今回は秋川街道の旧道区間である小峰峠を紹介しよう。


小峰峠は八王子市とあきる野市の境であり、現在では秋川街道(都道32号線)の旧道である。

かつてはこの界隈の主要通りだったが、2002年に新小峰トンネルが開通した事により役目を終えた。

小峰峠には旧小峰トンネル(小峰隧道)があり、一部では有名な心霊スポットとされている。


この場所にはロードバイクを始めた頃に行った事があるんだけど

当時はケータイ写メだったのでデジカメ版で改めて取り上げてみたいと思う。



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秋川街道(都道32号線)で武蔵五日市方面に向かうと、右側に旧道の分岐がある。

ここを真っ直ぐ進めばすぐに新小峰トンネルだけど、旧道の小峰峠に行くには右折する。


ちなみに、ここまでのルートは八王子駅から金剛の滝へ!(前編)を参照あれ。

浅川CRで八王子まで行って、そこからは川口川と秋川街道を経由してやって来た。



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分岐を右に進むとすぐにゲートが現れる。



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ここから先は車とバイクの通行はできない。

歩行者と自転車なら脇から入れるけど、ここを通るのは一部の物好きくらいであろう。



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ゲートの先から小峰峠までは、距離が500m弱で平均勾配は6%前後。

ただ、実際に上って見ると体感の勾配は3〜4%程度に感じるほどの緩い上りだ。



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ゆるゆると上って行く。

2002年に新小峰トンネルが開通するまでは

この道が交通の要所である秋川街道(都道32号線)だったとは思えない。



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朽ちた木が道路脇に散乱している。

小石や細かい枝を踏むとパンクする恐れがあるので気をつけて進む。



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ここは一応、峠道なのでワインディングを繰り返して上って行く。

一車線程度の道幅しかない上に、カーブの連続なので車にとっては難所だった。

当時は事故も多かったようで、そのために新小峰トンネルが掘られた経緯がある。



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道路脇に朽ちた木が倒れている。

新小峰トンネルの開通が2002年なので、ここが旧道になって約14年が経つ。

主要道路でも人の手が入らなければ、たったの10年弱で道は荒れてしまう。



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あっという間に小峰峠に到着。

夏場なので道の両端は草が侵食してカオスな状態になっている。



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小峰峠の案内標識をズーム。



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右にはミラーがあるけど、これは当時から設置されていた物だろう。



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その先には旧小峰トンネル(小峰隧道)がある。

旧小峰トンネルは1912年(明治45年・大正元年)竣工と、歴史的価値のあるトンネルだ。

ちなみに、1912年というのはタイタニック号の沈没があった年だ。



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不気味な雰囲気だけど内部には照明が灯っている。

新小峰トンネルの開通までは、この場所を京王八王子駅〜武蔵五日市駅を結ぶバスが運行していた。

トンネル付近には小峰峠バス停があったようだけど、果たして降りる人はいたのだろうか?


ちなみに、「旧小峰トンネル」や「小峰隧道」で検索すると

昭和を震撼させた事件に関する話題が出てくる。

その事から、この場所が心霊スポットになっているようだけど、それらの情報はほとんどがガセネタだ。

ここは2002年までバスも運行するような主要道路だったので、それらの事実はない。

まぁ、旧道のこの雰囲気であれば心霊スポット扱いされるのもしょうがない所だけど。



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トンネルを抜けた先からは下りになる。



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反対斜面もカーブの連続する道になっている。



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センターラインが残っている。

どうやら武蔵五日市側は、一応は二車線道路だったようだ。



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センターラインまで草が侵食している。

だけど、武蔵五日市側は路面の状態がとても良い。

14年も放置されればもっと荒れているはずなので、未だに人の手が入っているのかもしれない。



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センターラインのアスファルトの割れ目から草が生えている。

雑草の生命力は、たくましいを超えて末恐ろしいレベルだ。



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やがて武蔵五日市側のゲートが現れる。



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左端に隙間があるので、ここから出られる。



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その先にまたゲートがある。

2つめのゲートの先が秋川街道(都道32号線)との合流地点になる。



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合流地点から左に進むと新小峰トンネル。


新小峰トンネルは、1999年竣工されて2002年2月完成した(長さは656m)。

このトンネルの開通に伴って、小峰峠は旧道になりその役割を終えた。

確かに誰がどう考えても、旧道の道幅で多くの車とバスが行き来するのは無理があるよね。


自分は90年代の後半に、八王子駅から武蔵五日市駅行きのバスに度々乗っていた。

だけど、小峰峠までは行った事がなかったので、当時に一度でも通っておけばよかったと思う。

当時はこの場所も知らなかったし、後に旧道になる事も知らなかったわけだが。


初めてこの場所に来た時は、数々の噂話をガセだと知らなかったのでかなりビビった覚えがある。

二度目の訪問となった今回は怖くなかったけど、さすがに夜に一人で来る勇気はない。

無難に新小峰トンネルを通った方が便利なので、三度目の訪問はないかな。


しかし、地元の人であってもこの場所にお散歩に来る人がいるのか疑問が残る・・・。

ここに来るのは肝試しの若者や、自分みたいな物好きくらいであろう。

あと、廃道が好きな人とかは萌える道なのかも?


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