すイエんサー視聴メモのコーナー。大島麻衣さんと品川庄司さんのトークシーンが好きな今日この頃。

今回は、宮崎美穂さん・高城亜樹さん・藤江れいなさんが、テーマを追っていくのだった。

再放送を見るまで今回の話の流れを知りたくない人もいると思うので、内容に関する話は続き部分で
ストーリーとしては、目をつぶってファーストキスをした際に、相手の匂い(若い人)の爽やかな匂い(レモンのような匂い)を嗅覚で感じるために、ファーストキスもレモン味がしたと感じるという流れにしたかったようだ。

でも、そうはうまくいかないから、プチ実験番組は面白い。

そもそも、ファーストキスという題材はあくまで呼び水。内実は、匂いと味との関係を追っていくという話なのであった。

とはいえ、そこはNHK教育テレビ。クッキンアイドルの件と同様、NHKの本気っぷりを感じさせる、あるマニア層にはたまらない展開の連続。おっそろしいなあ、NHK。


ザ・ピーナッツさんのレモンのキッスだったり、デューク・エイセスさんのおさななじみを、かけていた。本当に対象年齢がさっぱりわからないところが素敵だ。

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キスの味って唾液と関係あるんじゃないのとアイドルに言わせているという展開自体が、既にNHKの本気っぷりが感じられるものの、そこからさらに3人の唾液を採取、分析する流れは、まさにNHKの真骨頂。NHKの本気っぷりがおそろしい。

しかも、今回の話では、唾液に味はないし、緊張して口が渇くだろうから、唾液説はちょっと違うんじゃないの? という展開だから、スタッフが編み出した教育の名のもとに展開されるストーリーの恐ろしさに感動。


そして、聴覚・視覚・嗅覚を遮断状態で味はどう感じるのかという展開に。3人にヘッドホンとアイマスクと鼻栓をさせて、フルーツゼリーの味を確認させることに。そこでは味がわからず。

その後、アイマスクだけで食べさせる展開になり、味がわかるという展開。おそらく、ヘッドホンをつけた状態でどうのこうのというのは、編集しちゃったのだろう。そこはナレーションベースでもいいから、入れておくべきだったねえ。と思いつつ次へ。

この時点で、味と匂いは関係ありそうって話の展開に。

その上、アイマスクをさせたまま、成人男性が入ったボックスの中の匂いをかがせるいう展開において、おっさんのボックスの匂いをかがせて、これ(この匂い)知ってる!と言わせるスタッフのセンスに脱帽。

AKB48のファンの人たちも、せめて清潔な格好で劇場に見に行ってあげて下さい。

もちろん、このボックスパートの展開では、青年層の匂いが爽やかな匂いであることで、このエントリーの続き部分の冒頭で示したストーリー展開にしたかったのだろう。

でも、あんな狭いボックスに入れられたら、そりゃ汗臭くなっちゃうのは当然なわけで、そううまくいかんわなあということで、結局は、一部マニアが喜ぶ映像になるだけになってしまっていたのだった。

※どうせ、スタッフもこのマニア展開を狙っていたくせに! と思ってはいけません。


ちなみに、VTRの後で、レモンの匂いがする水(味なし)を大島さんに飲ませることはさせていた。

大島さんにアイマスクと鼻栓をさせたときは味がしないと言い、鼻栓だけを外した際には、
レモンの味がしたという言質をとっていた。

ただ、本当は、ただの水を飲ませたりのネガティブコントロールの必要もある気がするんだけどなあ。まあ、これはAKBの3人がやっていた体当たり実験パートでも、言える話ではあるけどさ。

まあ、色々あって、味と匂いは関係性がありそうだけど、表題のファーストキス=レモン味の件は、処分保留という決着であった。


こういう決着は、この手の番組では結構、画期的だと思う。わからんものを素直にわからんということで終わらせるのは、勇気がいることだろう。そういうことを平然とやってのけるから、私はこの番組が好きなのだ。

まあ、何がいいたいのかというと、NHKが本気でアイドル番組をやり出したら、そりゃ末恐ろしいものになるよねっていうことである。