ワチャゴナ! What Cha' Gonna Do for Me?

オーケストラ・アンサンブル金沢を中心としたクラシック音楽。あるいは歌謡曲。その他映画とか、落語とか、お酒とか…あと、ナイナイさん!!

ショスタコーヴィチ

【OEK定期300PH】祝・300回!!井上道義&OEK「黄金時代」オール・ショスタコーヴィチ・プログラム(2011/05/13@石川県立音楽堂コンサートホール)

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この日のOEK定期公演は記念すべき第300回の記念公演! ぼくがはじめてOEKの定期公演に行ったのは2006年1月の第194回定期公演で、その数ヶ月後に第200回の記念公演を迎えました。そしてそれから5年。その間、初代音楽監督の岩城さんが亡くなり、井上道義さんが次代音楽監督に就任、ぼくも定期会員になり、コンスタントにOEKに親しんできました。幸せなことです。

300回の記念公演は、井上マエストロお得意のショスタコーヴィチ! 200回の時はシェエラザードでしたが、同じロシア物でもショスタコーヴィチというのがさすが井上さんらしいひとひねりです。開演前のロビーコンサートもショスタコーヴィチの楽曲から、「弦楽四重奏のための2つの小品」。チェロの大澤さん率いるOEK弦楽メンバーによるこの演奏、実はこれがとっても素晴らしかった…! 第1曲は歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」のアリアの変奏曲「エレジー」、第2曲はこの日演奏する「黄金時代」組曲の第3曲「ポルカ」の弦楽編曲版。第1曲「エレジー」では切なく美しい旋律でしっとりと聴かせ、第2曲「ポルカ」は一転して、あちこち不規則に飛び跳ねるような奔放な曲。わずか数分の曲ですがショスタコーヴィチの溢れ出る才気が垣間見られます。

さて本番。今日はさすがに普段より編成が大きいです。まずはバレエ組曲「黄金時代」。このバレエは、西側のスポーツ大会に出場したソ連のサッカーチームが、西側の享楽的で誘惑的な策略に屈せず、見事勝利を得るという、いかにもソ連当局が好みそうな筋書き(笑)。しかしそれをあえて大真面目にエンターテインメント化することで、逆にその滑稽さが透けて見えるというか…ショスタコーヴィチのアイロニックな一面が発揮されたといえるかもしれません。井上さんは早くもノリノリ、各ソロパートの活躍も見ものでした。

次はヴァイオリン協奏曲第1番。1曲目とガラっと変わって、沈鬱で重厚な雰囲気が漂います。そんな緊張感溢れる曲を、ボリス・ベルキンさんが隙のない技巧でじっくりと演奏。第3楽章のカデンツァから第4楽章への怒涛の流れは圧巻でした。

後半は交響曲第1番。各パートの独奏が次々と出てきて、OEKメンバー個人の活躍が随所に現れます。こういった記念公演にはふさわしいですね! というか、構成の複雑さといい表現の多彩さといい、現代音楽に足を踏み入れたかのようなこの交響曲はすごいですねえ。ショスタコーヴィチ19歳の時の作品、音楽学校の卒業制作というから恐れ入ります。あらゆる要素がぎっしり詰まったのこの曲、それぞれの箇所はとっても面白いのですけど、じっくり聴き終わるとさすがにぐったりしてしまいました(苦笑)。

アンコールはチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズで、井上さんらしく華やかに終了。本編と趣きは全く異なりますが、これでいくぶん心身がほぐれましたね(笑)。

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オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第300回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 300th Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2011年5月13日(金)19:00開演 Friday, 13 May 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Abigail Young, Concertmaster

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 バレエ組曲「黄金時代」作品22a
 "The Golden Age", op.22a

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
 Violin Concerto No.1 in A minor, op.77
 〜ヴァイオリン:ボリス・ベルキン Boris Belkin, Violin

--- 休憩 Intermission ---

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 交響曲 第1番 ヘ短調 作品10
 Sumphony No.1 in F minor, op.10

