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タイ料理、シンガポール料理など東南アジア料理パート4 に参加中!
セブン‐イレブンが22年11月8日から、北海道、首都圏、新潟、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州、沖縄などでタイ風の「ホーリーバジル香る ピリ辛ガパオライス」(税抜き530円、税込み572円)の発売をスタート、さっそく実食してみた。驚いたのが弁当名に「ホーリーバジル香る」とついにタイの「ホーリーバジル=ガパオ」を使ってきたことだろう。
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「おお〜っと、ついにセブンも『タイ料理ガパオ炒めごはん』弁当に本気になってくれたかー」ぐらいのネーミングに期待度MAXで購入。自宅でレンジ加熱し開封してみれば、「ん。あれっ?ガパオの葉っぱ(ホーリーバジルの葉っぱ)が見当たらない」。スプーンでほじくり返してみても出てこない。弁当内のグリーン色は「ピーマン」のみ。

原材料欄を見てもどこにも書いてない。「いやいや商品名が『ホーリーバジル香る』なのに、『ホーリーバジル未使用』とは?」という、タイ料理ファンとしてスルーできない弁当だった。
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 セブンのHPで確認してみると、「鶏肉の旨みと唐辛子の辛みを効かせ、ホーリーバジルを最後に炒めることで、より香りを感じる仕立てです」と紹介されている。ここから推測してみると、原材料欄の「バジルペースト」にホーリーバジルが使われており、炒めの仕上げにこれを加えたのだろう。

調理工程的には、タイ式ガパオ炒めでも「最後にたっぷりガパオ葉を加えて仕上げる」ので、あながち的外れではないが(※もちろん炒めの最初の段階でもそれなりに使われるが)、これはペーストではなくやはり「ガパオの葉っぱ」であることが大前提。
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ご参考まで、タイ現地での「ガパオ炒め」の仕上げの段階での「ガパオてんこ盛り」はこんな感じ。ここから炒めを最後に加えて完成となる。

まあセブンの弁当でここまで期待するわけではないが、ペーストではなく、せめてガパオの葉っぱそのものが数片使われていることが望ましい。そうすれば商品名の「ホーリーバジル香る」への違和感もなくなるのではないだろうか。
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商品名もそうだが、英語でも「ホーリーバジル」の表記がある。「よく言うよ〜」ぐらいの誇大表示とも感じられるが、まあ「セブンでもホーリーバジルを気にするガパオライス弁当」の時代に入ったことは間違いない。

昨21年の今ごろも「セブン‐イレブン 旅気分 エスニックフェア」の開催中で、同じようにガパオの葉っぱは不在で商品名は単に「ガパオ風ライス」として販売された(こちら)。この時よりは商品名だけやや前進。調理工程も同じように前進したが、値段だけは「税別510円、税込み550円)だったので「20円強」上がっている。日本米使用の部分である程度の上げ幅に留まったかもしれないが、やはり「ガパオ葉不在のガパオライス」は気になるところだ。

味わいに関しては、セブンが「香る」と書くほどにはバジル香もなく、ナンプラーの塩味としょっぱさはほどほどに。辛さも「ほかのコンビニ弁当と比べれば、まあ辛い」ぐらいなので、こちらの写真のように、辛党の方ならばグリーンチリ(プリッキーヌ)やレッドチリ(プリックチーファー)を加えた方が良いだろう。

※20年11月バージョンは税別460円・税込み496円でした こちら