mybrowser1私的公開日誌@ウェブ暦:100331.01

私のMacBookには、11種類のブラウザが現在インストールされている。先日はついに「Browserオタク」と呼ばれてしまった。

ちょうど1年前(09年4/7)、ブログ「激化する「ブラウザ戦争」は誰のため、そして何のため?」を書いた時は、5種類がインストールされていたが(Netscape忘れていたので、厳密には6種類)、現在ではほぼ倍の11種類のブラウザが利用できる環境である。

一般ユーザーから見れば、技術者でもWeb制作者でもく、一介のマーケティングに携わる私が何故に11種類もブラウザを入れているのかと、訝るのは至極当然なことだろう。

インストールされている11種類のブラウザは、下記の通り
MacOSのデフォルトブラウザのSafariを除き、全て私の望みでインストールした。Netscape、Firefox、Shiira以外は全て最新バージョンを利用している。

(1)Firefox 3.0.18
(2)Safari 4.0.5
(3)Opera 10.10
(4)Shiira 1.2.2
(5)Omniweb 5.10.1
(6)Netscape 7.1


ここまでが1年前にはインストールされていた。また、Omniwebは、前バージョン(5.9)まではナビゲーションの一部だけ日本語で、あとは英語表記という中途半端な仕様だったが、今回の新バージョンでは完全日本語化されている。

ここから以下、最近インストールしたブラウザ。

(7)Google Chrome 5.0.342.7 beta
(8)Flock 2.5.6
(9)SeaMonkey 2.0,3
(10)Camino 2.0.2
(11)iCab 4.7.0(シェアウエア)



ブラウザは、レンダリングエンジンで分類するとWebKit」系(Safari、Chrome、Shiira、OmniWeb、iCab等)と「Gecko」系 (Firefox、SeaMonkey、Netscape、Camino等)の2大陣営があることは、前回のブログにも書いた。

Operaだけが独自に「Presto」を採用している。また、iCabのみがシェアウエアで他は全てフリーウエア。さらにはここで紹介するブラウザは全て日本語で利用できる。

さて、最近追加されたブラウザは、ソーシャルWeb特化のFlock、Netcapeの一子相伝SeaMonkey、機能拡張が得意のGoogle Chrome、とにかく軽いCamino、そしてiCabの計5種類について、以下に簡単にご紹介。


■ソーシャルアクティビティのためのブラウザ「Flock」
Flockは、私のようにブログ、Tumblr、Facebook、Twitterなど、ソーシャルメディアのヘビーユーザーには必携のFirefoxベースのブラウザである。

同ブラウザは、Twitter、 Facebook、My Space、YouTube、Flickr、Del.icio.usなどのユーザー発言をサイドバーに表示(TL)し閲覧できる機能(タブ切り替え)、写 真共有サイトへのアップロードツール、ブログ編集ツールなどが最初から組み込まれているのが特長で、ソーシャルアクティビティには実に、実に便利でFirefoxアドオン「ScribeFire Blog Editor」同様、一度使い出すと絶対手放せなくなる。

Flockの旧バージョン1.2.3はFirefox 2がベースで、私の友人が08年夏まで日本語ローカライズプロジェクトに関わっていたの楽しみにしていた。その年の末まで、Firefox3ベースがリリースされる予定ではあったのだが、現在ではストップしている。

Flockが、Firefoxを捨ててGoogle Chromeに走ったというニュースに接したが、私は確認できていない。

しかし、ソーシャルWebユーザーの皆様、心配はご無用!

最新の2.5.6英語バージョンをダウンロードし、同ブラウザを開いてから「Flock 2.5用日本語言語パック」をFirefoxアドオン同様にインストール(一瞬で完了)すれば、日本語で最新バージョンのFlockが活用できる

特に、Twitter、Facebook、Gmailなどのユーザーには便利である。しかし、mixi、GREEなどの日本のソーシャルメディアには未対応なので、厳密にいえば“完全日本語ローカライズ”という訳ではないのであるが、それでも私には十分である。
国内のソーシャルWebは、必要があればiGoogleをはじめ、フィードウィジェットなども充実しているので、そちらでチェックすればいいだけのことである。


■Netscapeの一子相伝インターネットスイート「SeaMonkey」
SeaMonkeyは、ブラウザといえばNetscapeという時代からの利用者には郷愁を誘うブラウザで、紛うことなきNetscape直系のインターネット統合アプリケーションである。

ブラウザ、電子メールクライアント、ニュースリーダーなど、ブラウザとメールクライアント機能を1つで兼ねていた

Windows でIEのみ利用者、SafariからのMacユーザーはご存じないと思うが、NetscapeにはNetscape Mailという電子メールクライアントが組み込まれており、1つのアプリケーションでブラウジングとメールができるインターネットスイートだ。
もちろん、IEに駆逐される前はWindows版もあった

同様に、インターネットスイートは、90年代後半にはCyberdogというMac専用アプリケーションがリリースされて夢中で使っていたが、現在ではNetscape同様開発が中止された。

しかも、今回は単に懐かしさというだけではない。「スタートレック」ファンにはお馴染みのLCARSを、ブラウザスキンのアドオンとしてインストールした。
これは、どうやらSeaMonkey用アドオンらすいいのだが、使っているとまるで“LCARS版ブラウザ”のようで、それだけでも愛着がある。