(アンコール Encore)
■P.I.チャイコフスキー Peter Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)
 歌劇「エフゲニー・オネーギン」 より ポロネーズ
 Opera "Eugene Onegin"



終演後は、先日行った浅野本町のモグラキッチンでお食事を。
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その後はガレタッソ…
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Jazz会#10「ジョーをやっつけろ!」(2010/11/26)

月例のJazz会。今回のターゲットはずばりAJ=ジョーさんです。ロックとジャズが好きなジョーさんのために、JZ主宰はさすが彼のツボを心得た的確な選曲を、後半はCamillaさんがジョーさんをメロメロにするクラシックを提案します。するとジョーさんは「ジャズ&クラシック会ですね。後半ねむねむ会だったりして。クラシックにそんな Walk on the wild side な曲があるなら聴きたいもんだ、ハハハ!」とCamillaさんを挑発。Camillaさんはかえって闘志を燃やし、綿密なプログラムを用意したもようです(笑)。

JZ主宰、Kプロデューサー、izumiさん、ジョーさん、Camillaさん、quackey。今回はひさびさにフルメンバーが集結しましたよ。JZ主宰手作りのお惣菜や各自の持ち込み料理を味わいながら音楽を楽しみます。

JZ主宰提供の大根寿司、白山堅豆腐、quackey持ち込みのビールと甘えび押寿司。先日のバースデーコスモスも。
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Camillaさんお手製のかぼちゃのグラタンに、Kプロデューサー持参「大友家」の激うまおでん。
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ほかにもizumiさんは山下ミツ商店の厚揚げネギはさみ焼きと、リンゴと柿の柚子風味、Kプロデューサーからはポテトサラダ、Camillaさんは手作りラタトゥイユ、ジョーさんはバゲットにパテに焼酎「破壊王」、そして小樽「ルタオ」のドゥーブルフロマージュなど。豪華ですね!


【JZ主宰:疎なる音の隙間から透けて見える冬のはじまりを】
http://blog.goo.ne.jp/ken_jazz/e/63437b15c6d5a433664219961bbe6735

1.プロローグ:非欧米音楽でスタートはいつものことで
(1) Richard Bona:Toto Bona Lokua(2004,Universal Jazz)
(2) João Gilberto:João Gilberto (1973 )

2.弦楽器(ベース,ギター,バイオリン)を中心に
(1)David Friesen:The name of woman(2001, Intuition)
(2)Henri Texier: Mad Nomad (Label Bleu, 1995)
(3)Oregon: Crossing(1985, ECM)
(4)Ralph Towner: Time line (2006, ECM)
(5)Bill Frisell: Before We Were Born (1988, Electra)
(6)Bill Frisell(g) & Fred Hersch (p): Songs we know(1998, Electra)

3.唄もちょっとだけ
(1)Chet Baker: Diana (1985, Steeple Chase)
(2)Lina Nyberg: Brasilien (2001)

4.ソロピアノを中心に(最近しびれているモノを少々)
(1)Fred Hersch: Fred Hersch Plays Jobim(2009, Sunny Side)
(2)Keith Jarrettt: The Melody At Night, With You(1999, ECM)

5.エピローグ
Heinrich Neuhaus:Scriabin, Rachmaninov, Prokofiev, Shostakovich (1946-1958, Denon)
Scriabin:24 Preludes(24の前奏曲), Op. 11よりいくつか
Prokofiev: Visions Fugitives(束の間の幻想), Op. 22よりいくつか

JZ主宰は、ジョーさんと個人的にもよく一緒に音楽を聴いている中で、彼の嗜好を把握したようです。ジョーさんはギター・ベース好きではあるけれど、どうやら、音がぎっちり詰まった曲よりも、一音一音をきちんと聴かせる曲がお好みらしい。JZ主宰はそんなジョーさんのために「音と音の間」が印象的な曲を用意。無音にこそ音楽が潜むということでしょうか。うーむ、深い。

