東北大院生の備忘録

よろづの言の葉を種として

カテゴリ: 大学受験参考書



本書は、私のような未習、独習者にも優しい入門書。
漫画で楽しく流れを知る事が出来る。
しかし、本書単独ではマーチすら怪しいと思う。
飽くまで導入と、勉強と息抜きを兼ねる目的のものである。



本書は独学の私にとって、学習上の主柱となった。
(山川とか分からん…)
分かりやすい上に受験における勘所を的確に押さえている。
但し、読んで分かった気になるだけでは油断禁物。
きちんとアウトプットを伴ってこそ身になる事を忘れてはならない。



基本事項を手軽に基礎固め出来る問題集。
論述は少ないが、空所補充を中心に、時折問題形式を変えて来るのが有難い。
添削で有名なだけあり、特に文系のZ会は受験生の勘所を分かっていると思う。
上記三冊には本当に感謝してもしきれない…



Z会の『実力をつける日本史』は国立向きな印象がある一方、早稲田レベルのマニアックな知識を補充しつつ、早稲田の問題形式に慣れるには本書の方が向いているのではないかと思う。
正直に言うと近代史まで進める事が出来なかったし、結局早稲田は落ちてしまったのだが(笑)、試験本番も本書の問題に似た類題を幾つか見たものだ。



本書も、早慶レベルの知識を補充するのに利用した。
用語集の類いは大手各社が出しているが、本書は類書の中でも詳しいばかりか、早稲田は何やかんやここまでの知識を要求してくる。
受験生はしっかり、過去問と突き合わせた上で使う本を吟味しなければならない。
個人的にはレイアウトも使いやすく、飽きずに続けられた。

因みに私自身が読んだ本ではないが、巷で難問とされる類いの知識をカバーした本として以下のものが有名らしい。
時間があって日本史で稼ぎたい人にどうだろう。
詳説日本史研究
山川出版社
2017-08-31


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_SL160_

大学受験生は透視図か、やって思考訓練までが最大で、そこから先の本には手を出さない方が良いでしょう。

○英文読解の透視図
特殊構文の問題が豊富で、標準的な本を仕上げた後の補完につなげやすい。
個人的には、初見でオロオロしがちな修飾関係のまどろっこしい奴らに対する考え方が掴めたのはうれしい。
京大以外は不要とか言われるが、なんだかんだこの程度は文系旧帝、早慶も出してくると思う。

○思考訓練の場としての英文解釈
序盤は案外平易だが、半ばから難易度が上がる。
私が本書を読んだのは大学入学後だからだろうか、「活字が細かい!」という指摘にはこんなもんかと思う。
解説が詳しいのも嬉しい。
訳語の日本語が(古めかしいのは別にして)日本語としておかしいのが少ないのも好評価。
書き言葉も変化はあるが口語に比べれば緩やかであり、文系は古い文書を読む機会もあるため、英文が古いという批判は必ずしも欠点ではないと思う。

○新々英文解釈研究
思考訓練よりも英語として古いんじゃないだろうか、と思う言い回しが散見される。
ナンチャラ構文というような大きい構造よりも、もっと細かい成句的な表現(something of~とか)を集めた感じ。
一つの表現に対して「こんなバリエーションもありますよ~」的に用法の広がりを紹介してるのが面白い。
新書の英単語の語法紹介で本書が引用されていたことがある。

○マスター英文解釈
特殊構文を多数揃えた問題集。
asの表現だけ、よくもまあここまで集めたものだ…
古い、現行の入試に合っているか極めて疑問である。
解説は丁寧ではない。
たまに、訳の日本語が古く感じる。

○英語のしくみと訳し方
とっつきやすそうなタイトルに対し、内容は割とヘビーである。
最初に名詞構文を出すあたりに本書の性格が表れていると思う。

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語源で覚える英単語、みたいなのが流行っていますね。

紛らわしい単語や多義語の整理には、語源はそれなりに有効だと思います。
induce=in(中へ) + duce(導く): 誘引する
deduce=de(下へ) + duce: (結論に)達する
introduce=intro(中へ) + duce: 紹介する
seduce=se(離れて) + duce: 誘惑する

