ワチャゴナ! What Cha' Gonna Do for Me?

オーケストラ・アンサンブル金沢を中心としたクラシック音楽。あるいは歌謡曲。その他映画とか、落語とか、お酒とか…あと、ナイナイさん!!

ショパン

OEK「もっとカンタービレ♪」第24回 2010年 生誕・没後記念作曲家特集(2010/12/7)

OEK楽団員オールプロデュース「もっとカンタービレ」。今回は「2010年 生誕・没後記念作曲家特集」。生誕200年のショパンだけじゃないのです。年の瀬でなく、もっと早くやってくれればなお良かったけど。

まずは生誕100年のバーバーです。木管五重奏曲「サマーミュージック」。オーボエの加納さんによる事前解説のとおり、フルートとクラリネットはえらく忙しい(笑)。うん…でもぼくは好きですね。夏の森の光景が思い浮かび、木管アンサンブルの楽しさ(難しさ)が伝わってきました。

次は生誕200目年のショパン…なんですが、ちょっと変化球。OEKですので「別れの曲」を弦楽四重奏版のトランスクリプションで。これはまあ…ツカミですね(^^;) 続いて練習曲op.25-7。手始めに鶴見彩さんがピアノ原曲版で一節弾きます。しっとりと落ち着いた曲。で、まずはバラキエフ編曲の弦楽四重奏版にて演奏(バラキエフも没後100年でダブル記念!)。主旋律はチェロが担当します。続いてグラズノフ編曲のチェロ・ピアノデュオ版。聴き比べという趣向でしたが、後者の方が好みかな。やっぱりショパンはピアノのほうがしっくりきますね。ショパンコーナーの最後は「序奏と華麗なるポロネーズ」。これはいいですねえ。カンタさんの甘く響くチェロが最高でした。

後半は生誕300年のペルゴレージ。100年ずつ年代が遡っていきます。近代→ロマン派ときて、今度はバロック。解説はおなじみ大澤さんです…が、今日のトークはいつにもましてとっ散らかっていて、意味不明な箇所が多々ありました(苦笑)。要するに、今回演奏する「コンチェルティーノ・アルモニコ 第1番」はペルゴレージ作曲ということになっているが、じつはその真偽のほどは確かではないとのこと。それでも、いい曲だからとにかく聴いてくださいと(笑)。いや、たしかに曲は素敵でした。OEKメンバーの弦楽のアンサンブルもとっても綺麗。

大澤さんいわく、これだけではちょっと時間が短いということで、アンコールとしてコレッリのクリスマス協奏曲からパストラーレ。ゆったりと美しい時間が流れます。さらに、最後は楽しく、ただし短く(笑)終わりましょうということで、ヴィヴァルディ「ダリオの戴冠」よりシンフォニア。たしかに1分未満でスキッと終了。大澤さんはイタリア・バロックが好きなのですね。なるほどなるほど。ぼく自身も思えばバロックを聴くのもひさびさだなあと、しみじみとピュアな音楽の世界に浸っておりました。いい気分で締めくくり。

音楽堂1階エントランスには、クリスマスケーキをかたどったモニュメント♪
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オーケストラ・アンサンブル金沢楽団オールプロデュース!「もっとカンタービレ♪」
第24回 2010年 生誕・没後記念作曲家特集
Orchestra Ensemble Kanazawa "Motto Cantabile" Vol.24

日時:2010年12月7日(火)19:00開演 Tuesday, 7 December 2010 at 19:00
会場:石川県立音楽堂交流ホール Ishikawa Ongakudo Interchange Hall

■S.バーバー Samuel Barber (1910-1981)
 木管五重奏曲 「サマーミュージック」 作品31
 Quintett for Wood Wind "Summer Music" op.31

〜フルート:岡本えり子/オーボエ:加納律子/クラリネット:遠藤文江/
 ファゴット:柳浦慎史/ホルン:金星眞

■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 練習曲 ホ長調 作品10-3 「別れの曲」 《弦楽四重奏版》
 Etude in E major, op.10-3 - for String Quartet
■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)/編曲:M.バラキエフ Arr: Mily Balakirev (1837-1910)
 練習曲 ニ短調 作品25-7 《弦楽四重奏版》
 Etude in D minor, op.25-7 - for String Quartet
■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)/編曲:A.グラズノフ Arr: Alexander Glazunov (1865-1936)
 練習曲 ホ短調 作品25-7 《チェロ・ピアノデュオ版》
 Etude in E minor, op.25-7 - for Cello and Piano
■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)/編曲:ローズ Arr: Rose
 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3 《チェロ・ピアノのための》
 Introduction and Polonaise Brillante in C major, op.3 - for Cello and Piano

〜ヴァイオリンI:大村俊介/ヴァイオリンII:竹中のりこ/ヴィオラ:大隈容子/
 チェロ:ルドヴィート・カンタ/ピアノ:鶴見彩

--- 休憩 Intermission ---

■G.B.ペルゴレージ Giovanni Battista Pergolesi (1710-1736)
 コンチェルティーノ・アルモニコ 第1番
 Concertini armonici No.1

(アンコール Encore)
■A.コレッリ Arcangelo Corelli (1653-1713)
 合奏協奏曲集 作品6 第8番 ト短調 『クリスマス協奏曲』 パストラーレ
 Concerti Grosso op.6- No.8 in G minor, "Christmas Concerto" - Pastoral

■A. ヴィヴァルディ Antonio Lucio Vivaldi (1678-1741)
 歌劇「ダリオの戴冠」 RV719 より シンフォニア ハ長調
 L'incoronazione di Dario RV719 - Sinfonia in C major

〜ヴァイオリンI:上島淳子/ヴァイオリンII:原三千代/
 ヴァイオリンIII:山野祐子/ヴァイオリンIV:イェジュ・イ/
 ヴィオラ:石黒靖典/チェロ:大澤明/コントラバス:今野淳/チェンバロ:加藤純子

小曽根真 Road to Chopin@北國新聞赤羽ホール(2010/11/6)→グリエ・ジョー

今年5月のラ・フォル・ジュルネ金沢2010でショパンの即興演奏を披露した小曽根真さんとアナ・マリア・ヨペックさん。このときは演奏にすっかり惹き込まれてしまい、おおいに満足したのですが、このコンビによるコンサートがふたたび金沢で行われると聞いて、今回もさっそくチケット確保。香林坊にイルミネーションが灯る中、Jazz会からJZ主宰、Kトちゃん、Camillaさんとともに聴いてきました。

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開演時間となり、聴衆が固唾を呑んで小曽根さんが現れるであろうステージに注目。そんな中、小曽根さんは意表を突いて客席後方からニコニコと登場。客席中央付近には指揮者の大植英次さん(大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督)の姿もあり、小曽根さんと会話を交わしつつ和やかなムードでコンサートが始まりました。自身による曲間の軽妙なMCといい、クラシックの堅苦しさを払拭し、自分の世界に引っ張ってくる工夫だったのかもしれませんね。

