ワチャゴナ! What Cha' Gonna Do for Me?

オーケストラ・アンサンブル金沢を中心としたクラシック音楽。あるいは歌謡曲。その他映画とか、落語とか、お酒とか…あと、ナイナイさん!!

OEK

井上道義×野田秀樹「フィガロの結婚〜庭師は見た!」(2015/5/26@金沢歌劇座)【ネタバレあり】

フィガロの結婚金沢公演


モーツァルト「フィガロの結婚」といえば、何と言っても「序曲」が有名です。実は私が初めて石川県立音楽堂へオーケストラ・アンサンブル金沢の公演を聴きに行った時、プログラムの1曲目がこの「フィガロの結婚」序曲でした。3階席の一番安い席でしたが、その華やかで奥行きのある響きに、一瞬にして鳥肌が立つ感動を覚えました。まさにこの瞬間、私はオーケストラ演奏会の虜となったのでした。

その後もこの曲は節目節目に登場し、いつも私に昂奮と陶酔を与えてくれます。岩城宏之さんの後継として井上道義さんがOEK音楽監督に就任した記念の演奏会では、「(故岩城夫人)木村かをりさんに捧げる」としてアンコールにこの曲を演奏されたのも印象深いです。また、個人的なことを申せば、2年前の自分の結婚披露宴の際、ウェディングケーキはこの曲の冒頭旋律の譜面をモチーフとしたデザインにしてもらいましたし、お色直し後の入場曲はこの曲でした。

ウェディングケーキ


そんな思い入れたっぷりの「フィガロの結婚」ですが、オペラとして全編鑑賞したことはありませんでした。ところがある日、ついに金沢でオペラ「フィガロの結婚」が上演されるという知らせが! 指揮・総監督はOEK音楽監督の井上道義さん。管弦楽はもちろんオーケストラ・アンサンブル金沢です。しかも……演出はあの「野田秀樹」さんのこと! クラシック界と演劇界の鬼才による奇跡のコラボです! これは見逃せない! 絶対に行かねば!! …というわけで、発売開始早々にチケットを確保し、首を長くしてこの日を待っておりました。そして迎えた上演当日、期待通りの大満足の公演でございました。

歌劇座看板開演前


【(注)以下、壮大にネタバレあります】

井上さんの熱烈なラブコールにより演出に迎えられた野田さんの回答は、いわば「井上道義と野田秀樹の『結婚』」。それはまさに「オペラ」と「演劇」、あるいは「西洋」と「日本」の出会いとでも言うべきものでした。

オペラは西洋が舞台のものが多く(この物語もスペインが舞台)、本来、西洋人がこれを演じる方が自然でありましょう。日本人がイタリア語のオペラを演じるというのは、正直、違和感がないわけでありません。しかし、諸々の事情によりキャストを全員西洋人で揃えるというわけにもまいりますまい。というわけで今回は、アルマヴィーヴァ伯爵、伯爵夫人ロジーナ、小姓のケルビーノの三人が外国人キャスト、それ以外は全員日本人キャストという混成チームとなりました。まあ、こういうキャスト構成はよくあるパターン。

ところが、今回の井上×野田作品では、こうした(以前からなんとなく実は違和感があると思われていた)事情を逆手に取って、むしろこの事情を積極的に利用して物語に活かす道を選んだようでした。物語の舞台を幕末の長崎に変更し、登場人物は、黒船に乗って日本にやって来た伯爵夫妻と、彼らに仕える現地の日本人たちという設定に引き直されました。日本人役の名前も、フィガロは「フィガ郎(ふぃがろう)」、スザンナは「スザ女(すざおんな)」、マルチェリーナは「マルチェ里奈(まりちぇりな)」、バルトロは「バルト郎(ばるとろう)」といった具合です。

そして、日本人だけが登場する場面では、日本語が用いられており、これにより言語に関する違和感がずいぶん緩和されていました。たとえば、冒頭のフィガ郎とスザ女が新居となる部屋でベッドの採寸をする場面では、原語ではフィガロが「Cinque...Dieci...Venti...(5、10、20…)」と歌うところ、フィガ郎が「三寸、四寸…」と日本語で歌い始めます。特にここは上演の最初の場面ですので、聴衆も、ああ日本語で聴けるのだなと承知するわけです。とりわけ今回は聴衆に野田ファン、演劇ファンが多く、私も含めオペラ初心者も多いため、これはずいぶん安心感を与えるように思います。

他方、その他の場面、伯爵夫妻やケルビーノが登場する場面、あるいは日本人キャストによる有名なアリアにおいては、オリジナル通りイタリア語が用いられ、原語版の醍醐味を損ないません。なお、初めて伯爵が登場する場面では、それまではずっと日本語で進行していたものですから伯爵も最初はカタコトの日本語を話すのですが、「無理して日本語を喋らなくていいんですよ」とツッコミが入ります。そして、以後、伯爵はイタリア語で会話し、またその際は同時に、日本語訳が字幕が映し出されるようになる、という共通認識が瞬時にできあがります。うまいことできてますわ。

さらに、今回の副題が「庭師は見た!」となっている通り、庭師のアントニオならぬ「アントニ男(あんとにお)」の目線から見た伯爵邸のドタバタ劇という形で、アントニ男が狂言回しとしてナレーションを入れる手法が取られています。というわけでこのアントニ男は歌手ではなく、劇団「ナイロン100℃」の俳優である廣川三憲さんによって演じられました。この「フィガロの結婚」はとにかく登場人物間の関係が複雑なため、こういった説明役がいるとおおいに鑑賞の助けになります。今回も要所要所で現われ、登場人物を操り人形のように動かしながら、現在の状況をその都度説明してくれました。なお、アントニ男にも一部歌の場面もあるのですが、歌も難なくこなしていてその点も素晴らしかったです。

また、演出として効果的だったのが、「演劇アンサンブル」とクレジットされていた方々によるエキストラ演技やダンス表現でした。合唱団の面々がエキストラとしてその他群衆を演じることが多いですが、今回はそれを精鋭のプロフェッショナル陣が担います。特に三人の女性よるバレエダンスが演者の感情をさらに際立たせていて良かったです。

そして、OEKファンとしては、モーツァルトの音楽を堪能できたこともおおいに嬉しいことでした。井上さんの遊び心にあふれた軽快な世界がオーケストラ・アンサンブル金沢により活き活きと繰り広げられました。

あと興味深かったのは「少年」役のケルビーノ。普通は女性のメゾソプラノが男装して演じることが多いのですが、今回は大柄な男性のカウンターテナー! これがまたいろいろなギャップを生み面白味を醸しだしていたようです。

