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タイのチキンライス「カオマンガイ」。ゆでた「丸鶏」の切り身に、このゆで汁で炊いたタイ米を合わせ、タレのナムチムや青トウガラシで味付けを調節するだけのシンプル・イズ・ベストが「カオマンガイ」の魅力である。ところが、どこをどうはき違えたのか、「冷凍チキンをゆでた(もしくは解凍し加熱しただけ)切り身」に、「炊いた日本米にニンニクオイルを加えただけ〜」というあり得ない「偽カオマンガイ」が堂々と1000円を超える値段で売られていた。

にせカオマンガイ

見た目でも単なる「チキンの切り身ライス」にしか見えないが、味もストレートにそのまんま。タイ米でないのをいいことに、五穀米を使うことで健康訴求。ここにニンニクオイルがぶっかけて使われている。左端には業務用のショウガが添えられた。テーブルに備えられていたので味変用に私が自分で盛り付けてみたが、とてもじゃないが味変しても食べ進むことができなかった。

ひどいカオマンガイ

そしてこの「カオマンガイ風」の元の盛り付けはこんな感じ。水菜サラダのトッピングやトマトが添えられることで、全体的な見た目で、それなりに美味しそうに化けてしまう。1枚めの写真はこの水菜サラダをはがしてみたもの。ここで気づいたのはドレッシング代わりにも「ニンニクオイル」が使われていることだろう。ある意味、確信犯的に「偽カオマンガイ」を作っていることが伺える。(※さらにサラダっぽい仕上げなので、温かくなく、チキンは冷えていた)


べつもり

本来の「カオマンガイ」とは、こちらの写真のようなものだ。あえて別盛りで「チキン」がたっぷりと盛り付けされている。日本にも出店していた(※現在は撤退)、バンコクの有名店「ラーンガイトーンプラトゥーナム」のもの。そうそう、チキンのゆで汁のスープも「カオマンガイ」には欠かせない。タレのナムチムはタイの液状みそ「タオチオ」ベースで、結構青トウガラシのプリッキーヌもたっぷり(※プリッキーヌ抜きも、もちろん可)なので、日本では少数派の「辛さのあるカオマンガイ」が楽しめる。

泉州屋台 カオマンガイ

また、毎日コンディションの良い「カオマンガイ」が楽しめるのが東京・芝の「泉州屋台」。平日のみになるが、ランチで「カオマンガイ」を供してくれているが、写真のようなタイ式であることで大人気で、11時オープンで正午前には売り切れてしまうことが多い。「偽カオマンガイ」とは似ても似つかないが、このタイ式「カオマンガイ」の方が値段も安く、旨さも言うまでもないが、このようなアレンジを超えた奇妙なアレンジがまだまだ日本でも多いことを書き残しておきたいと思う。