まず最初は「雨だれ」と「子犬のワルツ」。定番曲が小曽根さん流のジャズのムードで演奏されました。「雨だれ」はニヒルでけだるいジャジーな感じ、「子犬」は明るく軽快でとってもラブリー。ただし後者はコロッコロと音が飛び跳ねていて、たしかにお茶目な子犬のようでしたが、じつは聴いてた最中は、なぜか自分の中で「華麗なるワルツ」に変換され誤認してたのでした…orz

次はマズルカの13番と24番。これがまさにラ・フォル・ジュルネ金沢2010で演奏された曲です。いまだに原曲を聴き込んでないせいも(おおいに)ありますが、華麗なるショパンの雰囲気はほとんど感じられません。独特のリズムが躍動し、胸がざわざわと騒ぐ感覚が甦ります。

小曽根さんオリジナルの「パンドラ」に続いて、前半最後はショパンのエチュード第4番。意外にも正統的な演奏で、技巧の確かさが実感できました。

後半はショパン「ドゥムカ」からスタート。アナ・マリア・ヨペックさんが客席後方から唄いながら登場しました。このコンビの象徴ともいえる曲で、ラ・フォル・ジュルネ金沢2010でおおいに心を揺すぶられた覚えがあります。今回もヨペックさんの哀愁を帯びたハスキーな歌声は健在でした。

引き続きこのデュオによるマズルカ。そしてプレリュード第4番と、この曲に影響されたとされるアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノヴァ「ハウ・インセンシティブ」。さらにポーランド民謡「ツラネチュカ」。ヨペックさんはピアノの蓋に顔を突っ込んで声を響かせたり、歩き回って床を踏み鳴らしたり…。ショパンの心の奥底にある祖国ポーランドへの深い想いを激しく切なく表現していきます。そしてそういう感情の咆哮をがっちりと受け止める小曽根さん。ヨペックさんとアイコンタクトで進めていく掛け合いが実に面白い。

最後はノクターン2番。かなりゆったりとしたテンポでスタート…これはやられた。少々のお洒落な装飾以外はほとんど原曲のままですが、最後にこうしてじっくりやられると心に染みます…。アンコールはふたたびヨペックさんも登場して、マズルカ第2番からのポーランド歌曲。何回ものカーテンコール。

小曽根さんは繊細なテクニックも素晴らしいピアニストですが、でもやっぱりその精神は間違いなくジャズのひとでありました。いつもとは違った感覚で楽しめたいい音楽会でした。

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小曽根真 ロード・トゥ・ショパン
Makoto Ozone Road to Chopin featuring Yamaha CFX

日時:2010年11月6日(土)19:00開演 Saturday, 6 November 2010 at 19:00
会場:北國新聞赤羽ホール HOkkoku Shimbun Akabane Hall

ピアノ:小曽根真 Makoto Ozone, Piano
歌:アナ・マリア・ヨペック Anna Maria Jopek, Chant

■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 前奏曲 第15番 変ニ長調 作品28-15「雨だれ」
 Prelude No.15 in D-flat major, op.28-15 "Raindrop"

 ワルツ 第6番 変ニ長調「子犬」
 Valse No.6 in D-flat major, op.64-1 "Petit chien"

 マズルカ 第13番 イ短調 作品17-4
 Mazurka No.13 in A minor op.17-4

 マズルカ 第24番 ハ長調 作品33-3からの即興
 Improvisation from Mazurka No.24 in C major op.33-3

■小曽根真 Makoto Ozone (1961-)
 パンドラ Pandora

■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 練習曲 第4番 嬰ハ短調 作品10-4
 Etudes No.4 in C-sharp minor, op.10-4

--- 休憩 Intermission ---

■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 ドゥムカ(あるべきものなく) イ短調
 Dumka (Nie ma czego trzeba) in A minor

 マズルカ 第48番 ハ長調 作品68-1
 Mazurka No.48 in C major op.68-1

 前奏曲 第4番 ホ短調 作品28-4
 Prelude No.4 in E minor, op.28-4

■A.C.ジョビン Antônio Carlos Jobim (1927-1994)
 ハウ・インセンシティブ
 How Insensitive

■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 ポーランド民謡「ツラネチュカ」
 
 夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9-2
 Nocturn No.2 in E-flat major, op.9-2

(アンコール Encore)
■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 マズルカ 第2番 嬰ハ短調 作品6-2 - ポーランド民謡「クヤヴィアック」
 Mazurka No.2 in C-sharp major, op.6-2 - Polish Folk Song "Kujawiak"

ロード・トゥ・ショパンロード・トゥ・ショパン
小曽根真 アナ・マリア・ヨペック

曲名リスト
1. ドゥムカ(あるべきもなく)
2. マズルカ 第13番 イ短調 作品17の4
3. ワルツ 第6番 変ニ長調 ≪子犬≫
4. 前奏曲 第4番 ホ短調 作品28の4
5. 練習曲 第4番 嬰ハ短調 作品10の4
6. 前奏曲 第15番 変ニ長調 作品28の15からの即興
7. マズルカ 第24番 ハ長調 作品33の3からの即興
8. ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64の2
9. マズルカ 第40番 ヘ短調 作品63の2
10. ポロネーズ 第3番 イ長調 作品40の1≪軍隊≫
11. 夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2
12. マズルカ 第2番-ポーランド民謡≪クヤヴィアック≫

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終演後はJZさん、Kトちゃん、Camillaさんとともにグリエ・ジョーでお食事。

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【アジア民族音楽フェスティバル2010】ハオチェン・チャン ピアノリサイタル(2010/11/03)

11月3日の文化の日、石川県立音楽堂で「アジア民族音楽フェスティバル」というイベントが開催されました。金沢駅コンコースでの無料ステージのほか、邦楽ホールと交流ホールで日本・韓国・中国・台湾のアーティストによるさまざまな有料ステージが披露されます。というわけで、3000円の一日パスを購入して、朝からチョコチョコ聴いて回ることにしました。

そういえば昨年も10月に「金沢アジア祭2009」という音楽イベントが開催されてましたね。たしか、プッチーニのオペラアリア(トゥーランドット、蝶々夫人)や、韓国人チェリストのサン=サーンス、OEKと中国琵琶の協奏などを聴いた覚えがあります。なぜかブログ記事には残してないのだけれど…(汗)。