【(注)以下の部分が最も大いなるネタバレです!】

続きを読む

【OEK定期303M】定期初登場!左手のピアニスト 舘野泉 〜天空の五つ星「ケフェウス」を弾く(2011/6/8@石川県立音楽堂コンサートホール)

この日の定期公演には、脳溢血による右半身不随を克服し「左手のピアニスト」として復帰した舘野泉さんが初登場。吉松隆さん作曲の左手のための協奏曲「ケフェウス・ノート」が演奏されました。ケフェウスは秋の夜空に浮かぶ五つ星の星座。そのすぐ隣りにあって同じく五つ星のカシオペア座が右手だとすると、ケフェウスは左手。「天空の左手」が透明で涼やかな星のような音を紡ぎ出していく曲です。やがて曲想は熱さを伴うように変わり、手のひらや肘を使った連打など、演奏は激しさを増していくのでした。

と、このように、吉松さんのピアノ協奏曲は絵画的でわりとわかりやすかったのですが、この日ほかに演奏された3曲はいずれもいわゆる「現代音楽」。公演当日から3ヶ月以上経過した今となっては、もはや印象が残っておりません…(汗)。ただ「室内交響曲」ならではというべきか、弦楽器各パートが1名ずつだったり、ちょっと珍しい楽器が使われていたりしたため、各曲の楽器編成だけはメモにて残しております。

●A.シェーンベルク:室内交響曲 第1番
 Vn1、Vn2、Va、VC、Cb、
 FL(Pic)、Ob×2、Cl×3、Con.Fg、
 Hr×3

●M.リンドベル:ジュビリーズ(2002)
 Vn1、Vn2、Va、VC、Cb、
 Fl、Ob、Cl、Fg、
 Hr×2、Tp、Tb、
 Harp、Per×2

●J.C.アダムズ:室内交響曲(1992)
 Vn、Va、VC、Cb、
 Fl、Ob、Cl×2、Fg×2、
 Hr×2、Tp、Tb、
 KeyBoard、Drams

ということで、以上のメモを持って、今回のレポはお茶を濁します…

IMG_2159



オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第303回定期公演マイスター・シリーズ
The 303rd Subscription Concert / Meister-serie

日時:2011年6月8日(水)19:00開演 Wednesday, 8 June 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:板倉康明 Yasuaki Itakura, Conductor
コンサートマスター:松井直 Naoki Matsui, Concertmaster

■A.シェーンベルク Arnold Schonberg (1874-1951)
 室内交響曲 第1番 ホ長調 作品9
 Chamber Symphony No.1 in E major, op.9

■吉松隆 Takashi Yoshimatsu (1953-)
 左手のための協奏曲「ケフェウス・ノート」 作品102
 Piano left hand Concerto "Cepheus Note", op.102
 〜ピアノ独奏:舘野泉 Izumi Tateno, Piano

(アンコール Encore)
■G.カッチーニ Giulio Caccini (1545頃-1618)
 編曲:吉松隆 Arranged by Takashi Yoshimatsu
 アヴェ・マリア Ave Maria
 〜ピアノ独奏:舘野泉 Izumi Tateno, Piano

--- 休憩 Intermission ---

■M.リンドベルイ Magnus Lindberg (1958-)
 ジュビリーズ(2002)
 Jubilies (2002)

■J.C.アダムズ John Coolidge Adams (1947-)
 室内交響曲(1992)
 Chamber Symphony (1992)

(アンコール Encore)
■J.C.アダムズ John Coolidge Adams (1947-)
 室内交響曲(1992)より一部抜粋(終結部)
 Chamber Symphony (1992) - Coda


OEKふだん着ティータイムコンサート Vol.14@金沢市民芸術村(2011/05/29)

オーケストラ・アンサンブル金沢の楽員のみなさんが自主的に運営する無料の音楽会。クラシックを市民のみなさんにより身近に感じてもらうための企画だそうで、金沢市民芸術村で演奏者もお客さんもふだん着で楽しみます。ぼくは昨年に続いて2回目の参加です。

まずはオープンスペースにて、OEK全体による「子供のためのコンサート」。ファゴットの柳浦さんの司会のもと、楽員および楽器の紹介を交えながら、親しみやすい曲を演奏していきます。名物はお客さんによる指揮者体験コーナー。子どもたちが我先にと争って「運命」または「さんぽ」の指揮に挑みます。自分の指揮棒のタイミングでオケが動くという体験はどんなもんかなー?

その後は隣のミュージック工房に移動して、室内楽のコンサート。まず第1部は、先ほど司会で奮闘した柳浦さんが、ヴァイオリンの若松さん、ヴィオラの丸山さん、チェロのキムさんという新入楽員3人とともに登場。モーツァルトのような雰囲気のドゥヴィエンヌのファゴット四重奏曲などを演奏。松井さん、上島さん、石黒さん、大澤さんのおなじみのカルテットは「こどものためのハイドン講座」。上島さんの解説によりハイドンの親しみやすい弦楽四重奏曲が抜粋演奏されました。さらにふたたび柳浦さんが登場し、クラリネットの遠藤さんとのデュオ。

第2部は大村さん率いるセカンドヴァイオリンチームによる四重奏。セカンドヴァイオリンの首席奏者は江原さんですが、この4人は「酒席奏者」だそうです(笑)。通奏低音のないテレマンの作。大澤さんはバッハ無伴奏よりサラバンド。あいかわらず味のあるトークがおもしろい。オーボエの加納さんはヘッケルフォーン(Heckelphone)という馬鹿長い管楽器で登場。ファゴットの渡邉さんともにクープランのデュオ。
 
第3部は坂本さん、グーギンズさん、古宮山さん、大澤さん、今野さんによるドヴォルザーク弦楽五重奏曲から。これはいい曲ですねえ。やっぱりドヴォルザーク♪ 山野さんはイザイのソナタ。クライスラーに献呈したという難曲。続いては、坂本さん、遠藤さん、渡邉さん、山田さん、今野さんによる楽しげな「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」。最後は、ヴァイオリン3(若松さん、ヒューズさん、原さん)、ヴィオラ3(古宮山さん、丸山さん、石黒さん)、チェロ3(キムさん、早川さん、大澤さん)、コントラバス1」(今野さん)によるブランデンブルク協奏曲第3番。弦9部からなる複雑な掛け合いがおもしろく聴き応えも満点。

今回は室内楽も含め、全ステージをはじめて通して聴きました。いっそう親しみがわきました♪

オーケストラ・アンサンブル金沢楽員によるふだん着ティータイムコンサート Vol.14

日時:2011年5月29日(日)14:00開演
会場:金沢市民芸術村 オープンスペース(PIT3)/ミュージック工房(PIT4)

14:00〜 子供のためのコンサート@PIT3 オープンスペース
演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢

