ワチャゴナ! What Cha' Gonna Do for Me?

オーケストラ・アンサンブル金沢を中心としたクラシック音楽。あるいは歌謡曲。その他映画とか、落語とか、お酒とか…あと、ナイナイさん!!

金聖響

【OEK定期298M】金聖響のオール・メンデルスゾーン!新鋭・三浦文彰のヴァイオリン協奏曲(2011/4/4@石川県立音楽堂コンサートホール)

この日のOEK定期公演は、金聖響さん指揮によるオール・メンデルスゾーン・プログラム! しかも「フィンガルの洞窟」、ヴァイオリン協奏曲、「イタリア」交響曲という超王道! 公演前にはホワイエにてプレコンサートがあり、OEKメンバーによるモーツァルトの弦楽四重奏曲第14番「春」が演奏されたのですが、その際、1stヴァイオリンの山野さんから本日のプログラムについて解説がありました。ソリストの三浦君が素晴らしい、「イタリア」が一般的に演奏されるのとは違う編曲だ…とのこと。これは楽しみです。

さてさて公演が始まりました。まずは「フィンガルの洞窟」。OEKは弦5部が8-6-4-4-2の通常編成です。聖響さんといえばウィーン古典派におけるピリオド奏法ですが、今回のメンデルスゾーンでは特にヴィブラートも禁じていない模様。じゅうぶんにロマン派らしい豊かな響きを楽しめました。

続いてヴァイオリン協奏曲。ソリストの三浦文彰くんは現在18歳、2009ハノーファー国際コンクールで史上最年少優勝(当時16歳)を果たした期待の新鋭です。茶髪の三浦くんは堂本光一君似のジャニーズ系。しかしその演奏は、王道・正攻法的とでもいいましょうか、音がとても綺麗で伸びやか、清々しい美音にすっかり魅了されました。この素直な音色はバッハが合いそうだなあ、と思っていたら、果たしてアンコールはバッハ(笑)。思ったとおり堂々たる演奏でした。超絶技巧を嫌味なくさらりと弾きこなすあたり、貫禄もじゅうぶんです。先日の第297回定期に登場した郷古廉くんとはまったく個性が異なりますが、ともに将来有望な若手ヴァイオリニストとしておおいに期待したいですね。

後半は「イタリア」交響曲。おなじみの第1楽章は、聖響さんらしく快活なイタリアの輝き。第2楽章以降がいわゆる「改訂版」ということらしく、いつもとは異なる編曲で演奏がなされたようです。…って、実はよくわかっていない(汗)。あまりどこがどうとか印象に残っていないのです…。強いて言えばダイナミックさが息を潜めたなあというか。まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。

アンコールは「夏の夜の夢」からスケルツォ。こちらはおなじみの聴きやすい感じで気持ちよく締められました。

なお、4月1日付にて、OEKに新たに3名のメンバーが加わったとのこと。第2ヴァイオリンの若松みなみさん、ヴィオラの丸山萌音揮さん、チェロのソンジュン・キムさん。いずれも年齢的にも若々しい団員さんですね。OEKにフレッシュな風を吹き込んでいただければと思います。

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第298回定期公演マイスター・シリーズ
The 298th Subscription Concert / Meister-serie

日時:2011年4月4日(月)19:00開演 Monday, 4 April 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:金聖響 Seikyo Kim, Conductor
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Abigail Young, Concertmaster

■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 序曲「フィンガルの洞窟」作品26
 "Fingal's Cave" Overture, op.26

■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
 Violin Concerto in E minor, op.64

〜ヴァイオリン独奏:三浦文彰 Fumiaki Miura, Violin

(アンコール Encore)
■J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 より
 Partita for solo violin No.2 in D minor, BWV1004

〜ヴァイオリン独奏:三浦文彰 Fumiaki Miura, Violin

--- 休憩 Intermission ---

■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」(改訂版)
 Symphony No.4 in A major, op.90 "Italia" (Revised Edition)

(アンコール Encore)
■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 劇付随音楽「夏の夜の夢」 作品61 より スケルツォ
 Incidental Music "A Midsummer Night's Dream" op.61 - Scherzo

「オーケストラの日」コンサート(2011/3/31@石川県立音楽堂)

「ミミにいちばん、ミミにいいひ!」ということで3月31日は「オーケストラの日」です。例年同様、OEKも石川県立音楽堂でコンサートを開催。OEK定期会員は無料招待であります。

コンサート前半は、石川こども邦楽アンサンブルと、石川ジュニアオーケストラによる演奏。石川ジュニアオーケストラに関しては金聖響さんが指揮。子どもたちの微笑ましい演奏をのんびりと聴きました。

IMG_1792ちょっと長めの休憩時間は、金大フィルによる金管五重奏が演奏されるなか、ロビーにて出演者との交流会。ぼくは今回、チェロの大澤さんに初めてお声をかけさせていただきました。「チェロ一筋」というカッコいい肩書きのお名刺を頂戴しました(^^)