で、話は戻って今年の「アジア民族音楽フェスティバル」です。まずは交流ホールにて二胡(李彩霞さん)、チェロ(OEK首席:ルドヴィート・カンタさん)、ピアノ(清水史津さん)のアンサンブルによる中国音楽。二胡の響きは好きなんですが、なぜかPAを使用していて(しかも雑音がひどい)おおいに興醒め。生音で充分聞こえるのに…! 続いて邦楽ホールにて中国大黄河雑技団によるパフォーマンス。こちらは演技者の妙技を無条件で楽しめました。ふたたび交流ホールに戻り、コリア伝統芸音集団「風花」による民俗舞曲。独特の伝統楽器を演奏するのですが、やはりこれもPAを使用。しかも独奏といいつつ録音された伴奏が流れるとか意味が分からない。運営がかなりまずいなあと感じました。というわけで、次の公演に備えてプログラム半ばにして早々に退散。

で、この後、邦楽ホールで行われるのが「ハオチェン・チャン ピアノリサイタル」です。これこそが個人的には「アジア民族音楽フェスティバル」の大本命、最大のお目当てなのであります。ハオチェン・チャンさんは、2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、あの辻井伸行さんと優勝を分け合った20歳の中国人ピアニスト。さすがに聴衆の期待も大きいらしく、会場はほぼ満席。ぼくは前のコンサートを途中退席したおかげ(?)で、幸い2階最前列の座席を確保できましたが。ε-(´∀`*)ホッ

開演時間となり、ハオチェンさんが登場。プログラムの写真よりちょっとオトナびています。さすが成長期。まずはショパンです。24のプレリュード全曲。…ああ、実にいいですねえ。ひとつひとつの音がすごくキレイ。いや、キレイというだけでなく、とても丁寧で正確。激情に走りすぎることなく、あくまで品格を保っていて。偶然にして先日の庄司さんの演奏にも相通ずることですけど、楽譜に真摯に向き合って、その世界を突き詰めて、一音一音を大事に表現しているという姿勢がひしひしと伝わってきます。しかも、その研ぎ澄まされた集中力が硬直して聴衆に伝播するのでは決してなく、あくまで印象はやわらかく上品に…。さすがこれこそがヴァン・クライバーン優勝者の演奏なのだなあ…!まったく納得です。なお、同時優勝者である辻井さんのショパンは、ストレートに感情を表出する情感型。これはこれで楽しめましたが、ハオチェンさんの真摯なアプローチとその美しい音色にはよりいっそう好感を持ちました。

これに対して、次のヒナステラ。先ほどのショパンから一転して、激しく力強い演奏…! アルゼンチンの作曲家による近代的なピアノ・ソナタは、プロコフィエフあたりを連想させるような激しくリズミカルな打鍵が心を強く揺さぶります。ハオチェンさんは、先ほどとは別人かと思わせるような圧倒的な迫力で、ぐいぐいと曲を推進させていきます。しかし、それでも彼特有の音の美しさは失われていません。超絶技巧も抜群。これは素晴らしい…!! ショパンとは違う引き出しを持ち、表現の幅広さを見せ付けてくれました。

そしてアンコールは再びショパン。ノクターン20番遺作。端正なショパン、劇的なヒナステラと来て、最後は美しく透き通ったショパン。定番曲ではあるけれど、これは、やられた…! 素晴らしい、実に素晴らしい。

天才の煌きを、この会場の聴衆は目の当たりにしたことでしょう。関係者の目にも留まり、近いうちにまた金沢に呼ばれる気がします。単独リサイタルか、OEKとの共演か…。非常に楽しみな若者の出現にワクワクしたリサイタルでした。


↓このCDも後日入手!
13th Van Cliburn Competition: Gold Medal13th Van Cliburn Competition: Gold Medal
Haochen Zhang

曲名リスト
・ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三楽章
・ショパン:24の前奏曲 Op.28
・メーソン・ベイツ:ロマックスへの他愛ない嘘
・リスト:スペイン狂詩曲

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アジア民族音楽フェスティバル2010 Asian Ethnic Music Festival 2010
ハオチェン・チャン ピアノリサイタル Haochen Zhang Piano Recital

日時:2010年11月3日(水・祝)12:30開演 Wednesday, 3 November 2010 at 12:30
会場:石川県立音楽堂邦楽ホール Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

ピアノ:ハオチェン・チャン Haochen Zhang, Piano

■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 24のプレリュード(前奏曲集)作品28
 24 Preludes op.28

■A.ヒナステラ Alberto Ginastera (1916-1983)
 ピアノ・ソナタ 第1番 作品22
 Sonata para piano No.1 op.22

(アンコール Encore)
■F.ショパン Frederic Chopin (1810-1849)
 ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)
 Nocturne No.20 in C-sharp minor, op.posth.

金澤攝「ピアノ・エチュード大観」ー 1830年代のエチュード史 ー 第2景 フレデリック・ショパン/ジギスモント・タールベルク(2010/10/01)

先日の第1景(フェルディナント・ヒラー)から始まった金澤攝さんのピアノ独奏シリーズ「ピアノ・エチュード大観」。今夜取り上げる作曲家はショパンとタールベルクです(タールベルクって知らないなあ)。

というわけで、今夜も演奏がはじまったのですが…うーむ、ちょっとこれはひどいなあ…金澤攝さんのピアノ。早いパッセージに指がまったくついていけてません。あと、ときおり違和感の強い音が聴こえてきたり。曲中でたまに不自然な間が生じるのは、別にタメを作っているわけではなく、単に指が止まっただけだと思われます。前回のヒラーの時もそうした傾向は少々見られたものの、今回はとりわけひどい。前回、そういったコンクール的な技巧というより、知られざる作曲家を世に紹介するのだという気迫が感じられ、それでいいのだ…みたいなことを書きましたが、今回の演奏では、そういうことを言える前提すら欠けると申しましょうか…

前半のショパン。「知られざる作曲家を世に紹介する」までもないでしょうに、これでは演奏の出来だけに注意が集まってしまいます。そうなると、金澤攝さんの技巧では満足なものは到底期待できない…。あと、第3曲「別れの曲」は、テンポがものすごくはやいです。プログラム解説には「これまでとは違ったテンポ感や聴き慣れない音がしばしば現れるが、初版譜の記載に従ったものであることを予め申し述べておきたい。」と書かれてあるので、そういうことなのかな…とも思いましたが、さにあらず。プログラムの記載によればこの曲は「Lento ma non troppo」(「遅く、しかし、はなはだしくなく 」)であるのに、少なくとも「遅い」という領域のテンポでは断じてありませんでした。これでは「初版譜の記載に従った」とはまるで言えませんよね。

後半のタールベルク。知られざる作曲家によるエチュードが取り上げられていましたが、今度は演奏のあまりの拙さが気になってしまうのです。第4曲目くらいかな。高音部の音の外しがとても気持ち悪い。どうにも居心地が悪かったです。これでは、前回のヒラーの時のように演奏は度外視して曲自体の面白みを知る、という楽しみ方すらできますまい。