【Camillaさん:ジョーさんにささげる Walk on the wild side???】

■P.I.チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)
 ピアノ協奏曲 第1番 ロ短調 作品23 第1楽章・第3楽章
 Piano Concerto No.1 in B-flat minor, op.23 - 1st Mov./3rd Mov.
 ピアノ:アレクセイ・スルタノフ/指揮:マキシム・ショスタコーヴィチ/ロンドン交響楽団
 Alexei Sultanov, Piano / Maxim Shostakovich, Conductor / London Symphony Orchestra
 
■P.I.チャイコフスキー Pyotr Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)
 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」 第4楽章
 Symphony No.6 in B minor, op.74, "Pathétique" - 4th Mov.
 指揮:エフゲニー・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 Yevgeny Mravinsky, Conductor / Leningrad Philharmonic Orchestra

■F.プーランク Francis Poulenc (1899-1963)
 フルートとピアノのためのソナタ 作品164
 Sonate pour flûte et piano, op.164
 フルート:マチュー・ドュフール/ピアノ:エリック・ル・サージュ
 Mathieu Dufour, Flute / Éric Le Sage, Piano

■M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 Sonate pour violon et piano
 ヴァイオリン:ダヴィッド・オイストラフ/ピアノ:フリーダ・バウアー
 David Oistrakh, Violin / Frieda Bauer, Piano

■M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)
 古典なるメヌエット Menuet antique
 水の戯れ Jeux D’Eau
 ピアノ:ジャン=フィリップ・コラール Jean-Philippe Collard, Piano

■M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)
 鏡 Miroirs
  1. 蛾 Noctuelles
  2. 悲しい鳥たち Oiseaux tristes
  3. 海原の小舟 Une barque sur l'ocean
  4. 道化師の朝の歌 Alborada del gracioso
 ピアノ:アンヌ・ケフェレック  Anne Queffélec, Piano

■M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)
 スペイン狂詩曲 Rapsodie espagnole
  1. 夜への前奏曲 Prélude a la nuit
  2. マラゲーニャ Malagueña
  3. ハバネラ Habanera
  4. 祭り Feria
 ピアノ:ルイ・ローティ、エレーヌ・メルシエ
 Louis Lortie and Helene Mercier, Piano

■M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)
 ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
 La Valse - pour deux pianos
 ピアノ:マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ
 Martha Argerich and Nelson Freire, Piano

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 2台のピアノのためのコンチェルティーノ イ短調 作品94
 Concertino for 2 pianos in A minor, op.94
 ピアノ:ドミートリィ・ショスタコーヴィチ、マキシム・ショスタコーヴィチ
 Dmitri Shostakovich and Maxim Shostakovich, Piano

■M.ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)
 マ・メール・ロワ Ma Mère l'Oye
  1. 眠りの森の美女のパヴァーヌ Pavane de la belle au bois dormant
  2. 親指小僧 Petit Poucet
  3. パゴダの女王レドロネット Laideronette, Impératrice des Pagodes
  5. 妖精の園 Le Jardin Féerique)

ジョーさんがCamillaさんの挑発に使った「Walk on the wild side」というのは、同性愛者やゲイの人の生活を唄った曲なんだそうです。そこから同性愛といえば…ということでまずは突然チャイコフスキー(笑)。あとはCamillaさんが大好きなラヴェルの、しかもとっておきの曲ばかりの連続攻撃が続きます。面白いのは、お手製プログラムが「あのねノート」仕立てになっていること。小学校低学年の児童が担任の先生に対して「せんせい、あのね」という書き出しで毎日書く日記のことだそうです。ぼくはその存在を知らなかったのですが、ぼくらより少し後の世代の人、あるいは地域によってはかなり一般的に採用されているようですね。プログラムのストーリーも面白く、つくりも凝っていてこの試みは素晴らしかった!

