ブログネタ
インド系カレー2 に参加中!
先週、インドのテイファン(軽食スナック)のバングラデシュ・バージョン「プスカ」を紹介してみたが、その時のコック氏の話がおもしろかった。「インドの『パニプリ』、『ゴルガッパ』、バングラデシュの『プスカ』は、名前が違うけどだいたい同じ。ネパールも『パニプリ』で一緒〜」というもの。
パニプリ 1
私が一番回数食べているのがインド料理「アールティ」(秋葉原)の「パニプリ」。」どんなスナックかといえば(※10数年前の拙ブログ記事から引用)、「全粒粉(アター)&ベーキングパウダーで作った丸い小さなプーリに穴を開け、シャガイモとマメをスパイスであえたマサラをフィリングのように包み込む。タマリンドやミントがしっかりきいた酸味があり、スパイスがきいたソース(パニ)を好みでかけて食べるスナック。北インドでは朝食がわりにするヒトも多い〜」というもの。フレッシュコリアンダーリーフを散らして、香味もプラスされる。
パニプリ 2
続いては、ネパール料理店での「パニプリ」。千葉・船橋「ラト バレ」でのもので、ジャガイモマサラは同じだが、コリアンダーリーフも一緒に混ぜられている。そして「パニ」のスパイスソースはタマリンドベースのほど良い酸味のタイプ。これもインド料理店でも見かける「パニ」だが、「ラト バレ」のものは、赤トウガラシが浮遊しているように、辛さもピリっと〜ぐらいのものだった。
パニプリ 3
そして最後は「キングケバブ」(東十条駅前)での「プスカ」。やはり「パニ」はタマリンドベースでトウガラシが入ったタイプ。ジャガイモマサラには、ダルとコリアンダーリーフが入っている。バングラデシュではピンポン玉状のプーリを形がなくなるぐらいにつぶして、「パニ」をたっぷりとかけ、ゆでたまごを添えるスタイルも人気があるそうだ。

同じ「パニプリ」でも、地続きの近隣国でも「郷に入れば、郷に〜」のようにスタイルも変わるのが興味深く、インドでもデリー周辺では『ゴルガッパ』、中部や南部は『パニプリ』と呼ばれることが多いとか。北インドやネパールも『パニプリ』、一方で東部のコルカタではバングラも近いため『パニプリとプスカ』が混在しており、どちらでも通じるとコルカタ出身のコック氏が教えてくれた。以前、シンガポールの南インド料理店でもやはり『パニプリ』だった記憶〜。まあ呼び名が変わっても、共通点も多く、それぞれの各国料理店のスタイルで楽しむことが、よりおいしく楽しむための近道であることは間違いないだろう。

※インド料理「アールティ」(秋葉原店)で「パニプリ」 こちら

※ネパール料理「ラト バレ」船橋店で「パニプリ」と「アルボディタマ」 こちら

※バングラデシュ料理「キングケバブ」(東十条)で「プスカ」 こちら