ハンガリー舞曲第5番」
ピチカート・ポルカ
クラリネット・ポルカ
鍛冶屋のポルカ
恒例!1分間指揮者コーナー(「運命」「さんぽ」)
〜みんなで歌おう〜「上を向いて歩こう」

15:10〜 室内楽コンサート@PIT4 ミュージック工房

第1部
《柳浦慎史/若松みなみ/丸山萌音揮/ソンジュン・キム》
■F.ドゥヴィエンヌ:ファゴット四重奏曲 第2番 へ長調 作品73-2 より
■童謡「七つの子」

《松井直/上島淳子/石黒靖典/大澤明》
「こどものためのハイドン講座」
■ハイドン:弦楽四重奏曲より
 「ひばり」「鳥」「騎手」「日の出」「五度」「あいさつ」「皇帝」「冗談」

《柳浦慎史/遠藤真理》
■ボザ:コントラスツIII より 5、8、7
■世界の曲 ロンドンデリーのうた〜フニクリフニクラ〜ビューティフルドリーマー


第2部
《大村俊介/若松みなみ/原三千代/ヴォーン・ヒューズ》
■G.Ph.テレマン:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 通奏低音なし

《大澤明》
■J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008 より「サラバンド」

《加納律子/渡邉聖子》
■クープラン:コンセール 第13番
 ※ヘッケルフォーン(Heckelphone)

第3部
《坂本久仁雄/トロイ・グーギンズ/古宮山由里/大澤明/今野淳》
■ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 ト長調 作品77 より 第1楽章・第4楽章

《山野祐子》
■E.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 より 第1曲「アルマンド」、第3曲「フィナーレ」
 ※クライスラー献呈

《坂本久仁雄/遠藤真理/渡邉聖子/山田篤/今野淳》
■R.シュトラウス(F.ハーゼンエール編曲):もう一人のティル・オイレンシュピーゲル

《若松みなみ/ヴォーン・ヒューズ/原三千代/古宮山由里/丸山萌音揮/石黒靖典/ソンジュン・キム/早川寛/大澤明/今野淳》
■J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト 長調 BWV1048

【OEK定期302PH】OEK初登場リープライヒが魅せる ヨーロッパの潮流(2011/05/25@石川県立音楽堂コンサートホール)

この日のOEK定期公演は、図らずも「追悼」音楽の特集となりました。この公演のプログラムは1年以上も前に決まっていたのですが、まさか現にこれほど甚大な被害をもたらした大震災が起こるなんて…。偶然の一致とはいえ、気持ちが引き締まります。指揮はドイツ人指揮者アレクサンダー・リープライヒさん。OEK定期初登場です。

1曲目はエストニアの現役作曲家・ペルトの「レナルトの追憶に」。2006年に亡くなったレナルト・ゲオルク・メリ前エストニア大統領の追悼作品です。静謐で重厚な弦楽合奏曲。

2曲目は管・打楽器が加わってハイドンの交響曲。これが何故に追悼?とおもいきや、この98番はモーツァルトの死の直後に作曲され、モーツァルトに対する追悼の想いが込められているとのこと。面白かったのは、弦が対向配置に入れ替わり、管・打楽器含め、チェロ以外の全員が起立して演奏したこと。対向配置はまあハイドンだからわかるのですが、全員が起立するというのはあまり知りません。ノンヴィブラート奏法が採用され、また、わざわざ対向配置にしたことも考え合わせると、当時の演奏スタイルがそのようであって、それを再現しようとしたのでしょうかね? あるいは、この日のノンヴィブラート奏法は「歯切れがのいい」というのとは違う、凍り固まった氷柱をスカっとと送り出すような?とてもダイナミックで、なにか不思議な感じに聴こえたのですけど、そういったダイレクトな効果を狙ったもの、より音が通るようにという思惑だったのかもしれません。でも、ナンダカンダ言っても、やっぱりハイドンは楽しいなあ。

後半最初はルトスワフスキ。弦楽合奏によるバルトーク追悼の葬送曲。全員に譜面台が与えられ、つまり全員が別パートを演奏するという複雑な構成の曲。バルトークの緻密な構成力を彷彿とさせます。曲はチェロで始まり、中間部はこれが追悼曲なのかと疑うくらいスリリングなやりとりがなされ、最後はカンタさんのチェロで消え入るように終わります。

最後はハルトマン。交響曲といいつつ前曲に引き続き弦楽のみの合奏。この曲は第二次世界大戦の犠牲者に対する追悼の音楽とのこと。ユダヤ系のハルトマン自身もナチス批判を展開して不遇な時代を過ごしたそうなので、曲にこめられた思いは格別なものがあったことでしょう。3楽章からなる楽曲は事あるごとに不協和音が支配し、不安感緊張感が煽られます。

今日はハイドン以外は聴き馴染みのない現代音楽が中心でしたので、楽しげとか心地良いといった感情とは違う種類の音楽でした。面白いことは面白いのですけどね。集中して聴いていたら、はっきり言って重々しくて疲れちゃいました…(苦笑)。



オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第302回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 302nd Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2011年5月25日(水)19:00開演 Wednesday, 25 May 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:アレクサンダー・リープライヒ Alexander Liebreich, Conductor
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Abigail Young, Concertmaster

■A.ペルト Arvo Part (1935-)
 レナルトの追憶に
 For Lennart

■F.J.ハイドン Franz Joseph Haydn (1732-1809)
 交響曲 第98番 変ロ長調 Hob.I-98
 Symphony No.98 in B flat major, Hob.I-98

--- 休憩 Intermission ---

■W.ルトスワフスキ Witold Lutos?awski (1913-1994)
 葬送曲(バルトークの思い出のために)
 "Musique funebre", a la memoire de Bela Bartok

■K.A.ハルトマン Karl Amadeus Hartmann (1905-1963)
 交響曲 第4番
 Symphony No.4


【OEK定期300PH】祝・300回!!井上道義&OEK「黄金時代」オール・ショスタコーヴィチ・プログラム(2011/05/13@石川県立音楽堂コンサートホール)

IMG_2006

この日のOEK定期公演は記念すべき第300回の記念公演! ぼくがはじめてOEKの定期公演に行ったのは2006年1月の第194回定期公演で、その数ヶ月後に第200回の記念公演を迎えました。そしてそれから5年。その間、初代音楽監督の岩城さんが亡くなり、井上道義さんが次代音楽監督に就任、ぼくも定期会員になり、コンスタントにOEKに親しんできました。幸せなことです。