後半はOEKが登場。金聖響さんの指揮により「ベートーヴェン交響曲ア・ラ・カルト」という形で演奏が行われました。すなわち、第5番第1楽章→第7番第2楽章→第8番第3楽章→第4番第4楽章というふうに、4つの交響曲から1楽章ずつ美味しいトコどりのチョイスをして、1つの交響曲のようにつなげて演奏が行われたというわけです。

なにはともあれ、久々に聴く聖響さんのベートーヴェンです。第1楽章(第5番)からキビキビスッキリした演奏。大仰過ぎない切れ味の鋭さは健在でした。若々しくて気持ちのいい運命ですね。第2楽章は第7番の葬送行進曲。先日観た「英国王のスピーチ」のクライマックスシーンが思い出されます。聖響さんはいつもであれば中低音の弦を補強することが多いのですが、今回はコントラバスを1人増員しただけ。ほかはOEKの定員どおりですが、それでも迫力は充分でした。第3・4楽章はそれぞれ8番と4番。ホルンはじめ管楽器が大活躍し、輝かしく快活な演奏が繰り広げられました。なお、この8番と4番はともに間もなくリリースされる聖響さん指揮OEKのCDに収録されており、プロモーションの一環といえましょう(^^) なお、このリリースにて金聖響&OEKのベートーヴェンチクルスCDシリーズは完結となります。

ベートーヴェン:交響曲第4番&第8番ベートーヴェン:交響曲第4番&第8番
オーケストラ・アンサンブル金沢 キム・セイキョウ[金聖響](cond)

曲名リスト
1. 交響曲第4番
2. 交響曲第8番
3. (予定情報)全2曲収録予定

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アンコールは「利家とまつ」のドラマ音楽。コンマスのアビゲイル・ヤングさんの独奏がのびやかで素敵でした。


「オーケストラの日」コンサート
"Special Day of Orchestra" Concert

日時:2011年3月31日(木)18:30開演 Thursday, 31 March 2011 at 18:30
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
司会:上坂典子

《いしかわ子ども邦楽アンサンブル》
■口上〜いしかわや
■三番叟
■うさぎ
■さくらさくら

《石川ジュニアオーケストラ》
指揮:金聖響 Seikyo Kim, Conductor
■フランツ・シューベルト Franz SCHUBERT (1797-1828)
 3つの軍隊行進曲 D733 作品51 - 第1番 アレグロ・ヴィヴァーチェ ニ長調
 The Three Marches Militaires, Op.51, D.733 - March No.1, Allegro vivace in D major

■ルロイ・アンダーソン Leroy Anderson (1908-1975)
 舞踏会の美女 Belle of the Ball

■ルロイ・アンダーソン Leroy Anderson (1908-1975)
 ホーム・ストレッチ Home Stretch

--- 出演者との交流会 ---

《オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa》
指揮:金聖響 Seikyo Kim, Conductor
■L.v.ベートーヴェン Ludwig van Beethoven (1770-1827)
 ベートーヴェン 交響曲 ア・ラ・カルト
 Beethoven Symphonies - a la carte

 第1楽章:交響曲第5番 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ ハ短調
 1st.Mov. Symphony No.5 1st.Mov. Allegro con brio in C miner

 第2楽章:交響曲第7番 第2楽章 アレグレット イ短調
 2nd.Mov. Symphony No.7 2nd.Mov. Allegretto in A miner

 第3楽章:交響曲第8番 第3楽章 テンポ・ディ・メヌエット ヘ長調
 1st.Mov. Symphony No.8 3rd.Mov. Tempo di Menuetto in F major

 第4楽章:交響曲第4番 第4楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ 変ロ長調
 1st.Mov. Symphony No.4 4th.Mov. Allegro ma non troppo B-flat major

【LFJ金沢2010】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010 〜ショパン,ジェネラシオン1810〜 第1日目(2010/05/03)

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ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010
〜ショパン,ジェネラシオン1810〜
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2010 - CHOPIN et la generation 1810
第1日目(2010/5/3) the 1st day (3 May 2010)

今年もいよいよラ・フォル・ジュルネ金沢の本公演が始まりました!
今年の個人的なコンセプトは「倹約」なので(苦笑)、毎日通うにしろ、有料公演は抑え目にして、無料イベントを有効に楽しんでみようと思っています。


《公演番号 142  交流ホール 11:30〜》
■ショパン(ミルシュタイン編曲):ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
 〜水上由美(Vn)/平野加奈(Pf)
■ショパン:バラード 第1番 ト短調 作品23
 〜鶴見彩(Pf)
■リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番(4手版)
 〜鶴見彩/吉村絵里(Pf)
ということで、有料公演購入者なら無料で入場できる交流ホールの公演からスタート。ただ最後列立見席だったのであまり集中して聴けず。


引き続き、無料のエリアイベントをハシゴ。

《無料エリアイベント》
12:00 @JR金沢駅コンコース
 尚美ウィンドオーケストラ

13:00 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
 池辺晋一郎(司会)/金沢二水高校合唱部
 メンデルスゾーン「青い鳥」「歌の翼に」
 池辺晋一郎「未来少年コナン」
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14:00 @ANAクラウンプラザホテル金沢 1階ザ・ステージアクア
 ソレイヌ・パイダシ(Vn)/クララ=ユミ・カン(Vn)
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15:00 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
 響敏也(司会)/西沢和江(Vn)/鶴見彩(Pf)
 ショパン(サラサーテ編曲):ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
 ショパン(ミルシュタイン編曲):ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
 メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻「春の歌」 作品62-6
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調より第1楽章
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16:00 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
 地元の小中学生ピアニストたち(Pf)
尚美ウィンドオーケストラはすごく上手でしたね!コンコースも盛り上がっていました。我が母校は池辺さん司会にて合唱を披露。


