Santa Rosaから見える新Mac

MacRumors.com経由TG Dailyの情報筋からの話として、Intel の次世代モバイルプラットフォームである「Santa Rosa（コードネーム）」を5月にリリースする予定のようだとレポートしていると伝えています。

Santa Rosaは、CPU、チップセット、無線LANモジュールの3つをあわせたノートPC向けプラットフォームの総称です。

現行のNapaプラットフォームは32bitアキクテクチャーYonah（Core Duo/Solo）用に開発されたものですが、Santa Rosaは、64bitアキクテクチャーMerom（Core 2 Duo）用のプラットフォームです。

このSanta Rosaの特徴を列挙すると

* CPUはMeromコアの「Core 2 Duo」
* チップセットはCrestline（コードネーム）＋ICH 8（現行はCalistoga＋ICH 7）
* FSBは800MHzに高速化（現行Napaは667MHz）
* 無線LANモジュールはIEEE 802.11n対応の「Kedron」（コードネーム）
* CrestlineでCPU間通信やスリープ状態での省電力機能を強化
* Crestlineのグラフィックスコアは3D描画機能機能を大幅に強化
* WiMAX通信モジュールをオプションで提供
* ディスクキャッシュのNANDメモリモジュール「Robson」をオプションで提供

以上のようになるのですが、私の分かってる範囲で補足すれば

Napaプラットフォーム用のCore2Duo(FSB)は667MHzでCore Duo/SoloYonahと同じになっているのですが、Santa Rosaプラットフォーム用Core2Duo(FSB)は800MHzに引き上げられ、TDPも35Wとは別に42Wまで熱設計消費電力を拡張することが出来ます。

ビデオメモリ最大で128MBまでから、Crestlineでは256MBまで割り当てることが可能になり、その上Crestlineの標準パッケージサイズは、10%も小さくなるといわれています。

MacBook ProやMacBookは最大メモリー容量は、3GB（1GB+2GB）となってますが、これはNapaの制限からきてるものなので、Santa Rosaに変われば4GB（2GB+2GB）以上のメモリーにも対応でき「デュアルチャンネルメモリ」の恩恵を受ける事もできます。

Mobile MacやMacBookの情報が色々ありますが、Mac miniやMacBook Proも含め投入時期的な違いはあっても新しいMacには、当然Santa Rosaプラットフォームに変更になると思われます。

個人的には、Appleは、Santa Rosaプラットフォームに変更とともに新デザインの新しい筐体を投入してくると推測していたのですが...

待ちに待ったSanta Rosaの情報ですが、噂では3月と言われていたので、そのつもりでいたのですが５月ですか...この情報が事実なら新しいMacの登場は5月以降ということになりそうですね（悲）