僕の場合、語源で知識を整理するのは、既出の単語のまとめには有用でしたが、真新しい単語にはあまり有効ではありませんでした
単語の意味を覚えるだけでなく、単語の意味、プラス単語の語源と単純に覚えることが増えてしまいます。

単語の意味は要素の足し算のみでは説明できません。
上の例も、inとintroでは共に「中へ」という意味がありますが、なぜintroが付いたら紹介であって、その逆では無いのかが分かりません。

もしかしたら深い理由があるのか分かりませんが、英単語一個覚えるのに毎回膨大な知識を要するのは本末転倒に思えます。

さらに、語源の広がりを強調する為に、あまり一般的ではない単語も一緒に載っている事も珍しくありません。
連想を導かねば語源を紹介した効果が薄れますから。
上の例だと、ceduceあたりは頻度が若干落ちるでしょうか…

一方、今まで何となく丸暗記してきた知識に対して、それらの関連性が意識されるようになれば記憶が強固になる効果が期待出来ます。

因みに、岩波ジュニアの語源本は、そういうマニアックな単語がそぎ落とされて使いやすいような気がしました。


ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)
伊藤 和夫
駿台文庫
1987-12-10


この本の良い所は、英文を読むとき、出来る人が無意識レベルで行っている思考過程を意識的に言語化してみせた点である(その点をある言語学者も評価していた)。
読者はそれを真似すれば良い。

数十年前の書物にも関わらず、その点で明確に本書を越える本は現れていないのではないかと思う。

しかし、カラフルな本に慣れた生徒は一色刷りで読みにくいと感じるかも…
私も大概だが勉強嫌いは意外と活字を苦にする。

パートⅠとⅡは難易度が少し離れているので、間に基礎精講を挟む人が多いが、進学校や塾で数をこなしていれば、そこまで苦にしないのでは…

筆者は高二の頃、ビジュアルの英文を一周目は一文ずつノートに書き移して、全訳を書いていた。
少し時間はかかるが、一度文全体を見通してから訳出する癖がついたと思う。
国立受験生は他との兼ね合いも考えよう。

ところで、人が文を読んでいる時に働かせる思考過程の研究は、文章理解研究といい、言語学や認知心理学の分野で行われている。

例として、袋小路文(Garden-path sentence)の研究がある。
複数通りの解釈の可能性がある文章を読む際、最初に想定していた読みが違うと、読み手は目線を戻して解釈し直す。

例えば、The girl told the story cried.
toldを動詞、the storyを目的語と捉えると、最後にcriedが余る。
そこで、toldは過去形ではなく過去分詞と考え直せば辻褄が合う。
面白い例文がいろいろ見つかるので「袋小路文」でググるとヨロシ。

被験者の視線を追従する装置を用いて、実際に読み手が解釈の分かれる所に立ち戻る様子が分かる

文理解や、読みやすいor読みにくい文章を紹介した本として、次のようなのがある。
高校生の進路選択や読書課題にも出来そう。


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この本を知っている人がいるだろうか…

構文的に込み入っているのではない。
ただ、新情報、旧情報や、強調構文等、類義表現の機能や使い分けが、細かく分類されている。

文法書は短文の構造を主に記述するが、本書は構文の意味や論理関係など従来の書物があまり扱わなかった事項を解説している。
パラグラフリーディングとも異なる。

一例を挙げると、when節などの従位接続詞(句)が主節の前に出ると対比的な意味合いを帯びる。
sometimesなど「こうかもしれないし、違うかもしれない」という意味合いの頻度副詞も文頭に出るが、それは複数の状況を想定して述べる点が対比的な意味合いと共通性を持つためである。

やたら滅多にI thinkと付けない事とも関係するかもしれない。

恥ずかしながら大学入学後も聞いたことがなかった。
テストの勉強にはならない、専門書のように英語そのものを述べた本である。
読解要素と文法の共通部分を扱う文法書?

90年代から2000年代は、こういう受験参考書の皮を被った、筆者の趣味みたいな本が多かったのだろう。

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