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タイ料理、シンガポール料理など東南アジア料理 パート3 に参加中!
先日、東京・赤羽にオープンしたタイ料理「クルア・チョントーン」の訪問記をお届けしたが(こちら)、タイ東北部の最東端ウボンラチャタニー出身のママさんコックの自信作だという、「ナムトック・ムー」(豚肉片のタイハーブ和え)をひと口食べてびっくりしたのが、タイハーブの香味だった。この源はアカワケギの「ホムデーン」による部分が大きいが、日本で自然&普通に使ってくれている店に出合ったのが久しぶりだったからだ。

チョン ナムトック

思わずママさんに、「ホムデーン、ホムデーン〜」とにおいをかぎこむような仕草とともに、「カオクワ(炒ったもち米の粉)〜」とか叫んでいると、うれしそうな表情を見せてくれた。別に子供のようにはしゃぐ必要はないのだが、あまりにも日本のタイ料理店で「ホムデーン」を使ってくれる店が少なく、ついついテンションが上がってしまったのだ。

ホムデーン1

以前も同じ写真でブログ紹介したことがあるが、その時のテキストをそのまま使ってみると、「写真が『ホムデーン』(アカワケギ)だが、シャロットとネギの雑種でタマネギと同じ「ユリ科ネギ属」。しかし、日本の赤タマネギ『レッドバロン』とはまったくの別物だ。『ホムデーン』は香味が強く、甘みは弱めで、赤タマネギのように『サラダで生食』には向かない。逆に香味が強いことが『タイ料理の味のベース』に用いられるわけで、実はタイ現地では『タマネギ』そのものはあまり料理に使われないぐらい『ホムデーン』が幅を利かせている。
(※最近はタイ現地でも赤タマネギを使う店が出て来ている)

クルア2

実際の赤タマネギ使用の「ナムトック・ムー」はこんな感じとなる。一見良さげだが、赤タマネギ使用だと香味が感じられないし、香りも弱くパンチに欠けるのである。まだまだ日本人にはポピュラーな存在手前の「ナムトック」や「ラープ」なので、「ホムデーン」を使わなくても、それなりに美味だし、バレないと言われればバレない。ただ、一度でも「ホムデーン」を使った味を経験したことがある方ならば、入らない「ラープ」「ナムトック」がなんとなくもの足りなく感じるはずだ。「本場・本物の味」が知られないままなのは、タイ料理ファンとしてももったいない気もするし、「ホムデーン」自体は輸入の制約なども少ないため使いやすいはずなのに、「なんで?」とどことなくしっくりこないのも本音である。