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《公演番号 114》金聖響×OEK
2010年5月3日(月・祝)17:15開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Monday, 3 May 2010 at 17:15 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:金聖響 Conductor: Seikyo Kim
オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa

■シューマン R.Schumann
 歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲 ハ短調 作品81
 Genoveva Op.81: overture in C minor

■シューマン R.Schumann
 交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」1
 Symphony No.3 in E-flat major "Rhenane", Op.97
3階席中央前から2列目。
最初の有料公演は金聖響さんのシューマン! OEKのアーティスティック・パートナーに就任した聖響さんがLFJ金沢初登場です。シューマンの「ライン」といえばN響アワーのオープニングですが、いろんな要素があっておもしろい曲。演奏の方は聖響さんが得意な古楽アプローチは採用していなかったもよう。そのためシャープというのではなく、より雄大で牧歌的な雰囲気が出ていました。満足!


《無料エリアイベント》
18:00 金沢大学管弦楽団
 @JR金沢駅コンコース
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こちらの母校も池辺さんの司会ww


《公演番号 125》能舞とショパン
2010年5月3日(月・祝)20:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Monday, 3 May 2010 at 20:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

■シューマン/倉知竜也編曲 R.Schumann/arr.T.Kurachi
 流浪の民 Zigeunerleben

■倉知竜也編曲 Arr.T.Kurachi
 ショパン・メドレー F.Chopin Medley

 〜石川県筝曲連盟 Ishikawa Sokyoku Renmei
  篠笛:藤舎眞衣 Shinobue: Mai Tosha


■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
 歌の翼に Auf Flugeln des Gesanges, Op.34-No.2

■シューマン R.Schumann
 献呈(「ミルテの花」より) Widmung, Op.25-1

 〜ソプラノ:木村綾子 Soprano: Ayako Kimura
  ピアノ:加藤純子 Piano: Junko Kato


■ショパン F.Chopin
 幻想曲 ヘ短調 作品49(能「葛城」)
 Fantaisie in F minor, Op.49 (Noh dance "Kazuraki")

 〜能舞:藪俊彦 Noh Dance: Toshihiko Yabu
  ピアノ:田島睦子 Piano: Mutsuko Tajima

(アンコール Encore)
■ショパン F.Chopin
 ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
 「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
 Nocturne No.20 in C-sharp minor, Op.Posth. "Lento con gran espressione"

 〜ピアノ:田島睦子 Piano: Mutsuko Tajima
2階席右側前から2列目。
邦楽とクラシック音楽のコラボ企画。金沢ならではのプログラムです。毎年これは押さえておかねば! 筝と篠笛によるシューマンとショパン。綺麗にまとまってました。

歌は…正直記憶にないです(すいません)。なお、予定されていたバリトン安藤常光さんは体調不良により休演。

で、最大のお目当ては能舞「葛城」とショパン。葛城山へ向かった山伏が吹雪に遭い、最寄りのあばら家に一夜の宿を頼りました。するとその家の女は、罪深きわが身に祈祷を行うよう山伏に願い姿を消します。山伏が祈祷を行うと、先ほどの女の正体=「葛城明神」が現れ、狂おしく舞い踊り始めます。やがて葛城明神は天に上っていくのでした――。この「葛城」にあわせるピアノ曲は、ショパンの幻想曲ヘ短調。田島さんのピアノが凄まじくよかった。そして藪俊彦師の鬼気迫る舞。ピアノと能舞のコラボレーションは毎年おこなわれていますが、幻想性が年々増し、ひじょうに見応えのあるものになっているように思います。

アンコールは田島さんのノクターン「遺作」。センチメンタルな度合いやテンポがちょうどいい感じで、完全にツボに入りました。実に心に染み入る演奏でした。

【OEK定期272PH】金聖響の第九〜ベートーヴェン・チクルス完結!

金聖響さんがOEKとのコンビでCD録音を進めてきたベートーヴェンの交響曲シリーズ。今回の公演で、ついに全9曲の録音が完了します。最後を飾るのは大曲・第9番交響曲。滅多に第九を演奏しないOEKにとっても、年末の第九というのは貴重な機会なのです。

その前にまずは「レオノーレ」第3番。緊張感もあり会心の演奏でした。中間部でステージ裏から聴こえるトランペット(藤井さん)もバッチり。

休憩を挟んでいよいよ第九です。ピリオドアプローチを採る聖響さんらしく、第1楽章は予想通り快速テンポ。8-7-6-5-4の弦楽部は、ノンヴィブラートの響きでスッキリキビキビした感じを指向しています。ただし若干ふぞろい気味だったような気が…。第2楽章のスケルツォはバロック・ティンパニの硬質な打撃が印象的。ところが第3楽章も含めて、ホルンにミスが目立ち、ここまでは残念ながら少々不安定な出来。