後日談として、翌日ジョーさんがクルマで今回のプログラムのCDを聴き始めたところ、朝の雲間が切れてスーっと明るくなったそうです。で、そのとき壮大に流れてたのがチャイコのピアコン。その神秘性ゆえかチャイコフスキーを見直したとのこと(伝聞)。チャイコフスキーはあくまでツカミのネタのつもりだったけど、気に入ってくれたのならまあいいや、と笑うCamillaさんでした。

クラシック・サクソフォン

先日の8月JAZZ会、テーマはサックスでした。Camillaさんのクラシックタイムはミヨーの「スカラムーシュ」2台ピアノ版。ただしこの曲には、別ヴァージョンとして「サクソフォンと管弦楽」版も存在し、そのサックス版から着想を得たからこその「スカラムーシュ」なのでした。「のだめカンタービレ」第23巻に登場するエピソードも含めて、このことはすでに先の記事でお伝えしたかと思います。

で、せっかくなので「サクソフォンと管弦楽のための『スカラムーシュ』」をご紹介…と思ったのですが、YouTubeには見当たりませんでした。サクソフォンとピアノ伴奏だと以下のような感じです。

第1曲 ヴィフ Vif


第2曲 モデレ Modere


第3曲 ブラジルの女 Brazileira


ちなみにこのサクソフォン奏者は金沢在住の筒井裕朗さん。おそらくはぼくの高校の2年先輩なのではないかと思っています。

B001DEKI0Yスカラムーシュ~ミョー:独奏楽器と管弦楽のための作品集
メイエ(ポール)
BMG JAPAN 2008-09-24

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***

ほかにサクソフォンを使ったクラシックでぼくが思い出すのは、まあ要するにOEKのコンサートで演奏された曲なんですが、ショスタコーヴィチのジャズ組曲第2番より「リリックワルツ」「第2ワルツ」でしょうか。いずれも井上道義指揮OEKの定期公演で聴いたことがあります。

まず、今年2010年のニューイヤーコンサートでは「リリックワルツ」。
記事:http://blog.livedoor.jp/mac02quackey/archives/51681926.html


なお、この日のニューイヤーでは、1曲目の「第1ダンス」もそういえばかっこよかった!大好きな「祝典序曲」のフレーズが含まれているので…!


2年前は、小曽根さんのラプソディ・イン・ブルーの回に「第2ワルツ」。
記事:http://blog.livedoor.jp/mac02quackey/archives/51311544.html


いずれも「ジャズ組曲」といいつつ、全然ジャズじゃないんですよね(笑)。単にサックスが前面に出てるただけで、わかりやすーいワルツ曲です。Wikipediaによると、「ソビエト・ジャズ委員会に所属していたショスタコーヴィチが、ソ連におけるジャズの普及、およびバンドの向上を目的として作曲」とのことです。最近は「ステージ・オーケストラのための組曲」と呼ばれているようですよ。

ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集
シャイー(リッカルド)

曲名リスト
1. ジャズ組曲第1番
2. ピアノ協奏曲第1番ハ短調op.35
3. ジャズ組曲第2番
4. タヒチ・トロットop.16(二人でお茶を)

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***

あとはビゼーの劇音楽「アルルの女」。これも井上さん&OEKの定期公演で聴いて、とっても楽しかった印象があります。ときどきサックスの甘い旋律が現れるんですよね。ああ、これは昨年の3月、神尾真由子さんがOEK定期初登場の回でしたか。
記事:http://blog.livedoor.jp/mac02quackey/archives/51516846.html

第1組曲 第1曲「前奏曲」


第2組曲 第2曲「間奏曲」


第2組曲 第3曲「メヌエット」/第4曲「ファランドール」←有名なところ!