ああ、久々にダメーなコンサートにあたりましたなあ。次回11/19の「第3景」は、当日OEKの定期公演があるのでもともと行けないのですが、その次、12/21の「第4景」はどうしようか思案中。…おそらく、行かないかなあ。その日はドイツ・エッセン市立歌劇場バレエ団とOEKによるバレエ「くるみ割り人形」公演もあるので、そちらのほうに行こうかなあと考えています。というか、このシリーズ自体、今後もう行かないかもしれません(最終回のリストはどんな惨状になるのか逆に聴いてみたい気もしますが)。

耳直しにアシュケナージによるショパンのエチュードを。
B001RVITOUショパン:練習曲集(全27曲)
アシュケナージ(ヴラディーミル)
ユニバーサルクラシック 2009-05-20

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アシュケナージ×辻井伸行×OEK(2010/06/20)

いま最も旬なピアニスト=辻井伸行さんが、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝後、初めてOEKと共演。しかも指揮は巨匠アシュケナージ! 今後金沢ではおそらく二度と実現しないであろうこの組み合わせ。これは絶対聞き逃すまいと発売初日に電話攻勢でチケットを確保し、この日を迎えました。もっとも、実はこの公演は某新聞社の周年行事らしく、一般発売とは別に、相当多くの関係者が招待されていたもようです。うーむ、嫌な予感…。

1曲目。アシュケナージさんがスタスタと登場してきました。テレビで観ていた感じよりずっと小柄で少々びっくり。曲はメンデルスゾーン弦楽八重奏曲の弦楽合奏版。先日通常版の八重奏を聴いたばかりですが、今回はOEK弦楽セクション全員での合奏です。OEKは八重奏版の精緻なアンサンブルを損なうことなく、かつ、響きの厚みを増すことに成功。快活で輝かしいこの曲の躍動感を、今回また味わうことができました。アシュケナージさんの指揮は気取ったところがなく、動作が大きくてとてもわかりやすい。好きな曲をさらに豪華な気分で楽しめました。

続いていよいよ辻井さんの登場。好々爺然としたアシュケナージさんに手を引かれて、辻井さんが入場してきました。微笑ましくていい雰囲気ですね。というわけでショパンです。OEKによる集中力に満ちた重厚な前奏。辻井さんは自らのももを指で叩きながら、やがて首を振り始め、どんどん自分の世界へ没入していきます。そして独奏で激情が爆発。辻井さんのピアノとはかくもストレートに感情を表出するものだったかと。あるいはナイーヴな旋律はとことんナイーヴに。剛柔ともに情念のこもった演奏に感服しました。少々過剰に走るきらいはあるのかもしれませんが、ミスタッチもほとんどありません。真の実力者であることを実際に確かめることができたといえましょう。OEKの演奏も意外に骨太で、辻井さんのピアノに負けない、いい協奏だったと思います。万雷の拍手。

アンコールはショパンのノクターン第8番とマズルカ第14番。ともにアシュケナージさんが辻井さんの手を取ってピアノ付近までエスコート。ノクターンの美しさにうっとりし、マズルカの歌心にしびれました。
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休憩を挟んで後半はベートーヴェン。交響曲第4番です。これも若々しくハツラツとしたいい曲! 長めの沈鬱な序奏から一転、劇的に快活な主部へと移るところもばっちり決まりました。ここが最高! アシュケナージさんの指揮はあいかわらず明確。全体的にはわりとゆったりめのテンポで、腰の据わった演奏だったように思います。

アンコールはシベリウス。「テンペスト」第2組曲よりミランダ。それにしてもアシュケナージさんは、巨匠のわりに気さくで立ち振る舞いがお茶目ですね。人柄の良さがうかがい知れます。

た・だ・し…
不安は的中し、予想通り客層は最悪でしたorz 新聞社主催の音楽会は招待券をばら撒くため、ふだんクラシックを聴かない人が多く訪れます。そのこと自体は素晴らしいことなんですが、鑑賞マナーに無頓着すぎると思うんです。知らないのではなく無頓着。楽章間の拍手は、やがてこれはしない方がいいのかなとふつう気づくものだと思うのですが、結局最後まで毎回拍手が続きました(最後の最後にようやくアシュケナージさんが後ろ手で制しましたが)。あと、盛大な寝息。寝てもいいけど音はカンベンして欲しい。さらに最も許しがたいのは、途中再入場。途中退席はしかたないとしても、曲が続いているのに座席に戻ってくるのはいかがなものか。これは途中再入場を認めたスタッフが悪いと思います。

というわけで、演奏はよかったのに、集中して聴く環境になく、その点はまことに残念な音楽会でした。


ウラディーミル・アシュケナージ×辻井伸行×オーケストラ・アンサンブル金沢 金沢公演
Vladimir Ashkenazy x Nobuyuki Tsujii x Orchestra Ensemble Kanazawa
 
日時:2010年6月20日(日)15:00開演 Sunday, 20 June 2010 at 15:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ Vladimir Ashkenazy, Conductor
ピアノ:辻井伸行 Nobuyuki Tsujii, Piano
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサートマスター:マイケル・ダウス Micheal Dauth, Concertmaster

■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
 弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20(弦楽合奏版)
 Octett for string in E-flat major, op.20 (String Orchesra Version)

■ショパン F.Chopint
 ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
 Piano Concerto No.1 in E minor, op.11
 〜ピアノ:辻井伸行 Nobuyuki Tsujii, Piano

(アンコール Encore)
■ショパン F.Chopint
 ノクターン 第8番 変ニ長調 作品27−2
 Nocturne No.8 in D-flat major, op.27-2
 マズルカ 第14番 ト短調 作品24-1
 Mazurka No.14 in G minor, op.24-1
 〜ピアノ:辻井伸行 Nobuyuki Tsujii, Piano

--- 休憩 Intermission ---

■ベートーヴェン L.v.Beethoven
 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 Symphony No.4 in B-flat major, op.60

(アンコール Encore)
■シベリウス J.Sibelius
 付随音楽「テンペスト」第2組曲 作品109-3 より ミランダ
 "The Tempest" suite No.2, op.109-3 - Miranda

【LFJ金沢2010】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010 〜ショパン,ジェネラシオン1810〜 第3日目(2010/05/05)

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010
〜ショパン,ジェネラシオン1810〜
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2010 - CHOPIN et la generation 1810
第3日目(2010/5/5) the 3rd day (5 May 2010)
LFJ金沢もついに最終日。この日は午後から最後まで綱渡り的なスケジュールを組んでいます。会場間ダッシュもまたLFJの醍醐味?

