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インド系カレー に参加中!
スープストックトーキョーが手がける新業態のカレー居酒屋「YELLOW」に出かけてきた。場所はグランフロント大阪南館1階で19年6月にオープン。インドやスリランカなど世界の料理と日本の食材を組み合わせたメニューが特徴とのことで、お手並みを拝見しつつ、舌で味わってきた。

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南インドやスリランカを中心としたスパイス料理がウリとのこと。さらに看板メニューにココナッツ風味の米粉クレープ「エッグホッパー」(ビッタラ・アーッパ、スリランカ料理店での実食記はこちら)を持ってきているところもなかなかおもしろい。さっそく「エッグホッパー」を注文してみたが、見た目からして驚きのスタイルだった。

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その写真がこちら。玉子焼きの大きさと比較してもいかに巨大な「エッグホッパー」であるかがおわかりいただけるだろう。スリランカ料理店では独特のくぼみがある調理機器が使われており、「ホッパー」作りにはかなりの熟練が不可欠とされるが、ここ「YELLOW」では、な、なんと中華鍋で調理しているのだという。型も中華鍋っぽいんで、「スープストック」がやりそうな手法である。ただ残念なのがせっかくの米粉生地がうす過ぎであり、パリッパリッのシェルのような皮仕上げで、「思いっきり薄手のパパード」を食べているようなー。これではカレーに浸したりは難しいし、せっかくのココナッツ風味(ミルク香)も玉子焼きに近い底の部分でしか感じられなかった。

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また、インド系カレーも注文してみたが、このブログをお読みいただいている方には一目でおわかりいただけるトッピングのフレッシュコリアンダー(あえてパクチーとは呼ばない)の使い方で、目の前に運ばれてきた瞬間に萎えてしまった。「茎はいらない。葉っぱだけ使う手間を惜しまない。薬味替わりのウエットスパイス用途なのだから、ボリュームはこの3分の1程度で充分!」ってことだ。

左が「牛ひき肉のキーマカレー」、右が「ほうれん草とチーズ」。左は「牛キーマ」としてはまずまずの仕上げも、スパイス料理メインのカレー居酒屋ならば、カルダモンで香味を高めて欲しかった。「ほうれん草とチーズ」も、モッツアレラチーズ使用とはうたっているものの、やはりここではパニール系統のチーズでアレンジして欲しかった。ほうれん草自体は濃いめではあったが、インド料理店のそれとは別ものである。

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「スープストックトーキョー」では、「トムヤムクン」「グリーンカレー」などタイ系統のアレンジも上手だし、インド料理っぽいメニューも並ぶなど、日本の素材をできる限り使い、現地料理をベースにした「日式」の提案も上手な印象がある。
それが写真の「コーン」と「ひよこ豆」は、バター醤油炒めの「サブジ」と称している点や、「季節野菜のカチュンバ」からもあまり特徴が見いだせなかった。これは「スープストック」ならではの上品な仕上げによるものなのか、全体的に小さくまとまってしまっているように思う。

ただ、「エッグホッパー」も含め、このメニューを初めて食べる方には新鮮に映るだろうし、いい意味でのインパクトもあるだろう。これは紙一重なのかもしれないが、「エッグホッパー」は私が食べてきたこれまでのものとは全然違う仕上げと味だし、「ほうれん草とチーズのカレー」も、インドの「パラク(サグ)パニール」として置き換えてみると、やはりまったくの別ものであり、調理やホールを仕切る現地人スタッフが必要なように思える。ボタンの掛け違いが正された時には大化けしそうな片りんも随所に感じられた。