300回の記念公演は、井上マエストロお得意のショスタコーヴィチ! 200回の時はシェエラザードでしたが、同じロシア物でもショスタコーヴィチというのがさすが井上さんらしいひとひねりです。開演前のロビーコンサートもショスタコーヴィチの楽曲から、「弦楽四重奏のための2つの小品」。チェロの大澤さん率いるOEK弦楽メンバーによるこの演奏、実はこれがとっても素晴らしかった…! 第1曲は歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」のアリアの変奏曲「エレジー」、第2曲はこの日演奏する「黄金時代」組曲の第3曲「ポルカ」の弦楽編曲版。第1曲「エレジー」では切なく美しい旋律でしっとりと聴かせ、第2曲「ポルカ」は一転して、あちこち不規則に飛び跳ねるような奔放な曲。わずか数分の曲ですがショスタコーヴィチの溢れ出る才気が垣間見られます。

さて本番。今日はさすがに普段より編成が大きいです。まずはバレエ組曲「黄金時代」。このバレエは、西側のスポーツ大会に出場したソ連のサッカーチームが、西側の享楽的で誘惑的な策略に屈せず、見事勝利を得るという、いかにもソ連当局が好みそうな筋書き(笑)。しかしそれをあえて大真面目にエンターテインメント化することで、逆にその滑稽さが透けて見えるというか…ショスタコーヴィチのアイロニックな一面が発揮されたといえるかもしれません。井上さんは早くもノリノリ、各ソロパートの活躍も見ものでした。

次はヴァイオリン協奏曲第1番。1曲目とガラっと変わって、沈鬱で重厚な雰囲気が漂います。そんな緊張感溢れる曲を、ボリス・ベルキンさんが隙のない技巧でじっくりと演奏。第3楽章のカデンツァから第4楽章への怒涛の流れは圧巻でした。

後半は交響曲第1番。各パートの独奏が次々と出てきて、OEKメンバー個人の活躍が随所に現れます。こういった記念公演にはふさわしいですね! というか、構成の複雑さといい表現の多彩さといい、現代音楽に足を踏み入れたかのようなこの交響曲はすごいですねえ。ショスタコーヴィチ19歳の時の作品、音楽学校の卒業制作というから恐れ入ります。あらゆる要素がぎっしり詰まったのこの曲、それぞれの箇所はとっても面白いのですけど、じっくり聴き終わるとさすがにぐったりしてしまいました(苦笑)。

アンコールはチャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズで、井上さんらしく華やかに終了。本編と趣きは全く異なりますが、これでいくぶん心身がほぐれましたね(笑)。

IMG_2007

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第300回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 300th Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2011年5月13日(金)19:00開演 Friday, 13 May 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Abigail Young, Concertmaster

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 バレエ組曲「黄金時代」作品22a
 "The Golden Age", op.22a

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
 Violin Concerto No.1 in A minor, op.77
 〜ヴァイオリン:ボリス・ベルキン Boris Belkin, Violin

--- 休憩 Intermission ---

■D.ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich (1906-1975)
 交響曲 第1番 ヘ短調 作品10
 Sumphony No.1 in F minor, op.10

(アンコール Encore)
■P.I.チャイコフスキー Peter Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)
 歌劇「エフゲニー・オネーギン」 より ポロネーズ
 Opera "Eugene Onegin"



終演後は、先日行った浅野本町のモグラキッチンでお食事を。
IMG_2008IMG_2010IMG_2012



その後はガレタッソ…
IMG_2015

【LFJ金沢2011】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011 〜ウィーンのシューベルト〜 本公演第2日目(2011/05/03)

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011
〜ウィーンのシューベルト〜
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2011 - Schubert a Vienne
第2日目(2011/5/3) the 2nd day (3 May 2011)

本公演2日目!といっても、本公演3日間のうち、初日は事実上夜の1公演くらいしかないので、この日こそが実質的な開幕という感覚です。金沢駅周辺にはお客さんもたくさん訪れていましたよ!

P5034949


《公演番号 221》庄司紗矢香+ヴァシリエヴァ+ダルベルト
2011年5月3日(火)11:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Tuesday, 3 May 2011 at 11:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

ヴァイオリン:庄司紗矢香 Sayaka Shoji, Violin
チェロ:タチアナ・ヴァシリエヴァ Tatjana Vassiljeva, Cello
ピアノ:ミシェル・ダルベルト Michel Dalberto, Piano

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 D929 作品100
 Piano Trio No.2 in E-flat major, D929, op.100

この日の最初は、今回のLFJKで最も楽しみにしていた公演! 何と言っても庄司さんですからね! さらに、昨年とても気に入ったチェリストのタチアナ・ヴァシリエヴァさん、そして一昨年昨年(は少々微妙でしたが)と連続出演中のピアニスト・ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ君という強力布陣。というわけで、即完売が予想されたこの公演に関しては早々にチケット確保済みなのでした。ところが、ヌーブルジェ君が直前に来日を取りやめたため、代役としてヴェテランのミシェル・ダルベルトさんが急遽トリオに加わりました。

で、今日の本番。2階席最前列。冒頭からなにより目立つのはダルベルトさんの強い打鍵! 響きのさほどよくない邦楽ホールでも大迫力で、トリオをグイグイ引っ張ります。庄司さんとヴァシリエヴァさんは、全体的には、急遽代役に立ったヴェテランに自由に弾いていただき、ふたりしてそのフォローに回ったという印象を受けました。なので、庄司さんとヴァシリエヴァさんの音色は少々抑えられ気味。そんなダルベルトさんに同行者は憤慨しておりましたが…まあたしかに室内楽としてのバランスはいただけなかったかもしれませんね…(^^ゞ でも、第2楽章あたりはヴァシリエヴァさんの歌いあげるチェロを堪能できましたし、こうして全曲通して聴いてみると、昨日聴いた「冬の旅」にも通じるような、感傷的な気分にどっぷり浸れる名曲だということを再認識しました。


《公演番号 213》井上道義&OEK 第5交響曲・キリエ
2011年5月3日(火)14:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Tuesday, 3 May 2011 at 14:00 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
ソプラノ:森岡紘子 Hiroko Morioka, Soprano
テノール:志田雄啓 Takehiro Shida, Tenor
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
合唱:オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団 Orchestra Ensemble Kanazawa Chorus

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 交響曲 第5番 変ロ長調 D485
 Symphony No.5 in B-flat major, D485

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 キリエ ニ短調 D31 Kyrie in D minor, D31

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 キリエ ヘ長調 D66 Kyrie in F major, D66

お昼ごはんのためいったん音楽堂を離脱し、急いで帰ってきてコンサートホールへ。やはりひとつくらいは井上さん指揮OEKによる交響曲を聴きたいな、と。OEKの第5番は2009年7月に安永徹氏のリーダー&ヴァイオリンで聴きましたが(そのときの公演はCD化されてますね↓)、今回はそれ以来となります。

B003E838IGシューベルト:交響曲第5番 他
オーケストラ・アンサンブル金沢
ワーナーミュージック・ジャパン 2010-06-23

by G-Tools


3階席中央2列目。この公演は、北陸朝日放送により県内生中継されておりました。指揮の井上さんはテレビ映りを意識したか、グレーのスーツに水色のコンバースというLFJシューベルトコスプレで登場(笑)。得意顔で演奏が始まりました。この交響曲はお気に入り。モーツァルトを思わせる明るく颯爽とした古典的な曲です。でも今日の演奏はちょっと物足りない感じかなあ。全体的にもっと元気があっても良かったかも〜?