《無料エリアイベント》
11:00 @金沢フォーラス6階 KUUGOスクエア
 アビゲイル・ヤング(Vn) 江原千絵(Vn)
 ダニール・グリシン(Va) マルタ・スドラバ(Vc)

 メドレー(メンデルスゾーン/シューマン/リスト/ショパン)

12:30 @JR金沢駅コンコース
 石川県高校選抜吹奏楽団
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13:00 @もてなしドーム(JR金沢駅東口横)
 スキヤキ・スティール・オーケストラ
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金沢フォーラスの弦楽四重奏はOEKの精鋭メンバー。コンマスのヤングさんに第2ヴァイオリン首席の江原さん、ヴィオラとチェロはともにクレメラータ・バルティカの首席奏者でOEKに1年に数ヶ月来てくれます。特にスドラバさんは長身で美人で超人気です。メンデルスゾーン、シューマン、リスト、ショパンそれぞれのメドレー曲を華やかに。

石川県高校選抜吹奏楽団も元気があってひじょうによかった。LFJ金沢待望のスティールパンオーケストラは、お隣富山県の南砺(なんと)市からの参戦。ラ・フォル・ジュルネの発祥はフランス・ナント市だけにいいご縁です。来年以降も継続参加希望!



《公演番号 323》小曽根真×アナ・マリア・ヨベック
2010年5月5日(水・祝)14:15開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Wednesday, 5 May 2010 at 14:15 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

ピアノ:小曽根真 Piano: Makoto Ozone
歌:アナ・マリア・ヨベック Chant: Anna Maria Jopek

■ショパンの作品に基づく即興演奏
 Improvisations on the thema of Chopin

 ○マズルカ 第13番 イ短調 作品17-4
  Mazurka No.13 A minor Op.17-4

 ○マズルカ 第24番 ハ長調 作品33-3
  Mazurka No.24 C major Op.33-3

 ○ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
  Nocturne No.2 E-flat major Op.9-2

 ○ワルツ 変ニ長調 作品64-1(小犬のワルツ)
  Waltz in D-flat major Op.64-1 (Minute Waltz)

■ショパン/ヨペック編曲 F.Chopin/Jopek
 「ドゥムカ」(あるべきものもなく)
 Dumka

(アンコール Encore)
■ショパン/ヨペック編曲 F.Chopin/Jopek
 「マズルカ 嬰ハ短調 作品6-2」によるポーランド風歌曲
 Polish folk song arranged from "Mazurka in C-sharp minor Op.6-2"
1階席右端前から8列目。
曲目はプログラムの順番と違っていましたので、「OEKfan」さん(いつも拝読しています)の演奏会レビューを参考にして記載しました。
http://oekfan.web.infoseek.co.jp/review/2010/lfjk2010/0505.htm

というわけで、最終日有料公演は小曽根さんのショパンからスタート。小曽根さん自らによるMCを交えながら、ショパンの作品に基づく即興演奏を次々と披露していきます。いやあ、どれも惹きこまれました…。

特に胸がざわついたのはマズルカ。小曽根さんもマズルカがお気に入りのもよう。「マズルカ」とはショパンの祖国ポーランドの民族舞踊の形式で、4分の3拍子の1拍めに付点、第2または第3拍にアクセントがつく独特なリズムが特徴とのこと。正直、予習的にCDを聴いていたときには、マズルカでそんなにピンと来たことはなかったのですけど、小曽根さんの演奏は、躍動感がすごいんです。心の底から踊り出したくなるような感覚。そしてそれが溢れ出て抑えられない感覚。まさに舞曲でした。

ノクターン2番も子犬のワルツも、小曽根さんにかかるとキラキラ度がハンパない。楽しいーー♪♪♪

続いて、ポーランドのシンガー、アナ・マリア・ヨベックさんが登場。小曽根さんと掛け合いでショパンの歌曲を唄います。これがまた胸を騒がせる演奏。ヨペックさんの哀愁を帯びた歌声はポーランド民族の哀しみか。さらに、曲名不明ですが、マズルカ風の舞曲では凄いステージを目の当たりにしました。…いま思い出しても胸が熱くなるほどの。なにか心の底から踊り出したくなるような…といってもそれは必ずしも底抜けな歓びなどでは決してなく、どこか根底に哀しみを湛え、せめて踊らずにはいられないという突き動かされるような激情。ヨペックさんはドレスを翻し、足を踏み鳴らしながら、ピアノの周りを移動していきます。小曽根さんもヨペックさんから目を離さず、その振り絞るような歌声に呼応してリズムを刻んでいきます。これは凄まじかった。



《公演番号 313》エル=バシャ/パキスエ/井上OEK
2010年5月5日(火・祝)15:30開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Wednesday, 5 May 2010 at 15:30 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:井上道義 Conductor: Michiyoshi Inoue
ヴァイオリン:レジス・パスキエ Violin: Regis Pasquier
ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ Piano: Abdel Rahman El Bacha
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa

■ショパン F.Chopin
 演奏会用ロンド ヘ長調 作品14 「クラコヴィアク」
 Krakowiak, grand rondo de concert in F major Op.14
 〜ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ Piano: Abdel Rahman El Bacha

■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
 Violin Concerto in E minor Op.64
 〜ヴァイオリン:レジス・パスキエ Violin: Regis Pasquier

(アンコール Encore)
 曲目不明
 (「OEKfan」さんによるとジャズ・ヴァイオリニスト、シュテファン・グラッペリの曲)
2階右バルコニー席、前から2ブロック目の後列。
意外なことに井上さん指揮の公演は本祭初鑑賞。やはりミスターLFJKは外せない!!
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エル=バシャさんは2年前のLFJ金沢でベートーヴェンを聴きましたがそのとき以来。今回も力みのない軽やかな演奏で楽しませてくれました。

メンコンは個人的にいちばん好きな曲かもしれない。ソリストのヴェテラン、パスキエさんは、第1楽章は楽器が鳴ってなくてかなり危うい感じだったんですが、第2楽章あたりから雰囲気が感じられてきました。そして第3楽章では、井上さんと対峙すると互いに笑顔で身を躍らせながら、熱く激しい独奏を披露。心躍るフィナーレを迎えました。

座席もよかった。バルコニー席も2階の前から2ブロック目までだと結構見やすいことがわかりました。今後活用していこうと思います。前方のバルコニー席では、殿様・前田実行委員長が鑑賞。スタンディングオベーションで演奏を讃えていました。井上マエストロも実行委員長の姿を見つけて最敬礼(笑)。



《公演番号 334》ライプツィヒ弦楽四重奏団
2010年5月5日(火・祝)16:30開演 金沢市アートホール
Wednesday, 5 May 2010 at 16:30 Kanazawa Art Hall

ライプツィヒ弦楽四重奏団 Quartuor Leipzig

■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品13
 String Quarter No.2 in A minor Op.13

■シューマン R.Schumann
 弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 作品41-1
 String Quarter No.1 in A minor Op.41-1
右ブロック前から2列目の通路側。
個人的には本祭唯一の弦楽四重奏。唯一のアートホール。前公演が少し長引いたものの、終演後ダッシュでたどり着くと、少々開演時間を遅らせていてくれたため、滑り込みセーフ。最初から聴くことができました。

