2025年6月28日町田市つくし野コミュニティーセンターホールにて開催いたしましたオーディオサークル町 田オフ会の報告です。
開催時間は午後(13:00~17:00)でした。20名の方に参加していただきました。
会場での発表者の説明の音声と配布資料及び事前のメールによるテーマ説明を生成AIで整理した結果を編集しております。
今回は7名の方から以下のテーマで発表して頂きました。
1. 森@大和市さん
フィリップス製TDA1552qアンプ
発表概要
森氏の発表は、フィリップ社製TDA1552qを用いた自作アナログトランジスタアンプの音響評価です。ジャズ、ロック、クラシック、ボーカルなど多様な音源
を試聴し、臨場感、楽器の響き、音質変化を詳細に検証しました。特にチェロやトランペットの音域におけるアンプ特性や、高音域の表現に焦点を当てた評価が行わ
れました。
2. 高間@品川さん
SONY VFET使用SEPP OTLアンプ
発表概要
発表資料
高間氏は、入手困難なデプレッションモードPch
VerticalFET「2SJ18」を用いたSEPPアンプを低コストで製作しました。金田式アンプの回路をオマージュし、サーボ回路でバイアス電流を制御することで安
定性を確保。周波数特性は広くフラットで、ダンピングファクターは半導体と真空管の中間的な特性を示し、ユニークな音質を実現しています。
3. 最上@町田さん
6BM8 PPアンプ
発表概要
発表資料
藤本真一氏設計の6BM8プッシュプル・パワーアンプは、昭和40年代の雰囲気を再現し、6BM8の5極管接続で「力いっぱい鳴らす」ことを試みました。カ
ソード電圧利用のヒーターバイアスや無調整自己バイアスが特徴です。自宅では良好な音質でしたが、発表の場では現代曲との相性が課題となり、今後は3極管接続
も検討されています。
4. 石田@北柏さん
ダイソースピーカー4個使い2Wayスピーカー
発表概要
発表資料
石田隆氏の「大創 USB スピーカ+ND140 2Way スピーカ」は、ダイソー製USBスピーカー4個とDayton
Audio製ウーファーを組み合わせたシステムです。水平指向性の改善と歪み低減のため4ユニット構成を採用し、バイアンプ駆動されています。中華製DACとアンプを使用
し、無指向性という特性に焦点を当てた設計が特徴です。
5. 小高@練馬さん
サラウンド音源再生
発表概要
小高氏の発表は、多チャンネルサラウンドサウンド、特に近年の録音における課題と擬似サラウンドの問題に焦点を当てています。5.1ch録音の制約や、擬似サ
ラウンド録音の不明瞭さについて言及し、MJQやノラ・ジョーンズなどの具体的な楽曲例を用いて音響効果を解説しました。モノラル音源を5.1ch化した際の
定位の不明瞭さも指摘しています。
6. 堀@大田区さん
中華アンプ
発表概要
発表資料
堀敏夫氏は、神本氏提供の基板を基に、PC電源4個で軽量化(2.2kg)した「中華アンプ」を製作しました。強制空冷とカスタム設計のポップノイズ防止回路
を搭載し、入力インピーダンスを改善。最大出力50Wで、回路図と部品選定の課題を克服し、小型高出力アンプを実現した点が特徴です。
7. 遠藤@みなみ野さん
RCA 801A SE アンプ
発表概要
発表資料
遠藤氏は、入手した801A真空管でシングルアンプ製作を3度試行錯誤し、特に音質の癖に苦労しました。最終的に塩田春樹氏の回路を参考に、350V
50mAのA2動作で約7Wの出力を達成しました。高出力と良好な聴感を得られましたが、NFB調整や定電流ダイオードの選別に課題が残っています。
次回の予定
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
次回は、7月26日町田市つくし野コミュニティーセンターホールで開催します。