続いては、OEK合唱団のみなさんが登場してシューベルトのキリエを2つ。テノールは志田雄啓さんでしたが、3階席にはあまり声が届かない…というか、ソプラノの森岡紘子も含めてソリストの出番がほんのちょっとだけで拍子抜けしました…もったいない。しかしOEK合唱団は素晴らしかったです。真摯な心構えが伝わってきて好印象でした。

IMG_1968


《無料エリアイベント》
15:00 @シューベルティアーデ(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)
池辺晋一郎(司会・Pf)/安藤常光(Br)/大野由加(Pf)


(池辺・大野 Pf連弾)
■シューベルト:3つの軍隊行進曲 D733 作品51 より 第1番・第3番
(安藤・大野)
■シューベルト:「冬の旅」D911 作品89 より「おやすみ Gute Nacht」「溢れる涙 Wasserflut」
■シューベルト:「音楽に寄せて An die Musik」作品88-4、D547

ああ、「おやすみ」はいいですねえ。安藤常光さんのバリトンもエエ声でしたわ…

P5034906P5034907
池辺さんダジャレ連発(笑)。


P5034908
金沢駅東地下のイベント広場で、石川県高等学校選抜吹奏楽団の楽しげな演奏をちらっと。「坂の上の雲」のテーマなど。

16:00 @もてなしドーム
スキヤキ・スティール・オーケストラ


P5034912

南砺市の誇るスティール・オーケストラ。2年連続出場です! シューベルト「軍隊行進曲」「アヴェ・マリア」「楽興の時」から「島唄」「上を向いて歩こう(スキヤキ)」など。ノリノリ〜〜

P5034916P5034927
P5034936P5034945

P5034939



《公演番号 224》能舞とシューベルト
2011年5月3日(火)17:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Tuesday, 3 May 2011 at 17:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

ヴァイオリン:西澤和江 Kazue Nishizawa, Violin
チェロ:福野桂子 Keiko Fukuno, Cello
ピアノ:田島睦子 Mutsuko Tajima, Piano

■L.v.ベートーヴェン Ludwig van Beethoven
 ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調 作品11 「街の歌」
 Piano Trio No.4 in B-flat major, op.11 "Gassenhauer"


能舞:渡邊荀之助 Junnosuke Watanabe, Noh
ソプラノ:森岡紘子 Hiroko Morioka, Soprano
テノール:志田雄啓 Takehiro Shida, Tenor
ピアノ:多田聡子 Satoko Tada, Piano

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D795 より
 "Die schone Mullerin", D795

1階4列目。毎年欠かさず鑑賞している能舞とのコラボ企画。まずは地元演奏家によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲「街の歌」から。お昼の豪華トリオとは違って、こちらは全員バランスよくまとまっていました(笑)。聴いた席がよかったのかも?

お次はシューベルト「美しき水車小屋の娘」を能舞付きで。テノール、ソプラノ、女性ピアニストの全員が和装になって演奏するという、なんともインパクトのある絵面! しかもテノール・ソプラノはひな壇の上に正座して朗々と歌い上げます。この稀有な歌唱姿は必見でした(笑)。しかしそうした外観の違和感は、テノールが調子を上げてきてくるにつれ、たちまちなくなり、能舞との相性が良くなっていきました。最後に登場した老尼などは、すっかりドイツ歌曲の世界の住人のようでした。


終演後、時間が少しあいたので、音楽堂前ステージ「ホイリゲ」へ。ブラシシモ・ウィーン金管五重奏による賑やかな演奏が盛り上がっていましたよ。パフォーマンスも楽しい!

P5034956

P5034951P5034964



《公演番号 225》バッハ・コレギウム・ジャパン
2011年5月3日(火)19:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Tuesday, 3 May 2011 at 19:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

チェロ:鈴木秀美 Hidemi Suzuki, Cello
ヴァイオリン:若松夏美 Natsumi Wakamatsu, Violin
ヴィオラ:高田あずみ Azumi Takada, Viola

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D471(未完:第1楽章のみ)
 String trio No.1 in B-flat major, D471 - 1st Mov.

■L.v.ベートーヴェン Ludwig van Beethoven
 弦楽三重奏曲 第2番 ト長調 作品9-1
 String trio No.2 in G major, op.9-1

ふたたび邦楽ホールへ。2階席最前列。こちらもリチェルカーレ・コンソートという古楽アンサンブルの代役公演ですが、我が国随一の古楽アンサンブルの名門バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーが来てくれたので、まったく問題なし!逆に豪華! チェロの鈴木秀美さんを中心に、めちゃめちゃ純度の高い極上のアンサンブルを楽しみました。なんていうんですか透明感。会場に聴きに来ていたOEKチェロ奏者の大澤さんもスタンディングで大拍手。

本日はこれで打ち止め〜〜




【おまけ】

P5034966
会場で売っていたLFJKのクリームパン

P5034968
ラ・フォル・ジュルネ東京2011のマグカップ


【LFJ金沢2011】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011 〜ウィーンのシューベルト〜 本公演第1日目(2011/05/02)

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011
〜ウィーンのシューベルト〜
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2011 - Schubert a Vienne
第1日目(2011/5/2) the 1st day (2 May 2011)

いよいよ本公演が始まりました。といっても、この日は暦で言えば休日ではなく、あくまで平日。だから日中は子ども向けのスクールプログラムで、この日唯一の夜公演が本格的なLFJ金沢のはじまりといえます。で、その夜公演を聴きに行ったわけですが、スタート即いきなりクライマックスといってもいい素晴らしい内容でした。

《公演番号 113》ホルツマイアー&井上道義OEK「冬の旅」
2011年5月2日(月)20:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Monday, 2 May 2011 at 20:00 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
バリトン:ヴォルフガング・ホルツマイアー Wolfgang Holzmair, Bariton
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa

■F. シューベルト(鈴木行一編曲)
 Franz Peter Schubert / Arranged by Yukikazu Suzuki
 歌曲集「冬の旅」 D.911(バリトン・オーケストラ版)
 Winterreise D.911 for bariton and orchestra
 〜バリトン:ヴォルフガング・ホルツマイアー Wolfgang Holzmair, Bariton

