今回のタイ現地滞在中では、体調そのものが振るわなかった中で、滞在初日(それも入国から数時間)に「ホテルオークラ プレステージバンコク」で「野菜のグリーンカレー」が味わえたのは個人的には意味深く、「一番おいしいタイ料理」そのものがこの時だったと思う。
(※その後は食欲もあまりなく、「毎日☆タイ料理☆」の看板倒れの状態だった)
この時に実感したのが、「タイ現地でもホテルやそれなりの著名な一軒家レストランであれば、グリーンカレーは手作りのカレーペーストだし、ココナッツミルクも生搾りに限るよなぁ〜」ということ。
グリーン3
こちらの画像はバンコクは「ザ・スコータイホテル」のタイ料理ダイニング「セラドン」のものだが、ココナッツミルクの生搾り感も充分に伝わってくるし、仕上げに回しがけしてくれているココナッツクリームの軽い食べ口ながら、濃厚な味わいだったことが今でも鮮明に舌に残っている(※このココナッツクリームを、コーヒーフレッシュのようにホットやアイスコーヒーに加えても美味だ。タイ式コーヒーのひとつの形として提案してはどうなんだろう?と個人的には思うのだがー)
オークラ1
「ホテルオークラ ザ・プレステージバンコク」の24階「アップ&アバウブレストラン」の「野菜のグリーンカレー」がこちら。先日紹介したばかりだが、グリーンカレーのいわゆる汁もの=ゲーンの仕上がりの部分が、ココナッツミルクによる色合いの違いや、手作りペーストによるグリーンの部分(プリックチーファー・キョウ=タイの中型青トウガラシ)の鮮やかなグリーンが特徴的に出ている。

もちろんタイハーブ(タイのスイートバジル「ホーラーパー」をはじめとした)の香味は言うまでもないわけで、こんな「グリーンカレー」(ゲーンキョワーン)はやっぱりタイ現地ならではの楽しみでもあり、醍醐味なのではないだろうか。日本での再現不可能なのも「タイ現地だけの」特権ともいえるだろう。