しかし第4楽章は一転、見事な演奏でした。ソリスト4名が登壇し、合唱団が立ち上がって始まった最終楽章。序盤ではいままでの楽章の主題を再現しつつ、増強された低弦がそれらを次々と力強く否定していきます。ここで一気に空気が変わった感じ。第1楽章から第3楽章の不調も、この第4楽章までの壮大なフリであったとでもいうような(強引?)。曲調も聖響さんらしさ全開で、これみよがしの巨匠風ではなく、小気味いいジャブを打ち続けるボクサーのような切れ味鋭い第九。森麻季さんをはじめとするソリスト陣は美声を響かせ、大阪フィルハーモニー合唱団はまとまった歌声を響かせます。迫力よりも楽曲との調和を優先したバランスの良い合唱と言えましょう。それでもやはり最終盤は興奮気味。観客からはフライング・ブラボーが。この感じではフライングも別に構わない気はしましたが、今回はCD録音がおこなわれていたので話は別です。このブラボーの声、編集してなかったことにするのか、それともあえて残すのか。

ともあれ聖響さんによるOEKとのベートーヴェン・チクルスは無事完結。なお、聖響さんは今般、OEKの「アーティスティック・パートナー」というポジションに就任し、定期公演の指揮はもちろん、公演企画へも積極的に参加してくれることになりました。これまで以上にOEKとの関わりが深まっていきそうです。次はシューマンかシューベルトか…おおいに楽しみです!

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第272回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 272th Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2009年12月12日(土)15:00開演 Saturday, 12 Deccember 2009 at 15:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:金聖響 Conductor: Seikyo Kim
コンサートマスター:マイケル・ダウス Concertmaster: Micheal Dauth

■ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン L. v. Beethoven (1770-1827)
 序曲「レオノーレ」第3番 作品72b
 'Leonore' Overture No. 3, Op. 72b


---休憩---


■ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン L. v. Beethoven (1770-1827)
 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付き」
 Symphony No. 9 in D minor, Op. 125 'Choral'

 〜ソプラノ:森麻季 Soprano: Maki Mori
  アルト:押見朋子 Alto: Tomoko Oshimi
  テノール:吉田浩之 Tenor: Hiroyuki Yoshida
  バリトン:黒田博 Hiroshi Kuroda

  合唱:大阪フィルハーモニー合唱団 Choir: Osaka Philharmonic Chorus
  合唱指揮:三浦宣明 Chorusmaster: Noriaki Miura

【OEK定期262M】金聖響のベートーヴェン第7番&第8番

この日の定期公演は、金聖響さんの指揮によるオール・ベートーヴェン。聖響さんは2003年からOEKとのコンビで、ベートーヴェンの2、3、5、6、7番の交響曲を録音しています。一昨年、ブラームスの4つの交響曲を録音するため(これもOEK)全集録音は中断していましたが、今年からあらためてベートーヴェンチクルスシリーズを大阪で再開。金沢では今回、8番の録音が行われます。

まず1曲目は「プロメテウスの創造物」序曲。録音という緊張感からか、まずは引き締まった好演。そして続いて演奏されたのが交響曲第8番です。響敏也さんのプレトークで気づいたのですが、この日、6月13日というのは、故・岩城宏之永久名誉音楽監督(2006年逝去)のご命日。8番交響曲は、晩年「振るマラソン」などを通してベートーヴェンをますます追究していた岩城さんが、その中でもとりわけ愛した曲でした。革命的だった5番や6番、当時熱狂的に支持された7番と比べるといささか地味で古典的な印象がありますが、やはり聴けば聴くほど名曲でありました。

編成は、2管編成+弦5部が8-7-6-5-3。左から1stVn、Vc、Va、2ndVnの対向配置で、コントラバスが最後列中央に並びます。聖響さんが実践するピリオド・アプローチでは、通常のオケだとたとえば1stVnが16人→8人というように、編成を通常より絞るというイメージですが、OEKは8-6-4-4-2が基本型なので、聖響さんが指揮するときは、むしろ人員が増強されることになります。そのため、ノン・ヴィブラート奏法ではあるものの、古楽アプローチの常套句のように用いられる(ぼくもしばしば安易に使う)「軽快でスッキリとした響き」という表現よりも、逆にパワフルさが増しているようにさえ感じられました。

また、楽譜に忠実たらんとするピリオド・アプローチでは、通常聴き慣れているのより速いテンポで演奏されることが往々にしてあります。しかし聖響さんが自著や事前のインタビューで語っている通り、ここ石川県立音楽堂に関しては、残響がかなり豊かです。そのため、次の音に被らないように、あまりテンポを速めすぎることはしないとのことでした。たしかにこのホールでのフェルマータの後の残響はじつに心地よく、その響きがなくなるギリギリまでためて、ちょうどいいタイミングで次の音にいく、というのがすごく気持ちいい按配でした。このホールを知り尽くしているなあと感心します。

