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 2月8日のボタ研にてFitEarのF111を購入しましたので、そのレビューです。
 値段は確か34,800円だったと思います。通常の価格が42,800円なので、比較的安く入手できたのではないかと思います。


 あまりメジャーなイヤホンではないので、まずは簡単にF111の紹介から。
ドライバ構成はシングルBAです。 入力は3.5mmステレオミニプラグ、ケーブル交換可(標準のものはFitEar cable 003)。

主な特徴としましては、ステムに純チタン削り出しのパーツを採用している所でしょうか。 公式サイトには「シングルドライバー構成にあわせてステム/サウンドポート部を新設計。純チタン削り出しのテーパードポートステムにより、音源が持つ空気感とより繊細な高域再生を提供します。」とあります。

また、このイヤホンと非常によく似た「AK100-111iS」というイヤホンも存在します。こちらもFitEar製品で、AK100用にチューニングされたオリジナルイヤホンということです。ぱっと見ケーブルしか違いはありません。当然チューニングも微妙に違うのだとは思いますが、F111とAK100の相性が良いと言われるのはこの辺りにも理由があるのかもしれません。


 次は音についてです。
全体的な傾向としてはフラットで、どの帯域も強調されずに自然に聴くことができます。 
シングルBAながら上も下も無理がなく伸びやかで、このタイプの筐体としては驚くべきほど広い音場も特徴です。

イヤーピースは2段のものをお勧めします。1段よりもややフィットしにくくなりますが音質は段違いに良いです。
2段のイヤーピースで合わない場合は、ワイヤーの調節を少しきつめにしてやると良いかもしれません。自分は耳の上できつめに曲げ、更に耳の裏で少し内側に曲げてやったところかなり安定しました。

前述したようにこのイヤホンはステムにチタン製のパーツを使っていますが、その恩恵は、FitEarお得意の音が真っ直ぐに向かってくるような表現や、ほんの少し金属的で心地の良い余韻などに感じることができます。広い音場も、チタン製パーツに依るものが大きいのかもしれません。 
いま音が真っ直ぐに向かってくるような表現と書きましたが、FitEarの他のイヤホンほどではなく、あくまで心地良い域を出ません。FitEarのラインナップの中ではこういうところが価格なりと言えるのかもしれませんが、個人的にはむしろドンピシャでした。今まで長々と書いてきましたが、一言で言うと「めちゃくちゃいいイヤホン」です。
唯一つ難点を上げるとすれば、それは「入手性が悪い」ところでしょうか。現状取り扱いしているのはフジヤエービックのみですし、生産台数も少ないらしく3/11現在入荷待ちの状態です。

個人的には本当に間違いのないイヤホンだと思いますので、機会があれば、是非視聴してみて下さいね。