果たして演奏は極上。2つのイ短調という重厚なプログラムを、重厚なまま直球で提示してきます。しかも(少なくとも素人目には)1点の綻びもなく精緻なアンサンブルが奏でられるのです。迂闊に楽章間で拍手をしたお客さんに対しては、即座にリーダーが毅然とこれを制するなど、絶えず集中力を維持。終始妥協を許さない緊張感あふれる演奏に、名門ゲヴァントハウス管弦楽団の元首席奏者で構成されたという彼らのプライドが垣間見えました。



《公演番号 314》ヌーブルジェ×スウェンセン&パリ室内管
2010年5月5日(火・祝)18:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Wednesday, 5 May 2010 at 18:00 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:ジョセフ・スウェンセン Conductor: Joseph Swensen
ピアノ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ Piano: Jean Frederic Neuburger
管弦楽:パリ室内管弦楽団 Ensemble Orchestral de Paris

■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
 交響曲 第4番 イ長調 作品90 「イタリア」
 Symphony No.4 in A major Op.90 "Italia"

■シューマン R.Schumann
 ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
 Piano Concerto in A minor Op.54
 〜ピアノ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ Piano: Jean Frederic Neuburger

(アンコール Encore)
■ショパン F.Chopin
 エチュード Etude
2階中央ブロック後ろから2列目。
パリ室内管はOEK設立の際モデルになったフランスの室内オケ。OEK会員としては、いわば本家というべきこのオケはぜひ聴かずにはいられますまい。本祭最終公演、さらにヌーブルジェ人気も手伝って、ステージ席が設けられるほどの人気公演となっていました。

まずは「イタリア」。最初の一音からおおっと目を瞠るほど音が素晴らしく鳴っています。人数の割りに弦の厚みがあり、さらに管がきっちりしていて気持ちいい。スウェンセンさんの全身を使った指揮もわかりやすくて好感。1楽章終わりに、他会場からの移動客の途中入場待ちのため数分間中断するアクシデントがあったのですが、スウェンセンさんは心安く手招きをして、険悪になりそうなムードをさっと笑いに変えてくれました。

…と思いきや、ぼくの周りでは、不快な物音が耳元を侵略して来ました。5、6席隣のおっさんが、プログラムの紙を丸めたり伸ばしたりガサコソうるさくて仕方ないのです。隣に座っていたら確実に注意するレベル。しかし人見知りでヘタレなぼくは、席をまたいで注意するほどの勇気はありません。おっさんは自席からぐっと身を乗り出して聴いているところを見ると(これも後部座席の人からすると視線を遮るマナー違反ですが)、決して演奏に飽きているわけでもなく、悪気はなさそうだから始末が悪い。結局集中できないまま演奏は終了。それはシューマンのコンチェルトになっても変わりませんでした。きーーーーっ!!!

シューマンのピアノ協奏曲については、雑音があったということもありますが、あまりピンときませんでした。もともとこの曲にはなじみがなく、ちょっとまだ心に入ってこない。ヌーブルジェ青年のピアノは昨年のLFJKでハイドン、モーツァルト、バッハを聴き、そのときは詩的な叙情性に感激しましたが、今回はちょっとこれといった印象がないのです。曲のせいなのか、彼の演奏のせいなのかは判然としませんが(なにせ雑音が…)。



《クロージングコンサート Closing Concert》
2010年5月5日(火・祝)19:15開演 石川県立音楽堂交流ホール
Wednesday, 5 May 2010 at 19:15 Ishikawa Ongakudo Interchange Hall

ピアノ:小曽根真 Piano: Makoto Ozone

指揮:井上道義 Conductor: Michiyoshi Inoue
ピアノ:ブリジット・エンゲラー Piano: Brigitte Engerer
ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ Piano: Abdel Rahman El Bacha
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa

■ショパンの作品に基づく即興(独奏)
 Improvisations on the thema of Chopin
 〜ピアノ:小曽根真 Piano: Makoto Ozone

■ショパン F.Chopin
 「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲 変ロ長調 作品2
 Variations in B-flat major on La ci darem from Mozart's Don Giovanni, Op.2
 〜ピアノ:ブリジット・エンゲラー Piano: Brigitte Engerer

■ショパン F.Chopin
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
 Andante spianato et Grande Polonaise brillante in E-flat major, Op.22
 〜ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ Piano: Abdel Rahman El Bacha
少々個人的には残念な最終公演を聴き終え、いざクロージングコンサートへ。アンコールまで律儀に聴いたため(これはわりと素直に綺麗だと思った)、立ち見は覚悟していましたが、今年は座席を最大限に用意してくれたようで、八角ステージの左脇(上手)ですが、5〜6列目あたりにいちおう座席を確保することができました。オケを真左からながめる形になります。

まず最初に小曽根さんがひとりで登場。ショパンのマズルカ?を軽やかに演奏。ああ、さきほどのようすが再現されて心揺さぶられます。

続いてはOEKが壇上に上がり(その前にステージマネージャーが楽譜交換に壇上に上がった際に拍手が起きるなど、聴衆もハイテンション状態ww)、井上さんとともにエンゲラーさんが登場。昨日のマンゴーヴァさんほどではありませんが、パワフルなボディーでドン・ジョヴァンニの変奏曲を演奏。

最後はエル=バシャさん。本公演のときと同様に気負わない態度は変わらず、リラックスしてやわらかく軽快でやさしいピアノを聴かせてくれました。

全曲が終わってカーテンコール。本祭のプロデューサー、ルネ・マルタン氏が井上さんによって壇上に上げられました。そして挨拶の中で来年のラ・フォル・ジュルネ金沢のテーマを電撃発表!!題して「ウィーンのシューベルト」!! おおー! 東京ではブラームスと聞いたけど、金沢ではシューベルトですか! しかも「ウィーンの」と付くだけにベートーヴェンなども取り上げられる見込み。OEKの活躍の場も広がりますね。

最後は井上さんが「終わりだー!!」と叫んでバンザイしながら去っていきました。

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祭りの終わり。

今年もなんだかんだと満喫できましたね。
来年のシューベルトでまた逢いましょう。

【LFJ金沢2010】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010 〜ショパン,ジェネラシオン1810〜 第1日目(2010/05/03)

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ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010
〜ショパン,ジェネラシオン1810〜
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2010 - CHOPIN et la generation 1810
第1日目(2010/5/3) the 1st day (3 May 2010)

今年もいよいよラ・フォル・ジュルネ金沢の本公演が始まりました!
今年の個人的なコンセプトは「倹約」なので(苦笑)、毎日通うにしろ、有料公演は抑え目にして、無料イベントを有効に楽しんでみようと思っています。


