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タイ料理、シンガポール料理など東南アジア料理パート4 に参加中!
平日のレイトランチの時間帯にJR日暮里駅近くの小さなタイ料理食堂「オームタイテースト」に出かけてきた。カウンターだけの店だが、午後1時半過ぎの時間帯で満席。ちょうど1席空いて座ることができた。周りを見てみれば、皆さん東アジア系のお客さん。聞けばそばの日本語学校で学ぶ留学生の皆さんで、母国語で話す方と、勉強中の日本語で会話する方もいたりして、不思議な雰囲気だ。
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注文したのはランチセットではなく、アラカルトでの「豚肉のガパオ炒めごはん」(パッ・ガパオ・ムー)。オーナーシェフであるオームさんの深煎りドライタイプの仕上げと、「辛口」リクエストをお願いしたが、タイの調味料「シーユーカオ」「シーユーダム」の使い方が絶妙で、久しぶりに甘辛折衷スタイルでの「豚肉のガパオ炒めごはん」が楽しめた。
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豚肉片も粗みじんのミンチで、豚脂とガパオの葉(タイのホーリーバジルの葉っぱ)の香りが絶妙なマッチング。さらにはプリック・チーファー(タイの中型赤トウガラシ)の辛さも相まって美味い。この豚脂とガパオの香り、トウガラシとの絡みのバランスは、「鶏肉のガパオ炒め」では楽しめない味の組み合わせで、個人的には「ガパオ炒めの醍醐味」であると感じている。

目玉焼き「カイダーオ」もタイ式揚げ焼きのリクエストに応えてくれて(手間がかかる)、いい感じの仕上がりだ。目玉焼きの黄身の加減は好みだが、半熟よりも固めの方が、ダイナミックな「ガパオ炒め」として楽しめる。
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この日は風も冷たい日だったので、サイドメニューで「ゲーンチューウンセン」(タイの春雨入りすましスープ)もミディアムサイズで追加。シンプルな鳥ガラベースの味わいで、ここにトウガラシ入りのナンプラー「プリックナンプラー」を小さじ2杯ほど加え、タイっぽい風味に味変しながら楽しみ、冷えた身体も暖まった。
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「オームタイテースト」は21年6月のオープンで、当時何度か紹介させてもらったが、22年に入ってからは初訪問(※休みの日=月曜日に何度か出かけてしまった。近くには台湾料理店も多いので、セカンドチョイスの行先には困らない)になったが、狭いカウンター席の店ながら、ランチは常時混んでいる。

そして弁当注文も合い間に次々と入る。ホール・接客担当のタイ人女性が電話でタイ語で話しているのが複数回聞こえた(※今回の私と同じ「ガパオムー」の注文が複数回。人気なのもうなづける)。タイ人からのテイクアウト需要も大きい様子だ。

まだ夜訪問をしたことがなく、青いパパイヤのサラダ「ソムタムタイ」などは未食なので、機会を見て夜にも寄ってみたい店である。

※クリアスープの「トムヤムクンナムサイ」と「タレーパッポンカリー」 こちら

※初訪問時での「鶏肉のガパオ炒めごはん」 こちら