インド伝統医療の極意 アーユルベーダ処方の歯磨剤 化学合成成分や動物由来成分は一切使用しない
●PROFILE
医学博士 青山芳博
あおやま・よしひろ
昭和33隼10月1日生まれ。歯学博士。日本大学非常勤講師。
東京銀座にて歯科室 青山を開業。歯科治療を通して、心身の健康回復を実践している。
また、世界初のカスタマイズ歯ブラシによる予防(特許取得)を行い、自信が提唱するオーラルコンディションコントロールを実践。
パーフェクト予防から人生豊かにする審美歯科までトータル治療をおこなう。
80歳20本 一生自分の歯で食べる
日本人の歯の平均寿命は50年から60数年程度といわれています。今のところ私たちの肉体の寿命と歯の寿命は必ずしも一致していないようです。
しかし、歯には元々寿命というものは存在しません。しっかりとした歯磨きや定期健診を行えば、いつまでも歯の健康を維持していくことができるとされています。
厚生労働省は21世紀の国民の健康づくりとして「健康日本21」を推進しています。この「健康日本21」の中では、「歯の健康」も9つの柱の1つに位置づけられ、80歳で20本を目標に、歯の喪失の原因となる虫歯や歯周病の予防、歯の喪失防止が提唱されています。.
一昔前までは、高齢になると義歯になることが必然とされてきましたが、歯科治療の進歩や歯に対する考え方の変化から、できるだけ自分の歯を長く使う、自分の歯を残していくことを志向する傾向が高まってきています。こうした意識の変化を背景に、国内メーカーは、新しいオーラルケア製品の開発を進めているようです。
アメリカのオーラルケア事情
一方、オーラルケア先進国といわれているアメリカでは、歯並びと歯の白さは社会での成功には欠かせないとされていることから、審美眼的価値を求め矯正や美白などのケアを怠りません。歯を白くするホワイニングは矯正と同様、歯科医が行っていますが、費用は300〜600ドルが相場です。そこで、自分でホワイトニングができる安価な家庭用キットも60ドル程度でオンライン販売がされています。ロ臭予防に関しても積極的で、消臭剤や洗口液のほか舌の汚れを取るセルフクリーナーなども普及しています。
このようにオーラルケアには関心の高いアメリカでは、ケミカルなホワイトニングやブレスケアが持てはやされる一方、ナチュラルなオーラルケア製品への関心も高まっています。
その中でもアーユルベーダ処方の歯磨剤が自然派志向やロハス志向の高い人たちの支持を受けています。このアーユルベーダ処方の歯磨剤は、もともとアメリカに住むヒンズー教徒に向けて作られたものですが、次第にクチコミで広がり、今ではアメリカ最大の自然食チェーンストアのホールフーズマーケット」や「ワイルドオーツ」、「エレファント」等の自然食品店を中心に全米で販売されています。販売数も常に歯磨剤部門の上位を占めているようです。
アーユルベーダは予防医学
アーユルベーダという言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、サンスクリット語で「生命・寿命=アーユル」、「智慧・科学=ベーダ」という語源を持ちます。インド文化圏の伝統医学であるアーユルベーダは、「サイエンス・オブ・ヒーリング」(自然治癒の科学)ともいわれ、健康と調和を得るため身体の主なエネルギーのバランスの崩れを発見し、修正する科学プロセスのことです。歴史は古く3,000年とも5,000年ともいわれています。アーユルベーダは体の毒素を排泄しエネルギーバランスを整え健康度をアップさせるという予防医学で、WHO(世界保健機構)でも推奨されています。アーユルベーダの代表的な療法には、ハーブなどを使った食事療法やマルマとよばれる植物オイルを使ったマッサージ療法などがあります。
オーラルケアに自然の恩恵
アーユルベーダ処方の歯磨剤は、基材となる炭酸カルシウムやシリカ、水を除き、植物オイルやハーブエキスなどすべて植物由来成分で処方されている点が特長です。中でもピールと呼ばれる植物とニームと呼ばれる植物の抽出成分が注目されます。
ピールは「歯ブラシの木」とも呼ばれ、インドや中近東などでは千年以上にわたりピールの枝を削り歯磨きとして利用しています。ピールに含まれる天然のホワイトニング成分が歯を白くし、その効果は歯科業界でも注目を集めています。