《公演番号 142  交流ホール 11:30〜》
■ショパン(ミルシュタイン編曲):ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
 〜水上由美(Vn)/平野加奈(Pf)
■ショパン:バラード 第1番 ト短調 作品23
 〜鶴見彩(Pf)
■リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番(4手版)
 〜鶴見彩/吉村絵里(Pf)
ということで、有料公演購入者なら無料で入場できる交流ホールの公演からスタート。ただ最後列立見席だったのであまり集中して聴けず。


引き続き、無料のエリアイベントをハシゴ。

《無料エリアイベント》
12:00 @JR金沢駅コンコース
 尚美ウィンドオーケストラ

13:00 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
 池辺晋一郎(司会)/金沢二水高校合唱部
 メンデルスゾーン「青い鳥」「歌の翼に」
 池辺晋一郎「未来少年コナン」
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14:00 @ANAクラウンプラザホテル金沢 1階ザ・ステージアクア
 ソレイヌ・パイダシ(Vn)/クララ=ユミ・カン(Vn)
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15:00 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
 響敏也(司会)/西沢和江(Vn)/鶴見彩(Pf)
 ショパン(サラサーテ編曲):ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
 ショパン(ミルシュタイン編曲):ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
 メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻「春の歌」 作品62-6
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調より第1楽章
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16:00 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
 地元の小中学生ピアニストたち(Pf)
尚美ウィンドオーケストラはすごく上手でしたね!コンコースも盛り上がっていました。我が母校は池辺さん司会にて合唱を披露。


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《公演番号 114》金聖響×OEK
2010年5月3日(月・祝)17:15開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Monday, 3 May 2010 at 17:15 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:金聖響 Conductor: Seikyo Kim
オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa

■シューマン R.Schumann
 歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲 ハ短調 作品81
 Genoveva Op.81: overture in C minor

■シューマン R.Schumann
 交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」1
 Symphony No.3 in E-flat major "Rhenane", Op.97
3階席中央前から2列目。
最初の有料公演は金聖響さんのシューマン! OEKのアーティスティック・パートナーに就任した聖響さんがLFJ金沢初登場です。シューマンの「ライン」といえばN響アワーのオープニングですが、いろんな要素があっておもしろい曲。演奏の方は聖響さんが得意な古楽アプローチは採用していなかったもよう。そのためシャープというのではなく、より雄大で牧歌的な雰囲気が出ていました。満足!


《無料エリアイベント》
18:00 金沢大学管弦楽団
 @JR金沢駅コンコース
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こちらの母校も池辺さんの司会ww


《公演番号 125》能舞とショパン
2010年5月3日(月・祝)20:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Monday, 3 May 2010 at 20:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

■シューマン/倉知竜也編曲 R.Schumann/arr.T.Kurachi
 流浪の民 Zigeunerleben

■倉知竜也編曲 Arr.T.Kurachi
 ショパン・メドレー F.Chopin Medley

 〜石川県筝曲連盟 Ishikawa Sokyoku Renmei
  篠笛:藤舎眞衣 Shinobue: Mai Tosha


■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
 歌の翼に Auf Flugeln des Gesanges, Op.34-No.2

■シューマン R.Schumann
 献呈(「ミルテの花」より) Widmung, Op.25-1

 〜ソプラノ:木村綾子 Soprano: Ayako Kimura
  ピアノ:加藤純子 Piano: Junko Kato


■ショパン F.Chopin
 幻想曲 ヘ短調 作品49(能「葛城」)
 Fantaisie in F minor, Op.49 (Noh dance "Kazuraki")

 〜能舞:藪俊彦 Noh Dance: Toshihiko Yabu
  ピアノ:田島睦子 Piano: Mutsuko Tajima

(アンコール Encore)
■ショパン F.Chopin
 ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
 「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
 Nocturne No.20 in C-sharp minor, Op.Posth. "Lento con gran espressione"

 〜ピアノ:田島睦子 Piano: Mutsuko Tajima
2階席右側前から2列目。
邦楽とクラシック音楽のコラボ企画。金沢ならではのプログラムです。毎年これは押さえておかねば! 筝と篠笛によるシューマンとショパン。綺麗にまとまってました。

歌は…正直記憶にないです(すいません)。なお、予定されていたバリトン安藤常光さんは体調不良により休演。

で、最大のお目当ては能舞「葛城」とショパン。葛城山へ向かった山伏が吹雪に遭い、最寄りのあばら家に一夜の宿を頼りました。するとその家の女は、罪深きわが身に祈祷を行うよう山伏に願い姿を消します。山伏が祈祷を行うと、先ほどの女の正体=「葛城明神」が現れ、狂おしく舞い踊り始めます。やがて葛城明神は天に上っていくのでした――。この「葛城」にあわせるピアノ曲は、ショパンの幻想曲ヘ短調。田島さんのピアノが凄まじくよかった。そして藪俊彦師の鬼気迫る舞。ピアノと能舞のコラボレーションは毎年おこなわれていますが、幻想性が年々増し、ひじょうに見応えのあるものになっているように思います。

アンコールは田島さんのノクターン「遺作」。センチメンタルな度合いやテンポがちょうどいい感じで、完全にツボに入りました。実に心に染み入る演奏でした。

【LFJK2010】オープニングコンサート!ブルーノ・リグット×山田和樹&OEK(2010/04/29)

今年もいよいよラ・フォル・ジュルネ金沢2010が開幕しました。今年のテーマはショパン。実のところ、OEKというウィーン古典派が得意な室内オケからクラシック好きになったぼくとしては、あまりなじみのない作曲家なのですが、せっかくのショパンイヤーですから、どーんと17CDのボックスを購入。春先から少しずつ聴きすすめていたのです。
B002NFCHBAChopin Complete Edition
Various Artists

おすすめ平均 star
star系統的にショパンを聴きたい向きに好適
starショパンをこれ一枚で
star完璧です

曲名リスト
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また、ショパンと同時代の作曲家(メンデルスゾーン、シューマン、リストら)の楽曲もとりあげるとのこと(でないとOEKの出番が極端に少ないから!)。というわけで、今回のLFJKもおおいに楽しむ所存です。

とはいえ、今年は少々倹約し、座席を選べる場合は安い方(A席)を購入しています。なのでこのオープニングコンサートもA席。3階席ですがじゅうぶんです。最前列なので全体を見渡せて、音響も申し分ないのでまったく悪い席ではありません(1階席の後ろ、2階席の後ろのほうがイヤ)。

例年、オープニングコンサートの前に開会式典があるのですが、それに先立ち、今回は先日飛行機事故で亡くなったポーランド大統領の追悼がおこなわれました。ショパンはポーランド出身で、故郷を離れた後でも祖国ポーランドを愛していました。黙祷に続いて、追悼演奏としてショパンの葬送行進曲。ピアノは菊池洋子さんです。菊池さんの公演は迷っているうちにいずれも売り切れとなり、今回は聴けないのかーとがっかりしていたところ、思いがけず演奏を聴く機会を得ました。ラッキーというには不謹慎ですが、演奏は誠実で落ち着いたもの。追悼演奏にふさわしい上品な演奏でした。

