50405a63.jpg@公開日誌 ウェブ暦:090420.01

ビジネスに限らず、人会ったときはの最初は名刺交換からはじまる。

名刺は、その人の情報を知るだけではなく、初めての人との会話にきっかけにもなる。

その名刺には、いわゆる肩書きが記載されている。ビジネスにおける肩書きは、その人の企業などでの所属部署、役職、担当業務が分かるようになっている。

私は、最初に名刺交換をした時、会社以上にどのような業務に携わっているのか知りたいので、最初に担当業務の肩書きに目がいく

私の名刺には、以前「コミュニケーション・ディレクター」という肩書きが記されていた

それ以前は「マーケティング・ディレクター」だった。

企業に勤めている人は、会社からポジションも肩書きも支給されるが、ベンチャー企業やフリーランス(自営業者)は、自分で仕事内容に応じて自分で肩書きをある程度は好きに決めることができる。

私が、昨年名刺の肩書きを「マーケティング」から「コミュニケーション」へ変更した理由は、大きく2つある。

第一に、メディアが多様化し、それらを効果的・効率的に組み合わせ、消費者と最適なコミュニケーションできる接点を作り出すことを業務とする今日、マーケティングという言葉自体が、わかりやすいが極めて旧来的な感覚で企業側の視点や論理に基づいていると感じたこと。

第二に、消費者側から見た場合、情報や消費における活動において、マーケティングされているという感覚はなく、消費者にとって良い企業や製品・サービスとの接点や関係が重要であって、マーケティングされている意識はないということ。

ところで、広告代理店の「企画請負人」時代、さすがは外資系代理店と思わせる部署と肩書きに出会ったことがあった。

それは、「戦略プランニング局アカウントプランナー」というもの。マーケティングやメディアプランニングを戦略的に扱う専門部署があること自体極めて外資系である。

外資系企業は、広告やプロモーション等のオリエンテーションを行う時も、日本の代理店とは違いロジカルで詳細な情報を分かりやすくまとめた資料を提出してくる。

オリエンテーション要件(企画目的、実施概要、成果目標)、基本戦略(事業戦略、製品戦略、ポジショニング、ターゲット、ブランドイメージ)、媒体戦略(メディア特性、選定基準)など、日本の企業や代理店とは雲泥の差で実に明確かつ的確な資料できっちりと説明する。

もちろん、外資系の大手企業のマーケティング部門のプロダクト責任者ともなればMBA取得者で、担当を任されいる代理店アカウントには、彼らを相手に戦略レベルから話(場合によっては英語で)をできるスキルも要求される。そうした企業体質でもあるので、このくらいは当たり前なのだろう。

さて、昨今では、日本の広告代理店や大手企業でもマーケティングという言葉ではなく、「コミュニケーション」という名を冠した部署や部門、肩書きが増えつつある

これまでのように単純に縦割り(広告・宣伝、マーケティング、広報、販促など)ではなく、例えば「コーポレート・コミュニケーション」などのよう名称である。

企業も、消費者との関係作りについて、ようやくそうした意識が変わりつつあるようだ。

コミュニケーション業務について、これまでに私が実際に見たことがある肩書きは「コミュニケーション・ディレクター」、「コミュニケーション・プランナー」、「コミュニケーション・デザイナー」の3つである。

また、ご時世か昨年初めて「CMO(Chief Marketing Officer)」という肩書きにも出くわした。

私は、さらに既成概念に囚われない新しい視点、発想、感覚で自分の理念やビジョンが伝わる肩書きを考案することにし、次回に新たに刷る名刺から「コミュニケーション・アーキテクト」という肩書きを使おうと思う。

市場は成熟化し、既に消費者主権の社会である。そうした中で、企業や製品・サービスが、どうしたら消費者と適切なコミュニケーションを創出し、どのように接点を作り、醸成、維持、強化をしていくかという観点から、「コミュニケーション分野に関わる業務をトータルに設計することをミッションとする」という意味を込めた

それこそ、現在の企画立案者やマーケティング・プランナーに求められていることだし、私が常に心がけながらしてきた仕事だと思う。

自分の仕事のコンセプトや業務が伝わり、差異化を演出できることが何より重要だと思っている。私の好きな哲学でもそうであるが、新しい論理や世界観を創出していた偉大なる哲学者たちも、みな新しい言葉や概念を提起してきた。

新しい概念や言葉が全て認知され、直ぐに浸透や定着はしない。特に、IT分野ではテクノロジー進化の早さもあって、流行語大賞なみの「軽さ」である。

私の新しい肩書きもその轍を踏まぬよう、皆が納得できるようにしていきた。

▼あなたの名刺を眠らせない「名刺交換3つのテクニック」
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