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タイ・ベトナムほか東南アジア料理 Part2 に参加中!

プイ4シンガポールのチキンライス「海南鶏飯」(ハイナンチーファン)とタイのチキンライス「カオマンガイ」。私も聞かれることが多いのが、「2つの違いはありますか?」との問いだ。

その場合の答えは、「基本的には同じ料理です。シンガポールではコメは『タイ産』に頼ることが多いので、なおさら同じ料理と言えちゃうかも〜」などと返している。

「丸鶏をゆでで作るのも一緒だし(※簡易バージョンでシンガポールでは蒸しを見ることもある)、この丸鶏のゆで汁でタイ米を炊くところも一緒」なのだ。

(※日本のタイ料理店やシンガポール料理店では「コメ」は「高級米のタイ産のャスミンライス・カオホムマリ」を使う店が大半。一方、シンガポールやタイ現地では「ホテルや高級レストランでは同じくカオホムマリを使うが、チキンライス専門店や専門屋台では、レギュラーのタイ米カオカオが使われるのが一般的。シンガポールのホーカーセンターなども同じ)
プイ2
となれば、値段の違いは「丸鶏のグレード」やご飯が「カオホムマリかカオカオか」などで決まっているような気がする。

「海南鶏飯」と「カオマンガイ」での大きな違いがひとつあるのだが、これは「タレの違い」。

シンガポールの「海南鶏飯」ではおなじみの「3つのタレ」(ダークソイソース、チリソース(スイートチリソースの場合もある)、ショウガ&レモンダレ(ネギだったり、違う柑橘の店もある))が基本で、好みで強弱をつけながら楽しむ。

タイの「カオマンガイ」でのタレ(ナムチム)は、基本タイの液状みそ「タオチオ」ベースで、にんにくがガッツリと効いたタイプで、辛さや濃度が店によって違う。(揚げたチキンの「カオマンガイトード」では、甘辛いタレの店が多い。また「カオマンガイ」でも、シーユーダムで味噌&醤油味にしていたり、店ごとに特徴がある。タイスキのタレと同じように、それぞれの店で違いがある)

シンガ2昨日も使った画像だが、「シンガポールチキンライスの海南鶏飯」でもこんな感じで「3つのタレを混ぜちゃう」のがとてもおいしく、部分部分で、「チリソースが多めで、ダークソーイソース弱め」みたいな味の違いが生まれるのも「おいしさのツボ」のような気がする。

また、タイ現地でも5つ星ホテルのカフェルームなどでは、「3つのタレ」で供してくるパターンもある。これは外国人向けなのかはわからないが、シンガポール式の方が見栄えするので?取り入れているのかもしれない。

両方に共通するのが「専門店のおいしさ」で、「チキンライス一本の単独メニューのみで勝負する」から、うまくて当然とも言えるが、「片手間では作れないこだわり」が専門店にはある。日本のタイ料理店では「ランチメニュー」として「毎日いつでも食べれる店」、「週に1、2度だけ食べれる店」があるが、断然後者をおすすめしたい。「手間がかかる割には利幅もうすいカオマンガイ」を「週に1、2度」だけでも食べさせてくれる気概。これがうれしい。もちろん「プイ」「ガッチキ」「タルタル」などは「看板メニューがカオマンガイ」なのだから心配無用で、こちらは専門店ということになろう。

※シンガポール「海南鶏飯」とタイ「カオマンガイ」はチキンの仕様が違う! 16年2月 こちら