開会式典後(今回はマルタン氏は欠席)、コンサートが始まりました。まずは今音楽祭の公式ファンファーレを2曲。いずれも公募により採用された曲です。特に早川さんの「フレデリック・ファンファーレ」は「英雄ポロネーズ」のフレーズが冒頭のファンファーレにうまくハマっていて華麗。TVCMにも使われていますね。

続いてはグラズノフの組曲「ショピニアーナ」。ショパンのピアノ曲のうち、軍隊ポロネーズ、ノクターン第4番ヘ長調、マズルカ第32番嬰ハ短調、ワルツ第7番嬰ハ短調、タランテラ変イ長調の5曲で構成・編曲されたオーケストラ向けの組曲です。なじみ深くわかりやすい曲でしたが、正直、あまりピンときませんでした(汗)。

さて、最後は本日のメイン。ピアノ協奏曲第2番。スケールが大きく勇壮華麗な第1協奏曲と比べると、技巧的でロマンティックな雰囲気です。ピアノはブルーノ・リグットさん。フランソワの数少ない弟子の一人なんだとか。果たして、まるで気負うところのない余裕しゃくしゃくの演奏でした。それでいて技巧は確かで心地のよい音。若手指揮者とヴェテランソリストの関係がちょうどよかったのかどうか、オケとの調和も問題なく、とてもよかったです。

という感じで、今年のLFJKも好スタートをきりました。5/3からの本公演も(倹約しつつ)存分に楽しみたいと思います。
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辻口博啓パティシエのラ・フォル・ジュルネ金沢特製スイーツ
ケーキ「マズルカ」とマカロン「ノクターン」
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ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010
〜ショパン,ジェネラシオン1810〜
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2010: CHOPIN et la generation 1810

《オープニング・コンサート Opening Concert》
2010年4月29日(木・祝)14:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Thursday, 29 April 2010 at 14:00 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:山田和樹 Conductor: Kazuki Yamada
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra: Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Concertmaster: Abigail Young
司会:上坂典子 Navigator: Noriko Uesaka

■早川太海 Taikai Hayakawa
 フレデリック・ファンファーレ
 Frederick Fanfare

■三國浩平 Kohei Mikuni
 グランド・ファンファーレ
 Grand Fanfare

■グラズノフ Chopin/Glazunov
 組曲「ショピニアーナ」作品46
 Chopeniana Op.46

■ショパン F.Chopint
 ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
 Piano Concerto No.2 in F minor Op.21
 〜ピアノ:ブルーノ・リグット
  Piano: Bruno Rigutto

木村かをり&OEK松井直・L.カンタの室内楽「ショパンの風〜ラヴェルの愛」(2010/02/17)

今年はショパン生誕200年。ラ・フォル・ジュルネ金沢2010のテーマもショパンです。ということで今回は、ラ・フォル・ジュルネ金沢の関連イベントのひとつとして、木村かをりさんを迎えてショパンとラヴェルの室内楽コンサートが開かれました。共演はOEKコンサートマスターの松井さんと首席チェロ奏者のカンタさん。OEK実力者による室内楽が1000円という安価で聴けるというので(地元銀行が協賛していたためのようです)、知らない曲ばかりでしたが、ひょいひょいと行ってまいりました。

前半はショパンです。まずはピアノ三重奏曲。ショパン唯一のピアノ三重奏曲だそうですが、チェロに重きが置かれています。ところが病み上がりのせいか、2、3楽章ではところどころ夢の中へ…

2曲目は「序奏と華麗なポロネーズ」。ピアノとチェロの二重奏です。ようやく目が覚めてきましたぞ(苦笑)。甘く歌うカンタさんのチェロが素敵!

休憩を挟んで後半はラヴェル。ヴァイオリンとピアノのためのソナタ。最初の一音からラヴェルのイメージそのもの。イタズラ好きの妖精のように(?)メロディが可愛く神秘的にころころと転がります。2楽章なんてまるでジャズ。

最後はラヴェルのピアノ三重奏曲。これもたいそう聴き応えがありました。ラヴェルが戦争に徴兵されたときの作品で、暗鬱な気分がうかがえます。でも、ラヴェルらしい宝石のような気まぐれな輝きもあり奥行きの深い曲でした。ただし少々難解ぽいので招待客主体の会場はうつむいている(居眠りしている)人多し(苦笑)。

アンコール曲はカンタさんの紹介で(笑)サティの「君が欲しい」をピアノ三重奏版で。サティってほとんど聴かないのでどんな曲だったなー?と一瞬戸惑いましたが、聴いたら誰でも知ってる曲でしたね。

といった感じでプログラム終了。今日はショパン生誕200年と銘打ったショパンメインの演奏会だったのですが、個人的には後半のラヴェルのほうにおおいに興味を惹かれました。ひさびさにラヴェルを聴き直してみるかなー?


木村かをりとオーケストラ・アンサンブル金沢メンバーによる室内楽シリーズ
「ショパンの風〜ラヴェルの愛」

日時:2010年2月17日(水)19:00開演 Wednesday, 17 February 2010 at 19:00
会場:石川県立音楽堂邦楽ホール Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

■フレデリック・ショパン Frederic Chopin (1809-1849)

○ピアノ三重奏曲 ト短調 作品8
 Trio pour violon, violoncelle et piano, Op.8

 〜ピアノ:木村かをり Piano: Kaori Kimura
  ヴァイオリン:松井直 Violin: Naoki Matsui
  チェロ:ルドヴィート・カンタ Cello: Ludovit Kanta

○序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 作品3
 Introduction et polonaise brillante , Op.3

 〜ピアノ:木村かをり Piano: Kaori Kimura
  チェロ:ルドヴィート・カンタ Cello: Ludovit Kanta


--- 休憩 Intermission ---


■モーリス・ラヴェル Maurice Ravel (1875-1937)

○ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 Sonate pour violon et piano

 〜ピアノ:木村かをり Piano: Kaori Kimura
  ヴァイオリン:松井直 Violin: Naoki Matsui

○ピアノ三重奏曲
 Trio pour piano, violon et violoncelle

 〜ピアノ:木村かをり Piano: Kaori Kimura
  ヴァイオリン:松井直 Violin: Naoki Matsui
  チェロ:ルドヴィート・カンタ Cello: Ludovit Kanta

(アンコール Encor)
■エリック・サティ Erik Satie (1866-1925)
 Je te veux(君が欲しい) ピアノ三重奏版


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quackeyは、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と中日ドラゴンズとナインティナインさんを応援しています!
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ブログ名「ワチャゴナ!」の由来は、ナイナイさんも大好きな知念里奈さんの「DO-DO FOR ME」です!
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