マシュラン外伝~MACHELIN GAIDEN~

拙者は食べ歩き、飲み歩きが好きで本家ブログ「大阪食べ歩きガイド・マシュラン」を開設していますが、食べ歩きには「旅」も付き物です。

好きな鉄道旅行を中心に、飲食店レビュー以外のネタをこの分家ブログで綴っていきます。

生野銀山を探索する

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生野銀山探検。
始まりはJR大阪駅から。

最寄り駅は播但線・生野駅ということになろうが、駅からのアクセスが悪いため、
福知山まで行き、そこからレンタカーで移動することにした。

お、珍しい団体列車。

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団体列車は、緑色単一塗装の117系。
乗車するは、某新興宗教団体のご一行。

しかし、センスのない塗装。
金がないのか、やる気がないのか、東京駅でこんな車両走りませんで・・・。

団体・臨時限定じゃなく、湖西線などで立派に現役だからなあ、JR西では・・・。

さて、団体を見送った後は、特急こうのとりの入線を待つばかり。
当然、新しい287系が来るんだろう。

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381系だよ・・・。
特急くろしおから北近畿方面に転用された381系。

制御できない自然振子機構だから、直線区間でも無駄に揺れる。
周りでは、くろしおではなく「げろしお」と呼んでいた。
だって、吐くもの。

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この辺りは、貴重な国鉄的洗面台を体感できるので貴重か。

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今となっては座り心地の悪いシート。

今回、久しぶりに381系に乗ったが、げろしおっぷりを堪能できた。

ロングレールが多い区間では、まだ大きな問題は感じなかった。
神戸線(東海道本線)の大阪~尼崎、宝塚線(福知山線)の尼崎~篠山口。

が、単線となり通常の継ぎ目ばかりとなる篠山口以北は、継ぎ目の度に揺れ、
ポイント(分岐器)通過時の揺れはもう半端ではなかった。

頼むから全廃してくれ、こんなボロ車両・・・。

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さて、福知山駅から快適なドライブを経て生野銀山へ。

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緑溢れる素晴らしい風景。

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滝もあり、鉱山云々の前に景色として美しい。

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フランス人鉱山師兼鉱学講師のジャン・フランソワ・コワニエ。
明治政府のお雇い外国人第1号。

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平安初期の開坑と伝えられるが、本格的な開発は戦国時代に入ってから。
但馬守護職の山名祐豊が石見銀山から技術を導入して採掘を始めたのだ。

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さあ、いざ坑道へ。

山名氏が衰退した後は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の直轄鉱山となり、
江戸幕府では生野代官が設置され、明治政府も直轄運営鉱山として採掘を続けた。

明治29(1896)年、生野鉱山は三菱合資会社に払い下げられる。
そして、品質の悪化、採掘コスト高騰などにより、昭和48(1973)年に閉山した。

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坑内は年間を通じて13度。

かなり暑い日だったが、入った瞬間「寒っ」と叫んだほど。
夏はここで寝たいなあ。

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江戸時代はこうやって風を送り込んでいたらしい。

ただでさえ狭い坑道。
そこを掘っているわけだから、騒音、粉塵含め地獄の環境だっただろう。

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当初は、坑夫がノミ1本で手掘りしていたらしい。

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もはや拷問というべき労働環境。

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いつも私が暑いやしんどい、などと愚痴るのは罰当たりかもしれない。

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年間通じて13度。
坑内にはワインや日本酒が保存してあった。

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壁も天井も水が染み出しているあたり、鉱山のリアルさを感じる。

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鉱山を支える様々な工夫。

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時代が下ると、手掘りを脱却し、様々な機械が導入された。

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運搬も手押しからモーター付きのトロッコに。

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ノミから、ストーパーやドリルに。

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ダイナマイトで発破し、一気に。

といっても、過酷な作業環境であることに変わりはない。
騒音、粉塵、振動、想像に絶する。

だいたい、ヘルメットライトが開発されてから、作業時間が延ばされたという。

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それにしても涼しく、観光する分には快適だ。

汗っかきの私が一滴も汗をかかない奇跡。

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太閤水。
豊臣秀吉がこの地を訪れた際、この水を飲んだ感動したとか。

今は飲めません・・・。

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シャバに通じる道。

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スゴイなあ・・・。

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佐渡送り、が厳罰だった理由がなんとなく分かる。

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江戸時代、女性も鉱山作業に携わっていた。

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夫婦で、ということだったらしい。

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唯一の安息。

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籠や水があるとすぐ小銭を投げる阿呆が多いのが、
現代日本の特徴。

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出口へつながる道には、トロッコの線路跡。

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外の景色は美しいが、暑い・・・。

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吹屋資料館。
江戸時代の精錬過程が展示されている。

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こっちはこっちで大変だ。

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しかし、何故にマネキンが外人?

