なかなか遊ぶにはもってこいの記事があったのだ。はてな匿名ダイアリー:男が結婚したくない理由

俗に増田と呼ばれる、はてな内の匿名でかける記事の中に書かれていた話である。いわゆる非モテ関連物件のお話なんだけれど、なかなか業を感じて面白かったのだ。

ただ、この文章は少々読みにくいということで、私がハイパーメディアウォッチャーの名にかけて意訳していこうとするのである。

実は、ここ最近やっていなかった、パロディエントリーなのは内緒だ。

モテない王国住民が、結婚適齢期女性に対して警戒をする理由

我々はモテない王国住民である。我々の多くが30代半ばになっても独身なのである。

「結婚できずとも、子は欲しい」なんてことを仲間同士でよく話す。しかし、自分の意思と能力だけで出産はできない。子作りは相手あってのものである。ある意味、生物学的問題であり、そこは男性の弱い所ではある。

では、養子を迎えればいいという人もいる。しかし、そのようなことをしたら、世間は、一瞬にして我々をロリコン・ショタ認定する可能性がある。我々はそれを危惧する。よって、養子には踏み込めない。

この世間の傾向を作った、高級店で "This. This." と品物を買いあさる某世界的歌手を恨むのである。ポウー!

ということで、子が欲しいならば、女性との接点というか接合する必要がある。しかし、接点がないから、我々はモテない王国住民なのである。さらにモテない王国住民であるがゆえに、女性側からのアプローチがあったときは、むしろ警戒するのである。

ここらへんの、我々の思想を紐といていきたいと思う。


「彼氏いない歴=年齢」の女性より、「彼女いない歴=年齢」の男性の方が多いとモテない王国の住民なら感じることだろう。

周りの話に耳を傾けてみればわかることである。男性の中にはブス専いるという話は聞いた事があっても、女性の中にブサ専がいるなんて話は聞いた事がないだろう。少なくとも、私にはない。(もっとも、我々の周囲が男性ばっかりなので女性情報がないというのは、論の展開において都合が悪いので華麗に隠蔽するのである)

つまり、モテない要素満載の女子よりも、モテない要素満載の男子の方が圧倒的に不利に、世界が動いているのである。自由恋愛社会の罪は、マリアナ海溝よりも深いのだ。


学生時代を含めて、20代前半くらいの恋愛をつぶさに観察すると、イケメンや金持ち、ノリの良い奴など、ごく一部の「モテる男性」が、次々と女の子と付き合っているのである。とっかえひっかえで、入れ食いで、もう、ナントカの乾く暇がないって奴である。

こんなやつらは、病気になって不幸になればいいのにと思っているというのは内緒である。

しかし、我々、モテない王国の住民は女性から相手にされない。相手にされるにしても、せいぜい「モテる男性」の話のネタ、あるいは弄られる程度である。我々にとって、無益どころか、精神的苦痛という面において有害ですらある。

結果、我々は恋愛の機会が無いということで、恋愛にうつつを抜かしている、パープリンな奴らを尻目に、孤独に耐えながら勉強や仕事の下積みに時間を費やすことになる。


結果として、我々は、仕事も堅実で、占いやオカルトに傾倒する恋愛脳の輩とは違って、論理的常識的な考え方のできる、いわゆる「良き家庭人」になりそうなタイプの男へと進歩していくのである。ただし、モテないという事実には変化はない。


時が過ぎて、女性が結婚や出産を意識する年代になった時のことを考えてみる。

当然のことながら、モテる男性でも、日本では一人の女性としか結婚できない。もちろん、海外に行けば、第4夫人まで持てる国もあるのだが。

さらにモテる男性の中には、責任の発生する結婚よりも、自由恋愛を続けることを選ぶ男性もいることだろう。靴下を履かずに革靴を身につけるおっさんも現実にいるのだ。

というわけで、モテる男性とつき合っていても、結婚できずにあぶれる女性が出てくるのである。我々からしてみると、ざまあみろ、この(自主規制)が! といったところである。

さて、その中には、結婚なんてどうでもいいと考える女性はいいとして、結婚にやたら必死な女性が出てくるのだ。

そういうわけで、将来を意識して我々にアプローチをかけてくる、必死な女性がゾロゾロとやってくる。ロッキーの撮影じゃないんだから。

我々は、そんな女性に、天使がやってきた! 女神様がやってきたぞ!! ベルダンティがやってきたぞ! と叫ぶほど能天気ではない。

むしろ、悪魔が来たぞ! 頭に666の文字が書かれている奴が来たぞ! という思いでいっぱいになるのである。

そう、我々は、地位ができて小金が貯まると警戒心が強くなるのだ。近寄ってきた女性に対して「どうせ金目当ての妥協だろ? 今までいい思いして生きてきたくせに、今更、我々を頼りやがって、この(自主規制)が、ボケ!」なんて考えてしまうのである。

我々は一人でいる間にいろんな趣味も持つ。金銭面や時間面において、確実に邪魔しにかかってくる女性は敵でしかない。

自分が一人で頑張って築いた財産を、その間、他の男と遊び歩いていたような女性に使ってたまるか、このスットコドッコイ! 我々をキャッシュディスペンサーだと思うなよ、この(自主規制)が! と思うのである。

器が小さいと言われようが、これが本音なのだ。

以上、意訳終了。まあ、好き勝手なことを言ってるなあと思うのである。

こうして書き換えをやると見えるところがある。

元の文章の、

女性と縁の無いまま社会に出てしまうと、仕事も堅実で論理的常識的な考え方のできる、いわゆる「良き家庭人」になりそうなタイプの男ほど結婚を敬遠するようになる、ということです。

の部分の構造が特にさっぱりわからんのである。あきらかに「女性と縁の無いまま社会に出てしまうと」の部分が浮いてしまっていて、感じ悪いよね〜ということになる。

それに、仕事が堅実+論理的+常識的 だからといって、良き家庭人になるとは限らんしねえ。仕事に必死になって家庭を顧みなかったパパさんが、ママさんにとうとうブチ切れられて熟年離婚なんて話はよくあるやんかいさ。

「理系」をうたっているくせに、思い込み成分が強いのである。せめて、私のように、「アホ理系」と銘打っておけば、逃げが効くのにねえ。


あと、理系といっても、様々な分野がある。物理系・化学系・情報系などは、おそらく女性との接点は少なくなるだろうが、生物系になれば、女性との接点は多くなるだろう。理系といっても、範囲は広いのよっていう話である。


もう一点、この文章の根底にあるのは、恋愛している人間をやけに敵視していることにある。ワシラが真面目にコツコツやっているときに、お前らは気持ちいいことしやがって、お前らなんか滅んじまえ! という志向性なのかどうかは知らないが、気になって仕方ないのだろうというのが、見えちゃうわけですなあ。


うーん、意訳って怖いですねえ。