東北大院生の備忘録

よろづの言の葉を種として

カテゴリ: 大学受験

慶應の英米文学専攻は、三大エグ専攻と呼ばれていました。
中でも英語史専門のO先生、現代英語学担当のT先生が特にエグいと言われていたようです。

しかし、この二名は現在退官され、代わりに来たH先生は英語史を受けた限り丁寧な印象で、口当たりの良い入門書も書かれています。

確かに、英米文学のT先生(2名)など、まだまだ厳しい先生は残っていますが、昔に比べ半分になりました。
また、彼らの必修は半期で先生が変わる為、実質、合計年間一コマ分しかありません。
そして、特に言語系の非常勤の先生方(T先生、Y先生…)は優しいです。
予習しなくても単位くらい来ます笑
レポートの研究対象は日本語でも良いとかも、普通にあります。

・英語を読むから大変
英米文に来た時点で少なからず英語が出来て興味があるはずです。
寧ろ、心理や図書情、社学、そして理系の方が苦労するのではないか。

・たくさん勉強するから大変
はっきり言いますが、慶應英米に進学する人は準備不足だったり、覚悟が足りないがために苦労している人が散見されます(来日組とか…)。
音声学の最初の舌の部位の名称なんか、学部一年次に概論で日本語で習うはずです。

私は入学時点で英米文は考えていたため、一年で認知言語学と生成文法と英語史の本を洋書含め各五冊以上読み、二年次に入る前の春休みには市川三喜の『古英語中英語初歩』で古英語の活用の勉強をしていました。

寧ろ、演習の授業のシラバスに「この授業は認知言語学の基本から始め…」とか書いてる事に驚愕ですよ。
また、私の知人は何人かで分担して、米文学の和訳を作っていたそうです(笑)

・誰々先生はエグい
逆に、厳しい先生が一人も居ない場所って、あります?
国文学も割かし甘い印象はありますが、O先生は厳しいと評判です。

心理なんかは私が二年の頃、言語系の授業(K原先生)で一緒になりましたが、四年生三人が徒党を組んで、後期は毎週嘲笑や、怒鳴りながら机を叩いたり蹴ったりしながら(!)、罵声を浴びせてきて、辛かった。

目の前で他の生徒を「コイツら足手まといにしかならないからー」と駄弁っているので私が「そんな言い方しなくても良いんじゃないですか?」と言い返すと、女の子でも普通に「テメーとしゃべってんじゃねーんだよ!!」と言って、ダンッと机を蹴って、イキり立って詰め寄って来ます。

寧ろみんなで「大変だね...」って思いが共有出来るのは救いじゃありませんか?
(美人ならご褒美じゃんとか、ルッキズムは間接的に男も追い詰める...)

・ウチの専攻は少数精鋭
バッサリ言いますが、違います。
少数精鋭とは、人数は少ないが優れた者だけをそろえることです。

それなら、入る前に成績審査がある人科、同じく成績審査があり、ゼミ選びか何かで卒論並みの字数のレポートを書かせる社学の方が当てはまります(今は知りません、当時です)。
私が学部時代の院生には、生成文法を「深層構造なんて無いから!」と完全に色々誤解している人間がいました。
馬鹿か、アホか。そんなに自信有るなら、それを英語学会とかで言ってみろよ笑

英米で伝説になっている先生の本のアマゾンのレビューとか、結構批判されてますよね…
当ブログでも、気が向いたらあれこれ批判するかもしれません。

権威を前面に出した教育は、前例が無批判に継承される危険性があります。
沢山勉強をする事は手段であり、それ自体が目的ではありません。
(大学らしいというより私は予備校っぽいと思った。信者とか)

まあ、エグいかエグくないかで二分すれば前者なんでしょうが、それなら「三大」で括る必要も無いです。

…当時の鬱憤を思い出して少々過激な表現を使ってしまいましたが、噂話を聞いて尻込みしている下級生と受験生、たまたま性悪な先輩に捕まって憂鬱な下級生を鼓舞しつつ、残念ながら現在加害者側に回っている学部上級生(と馬鹿院生)に釘を刺す意味で、公開に踏み切りました。

