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東京・JR埼京線十条駅前のマレーシア・バクテー専門店「A1 肉骨茶」。14年1月ソフトオープン、同2月オープンなので、ちょうど開店6周年を迎えたタイミングになる(※開店当時の紹介はこちら)。同店HPでは正式に「A1 肉骨茶」の店名表記となっており、店でも「肉骨茶のベース」に使っている現地調味料メーカー「A1」が冠につけられている。

バクテー1

2014年当時とは店のスタッフやメニューもだいぶ変わってしまったが、昨年のこの季節までは同店の近場に住んでいたため、結構な頻度で出かけており、ブログ紹介以外も含めるとこの6年で30回強は「A1 肉骨茶」を実食してきた(※近所の割に多いのか少ないのかは微妙だがー)。どうも、開店しばらく経過したころの「マレーシア現地味」が楽しめた時期の方が訪問頻度が多かったことは否めない。

バクテー2

今回は1枚めの写真の「濃厚肉骨茶 スペアリブ2本(部位は選べる)」とライス、小鉢付きの「ガッツバク」に揚げパン「油条」と「レタス」を追加してみた。「レタス」はてっきり煮込んでくれるのかと思ったら生のまま出てきてたまげたが、自分で「肉骨茶」鍋に投入。
肝心の「豚のスペアリブ」は、蓮華をあてて少し力を入れれば骨付き肉がはがれる仕上げで、煮込み加減も上々で、おいしさのレベルは変わらない。個人的には「肉骨茶スープ」の八角(スターアニス)の香味がもう少しクセが出るぐらいの味わいが欲しいところだが、このあたりは「濃厚スープ」とはいえ、日本人向けに抑えられている。ただ揚げパン「油条」をスープに浸してみれば、充分に「肉骨茶」として楽しめる。





バクテー店内

豚肉の各種部位は、テーブル常備のダークソイソース&輪切りグリーンチリのビネガー漬けをタレの別添えで楽しむのがオーソドックスなスタイル。私はなにもつけずに、スープと一緒にスペアリブにかぶりつくのが好みなので、そのまんま。もちろん「肉骨茶スープ」に少量、ライスに大量のグリーンチリを投入し、辛さ味変も「スペアリブ」以外のところで楽しませてもらった。

この6年間、店のコンセプトチェンジや夜は「肉骨茶居酒屋」業態に変わったりはしてきたが(※17年10月 こちら)、「マレーシア式肉骨茶」がランチから手軽に、気軽に楽しめる本質は変わっていない。ここが「肉骨茶」ファンとしてはうれしいところ。ただ、「もっと濃厚濃いめのマレーシア式のニンニク、八角」がビシッと利いたスープと、ライスにもインディカ米(マレーシア米は入手が難しいので、レギュラーのタイ米カオカオで充分)を使ってもらえると、より専門店テイストに感じられるのではないだろうか。引っ越したとはいえ近場なので、これからも年に数回は出かけてみたいと思う。