国の「スタートレック」ファンならびにLCARS好きの皆様、必携のブラウザですよ(ん〜、やはり必携ブラウザが多くなるなぁ)。


■Mac OS Xで動作のネイティブアプリ「Camino」
このブラウザは、Mozilla門下でGecko系で唯一のCocoaネイティブアプリでQuartzを用いており、とにかく軽いうえに日本語を含め世界15ヶ国の多言語対応のMultilingualブラウザ

もちろんタブブラウジングでとにかく動作の軽さを身上としている。同じGeckoエンジン搭載のFirefoxと比較すると拡張性は落ちるのだが、その分軽くて早いのが特長

そういう意味では、「WebKit」で同様にCocoaで開発され、Quartzを用いている現在のOmniwebと同じようなポジションのブラウザだ。

そこで、メモリ食らいで動作が重いとお嘆きのFirefoxのユーザーで同じ「WebKit」系をお探しの方には、現時点でのもう一つの選択肢として、個人的にはCaminoをお薦めする。


■機能拡張に秀でたGoogle Chrome
このブラウザについては多言を要することはないだろう。MacOS 10.5(Leopard)以降ユーザーの中にはすでに利用している人も多いことと思う(MacOS10.5以上のIntel版のみ)。

08年9月にGoogle Chromeがリリースされた時には、残念ながらWindows版しか用意されなかった。しかし、昨年12月、ようやくMac、Linuxの両βバージョンがリリースされた。

また、ブラウザのカスタマイズができる拡張機能(エクステンション)が特長で、Firefox(Mozilla)では「アドオン」と呼ばれるものと同様だ。
「Firefox」が、多彩なアドオンによるカスタマイズにより大きく躍進し成功したことを受け、Chromeも同様の戦略を遂行するようだ。

ところで、先に紹介したFlockが、もしGoogle Chrome対応の完全日本語ローカライズをリリースするようなことがあれば、私はChromeのヘビーユーザーとなってしまうことは火を見るより明らかだ。

こうしてまた、Googleに絡め取られていくのである。


■欧州(ドイツ)発のブラウザ iCab
iCabは、その源をドイツに発するという異色アプリで、MacOS用のブラウザの1つ。一時はMac用ブラウザの中では一番軽くて早いと評判をとったブラウザである。

シェアウエアであるが、昨年にはiPhone版「iCab Mobile」がリリースされた。


さて、これほどブラウザをインストールしていても、もちろんそれら全てを使う訳ではない。しかし、それでもDockには8つ並べている(画像参照:左からCamino→Omniweb→Opera→Chrome→SeaMonkey→Flock→Firefox→Safari)

現時点では、Flock、SeaMonkey、Firefox、それに次いでSafari、Chromeの利用率が高い。昨年より使うブラウザが一気に変わってしまった。

それにしても、こうなるとどうしてもかつてのMacのあのCyberdog(Cyberduckではない、念のため)をなんとしても復活して欲しいと願わずにはいられない(多分、私だけではない)。
万が一、復活してリリースされるようになったら、普段ではSafariはあまり使うことがないが、間違いなく新しいCyberdogのヘビーユーザーは保証されているようなものだ。


こうして見ると、SafariはMacOSデフォルト用ブラウザ、Netscape、shiiraは昔からのユーザー、FirefoxはMozillaユーザーなら当然だし、OmniwebはNextstep用ブラウザだったと聞けば利用したくなるというもの。

従って、数ほどには多くのブラウザをインストールしていると、実は本人はあまり思っていない。実際、インストールして失敗したとか邪魔で鬱陶しいと感じたことは一度もない。

これらの中ではOmniwebが一番好きである。Mac専用だけあって軽い、綺麗だしタブがサイドバーにサムネイル表示されるのも独自で他にはない便利さだ。

11種類のブラウザを一度にバージョンアップしなければならいような状況でもあれば、もちろん話は別であるが。ただし、これらのブラウザは、皆ツールバーの利用ができないのでファーストブラウザにはなれない。

しかし、Firefox。Opera、SeaMonkeyを除けば、“デフォルトブラウザ”をワンタッチで切り替えられので便利ではある。

最も、新しいCyberdogがリリースされれば、ツールバーなしでもメインブラウザになる可能性はあるが。

それにしても、Mac専用のShiira、Windows専用のSleipnir、Lunascapeなど、国産ブラウザ陣にも是非頑張ってほしいものだと心より願う。

さて、前回(09年4/7)と今回のブログが、皆様のブラウザ選択の一助となり、快適なネットライフや新しい経験、発見となれば幸いである。


▼Flock
http://flock.com/

▼Flock日本語パック(T's 開発室)
http://et-dev.main.jp/index.php?Flock%C6%FC%CB%DC%B8%EC%A5%D1%A5%C3%A5%AF

▼SeaMonkey.jp
http://www.seamonkey.jp/download/

▼Omniweb
http://www.omnigroup.com/products/omniweb/

▼Camino
http://caminobrowser.org/

▼ iCab(シェアウエア)
http://www.icab.de/dl.php


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(1)ソーシャルブラウザ「Flock 2.0」ついにリリース

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