大学院生にもなって、肩がぶつかったとかで人と口論になって酔った弾みで揉み合いになり、バイト先に弁護士が電話寄越してくるとか、人間性の破綻した先輩って居るんですよ…
精一杯頑張っている学生に水差すつもりはありませんので、ご理解ください。






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皆さんは、黒大数と呼ばれる数学参考書をご存知でしょうか?
正式名は「大学への数学」で、東京出版の月刊紙とは別で、研文書院から出ていました。

旧課程以前の参考書で、大学教授の藤田宏氏や、旧課程版は『総合的研究』でおなじみ長岡亮介氏が関わっています。

私の高一の時の数学の先生は、お年を召していたのもあり、数Ⅰの授業でガウス記号やらコタンジェントやらも扱っていました。

問題演習をしたくて書店で参考書を探しながら、
「…載ってねえじゃん!?」
と衝撃を受けた記憶があります(笑)

定評のあった青チャートを、そういう訳で購入に踏み切れずにいたものの、たまたま古本屋に旧版の黒大数があり、こちらにはコタンジェントは無いもののガウス記号は載っており、驚いたものです。

早速買ってみましたがなかなか難しいもので、当時傍用問題集や塾の教材を比較的やり込んでいた二次関数と確率は無双レベルになりましたが、それ以降は一気に学習ペースが落ち、学校の進度に出遅れてしまい、流石にまずいと中断したのが苦い思い出です。

黒大数との再会は塾のバイトを始めてからで、教室の参考書の本棚に数Ⅰだけ置いてありました。
長岡氏の旧課程版です。

懐かしさから手に取ると、一筋縄ではいかない問題が多く感心し、難しいながら教え子にちょっと出題してみた事もあります(笑)
自称数学マニアの、定石を一通り習得した生徒が手を止めそうな問題が揃っています。

ただし分量もあり、一貫校の生徒でもない限り消化不良を起こしそうです。
指導者が発展問題としていくつか見繕って出すのがベターかもしれません。

英語は単元の境界が明確でない分、ビジュアル英文解釈のような過去の名作が長く活躍出来ますが、数学はちょっとした変更からお蔵入りになってしまう本が多いのではないでしょうか?

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東北大学は、一言で言えば平和です。
のびのびしています。

受験に関して言うなら、漢文が白文を読ませたりそれなりに重いので、学校任せにせず参考書や塾でしっかり対策すること。
加えて、歴史選択三科目入試の早慶と、数学の要る国立では負担が分散しやすい為、最低でも上智位は確保しておかないと、センター失敗した時にマーチまで転落しかねないので注意。

私は慶應では意識高い系イキりオタクとのいざこざが絶えませんでしたが笑、ようやく開放された感が強いです。

私は大学院のみならず、学部と合同の授業や、ちょっとした興味からお邪魔させてもらっている学部の授業もあり、何人かの学部生とは一緒に授業を受けてきましたが、ここの学生は純朴で人当たりが良い印象があります。

言語や文学に興味がある学生に言うなら、慶應は英語史の専任教員がいて、講義も充実していますが(但しキツい)、東北大はパッと見たところ英語史系の授業が無さそうなんですよね。
シェークスピア位までなら、多少語釈を加える位で何とかなりますが、中世以前のチョーサーやベオウルフは別言語レベルで違います。

逆に、慶應では音響系くらいしか無かった実験心理学的なアプローチが盛んです。
また、慶應ではオマケ程度だった形式意味論(論理学の手法を用いて、漠然としがちな意味をより客観的に分析するもの)が盛んです。

慶應はなんやかんや卒業用件を消化するので手一杯で、言語文化研究所などの豊富な言語系講座によるアドバンテージを活用しきれなかった恨み辛みがあります。

東北大は、文学と言語系で専攻が分かれている為、クッソ無駄な勉強にあくせくせずに済みます。
(まあ、俳句の卒論やってる学部生見て、文学史的な要素もあっても良いかなと感じなくはないけど…)