シューベルト「冬の旅」。恋に破れた青年が、故郷を離れさすらいの旅に出るという歌。元々はピアノ伴奏によるバリトン歌曲ですが、今回演奏されたバリトン・オーケストラ版というのは、生前の岩城宏之さんが、バリトン歌手のヘルマン・ブライさんとOEKが共演するためにオーケストラ版の編曲を依頼したオリジナルバージョンです。なのでOEKにとっても思い出多き作品なのではないでしょうか。個人的には、「冬の旅」というのは今まで断片的にしか聴いたことがありませんでしたが、今回初めて全曲歌詞を追いながら聴くことができました。

座席は2階右バルコニー席。ホルツマイアーさんのバリトンは、テノールにかなり近く、輝かしい美声でした。失礼ながらもう結構な歳だろうけど、声が若々しいから、まさにピュアな若者の苦悩が叫ばれているようです。一途な若者が抱くような自己陶酔型のナイーブな絶望感と申しましょうか…その美声は最後まで衰えることなく、全曲が歌い通されました。過剰に深刻になるような感じでもないのに、すっかり感情が伝わってくるとは…素晴らしかったです。

*********

終演後、音楽堂前に出ていくと、エーデルワイス・カペレのみなさんによるアルザス民族音楽の無料公演が行われていました。

IMG_1965

この音楽堂前のステージは、「ホイリゲ」(オーストリア東部のワイン酒場の呼び名)と名付けられているとのこと。会期中の祝祭感をより楽しげに演出してくれることでしょう。この日はその後、さっそくブラシシモ・ウィーン金管五重奏による賑やかな演奏が繰り広げられていました。

【OEK定期299PH】安永徹と共に スプリング・コンチェルト(2011/4/22@石川県立音楽堂コンサートホール)

この日のOEK定期公演は、おなじみのベルリン・フィル元コンサートマスター・安永徹さんの弾き振りによる、3つの協奏曲とハイドン。安永さんらしい興味深いプログラムです。プレコンサートは、この4月からOEKに加わった3名の新入楽員さんが担当(終わりかけの頃に到着したので演奏曲不明)。演奏後、本日共演する安永さんの印象と、今後のOEK楽員としての抱負を語っていました。

コンサート前半は、モーツァルトの2台ピアノのための協奏曲。こちらもおなじみ、安永徹夫人の市野あゆみさんがファースト、お初にお目にかかります神永睦子さんがセカンドを務めます。楽しい2台ピアノの掛け合いは、市野さんが終始リードして進んでいる感じ。神永さんが市野さんの音を注意深く聴いているさまがとって見れました。モーツァルトのキラキラしたきれいな音がとてもここちよく、2台ピアノとOEKが融け込むような美しさ。この曲を生演奏で聴くのはじつは二度目なのですが(2006年7月の天沼指揮OEK定期公演の児玉姉妹が最初)、そのときと同様、今回も気持ちよすぎてついうとうとと…(苦笑)。

後半はヴィヴァルディから。4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲。わあ、これは楽しかったなあ。弦楽アンサンブルの魅力に溢れた協奏交響曲でした。ソリストは安永さんと、コンマスのブレンディスさん、セカンドの首席江原さんと副首席のヒューズさん、そしてチェロ首席のカンタさん。OEK自慢の弦楽プレイヤーのみなさんの競演は、それぞれの音色の個性も楽しめて面白かったです。たとえばブレンディスさんは正確無比、江原さんのヴァイオリンはぱっと花が咲いたよう。そして安永さんの音がやはり最も印象的でした。いちばんのヴェテランではありますが、いちばん音色が若々しい! 躍動的でときに激しく…その華麗なプレイで他のソリストを、そしてオケを堂々と引っ張っていました。

次はウェーベルンの小曲。ウェーベルンといえば新ウィーン楽派、前衛的な音楽かと一瞬警戒(苦笑)してしまいますが、この曲は予想外にもろロマン派的。哀愁漂う切ない旋律は、映画のクライマックスシーンに使えそうなドラマチックなものでした。なんか同じような感覚を味わったことがあるなあと思って調べてみたところ、2009年9月の「もっとカンタービレ」でこの曲を弦楽四重奏にて聴いていたのでした。

最後はハイドンの「オックスフォード」交響曲。安永さん&OEKのハイドンは最高ですね! この日ぼく自身が(勝手に)発見した安永さんの若々しく華やかな音色は、様式美のなかにきらりと光るハイドンならではの明るいエンターテインメント性に通じるところがあるような気がします。この日の「オックスフォード」でも、第1楽章の優雅な序奏から快活へ転じる流れだとか、第4楽章での疾走とふわりとした間などは、まさに緩急自在。ウキウキするようなハイドンを聴くことができました。要所要所でバロックティンパニがかっこよく締めてくれるのも効果的でした。

アンコールは、メンデルスゾーンの「弦楽のための交響曲第10番」。安永さんのときは恒例となった弦楽合奏ですが、たいへん充実した名曲。天才・メンデルスゾーンの才気溢れる曲を、安永さんとOEKが華麗に、しかし丁寧に奏でました。というわけで(前半は少々おやすみしてしまったものの…苦笑)、安永さんの偉大さ、OEKとの相性の良さを再確認した音楽会でした。

IMG_1932


オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第299回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 299th Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2011年4月22日(金)19:00開演 Fridat, 22 April 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
リーダー&ヴァイオリン:安永徹 Toru Yasunaga. Leader and Violin
コンサート・マスター:サイモン・ブレンディス Concertmaster: Simon Blendis

■W.A.モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
 ピアノ協奏曲 第10番 変ホ長調 K.365(316a)(2台のピアノのための)
 Concerto for 2 Pianos and Orchestra in E flat major, K.365 (316a)

〜ピアノ:市野あゆみ、神永睦子 Ayumi Ichino and Atsuko Kaminaga, Piano

--- 休憩 Intermission ---

■A. ヴィヴァルディ Antonio Lucio Vivaldi (1678-1741)
 4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 作品3-10
 (合奏協奏曲集「調和の霊感」より)
 Concerto for 4 violins, Cello and Strings in B minor, Op.3-10
 (from L'estro armonico, Op.3)

〜ヴァイオリン:サイモン・ブレンディス、江原千絵、ヴォーン・ヒューズ
 Simon Blendis, Chie Ebara and Vaughan Hughes, Violin
〜チェロ:ルドヴィート・カンタ
 Ludovit Kanta, Violincello

■A.ウェーベルン A. Webern (1883-1945)
 弦楽四重奏曲 より 緩徐楽章
 Langsamer Satz

■F.J.ハイドン Franz Joseph Haydn (1732-1809)
 交響曲 第92番 ト長調 Hob.I-92 「オックスフォード」
 Symphony No.92 in G major, Hob.I-92 "Oxford"