という感じで、第1楽章は華麗な演奏が繰り広げられました。続く第2楽章は緩徐楽章というわけではなく、わりとコミカルな楽章です。木管パートがメトロノームのように終始リズムを刻んでいるのが印象的。そして第3楽章のメヌエット。ここはホルンとクラリネットによる美しく牧歌的なメロディに、トランペットが鋭く絡んでいくのが面白い構成なのですが、今回はホルンがとにかくグダグダでした。この曲の1stホルンは金星さんではなくエキストラの奏者だったのですが、この録音はさすがにCDには使えないのでは…(事前収録したのを使うのでしょうか)。お気に入りの楽章だっただけに残念です。第4楽章は一転して快速。ここは気持ちよく聴けました。

後半はおなじみの第7番。聖響さんが、この曲を岩城さんに捧げると宣言して演奏が始まりました。この曲では、現在OEKに研修に訪れているホーチミン市交響楽団の5名の方(1stVn、2ndVn、Va、Vc、Cb)が加わり音響的にもさらに厚みを増しています。充実の第1楽章が繰り広げられました。第2楽章もノリントンのような驚異的なテンポで演奏することもなく、ほぼ通常のイメージどおりの葬送行進曲。ただしノン・ヴィブラートの弦の響きはこの楽章では特に幻想的に聴こえました。第3楽章は軽快。印象的だったのは、中間部(トリオ)で盛り上がっていく部分の、2ndホルン山田さんによる裏打ち的な低重音です(ゲシュトップト奏法?)。なお、この曲のホルンは金星さんが1st。多少音程の安定感に欠けるきらいはありましたが、音色はさすがに綺麗でした。よくも悪くもOEKはホルンがひとつの鍵を握っているような気がします。引き続き第4楽章へ。終盤の盛り上がりは特にすごく、ティンパニの強打が痛快で、おおいに盛り上がりました。

アンコールはやはり最後もベートーヴェンで、ト調のメヌエット。井上さんが踊りながら指揮をする姿が強く印象に残っていますが(笑)、熱狂の余韻にふさわしく、リラックスした感じで優しく上品に結びました。

8番でのホルンにはがっかりしたものの、最終的には結局満足してしまいました。終わりよければ全て良しというか、ベートーヴェンはやはり偉大というべきか。コンサートが終わってからも、またベートーヴェンを聴きたくなります。何杯でもメシが食える的な。

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第262回定期公演マイスター・シリーズ
The 262th Subscription Concert / Meister-serie

日時:2009年6月13日(土)15:00開演 Saturday, 13 June 2009 at 15:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:金聖響 Conductor: Seikyo Kim
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Concertmaster: Abigail Young

■ベートーヴェン L. v. Beethoven (1770-1827)
 バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 作品43
 "The Creatures of Prometheus" Overture, Op.43

■ベートーヴェン L. v. Beethoven (1770-1827)
 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
 Symphony No.8 in F major, Op.93

  第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・コン・ブリオ ヘ長調
  1st.Mov. Allegro vivace e con brio in F major

  第2楽章 アレグレット・スケルツァンド 変ロ長調
  2nd.Mov. Allegretto scherzando in B-flat minor

  第3楽章 テンポ・ディ・メヌエット ヘ長調
  3rd.Mov. Tempo di Menuetto in F major

  第4楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ ヘ長調
  4th.Mov. Allegro vivace in F major


---休憩---


■ベートーヴェン L. v. Beethoven (1770-1827)
 交響曲 第7番 イ長調 作品92
 Symphony No.7 in A major Op.92

  第1楽章 ポコ・ソステヌート‐ヴィヴァーチェ イ長調
  1st.Mov. Poco sostenuto - Vivace in A major

  第2楽章 アレグレット イ短調
  2nd.Mov. Allegretto in A minor

  第3楽章 プレスト ヘ長調
  3rd.Mov. Presto in F major

  第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ イ長調
  4th.Mov. Allegro con brio in A major

(アンコール)
■ベートーヴェン L. v. Beethoven (1770-1827)
 6つのメヌエットより第2番 ト長調 WoO.10-2(ト調のメヌエット)
 6 Menuette - No. 2 in G major, WoO.10-2 (Menuet in G)


金聖響×OEK ブラームス・チクルス第4弾 CD特別公開録音

金聖響さんとOEKのブラームス・チクルスは4番を残すのみとなりましたが、この企画は大阪がメインであって、当初金沢での公演予定はありませんでした。しかし、特別に公開録音という形で演奏会が実現。定期会員は無料招待であります。ラッキー!