よく学生が川原で芋煮会をしており、のどかな雰囲気を味わえます。
まあ、悪くないとこですよ、これで宣伝になったかは知らないけど笑

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大学受験生は透視図か、やって思考訓練までが最大で、そこから先の本には手を出さない方が良いでしょう。

○英文読解の透視図
特殊構文の問題が豊富で、標準的な本を仕上げた後の補完につなげやすい。
個人的には、初見でオロオロしがちな修飾関係のまどろっこしい奴らに対する考え方が掴めたのはうれしい。
京大以外は不要とか言われるが、なんだかんだこの程度は文系旧帝、早慶も出してくると思う。

○思考訓練の場としての英文解釈
序盤は案外平易だが、半ばから難易度が上がる。
私が本書を読んだのは大学入学後だからだろうか、「活字が細かい!」という指摘にはこんなもんかと思う。
解説が詳しいのも嬉しい。
訳語の日本語が(古めかしいのは別にして)日本語としておかしいのが少ないのも好評価。
書き言葉も変化はあるが口語に比べれば緩やかであり、文系は古い文書を読む機会もあるため、英文が古いという批判は必ずしも欠点ではないと思う。

○新々英文解釈研究
思考訓練よりも英語として古いんじゃないだろうか、と思う言い回しが散見される。
ナンチャラ構文というような大きい構造よりも、もっと細かい成句的な表現(something of~とか)を集めた感じ。
一つの表現に対して「こんなバリエーションもありますよ~」的に用法の広がりを紹介してるのが面白い。
新書の英単語の語法紹介で本書が引用されていたことがある。

○マスター英文解釈
特殊構文を多数揃えた問題集。
asの表現だけ、よくもまあここまで集めたものだ…
古い、現行の入試に合っているか極めて疑問である。
解説は丁寧ではない。
たまに、訳の日本語が古く感じる。

○英語のしくみと訳し方
とっつきやすそうなタイトルに対し、内容は割とヘビーである。
最初に名詞構文を出すあたりに本書の性格が表れていると思う。

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先ず、秀才になるには、忍耐力が必要です。

私の知人には二度と中学受験はしたくないと言う人も少なくなく、単純な勉強時間のみならず徹底的に生徒を追い込みます
私の高校受験時代の塾でも教室長に泣かされた奴は少なくありませんでした。

敵は受験だけではありません。
大人しかったりするとイジメに遭います

また、悪ガキ連中は先生に秀才君の些細な事まで告げ口します。
中学、高校は野球部やサッカー部が幅を利かせ、通路の端に居ても「どけやあ!」と突き飛ばしながら歩きます。
教師は無関心か生徒をいびる奴が半分以上です。
真面目な生徒はひたすら忍耐を強いられます

さらに、理系の研究室では、大学や大学院入学後に殺や精神壊す寸前まで追い詰められることになります。

彼らは自身が強靭な精神を持つが故に、普通の人の逃避故の言い訳と、一旦傷を癒し次の戦いに備える為の愚痴との区別がつきません。
だから、自分の視界内でネガティブな発言をちょっと見かけると激昂します。
そんな事言ってて、一体何のメリットがあるんだ!!

彼らが熱心に先生やると、生徒にも同じ苦労を味わわせるべく追い込みます。
必ずしも性格が悪いからではありません、その位出来ないと成功出来ないと自分が知っているので、善意で追い詰めます

教室長が直前期に浪人生に「学者気質な人は結構浪人するよ」と励ましていると、
東大理Ⅰのチューターが「俺は現役生の方が向いてると思う!」とムキになって会話に割り込んできたりします。

浪人生もいる自習室の近くでデカい声で浪人の是非を語り、試験近いんだから気を使っては?と注意すると、
大学は入っておしまいじゃないんだ!
だから東大生も入学後苦労するし頑張らなきゃいけないんだ!
だから受験生も特別扱いしちゃいけないんだ!
こんなことで折れる奴は東大入っても落ちこぼれるんだ!

と独りよがりな理論で正当化します。

注意を受けると、
「厳しいことを言ってしまった…」
いやいや頭おかしいだけだから!?
頑張っている生徒には褒めてあげてはどうでしょうか?
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