ひろしま街がたり

広島の街が大好きな名もなき個人の、広島がもっともっと素敵な街になってもらいたいと願った妄想の記録です。。。

" コーヒーの香りの中に、広島の街の姿が見えてくる、かも。。。”



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13杯目 『喫茶さえき

久しぶりに会う知人とのひと時。
彼は、社会人でありながら、現在、大学の修士課程の授業を受けていて、オニのような夏休みの宿題が一段落したということで、ちょっと一服。
仕事柄フィールドワーク的な活動を得意としている彼ですが、アカデミックな世界はやはり象牙の塔内での研究に主眼が置かれる点もあり、ちょっと戸惑っているとのこと。
(中には、色鉛筆240色の名前の由来を研究している人など多士済々だそうです)
考えてみれば、この「カフェがたり」もフィールドワーク的なところもある(?)ので(ワークとも言えないのですが)、アカデミックな「カフェがたり」ってどんなもんだろうって考えると、まったく想像は及びませんが、何だかちょっと楽しそうな気分になりました。
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【こだわり】
こだわりは、”オーガニック”。よって、「オーガニックコーヒー」。
創業は40年以上前ですが、7年前に2代目になって、そんな新しいこだわりの店としてリニューアル。オーガニックな食材なども販売されています。
昔の店を知っている知人は、
「壁は以前と変わってないけど、テーブルなどゆったりとしてオープンな雰囲気になってるね」と。
以前、”カフェの寿命”なんて妙なことについて考え、それは常連さんとともあるのかも、と至極当たり前のようなことを記しました。
でも、片や ”継承” や”リニューアル”という形態もあるわけで、それは、” 延命 ”なのか” 生まれ変わり ”なのか、はたまた "新店(店名変更)”とどう違うのか、そして、そこで世代間の個々の ”こだわり”との折り合いをどうつけるのか、なんて、さらなる妙なことが頭に浮かんできたのでした。。。
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【スイーツ】
今回は「チョコケーキ」!
卵や乳製品など使わず、カシューナッツとデーツで甘みをつけ、非加熱で作ったそうです。
こんな気遣いのスイーツを見ていると、ふと、自らヘンな化学物質をじゅるじゅると分泌してそうな、ええ加減くたびれたオジサンにはもったいないような気がしてきました。。。
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ごちそうさまでした!


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 ★『広島の木工職人(著:番匠谷薫、海青社、2020)

宮島杓子、廿日市けん玉、松永下駄、府中桐箱、戸河内刳物など、広島県の木工についてまとめた貴重な本です。


【寝ごと雑談】

①広島の産業といえば色々ありますが、やはり中国山地の”たたら”を背景とした”安芸十り(てんり)”と呼ばれる伝統の鉄製品(ヤスリ、イカリ、ハリ、クサリなど)。そして、そのノウハウを生かした、製鉄、造船、自動車などの重厚長大の産業のイメージがあります。
でも、考えてみれば当たり前ですが、山間地の多い広島には林業、そこからの木工業も隆盛を極めた時代があったことに今さら気づかされました。
しかし、その隆盛期は主に明治~昭和初期で、戦時下での統制経済により金属製品の生産が滞ったことも要因のようで、広島にとっては何とも皮肉なことです。

②戦後以降、プラスティック製品などの流通により、木工業は厳しい状況におかれていますが、ペン、玩具、インテリアなどの分野で頑張っている個人、法人さんたちが紹介されています。
この本以外にも、以前紹介した世界で人気の椅子等を製造している「マルニ木工」さんや、広島仏壇の製造、熊野筆の製造など、思い返せばいろいろな会社さんたちも頑張ってられますね。

③この本が出版されたのが2020年。
今後、広島の木工業がどうなるのかわかりませんが、近年においてこのような本が取りまとめられたことは、将来に向けて本当に貴重な記録になると思います。

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今年はよく映画館に通っています。
まあ、映画自体は毎年ちょくちょく観ているのですが、最近はもっぱら家で寝っ転がってアマプラ(amazon prime)をポチリとやることが多いです。
そんな中、一つのきっかけになったのは、映画大好きのセンパイ(以下「エイセン」)から度々のロードショーのお誘いがあったこと。

もともと中学、高校と映画小僧で、観た映画の感想をずっとノートに記録していました。
(とは言っても、レンタルビデオもネットもまだない時代、田舎なので映画館も遠く、ほとんどがテレビ。日、月、水、金の21時からの映画劇場、ロードショーとか、NHKの名画劇場とか片っ端から観て、新聞のテレビ欄をスクラップしていました。)
で、そんな話をエイセンにしたところ、面白がってもらい、それから映画を観た後で食事しながらの感想戦(?)などを楽しむことになりました。

もともと、この『ひろしま映画たり』も近い将来の企画として構想があり、『ひろしま歌がたり』が一段落した後かなあ、くらいに思っていました。
ただ、考えてみると、『本がたり』や『カフェがたり』などと違って、定期的に映画を観て記していくのはなかなかしんどそうなので、取り合えず映画館に行った時に、その雑感などを不定期に記していこうと思います。

ということで、上映開始のブザーが鳴り出しましたので、本編をどうぞ。。。


ドライブマイカー


 
   ♫シーン1ドライブ・マイ・カー
(監督:滝口隆介、出演:西島秀俊、三浦透子、2021


映画館のシートに座った後に、「うへぇ~、3時間もあるんだ!」となり、最近は2時間映画でも辛抱たまらん時があるので、ちょっと心配になりました。
昔の映画なら、途中で「休憩」の文字がスクリーンに映し出されますが、それもなさそう。。。
でも、ネットの声のように、その尺の長さはほどんど感じず杞憂に終わりました。

原作は知らなかったのですが、作品はいかにも村上春樹テイスト。
西島秀俊(家福悠介役)自身が元々そうなのかもしれませんが、初めて知った三浦透子(みさき役)の表情が印象的でした。


【ひろしまエッセンス】 

・いつも送り迎えのために赤いサーフを待機させている駐車場。平和記念公園内にある広島国際会議場の地下ロータリーですね。
そして、その国際会議場前の道をまっすぐ南下すると、家福とみさきが初めて語り合うゴミ焼却場(広島中工場)があります。
作品の中でも語られるように、この建物は平和記念公園を意識した設計となっていて、しばしばその斬新さから映画のロケにも使用されています。
(近未来的なエコリアムを抜けると、前時代的な工場が見える海辺に出るというのが、何ともシュールです。観光資源としてもっと有名になってもいいなと思います)
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・もともとの舞台設定は韓国だったのがコロナの影響でロケができず、代わりに広島が舞台として選ばれたそうです。
グランドプリンスホテル広島とびしま街道御手洗など、広島のシーン満載ですが、一種シニカルとも言えるあのハルキ・テイストと、のんびりのほほんとした瀬戸内の風景は合うんだろううか?と途中思いましたが、じっと見ていると、そのマッチしてるのかミスマッチなのかよくわからない微妙な感じが、物語自体のよくわからない不思議な魅力を妙に引き立てたような、そんな感じを受けました。

・マイカーの赤いサーブはとても印象的でしたが、”赤いハッチバックの車”といえば、どうしても”マツダ・ファミリア” を思い浮かべるので、広島繋がりで赤いファミリアを使ってほしかったなあ、と言えば贅沢でしょうか。。。




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