本日は公演ではありませんので、団員さんたちはみな私服です。なんとなくそれぞれの個性が垣間見れて興味深い。聖響さんは黒のTシャツ&綿パンでした。

まずはハンガリー舞曲より3曲。
哀愁を帯びたドライブ感がたまりません。

そしてメインの交響曲第4番。たいそう満足いたしました。特に鮮烈だったのは第3楽章。渡辺さんが慎重にチューニングを繰り返していたバロック・ティンパニが炸裂。楽章終わりで聖響さんのガッツポーズが飛び出しましたよ。

今回は録音だったため、指揮者が棒を振り下ろして残響が終わるまで拍手は我慢してほしいと先にお達しがあり、実際その通りに事は運んだのですが、これはふだんの公演でも徹底したいですね。やはり余韻をじっくり楽しめるのは嬉しいです。

金聖響×OEK ブラームス・チクルス第4弾 CD特別公開録音

日時:2008年3月1日(土)15:00〜
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:金聖響

■ブラームス
 ハンガリー舞曲 第1番 ト短調

■ブラームス
 ハンガリー舞曲 第3番 ヘ長調

■ブラームス
 ハンガリー舞曲 第10番 ヘ長調

■ブラームス
 交響曲 第4番 ホ短調 作品98

【OEK定期232PH】金聖響×清水和音:ブラームスチクルス第3弾

ブラームスチクルス第3弾。
ホルン&トロンボーン追加は当然ながら、8-8-6-5-4で弦の中低音も増強。コントラバス4台が最後列であります。おもしろそう。

交響曲第3番は渋い印象でしたが、ハツラツとして気持ちが良かった。
ホルンのティモキヌさんは爆発するようなゲシュトップフト奏法!ブラボー!

ピアノ協奏曲第2番は珍しく4楽章まであります。
清水さんの演奏もさることながら、
注目は第3楽章の大澤さんのチェロソロ。
優しい人柄(知らないけど(笑)たぶんいいひと)が出てました。

なお、サイン会で並んでいたときに聞いた耳よりな情報。
当初予定のなった交響曲第4番ですが、
来年3月頃に金沢でも演奏会が決まりそうとのこと!ラッキー!


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↑金聖響さんのサイン。

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↑清水和音さんのサイン。

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↑コンスタンティン・ティモキヌさん(Hr)と大澤明さん(Vc)のサイン。
オーケストラ・アンサンブル金沢
第232回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

日時:2007年11月30日(金)19:00〜
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:金聖響
独奏:清水和音(ピアノ)

■ブラームス
 ハイドンの主題による変奏曲 作品56a

■ブラームス
 交響曲第3番 ヘ長調 作品90

---休憩---

■ブラームス
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
 〜ピアノ独奏:清水和音

(アンコール:清水和音)
■ブラームス
 間奏曲 作品118-2

聖響さんのブラームスチクルス第2弾!

オーケストラ・アンサンブル金沢
能登半島地震震災復興支援チャリティーコンサート

日時:2007年7月7日(土)15:00〜
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:金聖響
■ブラームス
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15
 〜ピアノ独奏:菊池洋子

(アンコール)
■ブラームス
 ワルツ 作品39 より

---休憩---

■ブラームス
 交響曲第2番 ニ長調 作品73

金聖響さんのブラームスチクルス第2弾。当初この第2弾は金沢での公演予定はなかったのですが、能登半島復興支援のチャリティーコンサートという形で急遽実現しました。

いまフォーラスでバーゲンをやってるせいか駅前の渋滞に巻き込まれ、開場時間に少し遅れてしまいました。全席自由だったためすでにすごい行列でちょっと焦りましたが、確保する座席は自分一人だけでいいので、1階中央付近でひとつ空いていた席をあっさりゲット。

今回のプログラムには序曲的なものはなく、そのかわりに音楽ライターの方と聖響さんがプレトークを少々。聞き手のライターさんは真面目でしたが、聖響さんは笑いを交えてなごやかにいきたいご様子。午後のコンサートでブラームスの「田園」なので、気持ちよく寝てくださっても結構、とか。

さて、ピアノ協奏曲第1番です。協奏曲といってもピアノ独奏が華やかにぐいぐい出てくる感じはあまりなく、全体的にかなり激しい壮大な交響曲ふう。菊池さんの演奏を聴くのは2回目。前回のモーツァルトのコンチェルトのときも感じたのですが、とても誠実な演奏という印象を受けます。第1楽章のおどろおどろしい主題の迫力や、第3楽章のきらきらした感じ(語彙少なっ!)がとりわけ素敵でした。ブラボーおじさんも炸裂してましたね(失笑)。

モーツァルト・アルバム (SACDハイブリッド盤)モーツァルト・アルバム (SACDハイブリッド盤)
菊池洋子 オーケストラ・アンサンブル金沢 沼尻竜典

曲名リスト
1. ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
2. ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」 ※〈CD/SA-CDハイブリッド仕様〉

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B000ICLYIWモーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
菊池洋子 オーケストラ・アンサンブル金沢 井上道義
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2006-11-15

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休憩のあとは交響曲第2番。第1楽章がかなりゆったりしたテンポで始まりました。ああ、まさに田園だなあというのどかな感じです。目を閉じて聴いていると、ホントにす〜っと寝入りそう。それくらい気持ちいい。第3楽章の木管のアンサンブル。ここは特にお気に入りなのですが、ばっちり決まりました。これまた気持ちいい。第4楽章は一気に力強く歯切れよい展開に。そして最後は案の定トリハダです。

カーテンコールの聖響さん。さすがにぐったりとお疲れでしたが、力出し尽しましたよ…という充実感あふれる表情が印象的でした。ガッツポーズも飛び出しました。大満足でございます。

kikuchiyoko
菊池洋子さんのサインです。

聖響×OEKのブラームスチクルス第1弾!