(アンコール Encore)
■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 弦楽のための交響曲 第10番 ロ短調
 Sinfonia for strings No.10 in B minor

仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎えて〜大震災からの復興支援コンサート(2011/4/18@石川県立音楽堂)

東日本を襲った未曾有の大震災。仙台を本拠地とする仙台フィルハーモニー管弦楽団も、ホールの損壊などにより活動の休止を余儀なくされました。被災地でようやく室内楽などの活動を開始したとのことです。4年前の能登半島地震の際、石川県民は全国から物心両面にわたる多大な支援をいただきました。そこでオーケストラ・アンサンブル金沢としても、今回の大災害に対して何らかのかたちで支援したいと考え、それはやはり音楽を通した支援ではないかと。というわけで、大編成での演奏機会が困難になった仙台フィルを当地金沢に迎え、復興支援のチャリティコンサートが盛大におこなわれることになりました。仙台フィルの皆さんは、仙台からバス3台に分乗して金沢へ。その交通費や宿泊費も含めて、コンサートの収益はすべて仙台フィルのみなさんに贈られます。その趣旨におおいに賛同し、石川県立音楽堂へ行ってきました。

プレコンサートは、上田智子さんのハープ、そして堺洋子さんのピアノと筒井裕朗さんのサキソフォン演奏。筒井さんは福島にお母様が在住しており、ご本人も震災当時現地にいて被災したそうです。そんな筒井さんの思いとともに「ラプソディ・イン・ブルー」から「見上げてごらん夜の星を」。この日は全席自由席で、2階の前から3列目あたりを確保し開演を待ちます。

まずは仙台フィルとOEKの弦楽奏者全員によるバッハ「G線上のアリア」の献奏。リーダーはOEKでの客演でおなじみ、ベルリンフィルの元コンサートマスター・安永徹さんです。その後のトークでもおっしゃっていましたが、総勢60人もの大人数によるアリアの弦楽合奏は経験がないと。しかしその弦楽の厚みは、透明な純度と奇跡的に両立し、静謐で荘厳な鎮魂の思いを伝えていました。思わず何かこう、すでに涙が浮かんできてしまいましたよ…

弦楽奏者のみなさんがいったん退場した後、あらためてOEKと仙台フィルの面々がステージに揃いました。そこへマエストロ井上さんが勢い良く登場、舞台中央に着くや否や指揮棒が振り下ろされ、快活な音楽が始まりました。グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲! その激しく猛烈なスピードに思わずぶわっと鳥肌が立ちました。復興に立ち向かう確固たる意志を示すかのような、強靭な音楽の力…! 

あっという間に1曲目が終わりました。と、会場内にピーーっという弱い電子音が。どうやら最前列のおじさんの補聴器の警告音のようでしたが、なんと井上マエストロが壇上から飛び降り、「おじさん、これだこれ」と言いながら自ら補聴器を操作して不調を解消、再度よっこいしょとステージによじ登り、何事もなかったように次の曲の準備に移りました。この一見泥臭いけどとてもスマートな対処法、井上さんらしいなあ。それにしても、井上さんも自身の公式サイト言及してたけど、こういう耳の不自由な人までもが今回の音楽会を「聴きに」駆けつけるというのはとても尊い事実だと思うのです。

ここからは仙台フィルによる演奏。指揮は仙台フィル正指揮者の山下一史さんです。曲はシューベルト「ロザムンデ」間奏曲の第1番と第3番。第1番の方はあまりなじみのない曲でしたが、第3番はアンコールピースとして聴く機会が多い曲。しっとり切なく終わるというイメージなのですが、今回の演奏はどことなく明るくおおらかで、締めというよりは、ひと休み的なニュアンス。曲順にふさわしかったと思います。

続いては、シベリウス「フィンランディア」。帝政ロシアの圧政に苦しむフィンランドが祖国の解放を願う愛国の曲であり、まさに被災地の方々が、困難に直面した自分たちの故郷を想う気持ちに重ね合わせるような曲であります。果たして、その演奏は強く心情に訴えるものでした。暗く重苦しい低音ではじまる序奏は現在の暗鬱たる惨状を連想させ、やがて明るく響く力強い金管は、絶望の淵から復活へ向かって勇気を奮い立たせます。そしてフィンランディア賛歌の美しい旋律。希望の光が射し込んでくるようです。仙台フィルの演奏はとても巧く活き活きとしており、特に、歯切れのいいティンパニや、叫ぶが如き金管は魂がこもっていて実に感動的…! 山下マエストロの闊達な指揮でいっそう勢いがついたようでした。

後半は仙台フィルにOEKが加わり、ふたたび大編成となりました。井上マエストロの指揮でドヴォルザーク「新世界より」。これがまたとってもよかった…! なかなかOEKの編成では聴くことのできない不滅の名曲。やや大げさめにつけられたテンポや強弱のメリハリが、いまの気分にはじつに心地よく、とりわけ第2楽章の心に染みること…。井上さんの導きにより、演奏者がそれぞれ精神を解き放ち、その感情を素直に叩きつけるような、しかし決して雑になるようなことはなく、集中力と緊張感を保った演奏。感情が溢れ、気迫のこもった、魂を揺すぶられる熱演だったと思います。
 
アンコールは大河ドラマ「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」のテーマ「颯流」。OEKの公演ではたびたび演奏される曲です。でも仙台フィルとの共演でなぜわざわざ金沢の曲を…? と当初は不思議に思いましたが、やがてピンと来ました。案の定、アンコールはもう1曲ありました。金沢を舞台とした大河ドラマがきたら、当然次は仙台…そう、「独眼竜政宗」です! 指揮者が山下さんに交替し、華々しくテーマ曲の演奏が始まりました。「独眼竜政宗」は大河ドラマとしても1、2を争う好きな作品だし、テーマ曲自体も勇壮重厚で大好きだったのですよ…! それを地元仙台フィルと我らがOEKの共演で聴けるなんて…!大編成の大迫力で聴く金沢・仙台の大河ドラマテーマ曲競演におおいに満足しました。

IMG_1931


終演後は万雷の拍手! カーテンコールが繰り返され、金沢では非常に珍しいスタンディングオベーションが起こりました。団員さんたちが舞台袖に退いた後も、拍手は鳴り止みません。やがて仙台フィルのみなさんが手を振りながら壇上に戻って来られ、ふたたび温かい拍手が送られました。山下マエストロの力強いご挨拶。「今日は金沢のみなさんに元気をもらいました! この元気をもったまま…早く仙台に帰りたいです!(笑)」「そして、また金沢に戻ってきたいと思います!」