ビゼー:アルルの女ビゼー:アルルの女
ビゼー ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン)

曲名リスト
1. ≪アルルの女≫ 第1組曲 第1曲:前奏曲
2. ≪アルルの女≫ 第1組曲 第2曲:メヌエット
3. ≪アルルの女≫ 第1組曲 第3曲:アダージェット
4. ≪アルルの女≫ 第1組曲 第4曲:カリヨン(鐘)
5. ≪アルルの女≫ 第2組曲 第1曲:パストラール
6. ≪アルルの女≫ 第2組曲 第2曲:間奏曲
7. ≪アルルの女≫ 第2組曲 第3曲:メヌエット
8. ≪アルルの女≫ 第2組曲 第4曲:ファランドール
9. ≪カルメン≫ 組曲 第1曲:第1幕への前奏曲
10. ≪カルメン≫ 組曲 第2曲:第2幕への間奏曲(アルカラの龍騎兵)
11. ≪カルメン≫ 組曲 第3曲:第3幕への間奏曲
12. ≪カルメン≫ 組曲 第4曲:第4幕への間奏曲(アラゴネーズ)

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ほかにOEKの演奏&地元奏者の共演で聞いたことがあるのは、ポール・モーリス「プロヴァンスの風景」。2008年3月「オーケストラの日」ウェルカム・スプリング・コンサートで、野々市町出身の作田聖美さんがソリストを務めました。あっこれも指揮は井上さんだ(笑)。
記事:http://blog.livedoor.jp/mac02quackey/archives/51295250.html



↑もともとはアルトサクソフォンとピアノのための曲みたいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%B9

エキシビション・オブ・サクソフォンエキシビション・オブ・サクソフォン
須川展也

曲名リスト
1. ラプソディー・イン・ブルー(ガーシュウィン/長生淳編)
2. 展覧会の絵(ムソルグスキー/長生淳編)

1. バラード(トマジ)
2. ラプソディー(ドビュッシー)
3. スカラムーシュ(ミヨー)
4. ファンタジー(ベダール)
5. 幻想即興曲(ジョリヴェ)
6. ヴァカンス(ダマーズ)
7. セレナード・ヴァリエ(クレリス)
8. りす(デュボア)
9. プロヴァンスの風景(モーリス)
10. ワルツ形式によるカプリス(ボノー)

1. ソナタ(ハイデン)
2. バラード(マルタン)
3. ソナタ(クレストン)
4. プレリュード,カデンツァとフィナーレ(デザンクロ)
5. ソナタ(リュエフ)
6. ソナタ(デニゾフ)

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というわけで、サクソフォンのクラシックも意外にたくさんあるのですが、そのうち、ぼく自身が実演を聴いたことのある曲を挙げてみました。こうしてみると、指揮はすべて井上道義さんだというのがおもしろい(笑)。

【OEK定期265PH】安永徹&市野あゆみ「ベルリンの哲学」

今シーズン最後の定期公演は、このたびベルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターを退任した安永徹による弾き振り。夫人の市野あゆみさんと共にOEKの定期公演に2年ぶりに登場です。前日の昭和歌謡レコード鑑賞会からほぼ半日後、二日酔いから醒めた土曜の午後を、今度はクラシック音楽で楽しんできました。

1曲目はシューベルトの交響曲第5番。第1楽章、第2楽章はモーツァルト的、第3楽章メヌエットはベートーヴェン風のスケルツォと、古典派チックな軽快で親しみやすい曲です。シューベルトは今まであまり聴いていなかったのですけど、モーツァルト、ベートーヴェンとも親和的なのできらいじゃないはず。今後はもっと聴いていきたいですね。

続いて2曲目は市野あゆみさんが登場して、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲。この曲は厳密に言えばピアノとトランペットと弦楽のための協奏曲ともいうべき編成でして、ピアノのほかにも独奏のトランペットが大活躍します。OEKの演奏は昨年の北陸新人登竜門コンサートで河合美知さんによる演奏を聴いて以来。今回のトランペット独奏はそのときと同じくOEKの藤井幹人さんでした。ただし藤井さんはステージ最後列中央に立って演奏した(らしい)のですが、ぼくの座席からはピアノのふたの陰に隠れて演奏中は一切姿を見ることができませんでした。これは残念。

