先日の「タイフェスティバル2017」(東京・代々木公園)や、先週末の大阪でもお気づきの方も多いと思うが、今年はタイビールの新ブランド「LEO」(レオ)が登場、さらには日本人にはなじみがある「プーケットビール」が日本に再び上陸している。
写真は4月末から行われた「イオンタイフェア」での「タイビールそろい踏み」の販売風景だ。実は「LEO」は「シンハービール」と同じ会社の別ブランドで、「シンハー」が長らくタイでトップブランドとして君臨してきたが、低価格で象印でおなじみの「チャーン」がタイ市場を席けんし、この対抗商品として投入されたのが「LEO」なのだ。もちろんその狙いはズバリと当たり、ここ10年近く「LEO」がタイではトップ銘柄の座に君臨している。
一方「プーケットビール」だが、日本でも10年ぐらい前にはタイ料理店では結構な人気ブランドだった。当時からタイ現地では飲める店はそれほど多くなく、「タイよりも日本で人気」なんて話もあったぐらい。もともと醸造所を持っていなかったこともあり、製造委託で作られていたブランドだった。日本での扱いインポーターも何度も変わったし、タイ現地での醸造もストップしていた。それが今年のタイフェスやイオンでの販売など再びその姿が見られるようになったのである(※ちなみに残念ながら「タイ産」ではなくなった。お隣は「カンボジア産」に変わったが、「プーケットビール」の名前は変わらない)。
(※写真は10年ぐらい前のタイ・バンコクのスーパーでのビール売り場のもの。シンハー、チャーン、LEO、タイガーなどが並んでいる。その中に今やまぼろしの「グリーンボトルのアサヒスーパードライ」の姿が見える。タイではハイネケンなどとともに高級ビールのポジショニングとなり、ボトルもそんな感じのグリーンの時代があった。現在は一般的な茶瓶である。なお、アサヒスーパードライはタイではシンハービールの工場で製造している。「シンハーが作るアサヒスーパードライ」。なんだか感慨深いコトバの響きである)
写真は4月末から行われた「イオンタイフェア」での「タイビールそろい踏み」の販売風景だ。実は「LEO」は「シンハービール」と同じ会社の別ブランドで、「シンハー」が長らくタイでトップブランドとして君臨してきたが、低価格で象印でおなじみの「チャーン」がタイ市場を席けんし、この対抗商品として投入されたのが「LEO」なのだ。もちろんその狙いはズバリと当たり、ここ10年近く「LEO」がタイではトップ銘柄の座に君臨している。
一方「プーケットビール」だが、日本でも10年ぐらい前にはタイ料理店では結構な人気ブランドだった。当時からタイ現地では飲める店はそれほど多くなく、「タイよりも日本で人気」なんて話もあったぐらい。もともと醸造所を持っていなかったこともあり、製造委託で作られていたブランドだった。日本での扱いインポーターも何度も変わったし、タイ現地での醸造もストップしていた。それが今年のタイフェスやイオンでの販売など再びその姿が見られるようになったのである(※ちなみに残念ながら「タイ産」ではなくなった。お隣は「カンボジア産」に変わったが、「プーケットビール」の名前は変わらない)。
(※写真は10年ぐらい前のタイ・バンコクのスーパーでのビール売り場のもの。シンハー、チャーン、LEO、タイガーなどが並んでいる。その中に今やまぼろしの「グリーンボトルのアサヒスーパードライ」の姿が見える。タイではハイネケンなどとともに高級ビールのポジショニングとなり、ボトルもそんな感じのグリーンの時代があった。現在は一般的な茶瓶である。なお、アサヒスーパードライはタイではシンハービールの工場で製造している。「シンハーが作るアサヒスーパードライ」。なんだか感慨深いコトバの響きである)
コメント
コメント一覧 (2)
・醸造所を持ってなく、製造委託で作られていた
・日本での扱いインポーターも何度も変わった
本日の記事を拝見して、初めて知ったことばかりでエスニカンさんの知識に感服いたしました。
確か昨年のタイフェス直後に日本から2度目の撤退をしたはずなのに、また日本で販売されていて、不思議に思っておりました。
そうそう、タイ産ではなくカンボジア産なのにも驚きました。
そういえば、缶入りのプーケットも今年初めて見ました。
自分はナチュラルローソンで購入しました。
コメントありがとうございます。
ビール関連ネタなどは本業で近い部分もありまして、簡単に触れてみました。
プーケットビールの誕生は同地での国際会議で、これをきっかけに「タイにも純粋なビールを」という想いで作られたそうです。紆余曲折あって今の形になったようです。カンボジア産というのも、そんな流れでタイでは難しかったようです。