また、ニームはインドの人たちの間では「村の薬局」と呼ばれるほど、病気の治療や予防に使われている植物です。前述のピールと同様、その枝は歯磨きとしても使われています。ピールには歯と歯肉を丈夫にし、歯茎の出血や歯槽膿漏の予防に効果があるといわれています。他にも甘草、チョウジ、サンショウなどあわせて数種類のハーブエキスやオイルなどが配合されているので、これらの自然成分に備わっている、鎮静作用、消炎作用、殺菌作用などの効果も期待できます。
アーユルベーダ処方の歯磨剤には、合成発泡剤(合成界面活性剤)を一切使わないものもあります。一般の歯磨剤のような泡立ちがありませんが、オーラルケアには十分機能します。
昨今、化学物質の経皮吸収(皮膚を通じて体内に吸収すること)による害が論じられていますが、皮膚より吸収率が高い粘膜で覆われている口の中で使用する歯磨剤は、合成界面活性剤を使わないタイプが望ましいのではないかと考えます。
アーユルベーダ処方の歯磨剤は、アメリカの多くの歯科医師からも注目され、実際に患者さんに使用したドクターからのサンキューレターも数多く届いているようで、その中にはケミカルな歯磨剤と天然の歯磨剤の違いをよく理解し購入する患者さんが増えているというドクターからの報告もあります。歯磨剤は毎日使うものです。トラブルを改善するためにケミカルな薬剤も時として必要ですが、毎日の生活の中で取り入れるものは自然のものを望む人たちが増えているということでしょう。
COLUM
"生命の科学"という意味を持つアーユル・ベーダは、世界最古の教典「ベーダ」に記された伝承医学のこと。人は様々なドーシャ(体質や特徴などの生体エネルギー)を持って生まれてくるが、それは環境によって絶え間なく変化する。人が健康を害するというのは、すべて体内に溜まったアーマ(未消化物)が原因とされ、これを体外に排泄しバランスを整えていくことがアーユルベーダの医学思想。
食事内容や食べ方を変える食事療法や、つぼマッサージに似たマルマ療法などが代表的。通常の医療が病気の治療であるのに対してアーユルベーダは予防医療である。
【歯ブラシの木と呼ばれるピール】
古来中近東やインドではピールの枝を削って歯ブラシとして使っている。ピールには歯を白くする天然成分が含まれ、歯垢や歯石を落とすクリーニング効果がある。
【ニーム】
広く東南アジアから中近東に自生する二一ムは、村の薬局とも呼ばれピールと同様枝を歯ブラシとして使い歯周病の矛防に役立てている。他にも、皮膚病、糖尿病、熱病、マラリア、虫除けなどにも効果があり、日本でも注目されている。詳細はNPO法人日本二一ム協会HPで。
http://www.nihon-neemkyokai.com/
正しい歯みがきは心身ともに健康にする
ストレス社会に生きる現代人にとって本当の意味での健康とは、身体だけでなく心の健康を保つことです。例えば、歯磨きは疾病を予防するという目的がありますが、他にも「身を清める」という心理的効果をも併せ持つ行為でもあります。人は五感を刺激されたとき心のメッセージが生まれます。こうした意味合いから考えると、アーユルベーダは気持ちの持ち方まで触れた伝統医学であり、そのコンセプトはアーユルベーダ処方の歯磨剤にも生かされています。つまり、人の五感に対しても適切に作用し、心の平静を保ちながら全身の健康にも良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。
さて、アーユルベーダ処方の歯磨剤にかぎらず、どんな効果的な歯磨剤を使用したとしても、その磨き方や磨く時間が正しくなければ効果は半減します。
オーラルケアの基本はブラッシングです。自分自信ではきちんと歯磨きをしていると思われていませんか。しかし、例えば強い清涼感のある歯磨剤を使用した場合、その清々しさ故に、すっかりきれいになったような気にさせてしまい結果としては磨き残しをつくる。あるいは、歯磨剤の泡で汚れが落ちた気になってしまう。ということがしばしば見受けられます。
そこで、半年に一度は歯科医院での定期検診をお薦めします。歯科医院では、正しい歯磨きの仕方や補助清掃器具(デンタルフロスなど)の使い方、正しい歯ブラシの選び方(最近ではその人の歯に合わせたカスタム歯ブラシなどもあります)など、個人個人に合わせたアドバイスを受けることができます。
正しいホームケアと定期的なプロフェッショナルケアはオーラルコンディションを整えてくれます。いつまでも自分の歯でしっかり噛み締め味わい、心身ともに健康な生活を長く続けられるよう一層意識を高めていきたいものです。
体験者の声
天然ハーブで香りが良くリラックス
T.Cさん 26歳/東京都