オーケストラ・アンサンブル金沢
第219回定期公演フィルハーモニーシリーズ

日時:2007年4月21日(土)18:00〜
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:金聖響
■ブラームス
 大学祝典序曲 作品80

■ブラームス
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
 〜ヴァイオリン独奏:シュロモ・ミンツ

(アンコール)
■J.S.バッハ
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
 第3番 ホ長調 BWV.1004 第1楽章 PRELUDIO

---休憩---

■ブラームス
 交響曲第1番 ハ短調 作品68

今年度の聖響さんは大阪のシンフォニーホールでOEKと全4回のブラームスチクルスに取り組むそうです。OEKの定期公演でもプログラムに組み込まれることになり、その第1回が本日上演されました。

プログラムは大学祝典序曲から。緊張感漂う冒頭で金管がパプッとやらかしてしまい、正直うへ〜と思ってしまいましたが、その後はペースを取り戻しました。全体的には軽快でよかったです。今回はライブ録音が発売される予定ですが、ミスったところは前日までのテイクが使われるのでしょう。

ところで大学祝典序曲といえば、旺文社の大学受験ラジオ講座ですね。高校生の頃、大学受験の勉強のときは傍らでラジオを聴いていました。いま思えば絶対集中できたはずはないと思うのですが、とにかくその頃は、NHK-FMからオールナイトニッポンという流れが自分の中では定番でした。たいていはオールナイトニッポン第1部が午前3時に終わる頃に就寝するのですが、ごくまれにその後の第2部が終わるまでしつこく粘っていることがありました。で、午前5時にあのメロディが聴こえてくると、ホルンファゴットの音色がまさに夜が明けた早朝の雰囲気を連想させ、ああよく勉強したと自己満足して、ラジオ講座自体は聴かずにそこでようやく床に就いたものです…というオジサンの懐古はどうでもいいですね(苦笑)。

続いてはヴァイオリン協奏曲。仁王立ちのシュロモ・ミンツさんは、演奏家の誇りが感じられ貫禄充分。といっても厳格というより余裕しゃくしゃくという感じ。まるで隙のない正確無比な演奏に感服いたしました。アンコールのパルティータもすごかった!!

休憩を挟んで、メインの交響曲第1番。一言でいうと、カッコいいブラームスでした(←稚拙!笑)。ソロの聴きどころ、アンサンブルの盛り上がるところが明確で、気持ちよく没頭できました。いま思えば、まず第1楽章冒頭のティンパニからして印象的だったのですね。叫ぶような和音の中に響く硬めの音色が絶妙で、ぐわっと興奮が高まりました。ここで一気に引き込まれ、あとはもう堪能するだけでした。いやいやどうもありがとうございます。

終演後、バルコニー席から身を乗り出して拍手していた若い女性ファンのグループを見つけて、お〜聖響さんはやはり大人気なんだな〜と納得しました。

ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ハーン(ヒラリー) アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ マリナー(ネヴィル)

曲名リスト
1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77
2. ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調

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岩城宏之指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 ブラームス:交響曲第1番、ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番岩城宏之指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 ブラームス:交響曲第1番、ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
オーケストラ・アンサンブル金沢 岩城宏之 ブルッフ

曲名リスト
1. ブラームス:交響曲第1番ハ短調op.68
2. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26

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なお、当ブラームスチクルスのシリーズでは、交響曲第3番の回がOEKの定期公演でも来シーズン(2007年12月)に予定されているようです。また、交響曲第2番の回は当初定期公演の予定はなかったのですが、7月7日(土)に能登半島地震震災復興支援のチャリティコンサートとして石川県立音楽堂での公演が決まったそうです。これはぜひ聴きにいきたいと思います。

ブラームス:交響曲第2番ブラームス:交響曲第2番
オーケストラ・アンサンブル金沢 岩城宏之 権代敦彦

曲名リスト
1. 84000×0=0 for orchestra op.88
2. ブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73

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間宮芳生:オーケストラのためのタブロー2005(委嘱作品・世界初演)間宮芳生:オーケストラのためのタブロー2005(委嘱作品・世界初演)
オーケストラ・アンサンブル金沢 岩城宏之 ブラームス

曲名リスト
1. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 第1楽章
2. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 第2楽章
3. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 第3楽章
4. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90 第4楽章
5. ブラームス:ワルツ 作品39-15
6. オーケストラのためのタブロー2005(2005年度オーケストラ・アンサブル金沢委嘱作品・世界初演)
7. コントルタンツNr.1「白峯かんこ」(2005年度オーケストラ・アンサブル金沢委嘱作品・世界初演)

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金聖響×OEKのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」

オーケストラ・アンサンブル金沢
第215回定期公演ファンタジーシリーズ

日時:2007年1月28日(日)15:00〜
会場:石川県立音楽堂コンサートホール

モーツァルト 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」KV.588
(コンサートホールオペラ形式)

フィオルディリージ:尾崎比佐子(ソプラノ)
ドラベッラ:福住恭子(ソプラノ)
フェランド:谷浩一郎(テノール)
グリエルモ:迎肇聡(バス)
デスピーナ:田邉織恵(ソプラノ)
ドン・アルフォンゾ:安藤常光(バリトン)

合唱:オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団
   アンサンブル・アウスレーゼ
語り:竹崎利信

指揮:金聖響
合唱指揮:安藤常光
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢
演出:林誠


初のオペラ観賞ですよ!