残念といえば、腹立たしいことに第1楽章終盤に携帯電話の着信音が鳴り響いたのです。1階前方の上手側だと思うのですが、犯人は着信音を消そうとする気配もありません。市野さんも安永さんも困惑した顔で、第2楽章がはじまるまでかなり間が空きました。今日はCD録音があるとアナウンスしているのに、まったく何を聞いているのでしょうか。もっとも、演奏者のみなさんはさすがプロですね。第2楽章以降は、むしろさらに引き締まった素晴らしい演奏が繰り広げられたように思います。かえって集中力が高まったのかもしれません。

休憩を挟んで後半はハイドンの協奏交響曲。ヴァイオリンの安永さんのほか、OEKメンバーからチェロのカンタさん、オーボエの加納さん、ファゴットの柳浦さんがソリストとして登場。4人の美しい独奏が折り重なることで、ハイドンの明るさがなおいっそう華やかに彩られます。トーマス・オケーリーさんのティンパニも心地よく響きました。

アンコールはプッチーニの弦楽四重奏曲「菊」を弦楽合奏版で。濁りのない美しいアンサンブルが、最後を気持ちよく締めてくれました。今シーズンの定期公演はこれにて終了となります。来シーズンも継続してフィルハーモニー、マイスターの両シリーズの会員になりましたので、引き続き楽しんでいきたいと思います。

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第265回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 265th Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2009年7月25日(土)15:00開演 Saturday, 25 July 2009 at 15:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
リーダー&ヴァイオリン:安永徹 Leadre & Violin: Toru Yasunaga

■フランツ・シューベルト F. Schubert (1797-1828)
 交響曲 第5番 変ロ長調 D. 485
 Symphony No. 5 in B-flat major, D. 485

 第1楽章 アレグロ 変ロ長調
 1st. Mov. Allegro in B-flat major
 第2楽章 アンダンテ・コン・モート 変ホ長調
 2nd. Mov. Andante con moto in E-flat major
 第3楽章 メヌエット、アレグロ・モルト ト短調、ト長調
 3rd. Mov. Menuetto, Allegro molto in G flat - G major
 第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ 変ロ長調
 4th. Mov. Allegro vivace in B-flat major


■ドミートリイ・ショスタコーヴィチ D. Shostakovich (1906-1975)
 ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 Op. 35
 Piano Concerto No. 1 in C minor, Op. 35

 第1楽章 アレグレット
 1st. Mov. Allegretto
 第2楽章 レント
 2nd. Mov. Lento
 第3楽章 モデラート
 3rd. Mov. Moderato
 第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ
 4th. Mov. Allegro con brio

 〜ピアノ:市野あゆみ Piano: Ayumi Ichino
  トランペット:藤井幹人 Trumpet: Mikito Fujii


---休憩---


■フランツ・ヨーゼフ・ハイドン F. J. Haydn (1732-1809)
 協奏交響曲 変ロ長調 Op. 84 Hob. I-105
 Sinfonia Concertante in B-flat major, Op. 84 Hob. I-105

 第1楽章 アレグロ
 1st. Mov. Allegro
 第2楽章 アンダンテ
 2nd. Mov. Andante
 第3楽章 アレグロ・コン・スピーリト
 3rd. Mov. Allegro con spirito

 〜ヴァイオリン:安永徹 Violin: Toru Yasunaga
  チェロ:ルドヴィート・カンタ Cello: Ludovit Kanta
  オーボエ:加納律子 Oboe: Ritsuko Kano
  ファゴット:柳浦慎史 Fagotto: Shinji Yagiura

(アンコール)
■ジャコモ・プッチーニ G. Puccini (1858-1924)
 弦楽四重奏曲「菊」 嬰ハ短調 (弦楽合奏版)
 String Quartet "Crisantemi" in C-sharp minor (string ensemble version)
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