歯磨きというのは、起床後、食後、寝る前と「しなければいけない」「するべき」こととして生活の中に組み込まれていると考えていましたが、私はアーユルベーダ歯磨きを友人から薦められ、ラベルの可愛さと、グレーがかった中味の色の珍しさに惹かれて使用してから、歯磨きの時聞がとても楽しいものに変わりました。天然ハーブが入っているので香りが良くリラックスできます。味も「いかにも歯磨き粉」というスースー感が強くないので、刺激が苦手な私にも抵抗無く使えています。
使用して半年以上たちますが、歯の光沢がピカピカになってきています。もう他の歯磨きでは満足できないような気がします。
歯茎が引き締まり、定期健診でもよい縞果が
N.S子さん 36歳/東京都
私が初めてアーユルベーダ歯磨きに出会ったのは半年ぐらい前でしょうか。職場の先輩からのお勧めがきっかけで使うようになりました。女性としては「白い歯」と聞くとやはり興味を持ちます。それに加えて歯垢、歯石をとって歯茎にも良いということでした。以前から歯茎が弱く、歯には自信のない私でしたので一度試してみようと思いました。使ってみると一般の歯磨き粉と違ってあまり泡立ちがありません。でも爽やかなミントの香りがおロの中をスッキリとさせてくれます。天然ハーブエキスを使用しているだけで香りがとても良いのです。使い始めて1週間、使い心地のよさを実感しました。歯もつるつるとした感じでとても気持ちが良いのです。更に1ヶ月もたたないうちに、歯ぐきが引き締まったように思いました。以前は体調不良時や、弱い刺激でも歯茎からの出血に悩まされていたのですが、歯茎が強くなったことで徐々にそれも改善されてきました。歯医者さんの定期健診でも以前より歯の状態が良くなっていると言われました。それから一番嬉しかったのは以前より歯が白くなったことです。アーユルベーダ歯磨きはこれからも私の愛用品です。
気になる口臭も出血も無くなった!
Y.Hさん 58歳/東京都
私の母は95歳で今でも元気に暮らしております。その母が行っていることは、朝の歯磨き終了後、歯磨き粉のついたままの歯茎のマッサージです。そのためか、入れ歯をはずしたときも梅干ばあちゃんにならず、毎日の歯茎マッサージのお陰よとほくそ笑んでおります。私も今からでも遅くないとマッサージに励もうと、長時間ロの中にいれても安心な歯磨きを捜し求めていたところ、100%自然由来ということで、1年ほど前にアーユルベーダ歯磨きを購入しました。
最初は日本にないような色合いや味に少し違和感がありましたが、すぐに慣れ、今では他の歯磨きが使えなくなっています。もちろん歯茎のマッサージは毎日安心して行っております。
主人は、昔からロ臭が気になるようで、歯茎からの出血もありました。そこで真っ先にアーユルベーダ歯磨きを一緒に使ったところ、一カ月前後で出血もロ臭も気にならなくなり、今ではすっかり解決したようです。
息子にも薦めてみましたが。息子は知覚過敏になっていて、いつも歯磨きをするときは悲痛なしみる痛さをこらえていました。しかしさっそくアーユルベーダ歯磨きに切り替えたところ、ほとんどしみることがなくなったようで今でも愛用しています。
天然成分のニームという成分を調べてみたら、天然の防腐剤の役割もして、薬草として古代インドから使用されてきているようです。本当に不思議な歯磨きで、人にも環境にも優しいエコロジーな商品だと家族や友入の間で話題になっております。今後もずっと使用していくつもりです。
歯の表面がツルツルに。以前より歯石もつきにくく
T.Yさん 29歳/東京都
アーユルベーダ歯磨きを使って約1年がたちます。今まで薬局などであまりこだわりなく歯磨き粉を買っていた私が、こんなにも同じものを使い続けることは初めてです。
最初使ったときは歯磨き粉の色が茶色がかった色に驚きました。しかし、使ってみると爽やかなハーブの香りで使いやすいという印象を受けました。コーヒーを良く飲む私は、歯の色素沈着が気になっていましたが、アーユルベーダ歯磨きを使用するようになってから、だんだん白くなってきたような気がします。また、歯の表面がツルツルしてきて、以前より歯石もつきにくくなりました。
歯医者さんに定期健診に行ってみましたが、虫歯はゼロで、歯茎の状態もよくなっているような気がします。泡の立たないタイプなので、使い始めこそ慣れずに変な感じがしましたが、今では、「歯磨き粉の通」になったような気分で、逆に抱立たない感触を楽しんでいます。
毎日使うものだからこそ、天然成分でできているアーユルベーダ歯磨きは本当に安心して使えます。