ブログネタ
タイ料理、シンガポール料理など東南アジア料理 パート3 に参加中!
今回は「2017年上期タイ料理ガパオライスのワースト1」をご紹介したい。実のところ、17年に入ってからは「ガパオ不在のとんでもガパオライス」にはほんの数回しか出合っていない。グレーゾーンの「ガパオ葉が微量」なんてことはあったのだが、「ワースト編」として取り上げるには気がひけるぐらいのものだった。

ワースト1

唯一、堂々と「ワースト」として改めて紹介するのがこちらの写真。関東にはかなりの軒数になる「ネパール・インド・タイ料理兼業店」での「鶏肉のガパオライス」である。もちろん主役なはずのガパオ(タイのホーリーバジル)はみじんも使われていない。この店での説明だと、「バジルの葉っぱは1枚使っている」とのことだったが、鶏肉とピーマン、タマネギ、パプリカをオイスターソースやしょう油で炒め、少し辛みを加えたのが写真の料理だという。明らかにターメリックライスがインド系兼業店のパターンだが、目玉焼きをのせ、キュウリを添えて〜の模倣っぷりが透けて見えてくる。

ガパオ&パクチー

模倣っぷりといえば、17年に入り増えてきているのが「パクチー」ブームに便乗した「ガパオライスのパクチー添え」である。ガパオとタイ式パクチーのミックスは、香りの強いタイハーブ同士なので、一緒に使うことは基本ありえない。さらにはタイ現地でのパクチーは薬味の位置づけなので、一方、料理の主役を担うガパオは主役なので、タイ料理の世界での立ち位置も異なるのだが、日本では「パクチー」人気もエスカレートしており、「パクチーならなんでもあり!」ということなのだろう。

(※何度も書いてきたが、「日本のパクチー」と「タイのパクチー」は色も香りも別のものぐらいの違い(※日本ではニオイが弱い品種改良した種子が使われている。だからガパオと一緒に使っても、現地バージョンほど香りと香りが相反しないのかもしれない)


ワースト3

そいいう観点からは、「ガパオとパクチーが日本で『日本発のガパオライス』として進化し始めている」と百歩譲って受け止めても良いのかもしれないが、「タイ式ガパオライスではない」ことだけは声を大にしておきたい。
ただ、こちらの写真は16年後半のものだが、「ガパオほんの少しで、ニンジンとレッドパプリカ、ピーマン入りのガパオ風ライス」に出合ったりしたが、今年の「ガパオ&パクチーライス」の方がまだマシだったかなぁ〜と。でも、「ガパオライスの魅力はワイルドなバジル香」なので、やっぱりパクチーの香りとは個人的には合わないと感じている。