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私的公開日誌@ウェブ暦:110407.01

井の頭沿線では遅れていた永福町の橋上駅舎化が先日ようやく竣工し、永福町にもついに啓文堂書店が開店した。
何はさておいても、素直に嬉しい!!

永福町には、以前は街の小さな本屋があったのだが閉めてしまい、この10年ほどは街に書店がないという異常事態だった。
本屋を散策するのが趣味な私には、実に待望久しい本屋さんである。

「永福町リトナード」という名称の複合商業駅ビルの3階に京王系の啓文堂書店はオープンした。同チェーン店は、京王線・井の頭線沿線に38店舗を数える。

店舗の広さは、隣接する明大駅ビル店(よく利用する)より少し小さい程度な印象。

文庫は、少ないとはいえ講談社文芸文庫・学術文庫、ちくま文庫・文芸文庫、岩波文庫、平凡社ライブラリー、河出文庫、朝日文庫から、東京創元、早川の各文庫まで揃えているのはありがたい。
また、新書も中公、岩波、講談社の老舗に加え、新潮、文春、ちくま、冬幻社、光文社、PHPに至るまで一通り並んでいる

NHKライブラリー、講談社ブルーバックスなどがないのは、寂しいが贅沢は言うまい。

雑誌や書籍類(ムックなどを含む)、一般大衆書籍(大衆文学、趣味・実用書など)、コミック、参考書などはそれなりに充実している(と思う)。

しかし、ビジネス雑誌も、私が購入する頻度の高い宣伝会議、広報会議、ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビューなどは置いていないし、書籍も売れ筋(ドラッカー本、自己啓発、ノウハウ本など)しかおいていない。
しかし、雑誌ではMac関連2誌(Mac Fan、MacPeaopele)と自転車雑誌御三家は平台に積んであるのは、実に嬉しい限りだ。

その他の書籍も大手出版や売れ筋だけである(Newsweek日本版、Courrier Japonは置いているが、出版社が明大前のDays Japanは置いていない)。

IT関連やビジネス書籍、私には必須な人文系書籍はやはり貧弱で、これは泣きたくなるくらいだ。
ブームを反映したお手軽ニーチェ関連本、東浩紀編集による「思想地図」最新号、池田晶子の本(個人では最も多い)のほか、講談社「現代思想の冒険者たちSelect」、NHK出版「哲学のエッセンス」など、いわゆる入門者向けシリーズものは置いてある。
小林秀雄や吉本隆明のような“大御所”といえども、文芸批評やそれに類する図書は皆無である

もちろん、住宅街区であるので、数のはけないことが自明のこうした書籍や雑誌が置けないのは致し方がないだろうし贅沢は言えない。

お店にない書籍の場合、ネットオーダーによるサービス(「最短くん」)があり、ネットで注文しておいて帰宅時にお店に立ち寄って受け取ることができるのでありがたい。

Amazonで注文して翌日届く感覚で利用できる。しかも、京王・井の頭沿線在住必須のポイントカード“Passport”が使えてポイントも貯まる。

しかし、書店以外のテナント構成には大いに失望した。どこの部署(部門)が担当したかは知らないが、これはないだろうというテナント構成である。

京王帝都グループには、京王エージェンシーというハウスエージェンシーがあるのだが、そうした部門などがきちんとしたマーケティング戦略などを提案しなかったのかと疑問に感じるほどだ。

1Fは、京王ストアよりも高品質イメージのコンセプチュアル食品スーパーマーケット「Kitchen Court」がリニューアルオープンした。
しかし、MDがこれまでと比べるとさほど変わったとは思えず、近くにある三浦屋のような並んでいる商品にこだわりが感じられず、店名のイメージ先行だけの感は免れない。

2〜3Fを構成するテナントは、本当に残念と言わざるを得ない。地元でいつも焼き鳥を買う店で話をしたら、他のお客も異口同音とのこと。

2F以降には様々なテナントが入店している。
ドラッグストアTomod'sが入店しているが、駅周辺には最大手のマツモトキヨシなど大手ドラッグストアチェーン店が既に3店もあり、他と比較しても独自のMDや工夫が感じられないのに、何故またこの業態をが入店させているのか。
理容室も駅周辺に同様に余るほどあるし、不動産(京王不動産)も同様だ。
その他は、眼科とコンタクトレンズのアイシティ、カジュアルファッションと子供服、ベーカリー・カフェ、和菓子、洋菓子、リラクゼーションサービス、コーヒー豆&輸入食品、DoCoMoショップなどで構成されている。

駅周辺があまりにも貧しい地元永福町の商業環境も、今回の駅舎の複合商業ビル化で少しは改善されることを願って楽しみにしていたが、こんなテナント構成をしたのは、永福町の地域住民の生活の向上や満足度を考えているとは思えないほどだ。

商業環境の貧弱さを考慮すれば、はっきり言って永福町は人にお勧めできる街ではない。多分、井の頭沿線(渋谷〜吉祥寺)では、その商業環境の貧しさでは随一と言ってもよいほどだ。

ちなみに、私が沿線で豊かな商業環境と羨ましく思うのは浜田山だ。もちろん短いこの沿線には、渋谷と吉祥寺という大きな商業核タウンがあり、さらには下北沢という街もあるので、どうしても他が豊かになる必然性に乏しかったという背景もあるだろう。

しかし、最近は景況関係もあり、地元(自宅周辺)で過ごす人が増えている傾向が強いことを思えば、むしろ地元の商店街には大いなるチャンスであり、地域住民のニーズをすくい上げたテナントを誘致すれば、他の商店の活性化にも資するだろう。

永福町は、このままではいつまでたっても貧素な商店街が一向に改善するとは思われない。

とりわけ飲食業態はひどい。定食屋らしきものはまったくないと行っても過言でない。あっても閉まるのが早いし、味は一度食べれば十分という店だけ。
しかも「ラーメンの区」とまで言われている杉並区とは思えないほど旨いラーメン屋がない

駅前に行列で有名な大勝軒というそれなりのラーメン店があるのだが、1杯1,000円以上もするし欠食児童でもあるまいに、普通の麺の2.5倍もある量をまだに無意味にも出している

夜10時過ぎに駅をおりてラーメンを食べたいと思っても、開いているのは大勝軒かチェーン店「花月 嵐」しかない。花月は、明け方までやっているが食指は動かない。
有名ラーメン店とのコラボ企画で新メニューを適宜投入しているが、正直どれも美味しいと思ったことはない
セレクトする有名ラーメン店の問題か、花月の問題か、私の味覚の問題かはわからないが、昨今のラーメン業界の味のことを考えると最後だけではないのは確かだ 
「花月」系を運営する企業のグロービートジャパンの本部が杉並区にあるせいか、区内にドミナント出店して至るところにある。

今回の駅ビルに一番出店して欲しかったのは、書店を除けば無印良品だけである。その他は飲食店を中心に和洋中をバランス良く構成し、その他は駅周辺にないサービス業態誘致してくれればそれで納得できたのが。

しかし、住めば都というのは本当で、永福町には愛着を感じている私ではある。

新宿に出れば、JR駅を挟んでジュンク堂(東)とブックファースト(西)があり、さらには紀伊国屋書店本店と南店と、大型書店が計4店舗もあるので新刊本を求めるのであれば、わざわざ神保町まで出張ることもなく、書店散策(巡り)で1日中飽きずに過ごすことができる

これは何よりの賜というべきだろう。



▼啓文堂書店
http://www.keibundo.co.jp/

▼「京王リトナード永福町と永福町駅ビル、初日訪問最新レポート」(杉並区おた助サイト)

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