子供の目がめっさ怖いんですが・・・。

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鉱山資料館。

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色々展示してあって面白いのだが、なにせクーラーがないのがきつい。

坑内が快適だっただけに、耐えられない。
って、坑夫の苦労を見て我が身を戒めたばかりなのに・・・。

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三菱っすね~。

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江戸時代の坑道模型。

まさに、アリの巣のように坑道が張り巡らされている。

最下層で働く人、行くも帰るも大変・・・。

いやあ、生野銀山。
素晴らしいスポットです、感動しました。

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さあ、福知山から大阪へ帰りましょう。

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今度こそ、287系で頼むね。

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また、お前か・・・。

保津川を下る

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トロッコ亀岡駅に到着した我々は、乗船場へ。

正直、保津川下りってここまで人気があるとは思ってもみなかった。

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予約の団体客、個人客で溢れかえっていた。

雨が降って、小寒い気温だったので、
レインコートを買って万全の態勢。

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こういう船に乗るのは初めてだから、心が浮き立って仕方がない。

気分は大きく、厳島で陶晴賢を急襲した毛利元就。
あっちは海だけど・・・。

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いざという時に備えて、全員非常用浮き輪を装着する。
紐を引っ張れば圧縮空気で膨らむというやつだ。

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いい風景だなあ。

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川の流れのように~。
穏やかに~、この身を任せていたい~。

AKB48と同じ作詞家とは思えない・・・。

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併走するトロッコ列車が時々目に入る。

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なんとも風情ある嵯峨野観光鉄道嵯峨野線の線路。
つまり、旧山陰本線。

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流れが急なところでは、船は速度を増し、縦に揺れ、
いささかの迫力を味わえる。

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見所見所では、船頭たちの説明が入る。

というか、舟を漕ぐという重労働をこなしながら、
この船頭たちは見事な口上で乗船客を盛り上げる。

時には観光ガイドとして、時には客いじりの芸人として。
まあ、それは見事なもので。

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美しい景色だ。

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トロッコ列車がまた駆け抜ける。

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5箇所ぐらい、現・山陰本線の橋梁と交差する。

保津川沿いを縫うように走った旧山陰本線。
京都から園部まで複線(電化は城崎温泉まで)化された現山陰本線。

な~んか、いいですな。

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トロッコの線路では猿が遊ぶ。

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川鵜もいた。

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珍しい橋梁上の高架駅・山陰本線保津峡駅。

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まだまだ続く川下り。

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唯一交差するトロッコ列車の橋梁。

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さすが、旧山陰本線。
味があります。

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巧に船を操る船頭たちがかっこいい。

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花粉症の季節は大変な人も多かろう。

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しかし、京都市内からさほど遠くない場所で、この景色。
京都には敵わないなあ、とまたも大阪人として嫉妬する。

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終盤になると、売店船が横付けしてくる。

凄いなあ。
川の上で待機して、酒やおでんや団子を用意してるんだからなあ。

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紅葉の季節に来てみたい。

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2時間弱のたっぷりの川下り。
外国人観光客にも人気になるのは分かる。

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下船すると、眼前には渡月橋。

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いい橋です。

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ついでに、竹林の小径。

京都はすげえな。











嵯峨野トロッコ列車に乗る

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一度は乗ってみたかったトロッコ列車。

JR京都駅から嵯峨野線(山陰本線)に乗り、嵯峨嵐山駅へ。

東海道本線に比べて本数が少ないのもあるのかもしれないが、
嵯峨野線普通列車の混雑に辟易・・・。

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これがJR嵯峨嵐山駅。

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そして、これが嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線のトロッコ嵯峨駅。

嵯峨野観光鉄道は、山陰本線が電化・複線化で切り替えられた、
旧線を観光鉄道として活用したもの。

なお、嵯峨野観光鉄道はJR西日本の完全子会社。

本来廃線とすべき旧線を有効活用した代表的成功例といえるだろう。

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ミニ鉄道博物館のような施設を併設している駅舎はなかなか楽しい。

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トロッコ列車を牽引するは、DE10形ディーゼル機関車。
もっとも、トロッコ嵯峨発トロッコ亀岡行きだと「押す」ことになる。

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日本屈指の人気観光列車である。
観光シーズンでは、予約しないとまあ乗れないだろう。

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客車は、トキ25000形無蓋貨車の改造車5両編成。

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機関車の後ろに連結されているSK300形以外は
屋根があり、開閉式の窓がある。

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側板、床板も素通しのSK300形。

開放的というか、走行時の音が物凄い。
というか、この日は寒かった・・・。

なお、この車両だけ雨天時は乗車できないため、
指定券の前売りを受け付けていない。

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シートはかっちこち・・・。

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亀岡寄りのSK200形には運転台がある。
ここに運転士が乗車し、ディーゼル機関車を遠隔制御する。

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メカニカルな運転台がいいですなあ。
最近の車両はスマートになり過ぎて、若干味気ない。

タッチパネルを含むディスプレイが並び、
運転操作は左手ワンハンドルマスコンなんて寂しいよ。

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トロッコ嵯峨を出発すると、しばらくは山陰本線と併走する。
というか、一部線路を共用している。

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旧線が残され、そして人気を博しているのはこの景色も大きいだろう。

何せ保津川にぴっちり寄って走る線路だ。
桜や紅葉の季節には、たまらないトレインビューとなるだろう。

実に楽しい鉄道旅。

激しい走行音。
そして、貨車改造のため、振動も半端ではない。

緻密に保線され、ロングレール化した幹線。
台車や車体に注ぎ込まれた技術。

静かに、快適に走る現代鉄道と対極にある音と揺れ。

たまには、いいもの。

そして、続いては保津川を下り、川からトロッコを見上げるのだ。
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