フィンランディアとか新世界とか、学生オケの定期演奏会や地方メディア主催演奏会が好みそうな派手なプログラムでありましたが、こういうふうに心の交流を全面に出したいときには、まったくふさわしい選曲だったと思います。元気がみなぎり、勇気とパワーが沸いてくる気がします。応援する側が泣いてはいけないのだけど、じつに感動的で有意義な、素敵な素敵な音楽会を経験できました。


仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎えて
大震災からの復興支援コンサート
Sendai Philharmonic Orchestra × Orchestra Ensemble Kanazawa

日時:2011年4月18日(日)19:00開演 Monday, 18 April 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:山下一史 Kazufumi Yamashita, Conductor
   井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
リーダー&ヴァイオリン:安永徹 Toru Yasunaga. Leader and Violin
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団 Sendai Philharmonic Orchestra [SPO]
    オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa [OEK]
コンサート・マスター:伝田正秀(SPO) Masahide Denda (SPO), Concertmaster
           サイモン・ブレンディス(OEK) Simon Blendis (OEK), Concertmaster


《献奏(弦楽合奏)SPO&OEK》
■J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
 管弦楽組曲 第3番 BWV1068 ニ長調 「エア」
 Orchestral Suites No.3 in D major, BWV1068 "Air"

〜リーダー&ヴァイオリン:安永徹 Toru Yasunaga, Leader and Violin》


《OEK&SPO》
■M.グリンカ Mikhail Glinka (1804-1857)
 歌劇「ルスランとリュドミラ」より 序曲
 "Ruslan and Lyudmila" Overture

〜指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
〜コンサート・マスター:サイモン・ブレンディス(OEK) Simon Blendis (OEK), Concertmaster


《SPO》
■F.シューベルト  Franz Schubert (1797-1828)
 劇音楽「ロザムンデ」より 間奏曲 第1番・第3番
 "Rosamunde" Intermezzo No.1, 3

■J.シベリウス  Jean Sibelius (1865-1957)
 交響詩「フィンランディア」 作品26
 Ton-poem "Finlandia" Op.26

〜指揮:山下一史 Kazufumi Yamashita, Conductor
〜コンサート・マスター:伝田正秀(SPO) Masahide Denda (SPO), Concertmaster


----- 休憩 Intermission -----


《SPO&OEK》
■A.ドヴォルザーク Antonin Dvořak (1841-1904)
 交響曲 第9番 ホ短調 「新世界より」 作品95
 Symphony No.9 in E minor "From the Ner World" op.95

〜指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
〜コンサート・マスター:伝田正秀(SPO) Masahide Denda (SPO), Concertmaster


(アンコール Encore)
《OEK&SPO》
■渡辺俊幸 Toshiyuki Watanabe (1955-)
 NHK大河ドラマ「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」 より メインテーマ「颯流」
 NHK Taiga-Drama"Toshiie to Matsu - Kaga Hyakumangoku Monogatari" - Main Thema "SouRyu"
〜指揮:井上道義 Michiyoshi Inoue, Conductor
〜コンサート・マスター:サイモン・ブレンディス(OEK) Simon Blendis (OEK), Concertmaster

《SPO&OEK》
■池辺晋一郎 Shinichiro Ikebe (1943-)
 NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」 より メインテーマ
 NHK Taiga-Drama"Dokuganryu Masamune" - Main Thema
〜指揮:山下一史 Kazufumi Yamashita, Conductor
〜コンサート・マスター:伝田正秀(SPO) Masahide Denda (SPO), Concertmaster


第10回北陸新人登竜門コンサート with 井上道義&OEK(2011/4/17@石川県立音楽堂)

北陸3県縁故の若手有望音楽家がOEKと共演する北陸新人登竜門コンサート。もうすっかり毎年恒例といった感じですね。今年はピアノ部門ですので、舞台もいっそう華やかなものとなりました。

まずは大野真理子さんによるシューマン。これはカッコイイ楽曲ですよね。少々オケと合ってないところもあったような気もしますが、情感豊かな堂々たる演奏でした。第3楽章ではオケとのバランスの点も改善された気がします。
 
続いて前垣内美帆さんによるモーツァルト。この人のピアノは音が綺麗ですね。オケにもよくなじんでいて、モーツァルトにぴったりです。いい意味で眠たくなるような(失礼?)透明感のある上品な演奏でした。

後半に登場するのは相良容子さんです。北陸新人登竜門コンサートの前身「石川県新人登竜門コンサート」に出演経験のある田島睦子さんをゲストに迎えて、プーランクの2台ピアノ協奏曲が演奏されました。…この曲は面白い! 初めて聴く曲だったのですが、冒頭からすっかり惹き込まれました。相良さんのピアノはたいへん輝かしく、田島さんの打鍵は打楽器と相乗効果を発揮して心地よいリズムを刻みます。オケの配置も独特で、向かい合わせの2台ピアノの上手側前列に木管楽器を配置、楽しい旋律が前面からスカッと聴こえます。ピアノ裏のセンターにはヴィオラ、その奥のほうにはチェロと金管がずらりと並びオケをパワフルに支えます。近代フランスっぽいキラキラした華やかな楽曲に、指揮する井上さんも楽しそう…!もちろん聴き手のぼくも気分ノリノリでありました。 

素敵な若手ピアニストとともに、なんとも魅力的な楽曲にも出会えた楽しい音楽会でした。



オーケストラ・アンサンブル金沢
第10回北陸新人登竜門コンサート【ピアノ部門】

日時:2011年4月17日(日)15:00開演
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:井上道義 Conductor: Michiyoshi Inoue
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサート・マスター:サイモン・ブレンディス Concertmaster: Simon Blendis

《ピアノ:大野真理子 Mariko Ohno, Piano》
■R.シューマン Robert Schumann (1810-1856)
 ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
 Piano Concerto in A minor, op.54

《ピアノ:前垣内美帆 Miho Maegaito, Piano》
■W.A.モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
 ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
 Piano Concerto No.25 in C major, K.503

----- 休憩 Intermission -----

《ピアノ:相良容子・田島睦子(ゲスト) Yoko Sagara/Mutsuko Tajima(guest), Piano》
■F.プーランク Francis Poulenc (1899-1963)
 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調
 Concerto for two pianos and orchesra in D minor

Archives
Categories
記事検索
Recent Comments
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Profile

quackey

♪体は40(以上)〜
♪でもハートは中2さ〜
quackeyは、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)と中日ドラゴンズとナインティナインさんを応援しています!
いちおう金沢検定中級保持者です。

「ワチャゴナ!」
ブログ名「ワチャゴナ!」の由来は、ナイナイさんも大好きな知念里奈さんの「DO-DO FOR ME」です!
♪ワチャゴナドゥーフォーミー!

Passage〜Best Collection〜
Passage〜Best Collection〜
知念里奈
twitter




あわせて読みたい
  • ライブドアブログ