ただし、オペラといっても、オーケストラピットがあってステージ上にセットを組んで…というものではなく(県立音楽堂はそういう構造になってない)、「コンサートホールオペラ形式」というかたちをとっていました。つまり、指揮者とOEKのみなさんもステージ上にあがり、ステージ後方にさらに高い舞台を設けてそこでソリストの方々が歌唱をするというものです。

あと、レチタティーヴォ(唄のうち台詞調の部分)が大幅にカットされる一方で、そのかわり曲の合い間に竹崎さんという語り手の方による解説がありました。竹崎さんが会場内のいろんなところに現れては関西弁を駆使しておもしろおかしくこれから起こる出来事をお話しされます。わたしとしては初めてのオペラですし、イタリア語など当然わかるはずもないので、今回は純粋に音楽を楽しもう、お芝居の要素は雰囲気だけ味わえればいいや〜と思っていたのですけど、おかげでじゅうぶんお芝居としても楽しめました。

金聖響さんはいつものように対向配置&ノンビブラートの古楽奏法。軽やかでキレがあって、またもや心地いいです。ソリストの方々は皆さんお若く、青臭い恋愛の雰囲気にむしろ合ってました。特に召使いデスピーナ役の田邉さんは素晴らしかった!軽快な歌声も、コミカルな演技や表情も含めてとってもチャーミングでした。

なお、今回はわたしの定期公演のシリーズには含まれていない公演でした。そこで、いつもとは違いフンパツして1階中央やや後方の座席をとったのですが、あまり傾斜がないため前の人が視線に入ってしまいます。この点は期待外れですこし残念でしたけど。

B00005FL1Oモーツァルト:コシ・ファン・ト
カーザ(リーザ・デラ) ウィーン国立歌劇場合唱団 ローゼ(エミー)
ユニバーサルクラシック 1995-07-01

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以下、曲目詳細。
■序曲

■第一幕
 第1番 三重唱(フェランド/グリエルモ/ドン・アルフォンゾ)
 「そんなことドラベッラにはできないぞ」

 第3番 三重唱(フェランド/グリエルモ/ドン・アルフォンゾ)
 「素敵なセレナーデをやりたいな」

 第4番 二重唱(フィオルディリージ/ドラベッラ)
 「ご覧なさい、妹よ」

 第5番 レチタティーヴォ〜アリア(ドン・アルフォンゾ)
 「言いたいけれど、勇気が出ない」

 第6番 五重唱(フィオルディリージ/ドラベッラ/フェランド/グリエルモ/ドン・アルフォンゾ)
 「ああ神よ! この足は」

 第8番 合唱「楽しきかな軍隊生活は」

 第8番a 五重唱(フィオルディリージ/ドラベッラ/フェランド/グリエルモ/ドン・アルフォンゾ)
 「毎日手紙をくださいね」

 第9番 合唱

 第10番 三重唱(フィオルディリージ/ドラベッラ/ドン・アルフォンゾ)
 「風はおだやかに、波は静かなれ」〜レチタティーヴォ

 第13番 六重唱(フィオルディリージ/ドラベッラ/フェランド/グリエルモ/デスピーナ/ドン・アルフォンゾ)
 「麗しのデスピーナさんに」

 レチタティーヴォ(フィオルディリージ)

 第14番 アリア(フィオルディリージ)
 「岩のように決して動かない」

 第16番 三重唱(フェランド/グリエルモ/ドン・アルフォンゾ)
 「笑うのかね?」

 第17番 アリア(フェランド)
 「恋人の愛の息吹きは」

 第18番 終曲「ああ、ほんの一瞬のうちに」

--- 休憩 ---

■第二幕
 第19番 アリア(デスピーナ)
 「女が15にもなれば」

 レチタティーヴォ(フィオルディリージ/ドラベッラ)

 第20番 二重唱(フィオルディリージ/ドラベッラ)
 「あの黒髪の方にするわ」

 第21番 二重唱(フェランド/グリエルモ)+合唱
 「甘く優しいそよ風よ」

 第22番 四重唱(フェランド/グリエルモ/デスピーナ/ドン・アルフォンゾ)
 「お手をどうぞさあこちらへ」

 第23番 二重唱(ドラベッラ/グリエルモ)
 「このハートを贈ります」

 第26番 アリア(グリエルモ)
 「女性の皆さん、あんた方は」

 第28番 アリア(ドラベッラ)
 「恋は盗人、誘惑の蛇よ」

 第29番 二重唱(フィオルディリージ/フェランド)
 「もうすぐ彼の腕の中に」

 第30番 アリア(ドン・アルフォンゾ)
 「女はみんなこうしたもの。人は非難するが私は許す」

 第31番 終曲(全員)「さあ早く、松明に火を灯しましょう」
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