーク・ペッ・トード)。

実際にイサーンの東南部ウボンラチャタニーやシーサケット(ラオスやカンボジアと国境を接する)に出かけた時に、揚げる前の「あひるのクチバシ」を見かけた時には一瞬腰がすくんだというか、「えっ?なに?」的な衝撃を受けた。
実際に完成品を食べてみると(※もちろん勧められてのことだったが、最初は気が進まない感じで)、「ビールにあう酒のツマミ」としてすっかりツボにはまってしまった。

9月にバンコクに出かけた時にイサーン料理店で久しぶりにメニューで見かけ、迷わず注文。いやいや、以前イサーン現地の屋台でのものよりも(細くてショボイ感じ)、「しっかりとしたクチバシ」にびっくり。全部はポリポリいけないぐらいのクチバシと骨だった。

「クチバシ」そのものには肉の部分はないので、実際に食す部分は「あひるの舌」、そう「タン」ということになる。

「牛タン」ならぬ、「あひるタン」(そのまんまひらがなだとお子ちゃまコトバみたいで、深夜に書きなぐりつつ、自分でうけてしまった。「あひるたん」?!)。個人的には「クチバシ揚げ」よりも、「あひるのタン揚げ」の方が日本人には「珍味」ではなく、「レアな食材」とイメージ一変かもしれないなぁ〜などと。

ローストダックごはんタイで「あひる系メニュー」として自分の中でのイチ押しはやっぱり写真の「ローストダックごはん」(カオナーペッ)。

この写真も何度も使い回ししているが、それほどの旨さだったので、ついつい〜。

店はスクンビット通りソイ15にある「Yonglee」(漢字では「栄利」)。
バンコクの目抜き通りスクンビット通りのこの地に店を構えて50年超〜というチャイニーズ・タイ料理の老舗である。店の入り口にはあひるがぶら下がっており、「カオ・ナー・ペッ」が思わず食べたくなったもので(※本当はたまたまスコールのような大雨に見舞われ、泊まったホテルの隣がこの店だったもの。もちろん「ぶらさがった『あひる〉につられてー)、ほのかに広がる八角(タイ語でポイガーゥ)の香味と風味ー。

刻んだ生のプリックデーン(赤トウガラシ)入りのシーユーダム(黒しょう油)を加えると〜。自然とニヤケてしまうほどの味わいで、不思議と添えられたタイ産ショウガのカーを使った「ガリ」の甘酸っぱさも心地よく。
ローストダックMK
そいうえばタイで「ローストダック」といえば、毎度おなじみのタイスキチエーンの「MK」や「コカレストラン」がポピュラー。

写真は「MK」のアッパー業態となる「MKゴールド」での「ペットヤーン」。「ゴールドだから、普通のMkよりもグレードが高いあひる?」なのかはわからないが、気分的には高級感が感じられたような記憶。
そしてここでも「永利」と同じように、ガリとタイのキュウリ「テンクワー」(※大ぶりなのでテンラーンと呼ばれる種類かも)が添えられている。料理によって添え物も変わってくるのがタイ料理。きっと理にかなった理由があるのだろう。機会があれば聞いてみたいと思う。