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タイ料理、シンガポール料理など東南アジア料理 パート3 に参加中!
本日18日(日)の午前10時から2日めが開幕する「タイフェスティバル2014」(東京・代々木公園イベント(けやき)広場)。本部テント前の特別展示ブースでは、》速報その2《で紹介した、「タイのハーブ&スパイスが満載のトゥクトゥク」のほか、この周りを取り囲むように、文化や手工芸品のデモンストレーションが行われている。
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写真のようなタイの生菓子「カノム」の実演も必見。これらは祝い事には欠かせないもので、濃い黄色(やまぶき色)の菓子類は右側の「フォイ・トング」、花弁のような「トング・イップ」など、タイ語で『金』の意の「トング(トーン)」が名前となっており、「使い切れないぐらいの『金』や『お金』が手に入るようにー」との願いが込められており、「金をお供えしている」意味合いもあるそうだ。

また、「フォイ・トング(トーン)」は、日本との結びつきも深い。というのも、九州ではなじみ深い「鶏卵素麺」に似ているが、由来が意外や意外で、「ポルトガル⇒日本⇒タイ」なのだという。私もタイ大使館監修の「日本・タイ修好120周年」の小冊子の記述で知ったもので、「タイには17世紀のアユタヤ時代に伝来。伝えたのは日系人であるウィチャーエン婦人で、タイではタワトーン・キープマー(マリー・ギマルド)の愛称で親しまれている。同じように「トング・イップ」「トング・ヨート」も夫人が紹介した」とある。(※ブログ紹介は07年5月 こちら

「トング・イップ」の上にあるのはジャックフルーツの種の形から「メットカヌン」と呼ばれ、結婚式などでは「援助してくれる縁起の良い菓子」としてやはり欠かせない。
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これら「トング系」や「メットカヌン」は、緑豆の餡をそれぞれの形に成型し、アヒルの卵をつけ、沸騰した砂糖水(シロップ)の中に落として作る。そんな実演も、こちらのフルーツカービングなどとともに行われている。タイ現地でも見かけることが多い縁起菓子なので、興味がある方はぜひぜひ「特別展示コーナー」へ。

「肝心の味の方は?」を最後に書くが、「緑豆餡と卵黄、砂糖」のみが原料なので、「思いっきり甘い〜」。私は食べるよりも見ている方が好きだ。「ただ暑い国なので、甘さがしっかりとれるー」といい意味で書いてみたい。

(※屋台ブースR70、71の東京・池袋「ピラブカウ」「バーンカノムタイ」のブースでも自家製のこれらカノムを販売している)

※タイの生菓子「ルークチュップ」と「フォイトーン」(11年4月 こちら